12.01.水  
「落語」を鑑賞しました!(1)
(ブログの更新が遅れており、月が替わりましたので最新分を再掲します。)

 11月25日(木)5,6限、体育館で3年生を対象に文化講演会「落語」を行いました。

 この企画は、3学年が公益財団法人山本能楽堂の「令和3年度文化芸術による子供育成総合事業(芸術家の派遣事業)」に応募したことにより実現しました。

 この事業は、学校に芸術家を派遣し、講話、実技披露、実技指導を実施することにより、次代の文化の担い手となる子どもたちの発想力やコミュニケーション能力の育成を図り、将来の芸術家の育成や国民の芸術鑑賞能力の向上につなげることを目的とされています。

 本校は「落語」で応募したところ、林家染雀(はやしやそめじゃく)さんという落語家がお越しくださいました。



12.01.水  
「落語」を鑑賞しました!(2)
 まず、落語を始められる前に、「落語」というものはどんなものか、ホワイトボードにキーワードを書きながらご紹介くださいました。

 そして、演目の内容を理解しやすいようにと、登場人物の紹介や、落語というものが普段の何気ない会話から始まること、その会話を通して笑いというものが生み出されるということなど、親しみやすい語り口調でお話しいただきました。

 演目は『平林(ひらばやし)』。定吉が旦那さんに隣町の「平林」さんに手紙を届けるようおつかいを頼まれるのですが、誰に届けるのか相手の名前を忘れてしまい、道中出会う人々に手紙に書かれた「平林」を読んでもらうと、ある人は「タイラバヤシ」、またある人は「ヒラリン」などと教えるものだから定吉は困ってしまって…といったお話です。



12.01.水  
「落語」を鑑賞しました!(3)
 次の演目は『子ほめ』。八五郎はお酒をおごってもらおうとご隠居の教えをもとに、出会う人の年齢を尋ね、年配の人には少し低く、年少の人は少し高く、では生まれたての赤ん坊は、というように、教わった通りのほめ方をしようとするのですが…といったお話です。

 林家染雀さんの豊かな表情、話芸に生徒たちも引き込まれていました。登場人物がとんちんかんなことをすることが予想した通りになるところも面白く、生徒たちにもウケていました。

 小春日和の午後、生徒たちは普段なかなか経験することの無い『落語』を、体育館の壇上を高座に、間近に観ながらライブで鑑賞できるという機会を得ることができました。

 我々の願いを快く受けてくださり、約2時間たっぷりとお話と落語を披露くださいました。
 生徒たちも、我々教員もたいへん良い経験をさせていただきました。

 林家染雀さんに心から感謝申し上げます。有難うございました。
 そして、山本能楽堂の皆さま、関係の皆さま、誠に有難うございました。