12.04.火  
修学旅行通信1〜嘉弥真島(11/29)@
 おはようございます。今日から1、3年生は2学期末考査に入りました。1年生は1時間め「化学基礎」、2時間め「家庭基礎」、3年生は1時間め「政治経済」「化学」、2時間め「英語理解」「数学演習β」です。12月11日(火)までの1週間頑張ってください。

 さて、今日は10期生修学旅行の様子を写真にて紹介していきます。まずは嘉弥真島編です。嘉弥真島は海岸線長2.5kmの平坦な島です。無人島ではありますが、観光開発業者が竹富島から土地を借りてキャンプやスキューバダイビング等の施設として管理運営しています。

 美ら海に囲まれたなだらかな隆起サンゴ礁からなる島は広場もあり、開放感に包まれます。嘉弥真島のすぐ西には小浜島、その向こうには西表島があります。ゆっくりと沈む夕日をを見ながら、こころもゆっくりしたことでしょう。
 太陽は1個分をおよそ2分かけて進みます。一瞬たりとも休むことなく空を巡り、私たちを照らし続けてきました。私たちのいのちの源となる光のロマンに魅せられます。 



12.04.火  
修学旅行通信2〜嘉弥真島(11/29)A
 太陽が沈まないうちにテントの設営をしました。インストラクターの方に教えてもらい、自分たちで設営しました。



12.04.火  
修学旅行通信3〜嘉弥真島(11/29)B
 昨年は強風で夜中に何度もペグが外れることがありましたが、今夜は大丈夫そうです。58名全員自分たちのテントの設営が終わり記念撮影です。



12.04.火  
修学旅行通信4〜嘉弥真島(11/29)C
 八重山諸島は大阪よりずっと西にあるので、日の入りはおよそ1時間遅くなります。まだ明るいうちに夕ごはんの支度が始まりました。ブロックを2つ並べただけの簡単なかまどに炭を置き火を起こして十分に火が点いたところで鉄板を置きます。



12.04.火  
修学旅行通信5〜嘉弥真島(11/29)D
 鉄板を置くとすぐに熱くなりました。楽しいバーベキューの始まりです。雲一つない青空に恵まれました。最高のロケーションです。

 夜は満天の星空でした。夜中を過ぎないと月は出てこないので夜空は星の光に満ちていました。インストラクターの方が輝く星々の説明をしてくださり、生徒たちはとても感動していたそうです。



12.04.火  
修学旅行通信6〜嘉弥真島(11/30)@
 朝日が昇ってきました。生徒たちはまだ寝ているようです。付添の先生方は、生徒たちがぐっすり寝入るのを待ち、先にそっと起きて起きてくるのを待っていられます。そのことを生徒たちは何となく感じているでしょう。

 起きてきた生徒たちが朝日をバックに集まりました。今日も快晴、素晴らしい1日になりそうです。



12.04.火  
修学旅行通信7〜嘉弥真島(11/30)A
 ウェットスーツに着替え、午前の海を楽しみました。八重山でもこの時期にしては気温が高く、風も穏やかで凪いでいます。時には猛威を振るう自然も今日はとても優しく包み込んでくれました。



12.04.火  
修学旅行通信8〜嘉弥真島(11/30)B
 生徒たちは海遊びを堪能したようです。気がつけば身体がだるくなるほどの運動量になったようです。大いに楽しんだ嘉弥真島での1泊でした。これから小浜島へ渡るところで記念撮影です。みんないい顔です。



12.04.火  
修学旅行通信9〜石垣島(11/29)@
 嘉弥真島に渡らない1、6組の生徒は石垣島で民泊です。市街地から離れた島の北東部の平久保半島に点在する民家にお世話になりました。それぞれの家でゆっくりさせてもらいました。
 平久保半島は細長く伸びて最も細いところは幅270mほどしかないそうです。半島を挟んで東側が太平洋、西側は東シナ海という2つの海がとても接近したところです。



12.04.火  
修学旅行通信10〜石垣島(11/29)A
 それぞれの家でご馳走を美味しくいただきました。ゆっくりと優しい時間が流れています。



12.04.火  
修学旅行通信11〜石垣島(11/29)B
 石垣島は八重山諸島の政治・経済、文化・教育だけでなく交通の中心地でもあります。竹富島、小浜島、黒島など小さな島から島へ渡るには石垣港離島ターミナルを経由します。したがって竹富町役場は石垣市にあって町役場の方々も石垣市に住んでいると聞きました。
 人口4万7千人の石垣島も市街地から外れた平久保半島のあたりは、のどかな風景が広がっています。お世話になった民宿の皆さんありがとうございました。



