授業観察42 1年「数学T」
11月24日(水)2限、1年1組の「数学T」の授業を見学しました。今日の内容は「三角比と図形の計量」の『余弦定理』でした。
まず、例題を解きながらおさらいが始まり、余弦定理の使い方を改めて学習しました。
例題は「△ABCにおいて、b=3、c=5、A=120°のとき、aを求めよ」でした。
問題を解くにあたって先生が示されたことは、「まず、絵を描いてみよう!」。
誰もが正弦定理を使うのか余弦定理を使うのか迷うものなので、「問題文の条件、どのような条件なのか、角度が示されているものを利用して、自分の描き方で構わないので絵を描いてみることが大切だ」と重要なポイントを示されました。
黒板に書かれた絵に合わせて、辺を赤と黄のチョークで色分けしながら、丁寧な説明でわかりやすく感じました。
その後、練習問題を2問解くことになり、指名された2名が黒板に解答を書きました。
そして、生徒たちの解答について、ポイントを確認しながら「絵を描くこと」の大切さを指摘されていました。
次の例題を通して、間違いやすい例をあげての説明があり、別の2名が黒板に書いた練習問題の解答をもとに、「問題文の内容をよく確認してから絵を描こう!」と強調されました。
また、符号に着目し「2乗するときに( )が必要な場合があること」などケアレスミスを防ぐためのポイントも示されており、実践的な内容が詰まった授業でした。