06.12.水  
教育実習生研究授業〜「徒然草」
 今日、5時間めに教育実習生の内海さんの研究授業がありました。2年「古典B」、題材は徒然草第53段「これも仁和寺の法師」です。内海さんの大学の先生も来られました。

 授業の始めに、今日の学習内容の説明を端的にされました。「何を学ぶのか。何について考えるのか」を授業の冒頭で伝えることはとても大切です。それから本文の読み合わせのペアワークです。そして本文の語句や文法の確認を丁寧にされました。足鼎とはどんなものか、また、帷子とはどんなものか。イラストや写真を見せながら、本文中の他の語句の意味調べを各自で古語辞典を引かせていました。

 後半は過去・詠嘆の助動詞「けり」の用法のドリル演習です。助動詞の用法は、1年生で学習しているので、全くわからないという生徒はいないようです。テンポよく盛りだくさんの授業進行でした。

 それにしても、足鼎のような特別な器を逆さにして頭から被ることを、調子に乗ったからといって本当にするでしょうか。仁和寺の僧侶は、当時はあまり評判が良くなかったのかもしれません。

 内海さん、たった一人の教育実習はたいへんだったでしょうが、あと3日間 頑張ってください。