07.31.水  
文月の終わりに
 7月末日を迎えました。7月をなぜ「文月」というのか、「七夕の短冊に文を綴る」「稲穂が膨らむ(含む)頃」「書物を開いて虫干しにする」等諸説あるようですが、現代の学生にとっては、夏休みの時間を涼しい図書館で本に囲まれて過ごすことが多くなることから、「文月」の言葉がお似合いなのかもしれません。

 教科書でも大学入試でも、現代文は「小説」と「評論」の大きく2つに分類されています。 小説は、読者の想像力を掻き立て、感情を揺さ振り、作家が描く世界に引き込んでいきます。
 
 評論には、現代社会の様々な課題と向き合い、人間社会の歴史を振り返り、次代への憂いと希望が錯綜する中で、「何が大切か」「何を大切にして生きるか」「どのような社会をつくるか」について自分の意見を根拠をもって明確に示されたものが多くあります。

 今、学生に求められている力は、まさにたくさんの人の考えを知り、よく考え、自分の意見を根拠をもって明示する力です。そのために評論をたくさん読むのを避けることは難しいでしょう。私たち教師には、生徒たちに、できることなら興味を持って、いろいろな課題についての評論を読んで考えるという体験をさせることが求められているのです。

 そして、可能であれば、執筆した当事者と直接会う機会を持つことです。人の思いに触れるには、その人と会うことが一番でしょう。でも、これはなかなかできることではありません。

 京都大学iPs細胞研究所長で2012年にノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥さんは、朝日新聞社のインタビューの中で、平成の時代とこれからの令和の時代をとても分かりやすい端的な「文」で言い表されています。(以下朝日新聞7月20日付朝刊から引用)

●平成の30年を振り返ると…
「技術の進歩と研究手法の変化で、生命科学の研究が飛躍的に進み、地球の歴史でなかった力を人間が手にしてしまった時代」
●令和の時代をひと言で表すと…
「急速に進化した科学技術で、人類と地球が、さらに光り輝くか、とんでもないことになるか決まる時代。決まると後戻りできず、責任の重い時代になる。」

 さまざまな課題が山積し、ともすれば、それらがどんどん深刻化しているように感じる中で、今、彼のこの思いを共有し、目の前にいる生徒たちが大人になって、さらにその子の世代が大人になって生きる次代が、「光り輝く」世界になるように、一人ひとりが今を精一杯に生きることがとても意味のあることだと思うのです。



07.30.火  
今日も講習やってます〜2年「古典」
 関東甲信越地方も梅雨明けしてようやく夏本番を迎えています。今日も朝から気温は高く、視聴覚教室で暑さ指数が31℃を超えたため、軽音楽部の練習を中止しました。暑さ指数は屋外より風通しの悪い屋内の方が高くなる傾向もあることを実感し、室内で熱中症になる方が多いこともよく理解できました。いずれにせよ、こまめに水分と塩分を補給すること、寝不足などの体調不良にならないこと、しんどいと思ったら我慢せず、すぐに涼しい所へ移動するなどのセルフコントロールに努めてほしいと願っています。

 さて、今日も早朝英語に始まり、講習の1日がスタートしました。今日は1時間めに2年「古典」を見に行きました。今日は動詞と助動詞の活用についての復習です。

 動詞の活用形を知る決まった手順の確認です。例えば、「思ひけり」とあれば、まず、基本形(U段)にして→「思ふ」、そして、未然形にして分類します。
・未然形がa段 → 四段活用(「思はず」になるので「思ふ」は四段活用の動詞です)
・未然形がi段 → 上一段活用(数が限られているので主な動詞を全部覚えます)
 「干る・射る・着る・煮る・似る・見る・居る・率る」
  →「ひいきにみゐる」と覚えます。
        → 上二段活用(上一段以外)
・未然形がe段 → 下一段活用
 「蹴る」の一語だけです。
        → 下二段活用(下一段以外)
・カ変、ナ変、サ変、ラ変 
  → 数が少ないので活用語と覚えます。

 動詞のおさらいができたところで、次に助動詞です。こちらの方が覚えるべき知識は多いかもしれません。参加者は少ないですが、とても分かりやすくぐんぐん力が付きそうに思いました。頑張ってください。



07.30.火  
若江こども園へ行ってきました〜2年「保育実習」
 今週の2年「保育実習」は昨日から明日までの3日間、太陽こども園と若江こども園で生徒たちがお世話になっています。午前中に初めてお世話になる若江こども園へご挨拶を含めて生徒の様子を見てきました。今年度の保育実習は、生徒たちが直接園と連絡を取って日程などを決めて行っています。少しでも生徒の主体性を伸ばす機会を作ろうと、担当の先生の考案です。生徒たちは期待以上にしっかりやってくれていると聞きました。素晴らしいです。

 訪問した時は、ちょうどこれからお昼ごはんの給食をいただくときでした。みんな並んで手を洗い、先生方に手のひらにシュッシュッと除菌してもらい、3、4、5歳児みんな一緒に「いただきます」をしました。実習中の3人の生徒たちも先生と一緒に食器を並べる等の準備をしようとするも、要領が分からないこともありますが、先生方のテキパキした速い動きについて行けていないようです。「こどもたちはとてもかわいいけど、先生方の行動力が凄い」と現場のすごさを思い知っている様子でした。

 園児たちにとって安心でき、魅力いっぱいの先生をめざしてあと一日しっかり学んでください。園の職員の皆さま、生徒たちにとても良い経験をさせていただき、ありがとうございます。



07.29.月  
「継続は力なり」〜3年早朝英語特訓
 おはようございます。夏休み2週めの朝を迎えました。今日も7時30分からいつもの教室で「3年早朝英語特訓」が行われています。先生も大変ですが、平日の毎日、体育大会明けからずっと続けられています。

 見に行った時は助動詞の「may」の用法について確認しているところでした。「may」は50%の「たぶん(≒どちらでもいい)」だから、「@〜してもよい」、あるいは、「A〜かもしれない」と訳する。「may」に「well(すごく)」をつけると肯定75%になって、「@すごく〜してもよい→〜するのも当然だろう」、「Aすごく〜かもしれない→きっと〜だろう」と訳する。また、「may well」に「as(同じくらい)」を加えた「may as well」は肯定51%「〜してもいいだろう」という意味合いになるということです。

 英語では助動詞は文意のニュワンスを表す鍵となるようです。日常会話の中で助動詞をうまく使いこなすことができれば、より上手に相手に伝えることができそうです。

 助動詞の次は「to不定詞」の学習になりました。
「『to不定詞』はどういう意味で考えればよかったですか。」
 先生の質問に、すぐさま答えます。
「未来志向のことを言い表します。」
「そうやねぇ。それを知っていたら、『to不定詞』はほぼ全部間違わないと思ってよかったですね。」
 
 要点を押さえながら、テンポよく学習が進んでいます。第一希望の大学合格へ向けて皆とてもよく頑張っています。



07.29.月  
「第27回北河内親善サッカー大会」
 グラウンドではサッカー部が試合をしていました。今日から3日間「第27回北河内親善サッカー大会」が行われ、本校も会場校の一つになっています。「北河内」という大会名ですが、静岡、愛知、香川、鳥取、滋賀、京都、兵庫、奈良、和歌山、三重の各府県から強豪校31校と大阪33校の合わせて64校が参加する大きな大会です。本校サッカー部にとっては全国大会出場の経験もあるような強豪校と対戦するのはとてもいい経験になることでしょう。今朝早くから和歌山北高校が、昼には愛知安城学園高校がマイクロバスに乗ってやってきました。

 試合はA戦30分ハーフ、B戦30分または25分1本で選手交代はフリーで、次々と試合が進められていました。朝から気温がぐんぐん上がって日射しも強く、笛を吹く顧問の先生方も大変です。

 本校サッカー部は、明日は緑風冠高校、明後日は再び本校でゲームをするそうです。少しでもチームとしていいゲームができるように体調には十分気をつけながら精一杯頑張ってください。



07.29.月  
センター試験対策〜漢文
 1時間め、図書館では漢文の講習が行われていました。受講者は3人。センター試験で満点が取れるようにとセンター過去問題の演習を中心に、こってりと教えてもらっています。漢文は初めはとっつきにくく感じるでしょうが、少し慣れると意外に簡単だと気づくかもしれません。しかも、先生と生徒とがこんなに近い距離で教えてもらっているので、手応えは十分にあることでしょう。体調管理に気をつけて、引き続き頑張ってください。



07.29.月  
大講義室では「現代文演習」
 大講義室では、2、3時間め連続で「現代文演習」が行われていました。受講希望者は54名と人気の講習です。講習内容はセンター試験現代文過去問題を前半自分で解き、後半でその解説を学ぶというものです。ほぼ満席となった教室で生徒たちは熱心に問題を解き、解説を聞きながら自己採点をしていました。

 センター試験国語はできるだけ古文も漢文も解いてほしいと願っています。科目や出題範囲を絞ることで、受験勉強は行いやすくなりますが、受験できる大学がぐんと減ってしまいます。

 また、時間の終わりに先生は、「今日の評論の内容は政治についてでしたが、例えば英語や他の授業で出てきた内容がヒントになることがよくあるので、受験が近づいて焦って『内職』をするようなことはしない方がいいことを伝えておきます。」とおっしゃいました。全くその通りだと思います。



07.29.月  
みっちり学習〜「英語長文」「看護数学」
 4時間めは「英語長文」と「看護数学」の講習を見に行きました。

 「あれれっ、今日会うの何回めかな?」と言わんばかりにお互い顔を見合わせ、ニッコリする生徒が数人いました。早朝英語からずっと講習三昧のようで感心しました。

 「英語長文」は大学入試には必須の項目です。先生は出題される長文には、「大まか→詳細→一般論→逆説→主張」という共通の流れがあることを押さえながら読むと把握しやすいと教えてもらいました。

