11.30.金  
夜の室長会議〜修学旅行2日め@
 修学旅行2日めです。昨日、石垣空港から嘉弥真島(希望者)、石垣島(1、6組)、西表島(2、3、5、7組)、黒島(4組)の4コースに分かれてそれぞれの八重山を満喫した生徒たちが、夕方、小浜島にみんな集まりました。リゾートホテルはいむるぶしでの2日間の始まりです。
 
 夕飯をお腹いっぱい食べて、21時15分から室長会議が行われました。明日は全員5時半起床で、@スウェットスーツでマリン体験 A広場でクラスレクレーション B島内サイクリング Cバスで展望台と細崎観光 のメニューをクラス単位でローテーションします。そして夕食後に野外ステージで全体レクレーションが行われます。先生方から予定の確認と持ち物や体調管理、夜中の緊急時の連絡方法などの諸注意がありました。室長さんたちは聞きながらメモをとり、部屋に戻ってみんなに伝えます。

 22時から先生方が各部屋を巡回して生徒全員の体調を確認して消灯の指示を行い、23時から教職員ミーティングを行いました。昨日からの写真もたくさんもらいましたので、遅くなりますが順次掲載していきます。
 日付が変わり12月になりましたので、1日め、2日めの報告を12月1日以降に繰り越して掲載します。

 上の写真は11月30日の室長会議の様子です。



11.29.木  
A団全員集合しました〜修学旅行1日め@
 おはようございます。先発A団全員集合しました。先生方も集まり、5名の添乗員の方と顔合わせをしました。先生方から生徒たちに搭乗券が渡され、順番に移動して荷物を預けているところです。

 8時40分発ANA1747便で石垣島11時25分着予定です。



11.29.木  
A団搭乗します〜修学旅行1日めA
 A団(1組、4組、6組、嘉弥真島)が早めに搭乗することになり、それぞれ行き先ごとに集まっています。みんないい顔をしています。天気もよく航路も安定していそうです。



11.29.木  
B団も順調です〜修学旅行1日めB
 B団(2組、3組、5組、7組)も順調に出発したと連絡が入りました。9時55分発JTA083便で、石垣島12時35分着です。B団は西表島に渡ります。私はA団で黒島へ行きます。持参したPCのインターネット接続がうまくいかず、今日はカメラで撮影した写真の掲載ができませんが、他のコースに付き添われている先生方から写真を送ってもらいましたので、添文は後になりますが、順次掲載いたします。

 写真左:離陸して間もなくの機内から…離陸するときに大きな歓声があがりました。どんどん高度を上げています。
 写真中:石垣島に着陸します。空港の周りは緑でいっぱい。
 写真右:石垣空港に集合しました。お世話になる民宿の方々が迎えに来てくださっています。石垣島コースの1組、6組はここで入村式を行います。



11.29.木  
石垣港から黒島、嘉弥真島へ〜修学旅行1日めC
 4組黒島コースと嘉弥真島コースの生徒はバスに乗って港まで移動します。黒島コース30人、嘉弥真島コース58人に分かれて集まり、それぞれ船に乗ります。



11.29.木  
黒島入村式〜青い空と碧い海〜修学旅行1日めD
 先に同行している黒島の様子をお伝えします。写真はスマホで撮ったものだけですので、後日カメラで撮影したものも掲載いたします。絶景もありますのでお楽しみください。

 黒島コースの4組30名(女子22男子8)がいよいよ黒島に着きました。港にはお世話になる民宿のご主人が迎えにきてくださり、入村式を行いました。そして、荷物を車で運んでもらい、女子は港からすぐの保里にある民宿「なんくる(南来)」まで歩きました。男子はそこから2キロほど離れた仲本にある「みやよし」さんまで車で送ってもらいました。

 早速着替えて男女同じ海岸まで連れていってもらいました。
伊古という島の北側にある集落のすぐ近くの海岸に、かつて使っていた長い桟橋がありました。

 青い空とエメラルドグリーンの碧い海、絶景に言葉をなくします。みんなのんびり、イカもぷよぷよ泳いでいました。



11.29.木  
イソハマグリを見つけよう〜修学旅行1日めE
 島の天気は変わりやすく、雲に覆われることが多いのでとても幸運です。これまで頑張ってきた生徒やたくさん準備されてきた先生方への最高のご褒美を八重山の方々やすべての生き物からもらったような気持ちです。

 しばらくして横の砂浜で「イソハマグリ」をみんなで集めました。潮が引いているので歩いてきた所を少し掘ればすぐに見つかりました。みんなでボールいっぱいになるくらい集まりました。シジミぐらいの大きさで白い綺麗な殻をもっています。明日の朝ごはんのお味噌汁にしてくださるそうです。



11.29.木  
黒島研究所〜修学旅行1日めF
 貝が集まったところで、次に主にウミガメやサンゴ礁の調査研究をされている黒島研究所へ連れて行ってもらいました。建物の前の池にサメが悠々と泳いでいて驚きました。

 枚方出身の研究所の方にいろいろな生き物を見せながら説明してもらいました。アカウミガメは日本で生まれて成長しながらなんとメキシコまで渡るそうです。太平洋西岸では日本でしか産卵しないので、浜の環境保全はとても大切だと教えてもらいました。
 大きなヤシガニもいました。ツメの握力はなんと300キロもあるそうです。
 インドクジャクもいました。インドクジャクは他の島のリゾートホテルから逃げたしたものが野生化し、大繁殖して困られているそうです。

 他にもいろいろな生き物がいました。庭にマングロープがたくさん芽生いていました。ありがとうございました。



11.29.木  
静かな夕べ〜修学旅行1日めG
 男女に分かれて民宿に戻りました。黒島は八重山の島のなかで1番素朴で観光地化されていないように感じました。海岸線の長さ12.6q、最高点15.3mの隆起珊瑚礁からなるハート形の島の人口は216人、この島に交番はありません。牛の数は2860頭、人ひとりに牛13頭、1984年以降から開墾され、肉牛の牧草地が広がっています。小学生が13人、中学生は2人しかいません。高校生は石垣島や沖縄本島で寮生活をしているそうです。

 夕暮れ時、近くの浜に行きました。水平線に沈む夕陽がとても綺麗です。畜産を営み、静かで心豊かな島人の生活がここにあります。私たちはきっと異質な訪問者なのでしょう。宿に戻って作ってもらった晩ごはんをみんなで美味しくいただきました。

 ごはんを食べて、また、懐中電灯を持って、また浜に行きました。雲ひとつない満天の星空に圧倒されました。天の川か天を南北に2分しています。西の空には夏の星座が、東の空からは冬の星座が出てくる所でした。流れ星も3つ、4つ、5つ…と見れました。この島は私たちにご褒美を与えすぎるほどです。



