授業観察46 3年「現代文B」
12月10日(金)、期末考査も三日めが終わりました。土日をはさんであと二日。体調を整えながらガンバってください!
午後から、先生方が2月に実施予定の耐寒行事の下見に行ってくださいました。今年こそは実現したいと思っています。先生方、お疲れさまでした!
さて、まだ掲載できていなかった授業観察の様子を紹介します。
11月26日(金)3限、3年2組の「現代文B」の授業を見学しました。
まず、導入では「この日何の日」のお話から始まりました。
今日の教材は、森 達也著の『僕らの時代のメディア・リテラシー』。
最初に黒板に書き出されたのは、「テレビの『切り上げ』と『切り下げ』」。本文の最初の見出しだそうです。
筆者は何を伝えたいのかイメージが湧いてきませんでしたが、本文の展開を追いながら、筆者の主張がどのように展開しているかがわかるよう、筆者の論理を構造化するように、黒板に書き出していかれました。
丁寧な説明でしたので、私にもよく理解できました。
要するに、メディアはわかりやすさを目ざすため「四捨五入」をしている。つまり小数点以下のような微妙な数字は、視聴者からわかりづらいとそっぽを向かれる可能性があるから、メディアはこの切り上げと切り下げを当たり前のようにやる。「切り上げ」の例に「ヤラセ」があげられていました。
この教材の最後のページに、「まとめ」として大きく6点記載されていますが、その1には「メディアの『切り上げ』と『切り下げ』とはどういうことか、まとめてみよう。」とあり、学習のポイントの一つとしてあげられています。
生徒たちは、説明と板書をもとにノートに整理し、配付された学習プリントにも取り組んでいました。