 今日の内容は、「日本に住む外国人の当事者から見た日本人」です。
 
 「日本は旅行等で訪れるのはとてもよい所ですが、いざ住むとなると様子は違ってくる。例えば、街を歩いていたら警察官に呼び止められて身分証明証の提示を求められるし、私たち外国人に積極的に部屋を貸してくれる大家さんを探し出すのはとても困難だし、子供たちからはからかいの対象になり、ましてや、自分の息子や娘が外国人と結婚するようなことがあれば、阻止しようとする。」

 ただ英文読解を行っている訳ではありません。「現代文演習」で先生が言われた言葉が忽ち蘇ってきます。

 「看護数学」は、数学T・数学Aの範囲を過去の入試問題を解きながら学びます。今日は「反復試行の確率」を導き出す高校を学習していました。一見難解な公式も十分に学習すればそれほど難しいことを示している訳ではないことがわかるでしょう。



07.29.月  
バイキン軍団と免疫ファミリー〜「生物」
 5時間めは、生物講義室で「生物」の講習を見ていました。HR教室の方は、生徒たちがたくさん登校してきて文化祭の準備や演劇の稽古をしていました。今年度の3年生は何でも素早く動き出すようなイメージを持っていて、よく頑張っているなぁと思います。

 「バイキン軍団と免疫ファミリー」

 張り出されていた模造紙の右下にこんなコピーが貼られていました。免疫の機能がどのようにして形成されていくのかがよく分かる先生の力作です。

 免疫には、細胞性免疫と体液性免疫の2種類あること、それぞれどのようにして作られていくのかとても興味の湧くところです。なかなかハイレベルな内容ですが、生徒たちは皆理解しているようです。



07.28.日  
進路を考える
 夏休みに入って、各地でオープンキャンパスや説明会が盛んに行われています。今日は大阪府下の大学や短期大学、専門学校の合計39校でオープンキャンパスが行われたといいます。なかなか自分のしたいことが見つからなかったり、逆にしたいことが多くて絞りきれなったりと悩んでいる人、あるいは、自分の将来について何も考えていない人も、「本格的に『進路を考える』時がやってきた」と自らの気持ちを起こして積極的に行動してほしいと願っています。

 北館階段前の窓には合同説明会のポスターが貼られています。大学進学希望の人も、卒業後の進路(仕事)を見据えていることが大切です。まずは「働くこと」についてたくさんのヒントをもらえる「魅力ある企業の仕事説明会」に参加してみることをお勧めします。

 進路を考える夏、新たな自分に出会うかもしれません。



07.27.土  
雨の土曜日
 台風6号が三重県南部に上陸し、日本列島を縦断しています。中心付近の最大風速が18メートルで暴風警報は発表されていませんが、各地でまとまった雨が降っています。中河内も雨模様で、予定されていた新池島町盆踊り大会が中止になりました。19時20分からのオープニングセレモニーで演奏予定であった本校の清朋太鼓部の出演もなくなりました。残念ですが、文化祭や池島音楽祭での活躍を楽しみにしています。

 サッカー部も朝から本校で予定していた公式戦が中止になりました。体育館では女子バスケットボール部と卓球部が、午後からバレーボール部と硬式野球部が練習していました。

 女子バスケットボール部は、生野高校、山本高校との練習試合です。館内は少し蒸し暑く感じます。ときどき扇風機に当たり、こまめに水分補給をして頑張っていました。

 硬式野球部はグラウンドが使えないので、柔道場と体育館前でバッティング練習や素振りをしていました。新チームになって2週間、明日は練習試合が組まれているそうです。今年の夏の大会はベスト16に公立が3校入りましたが、練習に打ち込む生徒たちの表情を見ていると、来年度はみどり清朋野球部もその中に入るような気がしてきました。1年後にはとても逞しくなっていることでしょう。楽しみにしています。



07.26.金  
手作りいっぱい創作部@
 夏休みに入って創作部の活動が活発です。今日も朝から被服教室に集まって文化祭の準備をしていました。

 創作部は文化祭で手作りの作品の展示即売会を開催します。すでに机の上には、いろいろな絵付けがされたトートバッグがいっぱい並んでいました。今年もどんな作品が展示されるかとても楽しみです。



07.26.金  
手作りいっぱい創作部A
 色とりどりのフエルトをたくさん使って見事な看板が完成間近のようです。看板のまん中には大きなケーキが描かれています。

 「文化祭でケーキは売らないんですけど!(^^)!」

 ケーキ作りやお菓子作りも大好き、さすが創作部の皆さんです。なんでも上手に作ります。部員の皆さんは談笑しながらも手を止めることなく、熱心に制作されていました。

 夏本番を迎えました。台風6号が本州に接近しているようですが、校舎を包むように青空が広がっています。



07.26.金  
今日もたくさん講習@
 今日もたくさん講習や補講が行われていました。今日は3年生と2年生を見てきました。

 3年「看護国語」は看護師を志す生徒向けの現代文受験対策講座です。今日はキーワードとなる「さらに」「つまり」「しかし」「たとえば」といった接続詞に注目して文章の組み立てを理解しながら設問に答える方法を学んでいました。

 英語教室では3年「物理」です。理工学部系大学進学を志す生徒たちが頑張っています。いろいろな大学一般入試問題を解いていきながら学んだ知識を使いこなせるように練習します。今日は力学の問題にチャレンジです。頑張ってください。

 3年「生物基礎」は主に看護系の大学や専門学校進学を志す生徒たちが受講しています。書画カメラを使ってプリントに書き込む先生の手元が大きく映し出されています。生物は進学してからより専門的な知識をたくさん学びます。「受験に必要だから」だけではなく、興味・関心を持って前のめりになって取り組んでください。



07.26.金  
今日もたくさん講習A
 2年生は「数学」と「基礎英語」を見学しました。数学は大学入試問題から、絶対値の入った数式を解く問題です。丁寧に場合分けをしながら解いていきます。出てきた答えがxの範囲の条件を満たしているか検証することも忘れてはなりません。生徒たちは熱心に問題を解いていました。

 「基礎英語」はリスニングの演習を行っているところでした。自然なスピードで正しく発音されたネイティヴの英語を聞き取ることができるか、何度も何度も繰り返して耳に入れることが最も有効な手段なのでしょう。講習は和気藹々ととてもいい感じです。

 今日は午後から出張に出ていました。日没の頃、「プール、グラウンド、体育館周辺は台風対策しました。」という保健体育科の先生からメールをいただきました。ありがとうございます。勢力は強くありませんが、分厚い積乱雲を伴ってまとまった雨を降らせる台風6号の進路が気になるところです。

 今のところ大阪市、東大阪市、八尾市、柏原市の地域で今後台風6号による暴風警報や大雨警報が発表される見込みはありません。明日夕刻から始まる新池島町盆踊り大会は開催できるでしょうか。



07.25.木  
たくさん講習しています@
 昨日から始まった夏休み。1時間めから早速講習や補講がいっぱい行われています。今日は全部で36コマ、1年生から3年生まで、基礎学習や発展学習、進学講習や公務員セミナーも行われました。

 1時間め、1年は「入試国語」、1年生から難関大学への進学を実現するためにコツコツと勉強を積み重ねています。初めに漢字の書き取りを行っていました。生徒たちは真剣そのもの、とてもいい表情で頑張っていました。
 3年の「早朝英語」は夏休みに入っても継続して毎日7時30分から行われています。朝早く登校してくる生徒たちの表情が日ごとに生き生きとしてくるように感じます。また、「古典」では入試必須の助動詞の活用表から取り組んでいました。今日は「に」「ぬ」「ね」等のような紛らわしい同音異義に注目し、きちんと整理して頭の中に入れます。例えば「に」は、@「完了・強意」を表す「ぬ」の連用形 A「断定」を表す「なり」の連用形 のほか、例えば、形容動詞「なほざり・なり」の連用形「なほざり・に」のような場合もあります。本文をしっかり読んで意味を取り違えないように注意が必要です。生徒たちは自分で辞書を引き、熱心に問題文を解いていました。



07.25.木  
たくさん講習していますA
 2年は難関大学進学をめざす「現代文演習」です。大学入試頻出の評論の読み方について学んでいました。たくさんの文章を読んで、読んで正しく理解するスピードを上げてください。2年生からその練習を繰り返し積み重ねていけば、自分でも見違えるほどの実力がついたことに気づく日が必ず来ることでしょう。頑張ってください。

 2時間めからは1年生の講習を見て回りました。「英語発展」は中学校の復習をしながら、have、make、keepなどの動詞の用法をしっかり学んでいました。スタディプログラムのワークブックや対応する動画の紹介も織り交ぜ、生徒一人ひとりが自分に合った自主学習ができるように導かれていました。

 3時間めは「進学数学」です。数式や文字式を「たすきがけ」の手法を駆使して因数分解する演習を行っていました。類題をたくさん解くことで楽にできるようになることでしょう。1問1問とても丁寧に教わっていました。

 4時間めは「英語基礎」です。中学校で学習した基本問題を抜け目なく次々と問題プリントを解いては、先生に添削してもらいに並んでいました。毎時間講習に参加している人もいました。素晴らしいです。目標に向かって頑張ってください。



07.25.木  
2年「保育実習」頑張っています
 昨日から2年「保育実習」で子ども保育専門コースの生徒たちが近隣の保育園やこども園に実習に通っています。今日は午後から八尾市の「キリン第二保育園」へ行ってきました。本校の実習生を受け入れてもらうのは初めてだったので、園長先生をはじめお世話になる先生方に挨拶に行きました。

