08.18.日  
蟋蟀が鳴いています
 日付が変わりました。自宅で湯舟に浸かっていると、小さな窓からころころとエンマコオロギの鳴く声が途切れることなく聞こえてきました。毎年、立秋の頃に聞こえ始めるので、そういえば今年はまだ聞いていないことに気づいたところでした。外に出てみると、蛙の声より勝って聞こえてきます。エンマコオロギの大合唱です。

 今夜から鳴きはじめたのではないことは明らかでした。おそらく今年も立秋の頃に鳴きはじめていたのでしょう。ただ、そのことに今年は気づくことができませんでした。虫や花のように、光や風を感じて季節の移ろいを知る感性を育みたいと、生徒たちに「コオロギの鳴きはじめの日」を問う宿題を課していたのに…と悔しさが込み上げてきます。

 蟋蟀と蛙が鳴く地面を、17番目の月が明るく照らしています。今月は旧暦のように日付と月の形が一致しています。8月3日は三日月、7日の七夕は上弦の月、そして15日は台風で見ることができませんでしたが満月でした。今夜は右側が少し欠けているのが分かります。まだまだ暑い日が続きますが、夜は秋の気配で満ちています。



08.18.日  
「サイエンス・フェスタ」に行ってきました
 昨日と今日の2日間、梅田のハービスホールで「青少年のための科学の祭典大阪大会2019〜サイエンス・フェスタ〜青少年の創造力とこどもの想像力を育む科学」が開催され、今年も大盛況でした。この大会は科学がいかに社会の役に立つかを知り、またいかに楽しいかを体験することを通して、理科好きの子どもたち、若者を育てることを目的とされており、今年で29回めになるそうです。これまでの参加者総数は100万人近くにもなるそうです。今年も企業、大学、専門学校、高校や中学校など77の様々な団体が参加し、演示ブースや工作教室、ステージ実験などが行われ、たくさんの人で賑わっていました。

 瞳を輝かせ、前のめりになって演示者の指先をじっと見つめる子どもたちのエネルギーを強く感じ、私もわくわくするような気持ちになりました。児童・生徒にとって、このような「体験すること」がとても大切であると改めて確信する時間になりました。大会運営スタッフの方々、参加団体の方々ありがとうございました。