12.04.火  
修学旅行通信12〜石垣島(11/29)C
 石垣の海もとても綺麗です。夕方近くの浜を散策したグループもありました。他の生徒たちは石垣港離島ターミナルから西表島、黒島、嘉弥真島へ渡っていきました。桟橋の入口では金色の具志堅さんが迎えてくれていました。

 2日め午後にはいむるぶしで合流するまでの修学旅行の本部を石垣島におきました。現地で合流した看護師さんは最も参加生徒が多い西表島に同行してもらいました。

 静かな夜が過ぎていきます。



12.04.火  
修学旅行通信13〜石垣島カヌー体験@(11/30)
 石垣島の2日めは安良川でのカヌー体験です。それぞれ泊めていただいたお家の方に集合場所まで送ってもらいました。感謝の気持ちをこめて記念写真を撮っていたグループもありました。

 濡れてもよい服装になって生徒たちが広場に集まりました。インストラクターの方からカヌーの扱い方についてレクチャーを受け、合羽を着てこれからいよいよ体験です。



12.04.火  
修学旅行通信14〜石垣島カヌー体験A(11/30)
 安良川は島北部の山から南へと流れて太平洋に注いでいます。カヌーを漕ぎ始める場所はほとんど河口付近のようで、川幅が広くどこまでが川でどこからが海か分かりません。 生徒たちは、2人で1艘に乗り込んで、早速、先ほど習ったとおりにオールを上手に使い漕ぎ出していきました。



12.04.火  
修学旅行通信15〜石垣島カヌー体験B(11/30)
 生徒たちは流石です。まだ少ししか時間が経っていないのにスイスイ漕いで、ピースサインを送る余裕もあります。河口付近の川の流れはゆっくりとしていることもあるでしょうが、とても上手です。



12.04.火  
修学旅行通信16〜石垣島カヌー体験C(11/30)
 川の周りは見事なマングローブ林になっています。途中の砂地がある場所で降りて、インストラクターの方の先導でマングローブ林を探検しました。花のあとにできる実は先の尖った細長い形をしています。それが熟すると落下して汽水域の砂地に突き刺さりそのまま芽吹くとのことです。その様子がよく分かる例があちこちに見つかります。マングローブの豊かな生命力といのちを繋ぐ工夫を知りました。



12.04.火  
修学旅行通信17〜石垣島カヌー体験D(11/30)
 結構長い距離を漕いて川を上りました。この辺りはどこまでもマングローブが続いているように見えました。こうして先生からいただいた写真を見ていると、昨年度、生徒と一緒にカヌーを漕いでいた時を思い出します。流れは緩やかでもしっかり漕がないと、川を上ることはできませんでした。

 しかし、帰りは流れに乗って簡単に前に進みます。楽しい時間があっという間に過ぎていきました。



12.04.火  
修学旅行通信18〜西表島@(11/29)
 嘉弥真島コースを除く2、3、5、6組の生徒たちは西表島に渡りました。今回の旅行では、石垣島から最も西に離れた大阪から一番遠い所に来たことになります。西表島は他の八重山の島と異なり、標高500m近い山が海岸まで迫っていて平地が少なく、水量が豊富な川があり、中でも島の北西に流れ込む浦内川は沖縄県一番水量が豊富だそうです。

 西表島に渡り、星砂の海岸を散策しました。星砂は有孔虫という珊瑚や貝殻と同じ炭酸カルシウムの殻で覆われた微生物の殻で、その中で星形になっているものを特に「星砂」と呼んでいます。澄み切った青空と温かそうな海がとても綺麗です。



12.04.火  
修学旅行通信19〜西表島A(11/29)
 東シナ海を望む浜辺で、ゆっくりと過ごしています。こちらは例年より暖かいとのこと、昨年は雨がぱらついていました。今年は最高の好天に恵まれました。



12.04.火  
修学旅行通信20〜西表島B(11/29)
 足元の砂をよく見ると、ヤドカリやカニがいました。それぞれ何という名前なのでしょう。西表島には有名なイリオモテヤマネコのようなこの島固有の珍しい生き物が多くいるそうです。

 夜はこの島からも見事な星空が見えたそうです。しかも、地上ではホタルがその輝きを写し出すように明滅を繰り返していたそうです。昔はこんな景色を日本のあちこちで見ることができたのでしょうか。

 西表島は、かつてマラリア発生地であったため定住が困難で、そのために開発が遅れ、手つかずの自然が多く残っているそうです。八重山諸島のマラリアは1961年に根絶されています。



12.04.火  
修学旅行通信21〜西表島C(11/30)
 西表島の2日めは沖縄県で最も水量が豊富な浦内川沿いのトレッキングです。めざすは名所カンピレーの滝。熱帯の豊かな自然の中のコースを歩きます。