 訪問した時はちょうど3歳児までのお昼寝の時間でしたが、4、5歳の園児たちは広い部屋で元気いっぱい遊んでいました。カプラやレゴブロックなど頭を使う遊び道具がいっぱいあって子どもたちはとても楽しそうです。昨年生徒に作ってもらったチョコビの名札を付けていったので、部屋に入るとたちまち人気者になてしまいました。かわいいこどもたちに囲まれてとても楽しいです。

 本校からは2人の生徒がお世話になっていました。実習中の生徒たちも「とて楽しい」と満面の笑みを浮かべて子供たちと一緒にとても楽しそうです。さすが「子ども保育専門コース」の生徒たちです。

 他にも太陽こども園など毎年お世話になっている園にも生徒が実習しています。いつもありがとうございます。秋にはぜひ園児たちを連れて本校に来てください。



07.25.木  
3年「予約奨学金」スカラネット入力しました
 昨日、今日の2日間、日本学生支援機構の予約奨学金を希望する3年生が2階と4階のLAN教室にやってきて、スカラネット入力申し込みをしました。入力する内容を予めプリントに書き込んでチェックしていても、実際に入力していくと、住所のローマ字が入力できなかったり、半角と全角の区別が分かりにくかったりで、なかなか大変です。

 大学、短期大学、専門学校への進学を希望する生徒のほとんどが奨学金の予約申込みをするので、進路指導部や3学年の先生方がLAN教室に張り付いて入力支援に当たられていました。



07.24.水  
花園中学校へ出前授業
 今日は毎年恒例の花園中学3年生の体験勉強会に理科の阿尾先生が出前授業に行かれ、その様子を見てきました。

 テーマは「地震と防災」、初めに東日本大震災の襲来する津波の様子がリアルにわかる衝撃的な映像が映し出されました。そして、地震に関する基礎知識を学びます。そして、30年後までに発生する確率が70〜80%もあると考えられている南海トラフ地震が実際に発生した時、どんな被害が予想されているか学び、その上で、マグニチュード9.1、最大震度6弱、地震発生から2時間後に波高3〜4mの津波が襲来、ライフラインが寸断する設定で、自分が友達と一緒に、@布施駅、Aなんばの地下街、BUSJ にいた時、どうするかをそれぞれグループごとに考えました。

 南海トラフ地震による死者は最悪33万人にもなるとも言われています。しかし、地震や津波に対する正しい知識を持ち、予め備えをしておくことと、発生時に適切な行動をとることで、ゼロに近づけることは十分に可能です。5年ほど前に当時の大阪市港区の区長さんにお会いした時、区長さんは「港区は『津波による死者ゼロ』を目標にまちづくりを進めています」と力強くおっしゃられていたのを思い出します。官民一体の災害に強いまちづくりを進めることがとても大切です。その中で学校教育が果たす役割も重要だと考えています。今日、学んだ生徒さんたちはどう感じられたでしょうか。



07.24.水  
職員研修を行いました
 午後から大講義室で保健部・教育相談委員会共催の職員研修を行いました。講師に松原高校と八尾支援学校の先生をお招きし、支援を必要とする生徒への具体的な支援や学習指導の実際について学びました。また、誰もが得意なことと苦手なことがあり、それぞれに違いがあること、その違いを互いに認め合い高め合う心を育むことがとても大切だと教わりました。

 とても有意義な90分でした。ご多用のところありがとうございました。



07.24.水  
夏本番〜梅雨明けしました
 研修が終わり、講師の先生方を見送ったあと、空を見上げると、真っ青な空に白い太陽が煌々と輝いていることに気づきました。劇的なほどに雲が掃け空の色が変わっていました。明らかな梅雨明けです。強い日射で腕が痛いほどです。夏がやってきました。

 朝に鳴いていたクマゼミが、また鳴き出しました。そういえば、今朝は早くからクマゼミが一斉に鳴いていたことを思い出しました。虫たちは夏の到来をいち早く察知していたようです。なかなか虫には勝てません。

 部活動で頑張っている生徒の皆さん、熱中症には十分気をつけてください。



07.23.火  
1学期終業式@〜部活動の表彰
 夜中に激しい雨が降りました。東大阪市に大雨・洪水警報が発表されていましたが、朝までに雨は止みました。今日は1学期終業式、生徒たちが元気に登校してきました。

 8時40分、終業式が始まりました。はじめに英語検定合格者の紹介と部活動の表彰を行いました。

 ソフトボール部の「第53回東大阪市民ソフトボール大会準優勝」は日新高校との合同チームで獲得しました。本校の部員は1年生5人、これからがますます楽しみです。
 
 硬式テニス部の「第3学区テニストーナメント」では男女ともダブルスで優勝、「大阪南地区テニス大会」では予選を1位で通過した1年2組松田さんが見事準優勝しました。硬式テニス部はソフトボール部と同様にめきめき力をつけています。おめでとうございます。



07.23.火  
1学期終業式A〜部活動の表彰
 表彰式の最後に、ラグビー部3年7組山本さんの全国大会出場の壮行会をしました。8月1日から長野県菅平高原で行われる「第15回全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会」の近畿ブロックチームのスタンド・オフとして出場します。山本さん自身から生徒みんなに一言話してもらいました。その中で「西日本代表になれるよう頑張ります。」と力強い言葉があり、みんなの大きな拍手で激励しました。頑張ってきてください。



07.23.火  
1学期終業式B
 続いて、私から1学期を振り返り、今回は「言葉」について話をしました。生徒の顔が少しでも見えるようにと、フロアに下りて話しました。「言葉」は人を酷く傷つけることもあれば、人の「言葉」に救われることもある。思いを伝えることの難しさ、思いを感じることの難しさと常に向き合いながらも、人に与えられた「言葉」の素晴らしさを理解して、相手の気持ちを想像して、皆が幸せになれるような誠実で温かく美しい言葉を使うことができる人になってほしいと伝えました。

 もともと言葉は、互いに顔を見ながら「聞く」「話す」ことを繰り返し使うものです。ところが、今は多くの人がスマホを持ち、互いの顔が見えない所で、「読む」「書く」ことを繰り返し頻繁に使うようになりました。コミュニケーションの取り方がとても難しくなったと言えるでしょう。人の気持ちを想像し、感じ取る力、適切な言葉にして表現する力がますます求められているのです。

 夏休みを迎えるに当たり、生徒指導部からの注意がありました。事故なく元気に過ごしてほしいと願っています。



07.23.火  
中高連絡会を行いました
 午後から中高連絡会をしました。他の高校と日程が重なっていたこともあり、参加は7校でした。はじめに簡単に本校の現在の様子と本校の教育方針について話しました。

 引き続いて、1年全クラスの担任との懇願会を行いました。中学から高校へと進学し、今、どんな様子で過ごしているか、中核の先生方が心配されていることを聞いたり、高校に入ってからの活躍を伝えたり、情報を交換しました。1時間ほどのコンパクトな連絡会でしたが、有意義な時間を持つことができました。参加された先生方ありがとうございました。



07.22.月  
3年「政治経済」〜1学期最後の授業
 今日は1学期最後の授業日、時間割は月曜日の1、2、5、6限です。朝から蒸し暑い1日でしたが、生徒たちはしっかり授業を受けていました。

 4時間め、1学期最後の授業を見学しようと3年1組へ行きました。授業は「政治経済」です。昨日、参議院124議席の投開票があったばかり、選挙権が20歳から18歳になり、投票に行ってきた生徒もいるのかなぁと思っていたところでした。

 始業のチャイムが鳴ってすぐに教室に入ると、すでに黒板のまん中に今日の朝刊が貼られていました。選挙結果速報で全面埋め尽くされています。

 「この中で選挙権のある人は?」「昨日、投票に行った人はいますか?」

 2、3人の手が上がりましたが、生徒たちはあまり関心なさそうです。個人名を書いて投票する「選挙区」と政党を書いて投票する「比例代表」の2種類あったこと、政党にはどんな政党があるか、「与党」と「野党」、ニュースで再三出てきた焦点になっている数字は何か、など、先生は大阪府選挙管理委員会が作成した「はじめての投票用紙」のリーフレットを配付して、選挙のしくみや投票の仕方について、生徒と対話しながら丁寧に説明されていかれます。

 「資料集383ページを開けて、今から読むから線を引いて。」と生徒たちに投げかけながら、日本国憲法第96条の条文を読まれ、164議席の根拠を教えられます。

「この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。」

 そして、先生はさらに続けられました。

 「日本にいる有権者はおよそ1億人、昨日の投票率は48.8%で半分以上の有権者が投票しませんでした。投票する権利があるのに行かない人が多いとどんなことが生じるか。特に20〜30代の有権者の投票率が低いので、『若い人たちの意見が反映されにくくなるのではないか』と言われています。」

 「ということで、そもそもなぜ選挙することになったか、みていきましょう。」
 話は、ダイナミックにフランス革命から始まりました。

 「選挙とは何か。」「なぜ選挙をするのか。」「投票することの意味は。」生徒たちにしっかり理解してもらい、政治に関心を持って選挙権を持つ人は、進んで選挙権を行使するようになってほしいものです。生徒たちと常に対話しながら進められ、あっという間の50分でした。ありがとうございました。



07.21.日  
進学フェア大盛況です
 おはようございます。只今インテックス大阪で「大阪府公立高等学校進学フェア2020」が行われ、たくさんの中学生や保護者の方が来られ、会場は超満員です。

