05.17.金  
2年「修学旅行説明会」/1年「思いやりを大切にするSNS講座」
 日本の東海上にある高気圧が広く張り出して、今日も初夏の日差しが燦燦と降り注いでいます。昨日沖縄で梅雨入りが発表されましたが、こちらはよく晴れています。例年、沖縄が梅雨入りしておよそ1か月後に大阪も梅雨入りしますので、いつまでも好天気というわけにはいきません。ところどころで田圃に水が張られ出し、田植えの時季も近づいてきましたし、まとまった雨を待っている草木や動物も多くいることでしょう。ただ、体育大会までは、いい天気が続いてほしいなと思っているところです。

 さて、昨日は5時間めに2年生、6時間めに1年生が体育館に集合して、それぞれ異なったテーマで学習しました。

 2年生は、10月27日〜30日の日程で行われる修学旅行についての説明会及び学びです。2年生は陸路と航路で行く「屋久島・鹿児島」の旅です。昨日配布された学年通信にも書かれていましたが、昨年度までとは違った屋久島・鹿児島を訪れることの目的や修学旅行の意義について、生徒たちに語られていました。

 「なぜ屋久島か」

 それは訪れてみて初めて分かることかもしれません。数千年に渡って生きてきた壮大で重厚な「森」と、ともに生きてきた人々の生活に触れ、「人として何を大切にして生きるか」について考えてほしいと願っています。

 1年生は、LINE株式会社の方を講師にお招きし、「思いやりを大切にするSNS講座」の授業を参加型形式で行ってもらいました。
 いろいろな事例をあげながら、「こんな時はあなたはどう感じますか。どう答えますか。相手はどう思うでしょうか。」とたくさん考えさせられました。

 まとめとして、講師の先生がおっしゃられたことがとても心に残りました。

 「『イヤな言葉』や『イヤなこと』は人によって違う。『文字』だけで伝えると、感情が伝わらないので、『ごかい』が生じやすい。ネット上では相手の表情や雰囲気が伝わらないので、相手が『嫌がっていること』に気づきにくい。ネット上のコミュニケーションでは、『相手がどう感じるか』を想像しながら、自分の気持ちを上手に伝えよう。」

 人はとても複雑な感情を持っている動物なので、相手の顔を見て会話をしていても、ときどき誤解が生じることがあります。その私たちが、相手の顔を見ないでコミュニケーションを取ることが難しいと、日頃SHSを持ちながら十分わかっているはずです。
 それだけに余計に気を遣うことが多くなりそうです。スマホは今や私たちの生活に欠かせないものになっているように感じる一方で、「なかったほうがよかったなぁ」と思うこともあるでしょう。そんな時は少し距離を置いて生活してみるのもいいかもしれません。

 いつの時代も、人が道具に振り回されることのないような人間社会であってほしいものです。講師の先生、貴重なお話をありがとうございました。