02.22.金  
非常用携帯トイレ搬入しました
 今日、本校に災害時の非常用携帯トイレが搬入しました。来週25日にも2回めの搬入があります。大阪府もようやく地震災害等による避難生活に備えるための備蓄が本格的に行われるようになりました。ライフラインが寸断された時を想定し、必要なものを備えておくことはとても大切です。日本と同様に地震の多いイタリアでは、災害時に直ちに避難所が開設され、少しでも快適な生活が送れるようにと、その取り組みは随分進んでいるそうです。世界中の地震の約8%は日本で起きていることを受けとめ、官民一体になった防災の取組みが急がれます。

 南海トラフ型の巨大地震や上町断層や生駒断層などが動く直下型の大地震が発生した時は、大阪は震度6強〜震度7の揺れに襲われると予測されています。生徒たちが私たちとともに一時的に本校で過ごすことも十分考えられます。そのために大阪府から支給されるものの一つとして、この携帯トイレが搬入しました。生徒たちの飲み水や食料は、府からの支給はないので、来年度から学年費で購入してもらおうと考えています。

 できれば大きな地震は来てほしくないと思います。しかし、地震を止めることは決してできません。むしろ、この美しい日本列島があるのは、少なくとも何百万年もの間、このような地震が起き続けてきた結果であると言えます。必ずやって来る大地震をどう乗り越えるか、そのために今、私たちに何ができるかを考え、行動することが、いつか多くのいのちを助けることに繋がると確信しています。