11.29.木  
石垣島の民泊@〜修学旅行1日めH
 石垣島は1組と6組の58名が訪れています。11の班に分かれて民泊をさせてもらっています。石垣島の南側はリゾート化が進んでいてホテルもたくさんありますが、北東部の細長く伸びている半島の辺りはサトウキビ畑が広がるのどかな風景が広がっています。

 晩ごはんまでの時間に近くの海岸を散策している班もあるようです。



11.29.木  
石垣島の民泊A〜修学旅行1日めI
 ゆったりとした穏やかな時間が流れています。それぞれのお家で美味しい晩ごはんをいただきました。感謝感謝です。



11.29.木  
石垣島の民泊B〜修学旅行1日めJ
 八重山諸島は沖縄本島からさらに410q以上離れており、台湾までのほうが近くにあります(石垣島で約270q)。石垣島は八重山諸島の中心となる島で、島の南側は市街地が広がっています。1日めに生徒がお世話になっている民宿は市街地から北東へ進み、細長く突き出た平久保半島の中ほどに点在しており、周辺はサトウキビ畑が広がったのどかな所にあります。

 晩ごはん前の各班の様子です。みんな穏やかな表情をしています。明日は南部のマングローブ林の合間を縫って流れる宮良川でカヌー体験をします。



11.29.木  
西表島にて〜修学旅行1日めK
 西表島コースは128人と1番大勢です。みんなで楽しく夕食をとっているところです。このあと、外に出て見事な星空を観察しました。流れ星も、そしてなんとホタルも見ることができました。ホタルは「星ガ垂レル」が語源だという説を聞いたことがあります。一緒に見ることができるなんて何ともロマンチックですね。本当にいい天気でよかったです。



11.29.木  
無人島嘉弥真にて@〜修学旅行1日めL
 無人島の嘉弥真島コースは全クラスから希望者が集まりました。中でも1組は17人と半数近い参加です。簡易トイレや倉庫代わりにしている建物、海の見えるブランコはあるので、全く自然の無人島ではありませんが、テントを張って寝ます。BBQをして満天の星空を楽しみ、翌日はシュノーケリングというメニューを選んだ生徒は58人もいました。



11.29.木  
無人島嘉弥真にてA〜修学旅行1日めM
 気持ちのよさそうなブランコです。いい天気で良かったです。空も海もみんなキラキラ輝いています。嘉弥真島は海岸線の長さが1周2.5qのとても小さな島です。



11.29.木  
無人島嘉弥真にてB〜修学旅行1日めN
 太陽が西に傾くまで浜で遊んでいました。スローな時間が過ぎていきます。



11.29.木  
無人島嘉弥真にてC〜修学旅行1日めO
 島にはうさぎがたくさんいます。初めは誰かが持ち込んだのでしょうが、野生化して今では数百羽に増えているみたいです。



11.29.木  
無人島嘉弥真にてD〜修学旅行1日めP
 日が暮れてきてBBQの準備が始まりました。大阪ではできない体験を思い切り楽しんでください。



11.28.水  
大学の先生の特別授業〜3年「保育実習」
 今日は、2、3時間めの3年「保育実習」の授業に、関西女子短期大学保育学科の日光恵利先生が授業をしに来てくださいました。日光先生は実際に保育士として勤務された経験を持たれ、大学の保育学科の学生たちに、保育士になるために必要な知識や技能を教えられています。今回お呼びしたのは、すでに保育学科への進学が決まっている生徒もいる中で、保育士は可愛い子どもたちと時間を共にできる楽しいことばかりではなく、「福祉」分野の仕事であることを自覚し、子どもを取り巻くさまざまな困難や課題と向き合うことの重要性ややり甲斐などについて教えてもらうためです。

 来年度からは短大生として学び、そして2年後には保育士として働くことになるであろう生徒たちにとって、大切な時間になったことでしょう。

 3時間めはペープサートや紙芝居、大きな絵本、エプロンシアターなど、子どもの豊かな感性を育む保育の例を紹介してくださりました。また、「いっしょにあそぼう」と題して子どもたちと一緒になってスキンシップもできて、どうすればうまくできるか考えることもできる楽しい遊びを教えてくれました。

 この2時間で多くのことを学んだことでしょう。保育士の進路でなくても、人として幼いこどもと向き合うことは、誠実さであったり、優しさであったり、大らかさであったりと、自分の人としての有り様を問われているようにも幹事、大切なことを学んでいるように思いました。日光先生ありがとうございました。
 



11.28.水  
2年修学旅行結団式
 4時間め、2年生が体育館に集まりました。いよいよ明日から沖縄県八重山郡竹富町や石垣市へ修学旅行が始まります。明日から同行する旅行業者の方にも来てもらい、学年の先生方から最後の諸注意や連絡がありました。どうやら現地の天気は良さそうです。

 明日は2便の飛行機に分かれて石垣空港に向かうため、集合時刻はA団(1組、4組、6組、嘉弥真島)が7時10分、B団(2組、3組、5組、7組)が8時20分、いずれも関西国際空港駅北広場です。A団は始発に乗らないと間に合わない人もいるでしょう。
私も5時11分発の始発に乗って向かいます。10期生の皆さんと一緒にどんな4日間の旅行になるのでしょう。とても楽しみです。

 昨年度は写真を取りすぎて、整理しながら報告文を書いて掲載するのが追い付かずに、ヘロヘロになった経験があるので、今回はもう少し要領よく掲載していこうと思っています。まずは、参加する生徒のみんなが健康で無事に帰って来れるように互いに気をつけていきたいと思っています。



11.27.火  
幕藩体制の確立〜3年「日本史B乙」@
 今日は2年生の期末考査最終日。一方、1、3年生は今日から考査1週間前になりました。気が付けばもうすぐ12月、月日が経つのは早いものです。

 今日は1、2、4時間めに授業を見学しました。1時間めは3年「日本史B乙」、担当は奥田先生です。今日は徳川家がどのようにして260年も続く幕藩体制を確立されていったかについての学習です。そこにはたくさんの工夫や仕掛けがありました。



11.27.火  
幕藩体制の確立〜3年「日本史B乙」A
 幕藩体制を確固たるものにするためには、朝廷を監察することも躊躇しませんでした。力のある西国大名の監視も担うために京都所司代を置き、その任に就かせました。生徒たちは教科書や図解、用語集も使いながら真剣に授業に取り組んでいます。

 「教科書にある『禁中並公家諸法度』に何と書いてあるか読んでみましょう。」先生の言葉に生徒たちは教科書を手に取り読みます。
 「天子御芸能の事、第一御学問也。」
 「政事に口を出してはならぬ。」を言い換えていることが容易に分かりました。

