05.12.日  
花の色、花の形
 今朝も初夏の太陽が眩しい朝になりました。大阪の日出は4時58分、日没は18時51分、昼の方が夜より4時間ほども長く、これは真夏の8月1日頃とほぼ同じです。光はもう真夏だと言えるでしょう。気温よりも一歩先に進む「光の季節」を感じるこころを大切にしていたいと思っています。

 透き通るように光を浴びてひらめく草花の花弁がとても美しく思います。道端に咲くシロツメクサも花弁の一つひとつに薄桃のグラデーションがとても繊細で鮮やかです。よく見ると少しずつ違っているのもわかります。
 また、毎年この季節には、グラウンドの隅っこに濃桃色の可憐な夕化粧の花が咲きます。何とも美しい色と幾何学的にも隙のない形に魅かれます。
 花はなぜこのような色や形をしているのでしょう。おそらく人間とは関係がないと思いますが、では、なぜ私たちは美しいと感じるのでしょう。

 野に咲く花を見ながら、こんなことを考えるだけで生きていることが十分豊かで楽しくなります。