卒業式式辞

第12回卒業証書授与式 式辞



卒業式 卒業式

 春風に導かれるように、校庭の桜が少しずつ芽吹き始めています。
新たな生命の息吹が感じられる早春のこの佳き日に、大阪府立みどり清朋高等学校第12回卒業証書授与式を挙行できますことは、この上ない喜びであります。
 初めに、ご多忙の中、ご列席くださいました保護者の皆様、お子様のご卒業誠におめでとうございます。
 今日こうして社会への旅立ちの第一歩として、凛々しい姿で式に臨んでいる様子を見られ、感慨も一入のことと存じます。
保護者の皆様方の限りない愛情とご苦労が、本日このように頼もしい成長した姿として実を結びましたことに、
心から敬意を表しますとともにお祝いを申し上げます。
 あわせて、これまで本校の教育活動にご理解とご支援を賜りましたことに、厚くお礼申し上げます。


 12期生の皆さん、卒業誠におめでとうございます。
 皆さんの卒業を心からお祝いいたします。


 皆さんが過ごした本校での3年間は楽しく、充実した日々であったことでしょう。
その一方で、思い通りにならないこと、苦しいこともあったことと思います。
 とりわけ、この2年間はコロナ禍の中にあり、日々の授業や行事、部活動、そして、公式な大会や発表会などを例年通りに実施できず、皆さんには辛く、残念に思う場面が多かったことと思います。

 それでも、皆さんは現実を受けとめながら、思いやりを発揮し、より良いものを求めて取り組んでくれました。
限られた条件の中で知恵を出し合い、協力し合って最大限のパワーを発揮しました。
 体育祭や文化発表会での活躍、数々のパフォーマンスや作品発表など、皆さんの個性や創造性、チームワークを存分に発揮しました。

 昨年3月に実施した、修学旅行も印象に残っています。
学校に送信されてくる皆さんの活動の様子や笑顔。
 そして、最終日、夕闇迫る治水緑地の向こうからバスが一台、また一台と学校へと帰ってくる様子、参加者全員が無事に帰って来てくれたこと、元気そうな姿、「楽しかった」という声、全てがうれしく、今でも鮮明に覚えています。


 私にとっては、皆さんと過ごした日々は2年間でしたが、皆さんの頑張る姿や笑顔からたくさんの元気をもらいました。
これからも皆さんの頑張る姿勢と笑顔を大切にしてください。

 コロナ禍はまだまだ収束が見えず、重苦しい日々は続くことと思います。
その他にも、これから様々な困難に直面することでしょう。
また、地球規模の環境問題、国家間の紛争問題など、なかなか解決できない、非常に難しい問題も存在しています。

 では、様々な問題に対し、どうすればよいのか? 何から始めればよいのか?

 まずは、真実を知ること・知ろうとすること、事実の因果関係や背景を理解すること・理解しようとすることだと思います。
 そして、人を思いやること。
相手の立場に立って考え、人の痛みや苦しみを感じ取り、互いに笑顔でいられるように何をすべきかを考えること。
 あわせて、様々な角度からよく考え、自分がすべきこと、できることを見つけ、小さなことでもよいから行動に移すこと。
反省と改善を繰り返し、身近な人々と互いに知恵を出し合い、協力し合うことだと思います。

 皆さんが、これまで学んだこと、実践してきたことを、より多くの人々とつなぎ合わせ、その輪を確実に広げていくことだと私は思います。

 もう一つ、皆さんに伝えておきたいことがあります。
それは、「皆さんの潜在能力は計り知れず、可能性は無限大である」ということです。
 どうか自分の力を信じ、自分で決めた道を信じて、夢や目標に向かって突き進んでください。

 いざ、遥かなる未来に向かって出発です。

 皆さんの夢の実現に向けて、失敗を恐れず、果敢に挑戦し続けて欲しいと、心から願っています。

 結びに、皆さん一人ひとりに対して、できうる限りの支援を惜しまなかった12期生の担任の先生方、そして、みどり清朋高校全ての教職員を代表し、卒業生の皆さんに限りない惜別の思いを残しつつ、その洋々たる前途を祝して、式辞といたします。

 令和4年2月28日
      大阪府立みどり清朋高等学校
         校長 寳田 康彦
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