 本校のブースは4号館の1番奥真ん中にあります。20分の説明をエンドレスで行っていますが、毎回大盛況です。各学校の説明する声が重なりあい、プレゼンの声が少し聴き取りにくくなっていますが、ぜひお越しください。



07.20.土  
がんばってます!サッカー部
 7月20日(土)です。例年なら「梅雨明けて夏休み!」というところかもしれませんが、今年度は10連休等やサミットの関係で22日まで授業を行い、1学期の終業式は23日(火)です。梅雨明けももう少し先になりそうです。

 今日もサッカー部が朝一番に練習を始めていました。明日は金剛高校グラウンドでU18の公式戦があり、清教学園高校と対戦するとのこと、頑張ってください。

 陸上部は、今日と明日の2日間、ヤンマーフィールド長居で第74回大阪高校総体地区予選に出場しています。新チームとしてスタートした硬式野球部も午後からの練習にやってきました。それぞれの「夏」がやってこようとしています。



07.20.土  
第2回PTA実行委員会
 10時から校長室で第2回PTA実行委員会を行いました。今回は池友会会長と副会長の3名にもお越しいただき、文化祭で行う食品バザーや物品バザーの打合せも行いました。文化祭では毎年PTA実行委員会と池友会役員が一緒になって食品バザーをされてきました。今年も焼きそばをすることになり、早速「そばを何玉買うか、キャベツは、ベーコンは…」と、具体的な話になりました。

 体育大会の給水活動についての振り返りや、第5ブロックPTA協議会総会、大阪大会、近畿大会の報告等、1学期の活動報告もなされました。

 さらに、2学期の取り組みについて、文化祭の他に、11月9日(土)の社会見学会、11月30日(土)の文化教室などの詳細について話し合われ、決められました。社会見学会は和歌山方面へ、文化教室は今年もクリスマスケーキ(ブッシュ・ド・ノエル)を作ることになりました。

 賑やかで活発な意見交換がなされ、楽しく実りの大きい時間を持つことができました。ありがとうございます。ご多用のところ、PTA活動にとても積極的に取り組んでくださり、感謝の気持ちでいっぱいになります。これからもよろしくお願いいたします。

 明日は、インテックス大阪で「大阪府公立高等学校進学フェア2020」が行われます。本校ももちろん参加しています。皆様のご来場をお待ちしています。



07.19.金  
雲が低いです
 朝、いつもの電車に乗り、ぼんやり外を眺めていました。全天を覆う鉛色の雲の底がちぎれて垂れさがり、うごめいています。ご覧のとおりハルカスが途中から隠れて見えなくなっていました。ハルカスが高さ300mですから、おそらく雲底は150m〜200mぐらいに垂れ下がっていると思われます。大阪の町中でこんなにも低く重量感のある雲を見るのはあまりありません。

 東シナ海で熱帯低気圧から成長した台風5号が北上し、梅雨前線に暖かく湿った空気がどんどん流れ込んでいます。そのため昨日からまとまった雨が降り、未明から大雨洪水雷注意報が発表されていました。これから明日にかけてまだまだたくさん降りそうです。

 東花園についても状況は同じでした。生駒山の中腹からは完全に雲の中に入っていました。いよいよ梅雨末期を迎えようとしているようです。今日は何度か練習に来てくれていた保育園の運動会本番です。屋内でされるとのことでしたので天候の影響なく、ばっちり決めてくれるでしょう。今日は月曜日の時間割、本校の生徒たちも元気に頑張っています。

 



07.18.木  
第2回職員実働防災訓練の実施要項ができました
 昨年8月23日に本校で初めて実施しました「職員実働防災訓練」を今年度も行おうと、年度当初から8月29日(木)午後に計画していました。昨年度、初めて実施してみてたくさんの課題が浮き彫りになったことを思い出し、養護教諭の先生方にたくさん考えて修正案を作ってもらい、「第2回職員実働防災訓練」の実施要項ができました。

 訓練は「想定外を想定内に入れること」がとても重要だと教わりました。学校で大きな地震が突然発生した時、どんなことが起きるのでしょう。これまで何度となく大地震に襲われて学んだことを教訓に、まず私たち教職員が、起こりうることは想定内に入れて、災害発生時に慌てず焦らず冷静に、迅速かつ的確に判断し、組織的な行動力によって、生徒たちを安全に避難させることが求められています。

 今年度も、避難経路の遮断、重傷生徒や教員の搬送、先生や生徒の校内行方不明などを訓練の中に入れました。また、避難所を屋外に設置したり、より安全な避難経路を誘導したり、対策本部の役割分担を明確にしたり、昨年度からの改良点を加えました。

 そして、今年度は地域の方々との合同実施をめざしています。二次避難所となる本校を地域の方々が利用されることは大いに考えられます。また、高校生は災害時に重要な人的資源にもなります。先ほどできたばかりの実施要項に地域の防災訓練を重ねて一緒にできればと考えています。一歩一歩ですが、地域と一緒に災害に強い町づくりを進めることができることを願っています。

 地震は必ず繰り返し発生します。このような取り組みを10年、20年と続けていく事が、必ず将来、その場面を想像するのはたいへん辛いことですが、大いに役立つ時がくるものと確信しています。



07.17.水  
よく晴れました
 久しぶりによく晴れて青い空が広がっています。4時間めが終わって、教室等の掃除も終わり、これから部活動に向かおうとしているところでしょう。グラウンドに出ると、強い日射の熱気で蒸し暑く感じます。

 先日設置したばかりのWBGT計をポストから取り出して測定してみると、13時15分現在で27.4℃でした。気温は31.5℃、もう少し高いように感じましたが、思ったほどではありませんでした。

 しかし、測定値より暑く感じるのは、からだがまだ暑さに慣れていないからかもしれません。今日のように急に気温が上がり、蒸し暑く感じる日は、暑さ指数が31℃を超えていなくても十分に注意する必要があります。こまめに水分を補給する等してください。また、日陰は気持ちのいい風が吹いてずいぶん涼しく感じました。休憩時に陰に入るなど熱中症対策に努めてください。

 大講義室では、昨日から3年生対象の日本史講習が行われています。参加している生徒たちにとって、ぶっ通しの2時間は希望の進路を叶えるために随分役立つことでしょう。高い志を持って「必ず合格するぞ!」と、強い心で向かってください。



07.17.水  
暑さ指数測っています
 グラウンドより空調設備のない室内の方が暑さ指数が高くなることもあるでしょう。軽音楽部がいつも練習している視聴覚教室や体育館も気になってきました。

 午後から会議があったので15時半になりましたが、視聴覚教室と体育館フロアの暑さ指数計を見に行きました。

 視聴覚教室では軽音楽部の練習が終ろうとしているところで、暑さ指数は28℃、直射日光のあたるグラウンドより高い値です。屋内も屋外同様に十分な注意が必要なことがよくわかります。

 体育館では男子バスケットボール部と女子バスケットボール部が半面ずつ使って練習している所でした。暑さ指数はここも28℃、風が通りにくく蒸し暑く感じます。

 昨夏と違い、今のところまだ暑さ指数が31℃を超えることはありません。しかし、空調設備のない屋内も、日の当たる屋外も、今年も夏場は涼を取る工夫が必要でしょう。

 人間が感じる暑さは、@気温 A湿度 B風 C日射 の4つの要素によって決まると言われています。したがって、気温や湿度を下げる、風を起こす、日射を遮ることが「涼む」ことになります。昔から打ち水をしたり、団扇で扇いだり、簾や葦簀を掛けたりと涼を取る工夫をしてきたものです。しかし、昨今はそんな程度ではすまされない暑さに見舞われることが多くなりました。体調管理に努め、決して無理をしないのが一番だと思います。



07.16.火  
みどりのよく育つ頃
 3連休明けの火曜日、今日も生徒たちは元気に登校してきました。授業が午前中で終わるため、毎朝の講習に加え、午後から講習を行う科目も増えてきました。

 天気は徐々に下り坂のようで、灰白色の雲が空一面を覆っていますが、まだ雨が降ってくるほどではありません。降り出すのは夜中になってからでしょうか。

 例年よりかなり遅い梅雨入りでしたが、それからはほとんど晴れることがなくなりました。ところが、草木が生長するには十分な光があるのでしょう。治水緑地はみるみるうちに深い緑で覆われました。管理をされている寝屋川水系改修工営所の方々が何度も伸びた草を刈っていますが、またすぐに茂ります。特に大きな3枚の複葉が見事なマメ科のクズの繁茂力は圧倒的です。太い丈夫そうな蔓をグングン伸ばしてあちこちに巻きつきます。
 
 大きな根からデンプンを取って葛粉を作ったり、根を乾燥させて生薬にしたり(葛根湯)、繊維を取ったりと日本では古くから人々の生活と深く関わってきました。秋の七草の1つにも数えられ、秋の季語にもなっています。

 ところが、北アメリカでは19世紀末にこのクズが日本から持ち込まれてから繁茂し、今では「世界の侵略的外来種ワースト100」の1つに数えられているようです。

 今日は午後から出張でした。駅へ向かう道像の田圃の稲もしっかりと育っていました。ふと、稲の根元にピンク色の卵らしいいくつもの粒の塊が目に入ってきました。調べると「スクミリンゴガイ」という巻貝の卵でした。俗に「ジャンボタニシ」と呼ばれているもので、卵には毒があり他の生物にあまり食べられることなく孵化してどんどん増えるそうです。そして稲を食べてしまうので決して歓迎できるものではないようです。これも「世界の侵略的外来種ワースト100」の1つに数えられています。

 「世界の侵略的外来種ワースト100」の中には、ペットとして多く飼われているイエネコのほか、ハツカネズミ、イノシシ、ヤギや、コイなどとても馴染み深いものも含まれています。恩智川に棲みつくヌートリアもこの1つです。

