05.23.木  
放課後の図書館で集中
 考査期間中、図書館を自習室として利用している生徒たちがいます。今日は3年生が英語や古典、日本史の勉強をしている所でした。英語は難関大学入試レベルの問題が数多く出題されるとのことで、とても熱心に取り組んでいました。みんな黙々とよく頑張っています。

 日本史は鎌倉末期の南北朝動乱の時代が出題範囲の中心のようです。社会が苦手だった私にとって教科書の内容を理解して覚えるのは大変でしたが、たまに吉野の里を訪れては、吉水神社の縁側に腰掛けて、どことなく寂れた庭をぼんやりと眺めている時間がお気に入りでした。

 高校生の時、教科書を手に覚えようと線を引っ張った所が、何年も経ってからその地を
訪れた時に不意に甦ってくることがあります。そんな時、少しばかり嬉しくなるものです。今、学んでいることの意味のひとつにそんなことがあってもいいのではと思います。

 生徒に皆さんには、生涯にわたり心豊かに生きてほしいと願っています。