12.09.日  
どりいさんのトートバッグ
 昨日のPTA文化教室準備会のデコパージュ制作で、どりいさんのトートバッグを作ってくださりました。部屋に飾ってみると、まるでモナリザのようです。愛嬌たっぷりのどりいさんは、どの位置からも私の瞳をじっと見つめているように感じます。このバッグを持って、休日の度に近くのスーパーに通い、「レジ袋は結構です。」と微笑みながらバッグのどりいさんをちらりと見せると、どりいさんの知名度がもっと上がるかもしれません。ありがとうございました。世界に1つの超レアトートバッグは、本校の宝ものの1つとして大切に使わせていただきます。
 
 とはいえ、このバッグを手提げて買い物に行くのは、少しばかり勇気がいるような気がします。一方で、このバッグをきっかけにつながりが広がるかもしれないと期待し、ちょっとわくわくしてきます。本校の卒業生やその保護者の方で、この地域で働き、生活されている人はたくさんいらっしゃることでしょう。人との出会いやつながりは心豊かにしてくれます。

 そう思えることが、公立高校の大切な良さであると思います。本校はこれからもっと地域と深く結びつき、この町にみどり清朋高校があることが、地域の方々の誇りと安心になるように、生徒も私たち教職員も溌溂と元気に頑張っていきますと、トートバッグのどりいさんに伝えました。

 今日は自宅で「校長だより」を更新し、来年度以降のカリキュム等について考えていました。修学旅行から帰ってちょうど1週間、ようやく添文もすべて入れました。時間があれば11月29日〜12月4日の「校長だより」をご覧ください。掲載した312枚は八重山の色鮮やかで豊かな風景や生徒たちのいい顔でいっぱいです。

 大阪に帰ると八重山のいろいろなことに気が付きます。折に触れて話題にして考えたいと思っています。生徒たちも心の中に何かが宿り、あるいは、肺の入口辺りがむずむずとした感覚になっているかもしれません。今思うのは、八重山には人工的な音のない圧倒的な静寂があった、ということです。