 本校で用いている日本史の教科書(1979年発行)は、私が高校生の時に使っていた教科書と同じ出版社です。たまたま捨てずに持っていたので、禁中並公家諸法度の資料を見比べると、同じ出版社なのに抜粋して掲載している条文が半分異なっていました。幕府の朝廷に対する姿勢が、より明確に表出している条文へと焦点が動いているようです。これは、史実の捉え方について時間と共に動くことを示しています。
 



11.27.火  
なぜ新羅と倭国との関係が悪化したか〜3年「日本史B甲」@
 2時間めも日本史の授業を見学しました。3年「日本史B甲」、担当は今谷先生です。

 今日の内容は「遣唐使」です。正月の挨拶のために、難波津から出航するのはまだ暑く台風シーズンでもありました。そのため少しでも安全な北路で渡航していましたが、ある時期から南路を渡るようになりました。「なぜか。」と先生の発問に生徒たちが考えます。どうやら新羅との関係が悪くなったことに原因があるようです。



11.27.火  
なぜ新羅と倭国との関係が悪化したか〜3年「日本史B甲」A
 先ほどの授業でも思っていましたが、生徒たちはとても丁寧にノートを作っています。先生は主題に付随してさまざまな事柄を挙げて解説していきます。それもうまくノートに記録している生徒が大半でした。
 
 終わりの3分はいつものように隣の席の人とペアになって、「なぜ新羅と倭国との関係が悪化したのか。」について学んだことを振り返り、相手に説明する時間です。みんな熱心に話していました。



11.27.火  
問いを立てる〜1年「国語総合B」@
 4時間めは、1年1組「国語総合B」の授業を見学しました。担当は大谷先生です。今日は、伊勢物語の「芥川」の3時間め、ひと通り現代語訳が終わり内容が分かったところです。

 「今日はもしあなたが出題者なら『芥川』についてどんな発問をしますか。」

 まず自分で考えて思いつくだけ書き出していきます。次に隣の人とペアになってそれぞれの発問を出し合い、良問にしていきます。どんあ出題がなされるでしょうか。



11.27.火  
問いを立てる〜1年「国語総合B」A
 問一「二条の后と女を使い分けているのはなぜか」
 問二「なぜ露のように消えたかったか」

 先生から指名を受けた生徒が前の黒板に考えた質問を書きました。なかなかの良問です。そして、生徒が先生となり、他の生徒を指名してこの問いに対して答えてもらっていました。

 「白玉か何ぞと人の問ひし時 露と答へて消えなましものを」

 この歌の意味を作者はどんなふうに解説するのでしょう。伊勢物語は歌物語だけあって、詠まれている歌に魅力がいっぱい詰まっています。私ならどんな質問をするだろうと考えながら熱心に話し合う生徒の様子を見学していました。



11.26.月  
池島小学校1年生のみんながやってきました@
 今日は池島小学校1年生が正門前に広がる治水緑地に野外学習にやってきました。きれいな草花やおもしろい形の葉っぱを集めたり、バッタやコオロギを捕まえたりしながら自然観察をしました。

 そして、11時前に84人の1年生が先生方と一緒に、本校の食堂でお昼ご飯を食べにやってきました。トイレ休憩をした後、出口校長先生の注意をしっかり聞いて、クラスごとに食堂に入りました。

 カウンターで自分でお金を払ってテーブルに着く練習をさせてあげたいと、熱心な先生方の思いで一人ひとり100円玉2つが入ったビニル袋を持って、1列に並びました。

 みんなとても元気で可愛いです。



11.26.月  
池島小学校1年生のみんながやってきましたA
 メニューはきつねうどんとおにぎり1個、それに果物のミニカップゼリー2個です。うどんは汁が熱いので食堂の方がテーブルまで運ばれていました。子どもたちはカウンターで200円を渡して、かわいい絵柄のレシートとおにぎりとゼリーが乗ったお皿をもらって席についていきました。

 全員席に着きました。児童代表の2人が前に出てきて、食堂の方々に大きな声でみんなで御礼を言いました。そして、「手を合わせていただきます!」みんなとても嬉しそうです。おいしく食べてくれました。

 およそ1時間の出来事でしたが、校内がぱぁっと明るくなったようでした。また来てくださいね。食堂の皆さん、ありがとうございました。



11.26.月  
「文書デザイン検定」がんばっています
 放課後、南館4階第2LAN教室で、「文書デザイン」検定試験が【行われていました。今日は1年生7名でしたが、毎年多くの生徒が1級の資格を取っています。モニターには経過時間が大きく映し出されています。カチャカチャと速いテンポでキーボードを叩く音だけが響いていました。がんばってください。



11.26.月  
「今日からキミが先生や!」〜理科の先生大募集
 今日終わりのホームルームで担任の先生から生徒たちへの案内とポスターの掲示がありました。地域の小学校に行って、生徒が小学生に勉強を教える「生徒の出前授業」です。
今年度、新たな取り組みの1つです。

 これまでは「交流」を中心に据えた取り組みの中で、クイズゲームやドッヂボール等をしてきましたが、真剣な授業として生徒が先生になって教えるのは初めてです。

 今回は1年生の「化学基礎」で経験している「塩化アンモニウムの再結晶」の実験を高校生の生徒たちが小学生と一緒に教えながら行い、結晶についての理解を深めるねらいがあります。結晶については小学5年生で学ぶとのこと、その一助になればと今回は5年生を対象としています。

 本校の授業等が午前で終わり、小学校の都合もよい1月8日(火)の午後になりました。3クラスあるので、4人ずつとして最低12人は生徒を集めたいと、担当の先生がおっしゃられていました。

 就職や進学の面接試験で、「高校生の時に何をしましたか。」と尋ねられ、「勉強です」というようなありきたりの返事をするよりは、「小学生に理科の実験の授業をしに行ったことがあります。」と笑顔で言えるほうがいいなぁと思います。小学生を前に、きっと自分がもっと好きになる時間を経験することができるでしょう。

 ぜひ、挑戦してみてください。楽しみにしています。 



11.25.日  
第8回大阪マラソンが行われました
 本日午前9時、約3万人がフルマラソン42.195qでインテックス大阪を、2千人がチャレンジラン8.8kmで大阪市役所をめざしてスタートしました。11月下旬とは思えない暖かな日射しのなかをたくさんのランナーが大阪のまちを走り抜けていきました。沿道には声援を送る大勢の方で賑わいました。完走者29,000人は世界の市民マラソンの中で7番めに多いそうです。競技を運営する大会役員760名、医療・救護スタッフ650名、ボランティア10,674名のほか、警察や消防の方々、プログラムに掲載されていないたくさんの方々が大会を支えています。26の府立学校の生徒たちもボランティアの一員として参加し大活躍しました。
 中には日本語が分からないランナーもいます。救護テントの受付には、中国語やフィリピン語等が話せる高校生たちがスタンバイしていました。