 このように「侵略的」だとレッテルを貼るのは簡単ですが、いずれももともとは人間が食用や商業目的等で生息していない土地に持ち込んだことによるものだといいます。私たちは地球上の生き物に対してどれほどの影響力を持っているのでしょう。遠い遠い未来の地球に住む人たちに、私たちは「地球を大切にしています」と言えるのでしょうか。

 いつもの通学路で、目にする景色、頬をとおる風と音、それらをつなぎ合わせ、こんなことをぼんやりと考えることも「主体的・対話的で深い学び」の1つだと言えるかもしれません。学びの本質は今も昔もそれほど変わるものではないのです。



07.15.月  
「進路先について考える」〜2年夏休みの課題@
 西日本では西から高気圧が移動してきました。そのため梅雨前線は南へ押し下げられ、日中は夏を思わせる強い日射しもありました。ところが、明日から再び下り坂になり、今週も雨がちの天気が続くとのことです。東北や関東では記録的な日照不足に陥っており、深刻な状況になってきました。近畿地方の平年の梅雨明けは7月20日頃、今年も同様に明けてほしいものです。

 2年「総合的な学習の時間」では、「進路先について調べる」というテーマの夏休みの課題が出されます。自らの進路を切り拓くためには、まず、さまざまな職業を具体的に知り、自分の興味や関心がどこにあるのかを探ることが必要でしょう。そして、10年後の自分を想像し、なりたい自分の姿をイメージすることが大切です。

 次に、イメージした自分になるためにはどのような進路があるのか、できるだけ多くの情報を収集します。想像した10年後の自分になるために、大学に進学するのがよいのか、就職するのがよいのか、専門学校に進むのがよいのか、確かな情報を集めることが大切です。インターネットだけの情報で決めてしまうのは、広告や評判だけで決めるようなものでお勧めできません。
 
 そこで、夏休みを利用して、生徒たちが実際に企業の方から話を聴いたり、オープンキャンパスに行って大学を自分の目で見て考える機会を学年の先生方が中心となって作りました。

「就職して働きながら大学や専門学校で取る資格と同じ資格が取れる企業があるか」
「大学や専門学校ではどんな学びができるのか、卒業したらどんな仕事に就けるのか、決して安くない学費の費用対効果が十分に期待できるのか」

 自分で体を動かして体験し、いろいろな人の話を参考に、自分で考え、答えを導き出し判断することが大切です。学費等がかかるのであれば保護者と十分話をすることも欠かせません。そして自分で決断するのです。

 ちょうど、8月3日(土)11時から14時30分まで布施駅北口すぐにあるヴェノール布施で「魅力ある企業の仕事説明会」が開催されます。中河内の企業40社が集まり、その内容は仕事の中身ばかりではなく、「働くとは何か」「働き甲斐とは」などためになるいい話を聴くことができると思います。時間があればぜひ保護者の方もご一緒に行ってみてください。



07.15.月  
「進路先について考える」〜2年夏休みの課題A
 見聞きしたことを自分の言葉で文章にすることが大切です。書き記すことで頭の中が整理されます。ぜひ、積極的に活動して、A面(企業説明会)もB面(オープンキャンパス)も両方書き記して提出してほしいと願っています。



07.15.月  
ソフトボール部〜東大阪大会準優勝!
 先ほど朗報が届きました。みどり清朋・日新合同チームがソフトボール東大阪大会で見事準優勝しました。決勝では芦間・枚岡樟風合同チームに1対7で敗れましたが、花園高校に2対1で勝ったとのこと。4月に新チームを結成してから僅か3か月でのこの快挙は本当にお見事、しかもみどり清朋は1年生ばかりです。

 これからの活躍がとても楽しみです。

 (写真は自宅のマイ・マスコットです。イメージ写真ですみません。)



07.14.日  
昨日の硬式野球部試合の写真をいただきました@
 おはようございます。硬式野球部の昨日の1回戦は、惜しくも3対6で敗れてしまいました。6回裏に3対3の同点に追いつき、7回裏を終わってゲームは終盤までもつれたそうですが、8回表に2本のポテンヒットとファーボールでノーアウト満塁となり、3点を取られてしまったのが決勝点となり残念ながら敗れてしまったそうです。しかし、よく投げ、よく守り、大事な所でしっかりと打ち、緊迫したとてもいいゲームだったと、多くの方から聞きました。今朝の朝日新聞朝刊にはキャプテン利久くんの特集が大きな写真と一緒に掲載され、記事にある通り彼の日頃の取り組む姿が称えられていました。私は、2回途中までしか見れませんでしたが、いいチームになったなぁと感じています。3年生部員の皆さんお疲れさまでした。山田くんも9回をピシャリと3人で抑え、素晴らしかったと聞きました。

 昨日、私が早々に球場を後にしたことを知ってくださっていた池友会会長の松岡さんから試合での選手たちの活躍の様子がとてもよく写っている写真をたくさんいただきました。1日遅くなりましたが、あまりに素敵な写真ばかりなのでこの場をお借りして掲載いたします。ありがとうございました。



07.14.日  
昨日の硬式野球部試合の写真をいただきましたA
 多少順番が前後していると思います。ご容赦ください。写真のすべてが輝いて見えます。



07.14.日  
昨日の硬式野球部試合の写真をいただきましたB
 センターの松村くんもナイスプレイがたくさんあったと聞きました。濱口くんは2安打1打点、岡田くんは1安打2打点の活躍をしました。



07.14.日  
昨日の硬式野球部試合の写真をいただきましたC
 写真の1枚1枚を見ていると、雨の日も体育館前でコツコツと練習を重ねてきたシーンを思い出します。



07.14.日  
昨日の硬式野球部試合の写真をいただきましたD
 大垣くんも代打で出場しました。熱心に明るく頑張り続けてきた姿を思い出します。



07.14.日  
昨日の硬式野球部試合の写真をいただきましたE
 先発の林くんは本当によく投げました。堂々と立派でした。守備も上出来だったと聞きました。



07.14.日  
昨日の硬式野球部試合の写真をいただきましたE
 いいチームワークが伝わってくる写真もたくさんいただきました。掲載はほんの一部にさせていただきますが、本当にありがとうございました。3年生の部員の皆さん、保護者の皆さま方、お疲れさまでした。新チームになっても変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。



07.14.日  
令和元年度池友会総会が行われました
 今日、午後3時半から上本町にて今年度の池友会総会が行われ、出席してきました。
 池友会は本校PTA役員及び実行委員会ならびに会員の皆様による本校の教育後援会で、毎年賛助会員を募り、賛同された方々による本校の教育活動を支援する組織です。

 総会では昨年度の事業報告と会計報告(案)がなされ、承認されました。今年度までは池友会総会がこの時期に行われるため、例年5月に行われているPTA総会での事業報告や会計報告が間に合わずにいたという問題がありました。今日の総会で解決するため、来年度の実施時期を4月に行うことに決まりました。他にも現生徒のためにできることを精一杯したいとの旨をお聞きしました。ありがとうございます。



07.13.土  
3年保護者対象「進路講演会」
 午前10時から大講義室で「3年保護者対象進路講演会」を行いました。スタディサポートなどで本校生徒の学習支援に協力していただいているベネッセから講師をお招きし、「昨今の大学入試の現状と保護者としての関わり方」の表題で、詳しい資料を見ながら約1時間説明していただきました。

 私大入試の全体的な傾向としては合格者数を絞り込む傾向にあり、そのため、関関同立、産近甲龍、摂神追桃の志願者数に大きな変化が出ているようです。特に摂南大学は年々志願者数が増え、2016年度志願者数を100としたとき、前回の2019年度志願者数は178にも達して難化したそうです。

 このように、それぞれの大学入試に関する傾向(過去問題も含めて)を知ることも大切ですが、もっと大切なのは、志を高く持ち最後まで諦めない心をつくることです。データが示しているように、現役生の学力が最も伸びるのは11月に入ってからです。10月になっても模試の成績が上がらず焦り出す人も例年多いですが、目標を下げることなく自分を信じて強い気持ちで臨んでほしいと願っています。

 また、学力がを伸ばすには「3点固定」が重要だともおっしゃられていました。@起床時刻 A学習を始める時刻 B就寝時刻 の3点です。日によって夜更かししたり、休日は昼まで寝ていたり、という生活では学習効果が上がりにくいことが統計的に顕著に示されています。もちろん朝ごはんも大切です。脳を活性化させよく働くようにするには栄養が不可欠です。

 学校ですること、家庭ですること、それぞれ協力し役割を分担して生徒たちの目標を達成できるよう支援していきたいと思います。たくさんのご来校ありがとうございました。



07.13.土  
2年「記述模試」行いました
 今朝、8時過ぎから次々と2年生が登校してきました。8時30分から13時50分まで行われる校内模試(進研模試)を受検するためです。今回は記述式、英語80分、国語80分、午後から数学100分です。6月下旬に81名の受検申し込みがあり全員出席しました。

 模試で出題される問題は、とても丁寧で精巧に作成されています。センター試験をはじめ過去のさまざまな大学入試問題を知りつくし、また、数多くの教科書や学習指導要領に則って1年次、2年次の模試が実施させる時期までに期待される学力到達度を把握したうえで、過去の問題にはないオリジナルの問題を作成します。それをかなりの人数の専門家によるフィルターを通してようやく問題が完成すると聞いています。

 今、模試を希望して受検している生徒の皆さんは立派だと思います。ただ、折角受検するのであれば、たとえわからない問題に出会ったとしても、簡単に捨ててしまうのではなく、答案が返って来てからでも十分なので見直して解けるようにしてください。1問1問を大切にすることが重要です。そしてその積み重ねが必ず力になることでしょう。