12.04.火  
修学旅行通信22〜西表島D(11/30)
 宿から2時間ほどかかったでしょうか。カンピレーの滝に着きました。どこから流れてきているのかと思うほどたくさんの水が勢いよく流れていきます。この地域の山々に降る雨の多さを示しています。ここまでよく頑張りました。目的地でクラスごとに記念撮影です。



12.04.火  
修学旅行通信23〜石垣空港から離島ターミナルへ(11/29)
 石垣空港に着いたA団は嘉弥真島、石垣島、黒島に分かれて整列しました。すぐに嘉弥真島と黒島コースの88人が2台のバスに乗って石垣港離島ターミナルへと向かいました。



12.04.火  
修学旅行通信24〜黒島(11/29)@
 黒島コース30名は全員4組です。どのクラスがどこへ行くかは1学期に抽選して決めました。黒島は結構人気だったと聞いています。

 離島ターミナルから高速艇で黒島に向かいます。高速艇は海面を滑るように走り、時折上下に大きく揺れると、悲鳴のような歓声が上がっていました。30分ほどで黒島に着きました。



12.04.火  
修学旅行通信25〜黒島(11/29)A
 港にはお世話になる民宿の方と現地のツアーガイドの方が迎えてくれていました。その場で入島式を行い、生徒代表挨拶のあと「なんくる」のご主人から歓迎の御言葉を頂戴しました。
 宿に着くと早速ツアーガイドの方が玄関前に生えているアロエのような植物をさして、「これは何だと思いますか。この実は食べられますよ。」
と生徒たちに訊かれました。
「ドラゴンフルーツ。」
いくつかの果物の名前が出たあと、正解が飛び出しました。八重山ではあちこちに生えているそうです。実も季節になるとたくさん採れるそうですが、食べ過ぎに注意が必要のようです。



12.04.火  
修学旅行通信26〜黒島(11/29)B
 はじめに連れて行ってもらった古い港の桟橋がある浜はとても綺麗でした。生徒たちのテンションも上がります。



12.04.火  
修学旅行通信27〜黒島(11/29)C
 しばらく鑑賞に浸ったあと、桟橋横の砂浜でイソハマグリを集めました。30分ほどでたくさん集まりました。翌朝のみそ汁に入れてもらい、とても美味しくいただきました。



12.04.火  
修学旅行通信28〜黒島(11/29)D
 主にウミガメの調査研究をされている黒島研究所では、研究所の方が丁寧に分かりやすく説明してくれました。ウミガメの話だけでなく、魚や鮫にに餌をあげたり、大きなヤシガニを見せてもらったりしました。



12.04.火  
修学旅行通信29〜黒島(11/29)E
 研究所の壁にはいろいろな掲示があって興味深く拝見しました。庭ではマングローブが芽吹いていました。



12.04.火  
修学旅行通信30〜黒島(11/29)F
 宿は男女別れました。歩けば数十分はかかる所です。翌朝まで一緒になることはありませんでした。

 夕飯前に男子生徒8人と真田先生と一緒に沈む夕陽を見に近くの浜まで行きました。予想を上回る絶景でした。みんなの顔がますます優しくなっていきます。日が沈んでもしばらく遊んでいました。

 夕飯後にまたここに来ました。天の川がはっきりと見え、おびただしい星の数に圧倒されました。星が放つ光は私たちにどんなメッセージを送っているのでしょう。



12.04.火  
修学旅行通信31〜黒島(11/30)@
 八重山の朝は1時間遅くやってきます。ゆったりと朝ごはんを美味しくいただき、みやよし荘を出て、女子が泊まっているなんくる前で交流しました。今日もいい天気です。



12.04.火  
修学旅行通信32〜黒島(11/30)A
 女子が泊まっている民宿なんくる別館を出たすぐの道路脇に白いポリエチレンでラップされた牧草ロールが2個置いてありました。刈った牧草をこうしておくと、1か月で発酵しより栄養価の高い牛の餌になるそうです。今では日本の放牧地でも普通に見られるようになりました。1ロールの重さは350s、これがあると、餌の少ない北海道の冬も食事に困ることはなさそうです。

 いろいろな色のペンキでみんなで自由に絵を描きました。大きなパインアップル、ドラゴンフルーツ、牛、カメ、鳥…、皆で記念撮影しました。



12.04.火  
修学旅行通信33〜黒島(11/30)B
 なだらかなこの坂を降りると港につきます。信号も警察官も必要のない大らかな島です。隆起サンゴ礁からなるこの島で取れる岩石は、もちろん珊瑚等でできた石灰岩。丁寧に積まれた石垣が続いています。
 
 ブーゲンビリアの花と南国の青い空、ゆっくりと時間が流れています。



12.04.火  
修学旅行通信34〜黒島(11/30)C
 牧草アートのあと、歩いて港まで行きました。桟橋の直ぐ横の5メートルほどの防波堤をよじ登ると、眼下に広がる碧色の海と、白い砂浜がありました。