 私は、全コースを10のブロックに分けたうちの7番め「西成・住之江ブロック」を担当しました。岸里交差点では、大阪市立成南中学校吹奏楽部の皆さんが元気いっぱいの演奏でランナーを応援していました。スタートから30q付近、ランナーにとってはこれから正念場を迎えようとしているところです。沿道から絶え間なく聞こえてくる応援の演奏や声援が、ひた向きに走るランナーたちにたくさんの元気を与えたことでしょう。

 多くのランナーとボランティアをはじめとする多くのスタッフとが一体となった元気いっぱいの市民マラソンでした。予想どおり今年もたくさんの笑顔をもらいました。お疲れさまでした。 ありがとうございました。



11.24.土  
いのちを食べていのちは生きる〜「ある精肉店のはなし」を観てきました
 三連休の中日になりました。考査期間中の2年生はもちろんのこと、1、3年生の皆さんも期末考査の10日前になり、計画を立てて勉強に取り掛かっていることと思います。また、大学入試を控えた3年生は、プレ模試を受けるなど、本番をイメージした対策に夢中になっていることでしょう。
 学業であれ、部活動であれ、「いまを懸命に生きること」ができればいいなと思います。無我夢中になって頑張った時にしか体現しない感覚を実感してほしいと願っています。

 朝から久しぶりに十三の第七藝術劇場へ行ってきました。昨年、清友高校から引き継いだ和太鼓5張を、赤毛和牛の立派な革で張替えて再びいのちを吹き込んでもらい、今年10月4日には職員研修で講演してもらった北出昭さんの家族のドキュメンタリー映画「ある精肉店のはなし」を観るためです。公開5周年を記念して、今日から30日まで東京と大阪でアンコール上映が行われます。

 何度かお会いしてお話したからだけだとは思えません。「生」の本質を見続けてこられた昭さんの優しさ溢れる人柄でしょうか。スクリーンに映る昭さんとご家族がすぐそばにいるような温かい体温を感じ、家族のぬくもりが身体中の毛穴から浸み込んでくるような感覚を覚えました。改めて「人が生きるとは何か」について考えました。人が生きることの原点に気づかされた映像でした。初日に来てよかったです。ありがとうございました。



11.24.土  
高津高校創立100周年記念式典に出席しました
 映画館を出た時には正午を過ぎていました。向かいのねぎ焼き屋さんで昼食をとるつもりでしたが、すでに長い行列ができていたので諦めて梅田まで戻り、ぶらぶらと中之島へと歩きました。午後2時から大阪国際会議場で大阪府立高津高等学校創立百周年記念式典に出席するためです。途中のうどん屋さんで空腹を満たし、久しぶりに堂島川を歩いて渡りました。突き抜けるような青空は、角張った巨大なビル群とも似合うものだと感心しました。

 どこまでこの空は私たち人間の社会を受け入れてくれるのでしょう。

 記念式典はとても素敵でした。百年の学校の歴史には多くの方々の想いがいっぱい詰まっています。そして、その精神と校風は世代を越えて確実に継がれていました。ありがとうございました。

 人の熱く深い想いに触れた一日でした。明日は大阪マラソンです。およそ3万人のランナーが42.195qに挑戦します。また、たくさんの素敵な笑顔が大阪のまちに溢れます。



11.23.金  
速報! 決勝進出〜女子バスケットボール部@
 本日、八尾高校体育館にて「第12回5Classic Cup」ファイナルが行われています。男子は残念ながら初戦で破れてしまいましたが、女子は勝ち進み、9時から八尾高校と準決勝を行いました。

 始めから終わりまで気を抜くことができないゲームになりましたが、見事62対43で勝利し、本大会初めて決勝進出することができました。



11.23.金  
速報! 決勝進出〜女子バスケットボール部A
 先発メンバーは、キャプテンの4中越さん、5安藤さん、6市川さん、7佃さん、そして1年生の10植田さんの5人です。先制点はみどり清朋、その後も堅実なプレーと堅い守りで徐々に差を広げ、第一クォーターを終わって13対7とリード。しかし、気の抜けない緊迫した展開です。



11.23.金  
速報! 決勝進出〜女子バスケットボール部B
 第2クォーターは互角の戦いで24対18と6点差のまま後半に入りました。相手は昨年度優勝の八尾高校、頻繁に選手を入れ替えてきます。

 第3クォーターに入っても緊迫した攻防が続きました。どちらが粘り勝ちをするかというようなゲーム展開でしたが、大事なところで3ポイントが決まるなど、じりじりと点差を広げていきました。45対28で最終クォーターに入りました。



11.23.金  
速報! 決勝進出〜女子バスケットボール部C
 最後までメンバーを入れ替えることなく5人で通しました。さらに上をめざす監督の熱い思いが伝わってきます。スタミナを切ることなく強く守り、厳しく攻め続けました。終わってみれば62対43、優勝4回、準優勝3回の八尾高校に快勝し見事に初の決勝進出を決めました。おめでとうございます。

 決勝戦は13時20分から、相手は布施高校です。



11.23.金  
最後まで頑張りました〜初の準優勝です@
 13時20分、決勝戦が始まりました。多くのギャラリーが注目する中、スターティングメンバーのアナウンスがフロアに響き、選手がコートに入ります。対戦相手の布施高校は準優勝2回、昨年度は優勝した八尾高校と1回戦で対戦し、72対73の僅か1点差で敗れ、今年こそは絶対優勝しようと気合十分です。



11.23.金  
最後まで頑張りました〜初の準優勝ですA
 開始早々がっぷり四つの様相です。堅いディフェンスで相手の速攻を封じ、第1クォーターを終わって15対12とリードしましたが、全く互角の戦いです。準決勝の時よりもっと我慢比べのゲームになりそうです。

 みどり清朋もメンバーを入れ替え総力戦です。11番1年生の神吉さん、後半になって12番川原さんもコートに入りました。ベンチの声援も必死です。みんな力を合わせて全力を出しています。



11.23.金  
最後まで頑張りました〜初の準優勝ですB
 第2クォーターに入って徐々に相手の速攻が決まるようになってきました。前の試合からフルで出場してきた選手に疲れが出始めたのか、あと一歩が出ずにリバウンドを取られて確実に決められるシーンが見られるようになりました。第2クォーターで逆転され、23対36で前半終了。第3クォーターに入って調子づかせてしまい、31対62と予想外の大差をつけられてしまいました。それでも何とかしようとみんな必死です。

