04.23.火  
原形質分離と復帰の観察〜3年「生物」@
 随分暖かくなりました。朝、学校に着く頃、東の空では太陽がすでに高く上がっています。今朝未明に多く出現する「こと座流星群」はどうだったのでしょう。早起きできず、目を覚ましたら明るくなっていました。

 4時間めに3年「生物」の授業を見に行きました。3年「生物」は看護・医療系や生物工学系大学進学を希望する生徒たちが選択しています。週に4時間みっちりと教えてもらっています。

 今日は実験室でユキノシタの葉裏の表皮細胞を用いた「原形質分離と復帰の観察」の実験です。ユキノシタの葉の裏は赤く染まっていて、染色する必要がないので、学校の授業でよく使われています。本校でも実験室のプランターで元気によく育っています。

 はじめに先生から原形質分離が起きる原理をスライドでわかりやすく教えてもらいました。細胞の組織液よりも濃い濃度の溶液に浸すと、組織液が細胞外に浸みだして細胞が収縮し、細胞膜が細胞壁から離れる現象で、簡単な実験で容易に観察することができます。

 説明を聞いた生徒たちが一斉に実験の作業に取り掛かりました。



04.23.火  
原形質分離と復帰の観察〜3年「生物」A
 まずユキノシタの葉の裏の表皮をカミソリとピンセットを使って剝します。最初のこの作業が一番難しそうですが、どの班も上手く剝していました。それをハサミで4o程度の切片に切り分け、15%スクロース液に浸します。皆協力し合ってうまく進めていました。

 数分もすると、十分に原形質分離した様子を観察することができます。生徒たちはよく分離した細胞を見つけて600倍の高倍率でスケッチしていました。いつもながら、私も生徒と一緒にさせていただきました。



04.23.火  
原形質分離と復帰の観察〜3年「生物」B
 スケッチは習った方法で丁寧に描きます。そして、今度は真水をスライドガラスとカバーガラスの間に浸みこませて、スクロール液を追い出しながら観察を続けます。

 すると分離していた原形質が元に戻っていくのが観察できました。

 「『15%スクロース液に浸すと、なぜ、どのようにして原形質分離が起きるのか。また、それを真水に入れ替えると、どのようなことが起きるのか。それはどうしてか。』についてきちんと言葉で答えてきてください。そこが大切です。」

と先生からの宿題が与えられました。次の時間が楽しみです。生徒たちはみんなとてもよく積極的に取り組んでいました。ありがとうございました。



04.23.火  
午後から職員健診
 今日は午後から職員健診です。全ての教職員の方が慌てることなく受診できるように授業は午前中で終わりにしました。

 昼過ぎに学校にX線検診車がやってきました。毎年お世話になっているオリエンタル労働衛生協会の方々も次々と来校されました。今年から心電図が年齢関係なく全員検査項目になりました。先生方もご自身の健康保持と管理に努められ、元気に過ごしてほしいと願っています。