 靴下を脱いで裸足になって膝下まで海水を潜らせていました。ほんのりと冷たく感じる以上の心地よさを楽しんでいるようです。



12.04.火  
修学旅行通信35〜黒島(11/30)D
 テトラポットの向こうまで続く青い風景を、友達とお喋りしながら見つめている人、白い砂浜にいろんな形の貝殻や珊瑚を集めている人、ヤドカリを見つけて、「ほらほらっ」周囲の人に声をかけている人、椰子の実を大きめの石で叩き割っている人、台湾から流れ着いたであろうペットボトルを見つけた人…、生徒たちはみんなそれぞれに楽しんでいました。

 いくらでもここに居れそうです。



12.04.火  
修学旅行通信36〜黒島(11/30)E
 お昼ごはんは、なんくるのテラスでご馳走になりました。大きな鉄板でご主人が焼きそばを作ってくれました。奥様が牛肉や鶏肉などたくさん焼いてくれました。ご飯も炊いてくれました。みんなとっても美味しくお腹いっぱいになりました。

 庭に珍しい花が咲いていました。実は碁盤の脚のような形でとても南京ぐらいの大きさもあります。植物名はまさに「ゴバンノアシ」と言い、大きくて堅そうな実は、椰子の実のようにプカプカと海を渡っていくそうです。



12.04.火  
修学旅行通信37〜黒島(11/30)F
 昼ごはんのあとは、その場で蘇鉄の葉の虫取り籠作りです。蘇鉄の葉は大きくてとても硬く、先の鋭く尖った竹串のようなたくさんの小葉でできた複葉になっています。真ん中の葉脈は小指ほどの太さがあり、とても硬くて丈夫です。

 なんくるの奥様に教えてもらいながら、左右の小葉を交互に曲げ入れて編んでいきます。生徒たちは皆頑張って作っていました。中には初めてとは全く思えないとても上手な生徒もいました。なんくるの皆さまありがとうございました。



12.04.火  
修学旅行通信38〜黒島(11/30)G
 いよいよお別れの時が来ました。なんくるとみやよし荘のご主人さんを前に、生徒たちはお礼の言葉を伝え、感謝の気持ちを表しました。たくさんのご親切をありがとうございました。

 記念撮影をして船に乗り込みました。小浜島で全員集合します。



12.04.火  
修学旅行通信39〜4日め(12/2)@
 最終日の朝、青空が広がっています。地面は濡れているので夜明け前の少しの時間スコールのようなものが降ったのでしょう。生徒たちは早起きして朝食を済ませ帰路につく準備をしています。2組の生徒たちがエントランス前で集合写真を撮ってもらっていました。これから石垣島へ渡ります。



12.04.火  
修学旅行通信40〜4日め(12/2)A
 帰りは3つに分かれて、石垣空港からそれぞれの飛行機で那覇に向かいます。そこで時間調整をして全員一緒に伊丹まで帰ります。
 A団(1、3組)が一番に石垣島に渡り、市内観光や市街地の散策をして那覇に向かいます。



12.04.火  
修学旅行通信41〜4日め(12/2)B
 続いてB団(4、5、6組)が出発しました。はいむるぶしのスタッフの方々がバスが見えなくなるまで手を振ってくださっています。またここへ来たいと思っている生徒もいることでしょう。とてもよくしてくださいました。最高の環境で2日間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

 小浜港から高速艇で石垣港離島ターミナルへ戻ります。



12.04.火  
修学旅行通信42〜4日め(12/2)C
 石垣港離島ターミナルから少し歩けば、買い物や食事ができる商業施設が並んでいる街に着きます。生徒たちはそれぞれお土産を買ったり、食事をしたりゆったりと過ごしていました。



12.04.火  
修学旅行通信43〜4日め(12/2)D
 中にはレンタサイクルで回っている班もありました。大きな袋に土産物をいっぱい提げている人もいました。八重山で一番の商業施設がある所です。小さな雨がパラパラしていますが、傘をさすほどの事ではありません。昨日までの晴天に心から感謝の気持ちです。



12.04.火  
修学旅行通信44〜4日め(12/2)E
 昼ごはんと買い物を済ませて、クラスごとにバスに乗り、バンナ展望台に寄りました。天気が良かったら八重山の島々が見渡せるようですが、曇って霞んでいました。でも高い所に上ると開放感を感じます。
 あまり時間を取ることもなく石垣空港に向かいました。島の空気を吸うのもあと僅かです。

 日にちが前後しましたが、これで修学旅行の報告は終わります。この旅行に関わった多くの方々に心より感謝いたします。おかげさまで有意義なよい旅行になりました。ありがとうございました。