 第4クォーターに入っても相手の勢いは止まらず、何とか追いつこうと頑張りましたが、捉えきることができず、42対85で敗れてしまいました。

 しかし、17校15チームが参加した「第12回 5 Classic Cup」で、大会初の準優勝に輝いたのはとても立派なことです。怪我を圧して頑張った選手もいました。いま、できることは全部出し切ったと思います。決勝戦で体が思うように動かず悔しい思いをしている部員もいると思いますが、最後まで諦めない素晴らしいゲームを見せてくれました。八尾高校、布施高校の皆さんもありがとうございました。

 1年生の部員の皆さん、来年度はぜひ優勝を狙ってください。



11.22.木  
対戦相手はクラス全員〜1年「体育・卓球」@
 二十四節気でいう「小雪」になりました。これから冷たい北風が卓越し、どんどん寒くなっていきます。今日の大阪の最高気温は13℃、僅か1週間で5℃も下がりました。風邪など引かぬよう気をつけたいところです。

 2時間め、1年1、2組男子の体育の授業を見学しました。朝に降った雨のためグラウンドが使えず、第二体育館で卓球をすることになりました。

 ボイスリーダーが前に出て、大きな声でみんなをリードしながら準備体操、腕立て伏せ、背筋、腹筋をそれぞれ30回ずつ元気に行いました。そしてすぐに練習が始まりました。1、2組の男子は33人で各クラス3台の卓球台がセットされていました。ローテーションしながらラリーの練習です。とても元気いっぱいです。



11.22.木  
対戦相手はクラス全員〜1年「体育・卓球」A
 一通り練習が終わったら対戦です。机上に置かれた対戦表を見てビックリ! なんと1組は1組全員、2組は2組全員と、総当たり戦です。11点先取1セットで勝敗を決めます。ジュースはありません。勝敗が決まれば、点数と○×を表に書き込みに来ます。

 「卓球部は完封しろよっ。どんどん交代して試合数が皆同じになるように互いに声を掛けあって進めてや。」

 みんなとても楽しそうです。一番多い人で4ゲームもしました。雨の日はこうして卓球をします。サッカーができなかったのは残念でしょうが、卓球もまたいいなと思っている生徒も少なからずいることでしょう。生徒たちから元気をもらった時間になりました。ありがとうございました。



11.22.木  
1年「数学学習到達度テスト」/1・3年「学校教育自己診断」
 2年生は3時間めの「保健」の期末考査が終わって下校しました。1年生は5時間め、先週の続きで学習到達度判定テストの数学です。みんな一生懸命取り組んでいました。

 3年生は1年に1回の「学校教育自己診断」です。生徒たちはリラックスして行っていました。アンケートの結果は数値化されホームページ等で公開することになっています。1年生も考査が終わってから行われたようです。

 中庭の片隅で皇帝ダリアの花が綺麗に咲いています。皇帝ダリアは昼が短くならないと花をつけないので、毎年開花は11月下旬のこの時期になります。夜になると天頂に輝く「すばる」のよう皇帝ダリアは冬の到来を告げる花、今年の冬はどんな冬になるでしょう。



11.21.水  
創作・カレンダーを作る@〜3年「書道V」
 今朝はうす雲が張っています。上空に寒気が入っているのでしょうか。徐々に下り坂になりそうな気配です。昨日、札幌で観測史上最も遅い初雪があったというニュースが入ってきました。そういえば、大阪では例年11月上旬に吹く木枯らしはまだやってきていません。明日はようやくその木枯らしが吹きそうです。寒い冬がやってきました。

 1時間め、3年「書道V」の授業を見学に書道教室に行きました。担当はもちろん書道の鈴木先生です。

 本校の書道で学ぶ漢字の書体は、1年生で楷書と行書、2年生で篆書、隷書、草書の順に5つです。3年生では、これらの書体を使って漢字を書いたり、あるいは、かな文字を書いたり、漢字仮名交じりの書を書いたりと、創作活動に取り組んでいます。みんな黙々と、また、とても意欲的に作品の制作にあたっています。今日は来年のカレンダーの空けてある所に6枚の作品を貼りつけて1枚の大きなオリジナルカレンダーを作ります。

 「6枚とも違う人が書いたと思われるように表現を変えてください。」

 先生から難しい条件が提示されました。どうすればよいか、先生が手本を示しながら今日のテーマである「表現の工夫」の仕方について教えられました。



11.21.水  
創作・カレンダーを作るA〜3年「書道V」
 「線の太細」「疎密」「用筆」「字形」「墨量」「運筆のスピード」「墨色」表現の変化の仕方について、実際に書きながら丁寧に説明されています。生徒たちは流石です。それらを全部マスターしているようで、さらさらと描いていきます。中にはうす墨で書いた上に重ねるように、細筆でお似合いの言葉を書き込んでいる人もいます。どんなカレンダーができるのでしょう。楽しみです。

 教室は墨の匂いが広がっています。なぜか心が落ち着きます。何年前ころまででしょう。日常生活から硯と墨がなくなったのは。かつては墨をする時間があるような生活だったのでしょうか。私たちの社会はどこへ向かって言っているのでしょう。私たちはどこに行きたいのでしょう。どんな社会を望んでいるのでしょう。

 「書道V」を選択している生徒たちは、少なくとも週に2回はこんな時間を持つことができました。素晴らしいことです。単に字を書く技量が向上しただけでなく、心静かに書に向かう時間は、生き方そのものを考えるきっかけになったことでしょう。
 「何を大切にして生きるか。」
 答えは1つに定まりませんが、考え続けていたいものです。



11.21.水  
3年「英語表現U」
 4時間めは3年3組教室での「英語表現U」を見学しました。担当は城戸先生です。高校3年生の11月、いよいよ学校での英語の授業も最後になる生徒もいることでしょう。今日は時制の表現と仮定法の復習を行っていました。時制を問う問題はセンター試験でも毎年のように基礎問題として出されていますが、改まって訊かれると急に難しく考えてしまうことがあります。生徒たちは結構スラスラと誤ることなく答えていました。

 If you were to win the lottery, what would you do ?