07.13.土  
第101回全国高等学校野球選手権大阪大会1回戦@
 今日はいろいろな行事が重なりました。学校では8時半から2年生の記述模試、9時半から夕方行われる第5ブロックPTA協議会総会の準備、10時からは3年保護者対象進路講演会、そして並行してテニスコートでは硬式テニス男子1年生大会が行われています。

 久宝寺球場では、9時から硬式野球部が夏の全国高校野球選手権大阪大会の1回戦に出場しました。対戦相手は精華高校、勝てば15日に泉大津高校と2回戦の予定です。

 というわけで、朝は学校で登校してくる2年生を見て久宝寺緑地に移動し、2回裏の途中まで見て再び学校に戻り、10時からの進路講演会に出席しました。

 球場に着いた時にはすでに1塁側スタンドには保護者やOB、生徒や先生など大勢の方々が応援に来られていました。そして、ちょうどホームベースに駆け寄り整列するところです。みどり清朋は後攻、先発オーダーはピッチャー2年生エースの林くん、キャッチャーは主将の利久くん、ファースト津田くん、セカンド森山くん、サード濱口くん、ショート河井くん、レフト岡田君、センター松村くん、ライト田淵くんです。

 先発の林くんは変化球の切れもコントロールも良く素晴らしい立ち上がりです。2番打者に左翼ポールを巻き込むホームランを打たれましたが、他を2三振とサードゴロに仕留めました。



07.13.土  
第101回全国高等学校野球選手権大阪大会1回戦A
 2回表に1点追加され0対2で迎えた2回裏のみどり清朋の攻撃、先頭の4番河井くんの左中間を破る2ベースヒットをきっかけに1点を返しました。

 1塁側スタンドは歓喜に沸いています。本校野球部への温かく熱い応援をいつもありがとうございます。続きが気になりますが、ここで球場を後にしました。



07.13.土  
硬式テニス部「1年生大会」で本戦進出!
 学校に戻り進路講演会に出席しました。講演会が終わってテニスコートに行くと、硬式テニス南大阪地区男子1年生大会のシングルス各ブロック決勝が2面で行われていました。本校は会場校の一つになっています。

 決勝は2つとも、大商大対みどり清朋です。6対0と相手を圧倒し、早々と勝利を決めたのは松田くんです。続いて、桑島くんも競り勝って見事優勝を決めました。おめでとうございます。2人とも大阪府の南半分でベスト16に入り、明日、蜻蛉池公園で行われる本戦への出場を決めました。

 他の会場に出場している1年生もいますが、雨天で明日に試合が順延になった所もあったようです。これからも生徒たちの活躍が楽しみです。



07.13.土  
令和元年度大阪府立高等学校PTA協議会第5ブロック第1回総会
 午後4時から、道頓堀ホテルで「令和元年度大阪府立高等学校PTA協議会第5ブロック爽快総会」が行われ、10名のPTA役員実行委員の方々と一緒に出席してきました。第5ブロック16校から150名を超える参加があり、会場は超満員です。

 第一部では、昨年度の事業報告、会計報告、及び今年度の事業計画、予算案が審議され承認されました。続く第二部では、各校PTA活動の紹介が行われました。体育大会での給水活動や文化祭での食品や物品バザーはどの学校も同じだなぁと思いました。また、社会見学会や広報活動などもPTA活動として欠かせないものになっているようです。どの高校も熱心に取り組んで、PTA活動を通して生徒たちの高校生活の支援を温かくしてくださっていると感じました。感謝の思いでいっぱいです。

 中には、マフラータオルや缶バッヂの販売などを盛んに行われている学校もありました。イメージキャラクターのLINEスタンプを作成して販売している学校もあり、驚きました。皆さんアイデアたっぷりです。

 その後の懇親会では大いに盛り上がり、5ブロックの絆が強く結ばれた時間になりました。今年度幹事校の八尾北高校の皆様ありがとうございました。また、本校から出席いただきましたPTA役員、実行委員の方々、本当にありがとうございました。



07.12.金  
第1回漢字検定
 一時的に梅雨前線がちぎれて、近畿地方は南から暖かい空気が入り、午後から梅雨明けしたような青空が広がりました。

 今日は午後から北館2階英語教室で「第一回漢字検定」が行われ、1〜3年生の希望者12人が受検しました。2級と準2級にそれぞれ6人ずつ挑戦しました。検査時間は50分です。

 対策問題集がたくさん本屋で売っていますが、インターネットでも過去問題を見ることができ、本校の図書館にも問題集が何冊かおいてあります。2級ともなると結構難しく、私の場合はかなり頑張って勉強しないと合格しそうにありません。

 例えば、職場ではよく「進捗」状況という言葉を使いますが、その反対語である「停頓」という言葉を使うことは今までなかったように思います。ですから、もちろん「進捗」の反対語が「停頓」であることは知りませんでした。

 果敢に挑戦する生徒たちに頭が下がります。いい結果が出ればいいですね。引き続き頑張ってください。



07.12.金  
暑さ指数計箱を設置しました
 昨日ホームセンターで買ってきた郵便受けをテニスコートのフェンスの北西角に取り付けて、中に暑さ指数(WBGT)計と記録簿を収納しました。

 今年度から夏季期間中に学校で運動等の活動を行う時には「暑さ指数(WBGT)」を必ず測定し、暑さ指数が31℃(概ね気温35℃、湿度70%)以上になった時は活動を中断し、健康観察、水分補給、休憩を取り、活動内容を変える等の対応をするようになります。そのためすべての府立学校に屋外用と体育館などで使う屋内用の2台が送られてきました。

 本校ではさらに1台ずつを買いたして、屋内用は体育館と視聴覚教室に置き、屋外用の一つをグラウンドやテニスコート等の屋外で活動する部活動が共同で使えるようにしました。それが今日取り付けた郵便受けです。

 夏休み中は午前の一番早くから活動を始める部活動の顧問の先生が、郵便受けの中から暑さ指数計を取り出して電源を入れ、横のフェンスに引っかけます。そして、10時、12時、14時の時点でそれぞれ活動している部活動の顧問の先生や生徒が暑さ指数の値を確認します。もし、31℃以上になっていれば、直ちに練習を中断し、また、放送を入れるなど他の部活動とも連絡を取りながら、活動を中断し熱中症対策に努めます。

 サッカー部が2面を使ってミニゲームをしていました。硬式テニス部は明日本校で1年生大会、硬式野球部は明日久宝寺球場で1回戦です。みんなよく頑張っていました。



07.12.金  
清朋太鼓を見守る清友の時計塔
 漢字検定が終わった頃、「ドーン、ドーン」と和太鼓の音が聞こえてきました。清朋太鼓部の定位置である3年生自転車置き場で今日は和太鼓を出して練習していました。

 27日の地域の夏祭りのオープニングを飾る曲の特訓です。本校の和太鼓は清友高校太鼓部(清友太鼓)から引き継ぎました。地域の人々を魅了してやまなかったといわれる清友太鼓。その想いを受けて、清友高校から移築された創立50周年記念の時計塔がすぐ側で熱心に敲く清朋太鼓の2人を優しく見守ってくれているような気がしました。

 和太鼓の張りのある深い響きが夏空のてっぺんに向かって上っていきました。



07.11.木  
2年「薬物乱用防止教室」
 期末考査が終わり、今日から授業再開、23日の終業式まで午前中4時間授業です。早速1時間めからテストが返ってきた生徒も多かったことでしょう。

 3時間め、八尾少年サポートセンターに勤められている警察官を講師にお招きし、体育館で2年生を対象に「薬物乱用防止教室」を受けました。大麻や覚せい剤、さまざまな違法ドラッグについての正しい知識と、1度でも体内に入れるととても恐ろしいことになることを具体的な事例を挙げて教わりました。
 後半は、受験勉強を頑張る日々を過ごしていた高校3年のある生徒が薬物中毒になっていく映像を見ました。受験勉強の疲れからか、風邪を引いて学校を休んでいたところ、見舞いに来た友人から「解熱剤」だと言われてもらった「白い粉」が、やがて彼の人生を無茶苦茶にしてしまうというものです。

 映像が終わると、講師の方から「これは結構リアルな感じです」と話されました。昨年1年間に大麻取締法違反で検挙された少年429人のうち、大阪の少年は100人にもなったそうです。薬物に手を出すきっかけは様々でも辿っていく道は皆ほぼ同じです。「薬物は3度人を殺す」と言われるそうで、第一に「こころ」、第二に「頭」、第三に「身体」が壊れていくのだそうです。

 改めて薬物の恐ろしさを知りました。「自分には全く関係ない」と思っている生徒ばかりだと思いますが、正しい知識を学び、決して関わらないことを確信したことでしょう。ご多用のところ、分かりやすく丁寧に教えてくださりありがとうございました。



07.11.木  
部活動対象「救急救命講習会」@
 午後1時20分、運動部と吹奏楽部、書道部、清朋太鼓部から2名ずつ40人が大講義室に集まり、「救急救命講習会」を受けました。講師は東大阪消防局東消防署の4名の消防士の方々で、毎年来ていただいています。いつもありがとうございます。

 今日の目的は、「目の前で倒れている人のいのちを救うこと」です。そのために心肺蘇生法とAEDの使い方を学びます。

 はじめに、お手本を見せてもらいました。



07.11.木  
部活動対象「救急救命講習会」A
 次に4つの班に分かれて人形を使って一人ひとり教えてもらいながら練習しました。心肺蘇生をする人、119番通報する人、AEDを運んでくる人、それぞれ役割分担して少しでも早く的確に動きます。



