枚岡から生駒へ〜耐寒行事F
見晴らしのいい所では、木立ちの間から私たちの学校がよく見えています。治水緑地に囲まれ周りに大きな建物がないのですぐに見つけられます。そこから視線を右へと向けると、オフィス街の高層ビルが建ち並ぶ向こうに、遠く六甲の峰もうっすらと白くなっているのが見えます。空に浮かぶわた雲の影が町をまだらにしています。
「あそこに見える影の距離がわかれば、あの雲の大きさがわかるよ。」
「わぁー、ほんとや。」
側にいた生徒が僅かに目を丸くしたかと思えば優しく相槌を打ってくれました。雲の大きさを直接測るのは難しいですが、こんな方法もあることを知ってもらえれば嬉しく思います。見えるもの、聞こえるもの、感じるもののすべてが学びになります。