 そういえば今日は年末ジャンボ宝くじの発売日だったようです。



11.21.水  
セメント樽の中の手紙〜1年「国語総合A」
 5時間めは1年2組の「国語総合A」の授業を見学しました。今日は、葉山嘉樹の「セメント樽の中の手紙」、担当は藤井先生です。
 プロレタリア文学といえば小林多喜二の「蟹工船」が有名ですが、同じ時代に生きた葉山嘉樹の作品は、プロレタリア文学の範疇を越えて、読み手に無限に広がる想像の余地を孕んでいるように感じさせられます。
 「セメント樽の中の手紙」は、僅か3,000字ほどの文字に筆者の籠められた想いが、「釘づけされた」小箱の中に詰まっていて、とても奥行きの深い読み応えのある作品だと思いました。

 その想いは、赤いセメントになった恋人への純粋な愛に生きる女工の手紙を、毎日セメントまみれになって働く松戸与三がボロを解き開くことによって、ようやく世間に解放されます。とても凄惨な出来事と一緒になって。

 生徒に配付された「読解線引きプリント」は、本文の言葉の一つひとつに注視して設問が並んでいます。中には、読み手の想像力に委ねられていて答えが1つに定まらない問いもあるように思いました。

 「私の恋人の着ていた仕事着の切れを、あなたにあげます。」
 この一文はどんな意味があるのでしょう。漢字二字を当てはめるのであれば、どんな言葉がピタッとはまるでしょう。とても深くて難しい問いです。
 先生は、「連帯」「御礼」という2つの異なる言葉を当てはめられました。なるほどです。私はもう少し違う言葉を探していました。粉々になってセメントになった恋人の居場所を追い求める女工の想いはそれでは済まされない気がしたからです。返事をくれようとくれなかろうと、そのボロ切れはただのボロではないことを伝えたかったのではないかと思いました。「粉々になった体を包んでいた仕事着なのですよ。クラッシャーの中で粉砕されずに唯一残った生きた証なのですよ。だから大事にしてください。」と、女工の「執念」「情念」のような強い念を感じていました。
 先生の「連帯」という言葉を聞いたとき、私の感じた「情念」のさらにその向こうに「連帯」があると思いました。大正から昭和初期の労働環境は劣悪そのもので、実際に自らセメント工として働き、その間に仲間を失ったことや、労働組合を作ろうとして、その運動が発端となって投獄された経験を持つ筆者のやり場のない憤りを「連帯」により昇華させたかったのではないかと、ここにプロレタリア文学としての読み方があるんだなぁと思いました。とても勉強になります。

 先生の発問はまだまだ続きます。授業の終わりの方になって、先生は改めてみんなに尋ねられました。
 「そもそもこの話は実話だと思いますか。それはなぜそう思うのですか。」
鋭い質問でドキッとしました。時間があれば、グループで話し合って生徒みんなの意見が聞きたい所です。
 
 1人の生徒が答えました。「実話を少し盛ったように思います。」
 生徒たちはよく頑張っています。私もよく考えました。ありがとうございました。



11.20.火  
2年「2学期期末考査」始まる
 雲一つない朝になりました。明け方、東の空高く金星が一際明るく輝いています。金星から太陽はどんなふうに見えるのでしょう。知らないことがいっぱいあります。

 2年生は今日から期末考査が始まりました。来週木曜日からは修学旅行、見たことのない景色がいっぱいありそうです。

 八重山の美しい景色も、目の前のテスト問題も、力を抜いて体いっぱいに吸い込んでみると、それぞれどんな感覚になるでしょう。全く違う環境で、全く違うものを見ていても、身体の芯から生じるエネルギーを覚える感覚は似ているかもしれない…。そんな気づきが自分の可能性の大きな扉を開ける鍵であるかもしれません。今日は「生物基礎」と「数学U」です。思い切り頑張ってください。



11.20.火  
結合と結晶@〜1年「化学基礎」
 2時間め、1年5組「化学基礎」の授業を見学しました。今日のテーマは「結合と結晶」、担当は理科の山下先生です。

 はじめにクッキング用のアルミ箔をちぎっては最前列の生徒に順に渡しながら、感触や両面の光沢の違いを確認するように指示されました。おそらく初めて触った生徒いないでしょう。しかし、改めて感触を確かめたり、「表」と「裏」があることを確認したりするのはなかったかもしれません。最後尾の生徒まで回ってくるのに結構時間がかかっていました。
 先生が書画カメラで図を見せながらアルミ箔の製造工程を説明され、どうして光沢のある面と内面ができるか教えてくれました。もともと2枚のアルミを重ねて圧延機に通したものを元の2枚に剥がして作るそうです。すると、平滑なローラーに接した面はつるつるなので光沢を生じ、剥がした側の面は凸凹ができているので乱反射して白っぽく見えるとのことです。これを300℃に熱して油を飛ばして裁断し、それを紙の芯に巻いて完成、厚さ0.015〜0.02mmのアルミ箔(アルミホイル)のできあがりです。

 さて、このアルミ箔はアルミニウム原子がどんなふうに結合してできているのでしょう。他にどんな元素が同じような結合をするのでしょう。共通した特徴はどんなことでしょう。今日のテーマです。



11.20.火  
結合と結晶A〜1年「化学基礎」
 先ほどのアルミニウムを例に挙げながら、金属結合とそれによってできる金属結晶の性質や特について説明されました。電気や熱を伝えやすいことや、針金のように延びたり、
アルミ箔や金箔のように薄く広がったり、また光沢があることなど、鍵は結合を支えている自由電子にあるようです。

 ヨウ素の結晶はヨウ素分子が弱い分子間力によって結合している分子結晶、ダイヤモンドや黒鉛、シリコンの原料であるケイ素や、岩石中に最も多く含まれる成分で、水晶や石英を作る二酸化ケイ素などは硬く融点が高い共有結合の結晶を作ります。先生がポイントを押さえながら授業を進められています。生徒たちは熱心にノートに記録していきます。

 先生がダイヤモンドと黒鉛の炭素原子の結合の違いが分かる模型を手に持って、何故硬さが異なるのか分かりやすく説明されていました。実際に見えないものをあたかも見えているように感じ取るのは簡単ではありませんが、人間の持つ想像力は凄いものです。



11.19.月  
男子バレーボール部が2部に昇格しました!
 嬉しいニュースを聞きました。昨日、堺西高校で「大阪高校新人大会1次予選(部別)」があり、男子バレーボール部が首位になり見事2部昇格を果たしました。おめでとうございます。初戦では勝てなかった阪南高校と再び首位決定戦で対戦することになりましたが諦めずに頑張り、見事逆転勝利しました。阪南高校は練習試合でも勝てなかった相手だけにとても嬉しかったことでしょう。確実に強くなっている証拠です。自信を持ってこれからも頑張ってください。2次予選は1月20日です。

 顧問の先生から結果の詳細と生徒が撮ったという写真をいただきました。ありがとうございました。

〈結果〉@ みどり清朋vs阪南   ●18−25 ●21−25
     A みどり清朋vs緑風冠 ○25−18 ○25−10
     B みどり清朋vs阪南【首位決定戦】 ●21−25 ○25−15 ○25−15



11.19.月  
先人に学ぶ〜3年「数学演習α」
 今日は午後から授業を見学しました。5時間めは渡辺先生の3年「数学演習α」です。この科目は高校1年生で学習した「数学T・A」の理解を深め、大学受験にも十分対応しています。
 今日のテーマは「整数の問題」です。とても興味深い内容でした。
 