07.11.木  
部活動対象「救急救命講習会」B
 約1時間の講習でしたが、初めてAEDを扱う経験をした生徒も多くいて、とても有意義な時間になりました。実際に倒れている人と遭遇した時、今日学んだことが活かされることを願っています。

 東消防署のみなさん、ありがとうございました。



07.10.水  
生徒たちの快活な声が響きます
 1学期期末考査が終わり、続いて行われた授業アンケートも終わり、ホームルームも終わって解散し、生徒たちが降りてきました。談笑しながら廊下を通りゆく生徒たちの表情が浮かんできそうです。テストが終わった時の爽快感を皆で共有していることでしょう。

 早速、部活動の練習着に着替えている生徒もいます。楽しくお喋りしながら自転車に乗って帰って行く生徒もいます。2学期早々に行う文化祭に向けての準備を再開する生徒もいることでしょう。生徒たちの穏やかで明るい声の響きの中にいるのは嬉しいものです。

 正門横の花壇に植えられたポーチュラカも大きくなり、昼間は可愛い花を咲かせています。成長を側で感じることができることに感謝の思いです。



07.10.水  
土星が衝を迎えました
 今日は土星の衝(地球を挟んで太陽の正反対の位置)です。西の地平に太陽が沈むと東から土星が上り、真夜中に南中します。明るさは0.1等級、夜空の明るい大阪でも晴れていれば容易に見つけることができるでしょう。

 土星の西側には木星がひときわ明るく輝いています。−2.6等級、土星の10倍以上の明るさです。このように純白に輝く土星と木星が並んで見えることは珍しいことではありません。

 ところが、今回は土星と木星の間に天の川が流れており、まるで彦星と織姫のようです。これは56年ぶりだそうです。よく晴れていて光害がなければ、今頃は頭上に天を二分する天の川とその両脇に土星と木星がピカピカに輝いているのが見えるでしょう。

 残念ながら今夜の空は雲で覆われています。また、天の川も大阪では見えませんが、この状態がしばらく続くので雲のない夜は、南の空に明るく輝く2つの惑星をぜひ見てみてください。



07.09.火  
期末考査4日めが終わりました
 期末考査4日めが終わりました。明日はいよいよ最終日です。生徒のみなさん、もうひと頑張りしてください。

 明日の考査終了後に第1回授業アンケートを行います。また、1年生は「第1回一般・コース選択および2年次の選択科目の希望調査票」の提出もあります。週末には漢検や2年生模試も本校で行われます。引き続き目標を持って計画的に学習する習慣をつけてほしいと願っています。

 今日は午後から出張でした。電車が来るまで数分あったので東花園駅の灘波方面へ向かうホームの一番前まで歩いて学校の方を見ると、思っていた通りでした。真っ直ぐに伸びた恩智川に隣接する本校の校舎がよく見えます。明日はどんな1日になるのでしょう。



07.08.月  
多様であること
 期末考査3日めが終わりました。生徒の多くは午前中に下校し、午後は静かです。体育館でのめだかこども園のマーチング練習は最終日、練習を終えた園児たちが元気よく帰っていきました。

 昼休み、校長室の窓からふと中庭の方を見ると、ちょうど窓のすぐ向こうで体調5ミリほどのクモが仕掛けた糸に引っかかった翅アリにせっせと糸を巻きつけていました。翅アリは何とか脱出しようと必死で頑張っているようですが、どうやら逃げれそうにありません。クモは自分よりも大きな獲物を逃さないように何重も糸を出しては器用に巻きつけていきます。どちらも自分のいのちを守るために一生懸命です。

 いったい、クモはいつ頃糸を張ることを覚えたのでしょう。どのようにしてこんな方法を見つけたのでしょう。いつもは気にもならないクモの糸に、私も引っかかってしまったようです。

 「粘り気のある透明な糸を出して、虫がよく飛んでくるところに放射状の立派な巣を張り、あるいは長い糸を張って隅に隠れ、引っかかるとすぐさまぐるぐる巻きにして逃げ出せないようにして体液を吸う。」こんな高度な生き方をどうして思いつくことができたのでしょう。

 目の前のこんな光景にも豊かな自然の多様性に気づかされます。「多様であること」はいろいろな生き物が自分のいのちを懸命に生かしていくための結果であり、全ての生きものに共通する最も大切にし続けていきたいことの一つであることには違いなさそうです。

 このことからも、私たち人間だけに限ってみても、いろいろな人がいることの大切さ、違いは豊かさであることが確信を持って言えるのです。



07.07.日  
最後の練習試合〜硬式野球部@
 昨日、京セラドームで第101回全国高等学校野球選手権大会大阪大会の開会式が行われ、本校野球部員たちも颯爽と入場行進しました。聞けば保護者の方々は早朝5時から並んで3塁側の一番いい席を取られたそうです。本当にありがたいことです。

 今日は大会前最後の練習試合です。本校グラウンドで朝から門真なみはや高校とダブルヘッダーをしていました。

 今日も大勢の保護者の方々が応援しに来てくれています。



07.07.日  
最後の練習試合〜硬式野球部A
 第一試合は接戦になりました。エースの2年生林くんが制球よく粘りのピッチングでよく頑張り完投しました。そして1対3で迎えた8回裏に1点返した後、ランナーを3塁においてレフト前タイムリーヒットで同点。目が離せません。

 結局9回表に悪送球から取られた1点が決勝点となり、惜しくも敗れました。でもどちらが勝ってもおかしくないゲームでした。

 1回戦は13日(土)9時から久宝寺球場で行われます。がんばってください。



07.07.日  
平成元年度 みどり清朋・池島高校同窓会総会
 午後1時半から大講義室で、「平成元年度 みどり清朋・池島高校同窓会総会」が行われました。

 昨年度の事業報告及び会計報告と今年度の事業計画及び予算が審議されました。また、今年度から池島高校4期卒業の岡本栄さんが新たに会長に就かれました。みどり清朋初代校長の清水先生も来られ、和やかな一時を過ごしました。
 池島高校を卒業された方ばかりで、みどり清朋卒業の参加者はなく少しさみしい総会となりましたが、日頃の運営や学校への支援、総会の準備等、役員の方々には多大なるご尽力を頂き感謝しております。今後同窓会のますますの発展を願い、みどり清朋の若い卒業生も多く参加できるような会になるように工夫が必要だと考えています。

 本日はありがとうご会いました。引き続き生徒への支援をお願いいたします。



07.06.土  
第45回近畿地区高等学校PTA連合会大会和歌山大会@
 梅雨前線が一時的に南下し、晴天が戻ってきました。今日は、PTA会長の林さん、副会長の木村さんと3人で第45回近畿地区高等学校PTA連合会大会(和歌山大会)に出席してきました。会場は和歌山城のすぐ近くの県民文化会館です。

 近畿地区高等学校PTA連合会大会は毎年この時期に行われ、近畿地区(滋賀県、京都府、京都市、大阪府、大阪市、兵庫県、神戸市、奈良県、和歌山県)の公立高校PTA連合会(協議会)が一堂に会する大きな大会です。今年も2,000名を超える方が集まりました。また今年は8月に京都で全国大会があり、すでに12,000名の参加申込みがあるそうです。「高校生の子を持つ」ということで、これだけたくさんの人が集まることだけでも十分に意義があるように思います。

 受付を済ませて会場に入りました。大阪はちょうど真ん中あたりに座るようになっていました。大阪からも89校の公立高校が参加されていました。

 開会前、9時半から和歌山県立紀北農芸高等学校和太鼓部の迫力満点の見事な演奏がありました。

 開会式では、主催者の言葉や来賓祝辞のあと、PTA広報誌コンクールの表彰式が行われました。



07.06.土  
第45回近畿地区高等学校PTA連合会大会和歌山大会A
 今年度のテーマは「家庭での子どもとのコミュニケーションの大切さ」です。記念講演では、日本体育大学体育学名誉教授の清原伸彦さんを講師に、「清原流 人を創る〜やれば誰でもできる〜」の演題で、世界的に有名な一糸乱れぬ緻密なチームパフォーマンスを披露する「集団行動の指導者」として、そのチームパフォーマンスの映像も見せていただきながら、たいへん示唆に富んだお話を聴きました。

 昼休みには、和歌山県立紀央高等学校書道部のパフォーマンスがありました。チームワーク良く、大きな「感謝」の文字と生徒の言葉が綴られた素晴らしい作品ができました。本校の書道部も引けを取らないパフォーマンスを文化祭等でいつも披露してくれています。

 午後からは大阪体育大学教授の岸田正幸さんをコーディネーターに各府県市保護者代表の方のパネルディスカッションが行われました。子ども一人ひとりの思いがそうであるように、親の思いもそれぞれに深く、一つの言葉で決してまとめられるようなものではないと思いました。共通して言えるのは、「こころのコミュニケーション」が大切だということです。

 午後3時閉会式が行われ、大会宣言が決議され、来年度幹事の奈良県にバトンを渡して散会しました。とても有意義な時間を頂戴しました。ありがとうございました。また、保護者を代表して出席いただきましたお二人に感謝申しあげます。ありがとうございました。



07.06.土  
めでたいでんしゃ
 帰りみち、南海和歌山市駅で灘波行き特急を待っている時、向かいのホームに、派手で楽しい2両編成の電車が停まっていることに気づきました。

 「めでたいでんしゃ」という名のとおり、とてもめでたい感じで見ているだけで嬉しくなります。この駅から加太に向かう区間を走る可愛い電車です。今日の話と重なって、人の温かさを肌で感じ、ほっこりとした感覚になりました。



