集合を学ぶ〜1年「数学A」
今日は4時間めのに1年6組「数学A」の授業を見学しました。全員出席、担当はK先生です。みんな熱心に授業に参加していました。
今日のテーマは「和集合と補集合の要素の個数」についてです。先日学習したド・モルガンの法則を使って様々な例について考えます。
(1)「1から100までの自然数のうち、3の倍数は何個ありますか。」
(2)「では、100から200だと、何個あるでしょう。」
先生の発問に生徒の思考が深まります。大切なのは(1)を基本とすると、(2)をどのようにすれば(1)と全く同じ方法で明確に答えが出るかを考えることです。先生は段階を踏んでとても丁寧に教えられていました。生徒たちも「よくわかります」と言っていました。
中学から高校へと数学も急に難しくなったような気がしている生徒さんもいるかもしれませんが、基本となる内容はそれほど急に難しくはありません。まず基本を確実に理解し、応用はどこが応用になっているか見つけ、どうすれば基本と同じ方法や考え方で答えを導くことができるかを学べばよいでしょう。それは、もつれた紐を一つひとつほどいていくようなものと同じイメージです。どんな難問でも必ずほどけるもので、どこからどの順序でほどいていくかを練習することが、数学を克服するポイントだと思います。
生徒の皆さん、入学や進級を果して学習内容もより高度になっていますが、怯まず、簡単に諦めず、自信をもって頑張ってください。
プリントの終わりに毎回授業について自己評価する欄がありました。生徒も先生も一緒になって、より良い授業を作っていこうとされている思いが強く伝わってきます。