 「整数の問題は数学の基礎となるとても大切な考え方をするものです。」
 先生の言葉と共にスクリーンに映し出されたのは、なんと中国の唐の時代に編纂されたと言われている著名な算術書「孫子算経」の一節です。
 「今有物、不知其数。三・三数之、剰二.五・五数之、剰三.七・七数之、剰二.問物幾何。」
 「さて、答えはいくつになるでしょう。分かる人はいませんか。」
 
 日本で初めて書かれた本格的な算術書は吉田光由の「塵劫記」(1627)で、そこには、上の問題は「百五減算」として紹介されているとのことです。先生の話はとても興味がそそられます。単に問題を解くのではないので、解くのがとても楽しくなります。

 先生はドイツのガウスも紹介されていました。物理学者でもあったガウスは磁束密度の単位にも彼の名が使われています。スクリーンには彼の肖像画が印刷された紙幣が映し出されていました。彼の著書「整数論研究」(1801)に同じ問題が掲載されているとのことです。1つの問題に係り、時代を越えて世界の人々が繋がりました。

 答えは23.そして3と5と7の最小公倍数の105を加えるごとに同じ条件を見たつ整数が現れます。導き方も、その証明もとても面白いです。
 私の年齢をこれで表すと「3で割ると2余り、5で割ると1余り、7で割ると割り切れる」という事になります。

 授業の終わりの頃に、「ユークリッドの互除法」を使った最大公約数の求め方の復習をしました。求める数値は「899と2494の最大公約数」です。素因数分解が難しい時はユークリッドの互除法で簡単に導くことができることを実感していました。答えは29です。
 
 しかし、「なぜ899か?」と思った時、出題者の意図が見えてきます。出題者は「899」を書きたかったのでしょう。次式が思いつけば、ユークリッドの互除法を忘れても、比較的簡単に答えを導くことができます。
 899=900−1=30・30−1・1=(30−1)(30+1)=29×31
すなわち、2494が29または31の倍数でなければ、答えは1になってしまいます。おそらく出題者はこんな方法を思いついてもいいよと言っているようです。

 久しぶりに「算術」を楽しんだ気持ちになりました。問題を解き明かすこと自体が楽しいのが数学の肝であることを改めて思い知りました。生徒たちに先生の思いが十分届いているでしょうか。ありがとうございました。



11.19.月  
柔道@〜1年「体育」
 6時間めは柔道場に行きました。1年5組、6組男子の体育「柔道」、担当は家根本先生です。

 柔道の授業もボイスリーダーが前に出てウォームアップを先導します。
体操、補強(腕立て、背筋、腹筋を各20回しっかり)、柔軟(閉脚前屈、開脚前屈、股割り)。ここまでは他の体育の授業でもほぼ同じです。

 次に受け身の基礎となるマット運動です。前転、後転、倒立前進、後転倒立、側転、そして小学生の時よくしていた「チテン」。そういえば正式名称はなんというのでしょう。列になって順序良く練習していきます。
 最後に、バク転の見本を見せてくれた生徒がいました。背筋がピンと伸びてとても綺麗でした。



11.19.月  
柔道A〜1年「体育」
 次にいよいよ受け身の練習です。技をかけられた時に、手をついて腕を折ったり、頭部を打ったりしないようにするものです。受け身をきちんとマスターしていれば、日常生活でこけた時に、とっさに手をついて骨折等することが減ると教えられていました。とても大切なことです。

 はじめは列になって単独でいろいろな動きからの受け身を順にしていきます。初めて前まわり受け身を習った時は、今までにしたことのない体の動かし方と出会って興奮したものでした。生徒たちも楽しそうに熱心に取り組んでいます。

次に二人ペアになって、実践をイメージしながらの受け身の練習をしました。短い時間で区切り、とてもリズムカルでいい感じに授業が進められています。ダレないことも怪我の予防にはとても大切だと思います。

 最後に寝技の5番勝負。1番ずつ相手を変えて行います。時間は45秒。礼で始め礼で終わります。全勝中の先生に挑む生徒もよく頑張っています。わいわいと楽しみながら学んでいる生徒たちを見て、高1にちょっとだけ戻ってみたいと思いました。楽しそうです。清々しい気持ちになりました。ありがとうございました。



11.18.日  
第48回地学クラブ研究発表大会
 昨日は午後から「大阪府高等学校生物教育研究会創立70周年記念式典・祝賀会」に出席しておりました。式典ではiPS細胞研究所の中川誠人先生から「iPS細胞研究のこれまでとこれから」という表題で、また、文部科学省初等中等局教科調査官の藤枝秀樹さんから「これから求められる生物教育を考える〜新学習指導要領の改訂のポイントから〜」の表題でご講演いただき、とても勉強になりました。
 そして、生物教育に携われる先生方のさまざまな取り組みや研究活動等について興味深く聴かせてもらいました。敬服することばかりです。

 今日は12時〜17時の時程で、大阪教育大学天王寺キャンパス西館ホールにおいて、「第48回地学クラブ研究発表会」を開催しました。主催は私の所属する「大阪府高等学校地学教育研究会」です。あまり知られていないかもしれませんが、生物と同じように地学分野においても専門とする先生方の研究会があり、実習教材の開発や野外巡検ルートマップづくり、研修会や講習会、啓発活動など地学教育に関することなら何でも精力的に行ってきました。
 どの高校でも多くは地学分野を専門とする教員は1人しかいないもので、それ故に他校の先生とつながり、とりわけ若いうちはフィールドに出てベテランの先生方から専門知識や教室での実験や実習のノウハウについて教えてもらうことは、地学を教える教員の生命線でもありました。その場が私にとっての「地学教育研究会」でした。
 また、そういう地学教育に熱心な先生がおられる高校には「地学部」や「天文部」等の部活動があり、生徒たちも触発され活発な活動をしていました。今日開催された「地学クラブ研究発表会」も今年で48回めを迎えました。今日は10校の口頭発表、4校のポスター発表があり、各校の生徒たちの素晴らしい研究発表を聴くことができました。参加された高校の生徒の皆さん、活動を支えられてこられた先生方、ありがとうございました。

 開会直前の正午前に校舎で囲まれた空に南北に伸びた巻積雲の東西に連なる波状雲を見つけました。「『波状雲の出現は雨になることが多く、巻積雲(うろこ雲)ならおおよそ半日〜1日、高積雲(ひつじ雲)なら数時間〜半日のうちには降り始める。』と仮定して、確かめてみましょう。」と授業でよく言っていたのを思い出しました。さて、2時間後の休憩中に撮った写真が右側です。やはり雲が広がっていました。明日は雨になりそうです。