07.05.金  
目から鱗
 期末考査2日めが終わりました。明日は土曜日なのでちょっと一息ついているところでしょうか。

 今日は午後から出張で、河内小阪にある大阪樟蔭女子大学に行ってきました。府立人研中河内地域交流部会で、この地域の小・中・高校・大学の先生方や、NPO法人や企業や施設の方々が集まり「人権」をテーマにともに学び、意見交流を行います。今年度のテーマは「進路保障のあり方〜地域で『人』を支える〜」です。心の琴線に触れる話を聴くことができ、貴重な時間を過ごすことができました。生徒のみなさんや先生方にもぜひ聴いてほしいと思うお話もありました。

 大阪樟蔭女子大学は、先月6日に91歳で逝去された日本を代表する小説家の田辺聖子さんの出身校です。今日は交流部会のあった円形ホールに隣接する「田辺聖子文学館」を見学することができました。

 表題の「目から鱗」はこの見学中のことです。田辺聖子さんは実に数多くの小説を書かれましたが、活字になることのなかった貴重な原稿が今だけ展示されていたのです。それは、1986年に記された、母校の後輩たちに送る「読書のすすめ」のメッセージです。
 
 原稿用紙6〜7枚に綴られた言葉は、まさに「目から鱗」でした。田辺聖子さんの小説はテレビドラマ化されたり映画化されたりしたものも少なくありません。彼女は、「映像を観るとストーリーは分かるが、『見る』は決して『読む』にはならない。」その理由が端的に分かりやすく書かれていました。「活字を読む」ことが、読み手に想像の余地をたくさん与えることを「映像を観る」こととの比較で、確たる根拠のもと明確に示唆されていたのです。普段朧げに思っていたことをこんなにあっさりと端的に記されるとは、流石だなぁと感心しました。読書はやはりいいものです。

 交流部会は夕刻までありましたが、まだ明るいうちに家路につくことができました。家の前の木にはクマゼミの空蝉が1つありました。私が発見した今年の空蝉第1号です。いよいよ夏が近づいてきています。



07.04.木  
今日もがんばる生徒たち
 初日の考査が終わりました。昨日教室に残って勉強していた生徒たちはできたでしょうか。今日の大阪は天気が回復し、久しぶりに日射しもありました。

 放課後、今日は図書館の様子を少しだけ見に行きました。ちょうど昼休みの時間帯だったので休憩中の生徒もいましたが、黙々と数学の問題を解いている1年生、古典の勉強を熱心にしている2年生、地学基礎の勉強をしている3年生とそれぞれ頑張っています。

 教室や廊下には先生方の温かい激励の貼り紙がしてあります。1年生は考査1週間前から「ガチ勉強会」と称して展開教室を自習室として開放しています。皆よく頑張っています。



07.04.木  
今日も頑張る園児たち
 今日も午後からめだか保育園の園児たちがやってきて、マーチングの練習をしていました。日ごとにとても上手になって、今日はバシッと決まっていました。先生方も一生懸命です。まだまだ上をめざして最高のパフォーマンスができるように園児と先生が一緒になって頑張ってられていました。

 休憩時間になるとたくさん寄ってきて、ニコニコ顔でお腹や背中をつついてくるので可愛くて仕方ありません。こんな小さな子どもたちが毎日一生懸命に練習してみるみる上達している所を見て、頭が下がる思いで感激しています。また、明日も来てくださいね。



07.03.水  
勉強がんばる2年生
 今日も雨がちの一日になりました。南九州では記録的な大雨が降り続いており、鹿児島市などで避難指示が出されています。大雨の範囲は梅雨前線に沿って東西に帯状に分布し、今夜から明日にかけて梅雨前線上を低気圧が近畿地方を通過し、かなりの雨量が予想されています。午後4時24分に大阪市、東大阪市、八尾市、柏原市を含む大阪府の広い範囲で、大雨(土砂災害)警報、洪水警報が発表されました。十分な警戒が必要です。

 本校では明日からの1学期末考査に備えて、午後からの授業をカットし、先生方は教室整備や考査問題の準備をされていました。生徒たちは、直ぐに家に帰って勉強する人もいれば、学校に残って友達と一緒に勉強する生徒もいます。

 午後3時過ぎ、北館3階の2年生の教室を見て回りました。2人で机を並べて勉強したり、4人、5人と机を合わせて、それぞれしたい勉強をしていたり、教え合いをしていたり、みんなとてもよく頑張っていました。共通しているのは、食べ物や飲み物が結構たくさん机上に置いてあることです。甘いものやスッとするタブレット、美味しそうなおにぎりもありました。勉強で頭を使う時に糖分補給は欠かせません。しっかり栄養も取って明るく頑張る姿を見て、何だかとても嬉しく思いました。

 考査初日の明日、2年生は、「数学U」、「古典」or「化学」、「日本史B」or「子どもの発達と保育」の試験があり、生徒たちは初日早々結構なボリューム感を感じていることでしょう。「難しいです」と言いながらも臆せず頑張っている姿はとても立派でした。頑張ってください。



07.02.火  
今年度の学校説明会について
 梅雨前線が日本列島上空に停滞し、西日本の各地で大雨になっています。とりわけ南九州では河川の氾濫や大規模な土砂崩れが発生しており、さらに、この雨が明後日にかけて激しく降り続く恐れが強く、気象庁が緊急の記者会見を行う等異例の状態が続いています。
 
 大阪でも雨が降っていましたが、1時間めが始まる頃には止み下校時も濡れることはありませんでした。明日は午後から雨の予報になっていますが、考査前日のため午後の授業はカットしますので、何とか雨が降り出すまでに帰宅できるでしょうか。

 今日は、5時間めにめだかこども園の5歳児の園児たちが、運動会のマーチングの練習にやってきました。ちょうど2年子ども保育専門コースの17名の生徒たちの「幼児体育」の授業の時間でしたので、実際に子ども園の先生方がどんなふうに教えられているか学ぼうと見学することになりました。園児たちの演奏は日ごとに素晴らしくなり、生徒たちは大いに感激していたようです。「とてもためになった」とたくさんメモを取っていました。今、高校2年生なので4年後には、どこかの園で園児を前に教える立場になっている人もたくさんいることでしょう。

 園児たちは1時間みっちり練習して帰っていきました。ハイタッチで生徒たちと別れの挨拶をする園児たちはとってもかわいいです。

 さて、今年も中学生対象の学校説明会の季節が早くもやってきました。今年も最初はインテックス大阪での「大阪府公立高校進学フェア」です。7月21日(日)10時〜16時、大阪府下の公立高校が集まります。

 本校での説明会は、10月19日、11月16日、12月14日、2月15日の4回、いずれも土曜日です。10月、12月、2月は午前10時から行いますが、11月16日は授業日にして午後から行い、体験授業や部活動体験も行う予定です。詳しくは本校ホームページの学校説明会のページをご覧ください。

 生徒たちは7時間めまでよく頑張っていました。天候が気になりますが、明後日からの期末考査が滞りなくできますように祈っています。



07.01.月  
7月になりました
 7月になりました。2019年もはや半分が過ぎたかと思うと少し焦ってきそうです。年々月日が経つのが加速しているように感じるのは、年齢のせいでしょうか。

 今年度の取り組みの重点課題の一つに、学校運営を支える教職員の組織改革があります。普通科総合選択制から普通科専門コース制への改編に伴う定数削減に加え、募集クラス学級減による定数減があり、この3年間で10%教員定数が減り、6学級募集が続くと、2年後にはさらに10%減ることになります。
 「働き方改革」が強く求められているなか、先生方の仕事を細やかにリサーチし、より機能的で合理的な組織づくりにゼロベースから考える必要に迫られています。

 では、どのように考えていけばよいのでしょう。例えば、教員の勤務時間から考えてみることにします。
 勤務時間は通常1日7時間45分ですので、1年間で250日勤務するとしますとおよそ1年間の勤務時間はおよそ1,900時間になります。教員が50人の学校では、教員50人分の1年間の勤務時間の合計は95,000時間になり、教員が40人の学校では76,000時間になります。教員が50人で生徒数が840人(7クラス×3学年)の場合は、生徒1人当たりにかかる教員の勤務時間は1年間で113時間、教員が40人で生徒数が720人(6クラス×3学年)の場合は105時間になります。
 この数字をみると正直愕然となります。しかも、勤務時間の半分は生徒と対面せずに机上でのさまざまな仕事や会議や研修等に時間を費やしているので、実際に先生が生徒と対面している時間は、平均すると生徒1人につき1年間で僅か50時間程度にしかならないのです。
 この数字は、先生方にとっては実際とは随分かけ離れている印象を持たれることでしょう。昼休みや放課後、それに休日の部活動付添や講習など、生徒一人ひとりと対面している時間はもっと長いと思われるはずです。その時間が「超過勤務」として加算されていると考えられます。

 学校現場での「働き方改革」の目的は、先生が生徒と対面する時間を減らすことではありません。むしろその時間を勤務時間内に十分に確保するために、机上で行う事務的な仕事や打ち合わせや会議をより効率よく進めることだと理解しています。すると、何をどうすればよいか、その方向性が見えてくるのです。

 また、生徒が先生と直接かかわる時間を確保することばかりでなく、生徒どうしで学びあう環境と機会をつくることも重要です。「主体的・対話的で深い学び」を積極的に進めていること、教員の「働き方改革」と同時に生徒の「学び方改革」を進めることも大切です。

 朝から雨が心配でしたが、幸い土砂降りにはならず生徒も元気に登校してきました。休憩時間に聞こえてくる生徒たちの穏やかな明るい声に心が和らぎます。木曜日からは期末考査です。頑張ってください。