11.17.土  
2年「がっつり勉強会」@
 2年生は、月末からの修学旅行のため、他の学年より一足早く20日から期末考査が始まります。今日は期末考査に向けた「がっつり勉強会」です。公式戦の最中の部活動もあるので半日参加も可能ですが、朝8時30分から夕方5時まで、30分の昼休憩を挟んで8時間の猛勉強をしに生徒たちが集まりました。



11.17.土  
2年「がっつり勉強会」A
 2年生の「ガッツリ勉強会」もすっかり定着しました。家では8時間もぶっ通しで勉強することが難しくても、学校に来ると自分一人ではないので、言葉を交わさなくとも机に向かう仲間の姿を見て頑張ることができるのです。互いに励まし合うことができる環境をつくることがとても大切です。

 生徒たちは、早くも集中して頑張っています。



11.17.土  
2年「がっつり勉強会」B
 今回は、英語の共通演習問題を解いて解説や学習ポイント等の復習を先生に補講してもらう教室があり、満席になっていました。2年生の秋になって英語のレベルもどんどん上がってきました。巡回されている先生を捕まえて、授業で学んだ内容を確認している生徒もいます。また、先生の助けを必要としない生徒たちは別の教室で黙々と同じ演習問題を解いていました。
 考査前の土曜日、勉強をしにたくさんの生徒がそれぞれの目標に向って頑張っています。



11.17.土  
第7回池島音楽祭@
 午前10時、「第7回池島音楽祭」が池島小学校体育館で開催されました。町会の方々によるこのような盛大な音楽祭は他ではあまり聞いたことがありません。この地域の誇りともいえる素晴らしい取り組みです。地域の方々と、地域の園や学校が一緒になって音楽を通じて一つになります。
 その感動的な時間を私たちみどり清朋高校の生徒たちも共有させてもらっています。司会は今年も本校放送部です。たくさんの人でいっぱいの場内に澄んだ声が響きました。



11.17.土  
第7回池島音楽祭A
 池島公民分館運営委員長の河西さんの開催挨拶、そしてかわいい園児と小学生が手を繋いでステージに登場しました。
 「これから第7回池島音楽祭をはじめます。」
 本校吹奏楽部のファファーレが華々しく鳴り響きました。

 はじめは、池島幼稚園、恵徳幼稚園、めだか保育園の4〜5歳児による歌唱です。「いぬのおまわりさん」「まっかな秋」「しあわせなら手をたたこう」の3曲、場内が温かくやさしい空気に包まれました。子どもの持っている大らかで優しい力はすべてを飲み込んでしまいます。

 次に池島小学校4年生による合唱・合奏です。3クラス90名程の児童たちが元気いっぱいにとても上手に「チャレンジ!」を歌いました。
 2曲めの「オーラリー」は、心に深く浸み込みました。まだ声変わり前の高く澄んだ歌声は、何と表現していいか…、優しくどこか切ない響きとなって体を突き抜けていきました。ステージ横の扉から爽やかな秋風がふわりと頬を触って吹き抜けていきました。
 3曲め、合奏「Everything OK!」は一転元気いっぱい、校庭を駆け回る子どもたちの表情が浮かんできました。満員の体育館、みなさん優しさあふれる笑顔でいっぱいです。



11.17.土  
第7回池島音楽祭B
 次はゲスト出演です。今年は地元池島小学校の卒業生で、現在フランスで音楽活動をされているピアニストの菅尾朋代さんのピアノ独奏です。ドビュッシーから「亜麻色の髪の乙女」「月の光」、サティから「あなたが大好き」、そして、ショパンから「ノクターンop9-2」「幻想即興曲」の5曲。よく知っている曲を選んでくださったようです。ステージのグラウンドピアノから奏でられる響きに魅了されました。



11.17.土  
第7回池島音楽祭C
 拍手喝采で花束が渡されたあと、池島中学校吹奏楽部の登場です。この日のためにきっとたくさん練習してきたことでしょう。生徒たちは少し緊張気味の表情で、でも堂々とそれぞれポジションに着きました。
 「ディズニー・ブロックバスターズ」「weeeek」、そして懐かしい「坂本九コレクション」です。生徒の皆さんは坂本九さんを知らなくても曲は知っているとのこと、歌は世代を超えて歌い継がれていくことを改めて感じました。テレビで見た九さんの笑顔と御巣鷹山の映像が重なり合って瞼に浮かんできました。素敵な演奏でした。中学生の皆さんありがとうございました。

 続いて、いよいよ本校吹奏楽部の演奏です。生徒8人に阿尾先生、坂田先生が応援で入った小楽団、生徒たちはたくさん練習してきました。「Let's Swing!」「ひまわりの約束」の馴染みあるメロディが響き渡りました。



11.17.土  
第7回池島音楽祭D
 今朝はなんと7時に部員たちと先生方が学校に集合されていました。1回通しで練習してから、楽器をトラックに積み込んで小学校まで移動しました。少しでもいい演奏ができ、会場の皆さんに喜んでもらおうと、本当に頭が下がります。

 部員がマイクを持って紹介し、演奏が続きました。「君の瞳に恋してる」「となりのトトロ・メドレー」と続きます。地域の子どもたちも歌える曲を選曲してくれました。10人でも奥行きと張りのある迫力満点の音が重なり合って響きます。素晴らしい演奏です。



11.17.土  
第7回池島音楽祭E
 本校吹奏楽部の締めは西條秀樹さんの「ヤングマン(Y.M.C.A.)」。青木先生が場内の皆さんに「お馴染みの手振りをしましょう」と声を掛けられました。部員と一緒に合わせての練習もばっちり。会場の皆さんも笑顔で応えてくれます。

 本番が始まりました。今までよりもまして管楽器や打楽器、コントラバスの音が弾けるように響きます。池島中学校吹奏楽部の皆さんがポンポンを持って1列に並んで登場し、曲に合わせて大きな動きで「Y.M.C.A.」の文字を描きます。打合せの中ではなかったことで嬉しいサプライズでした。場内は大いに盛り上がり、演奏者も観客もスタッフもみんな一つになりました。

 そして、最後に中・高吹奏楽部が合わさって「ふるさと」を演奏し、客席の皆さんも立って一緒に歌いました。山は青き、水は清き、忘れがたき、思いいずる、私たちの「ふるさと」です。みんなで歌いました。みんなで笑いました。みんなで幸せを感じました。

 素晴らしい見事な音楽祭でした。放送部の皆さんも最後まで立派にやり遂げました。2年振りの出演となった吹奏楽部も最高でした。主催された池島公民分館の皆様、本当にありがとうございました。この町に本校があってよかったです。これからも本校をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。



11.16.金  
第39回大阪府高等学校芸術文化祭書道部門@
 今日は午前中休みを取って天王寺にある大阪市立美術館に行ってきました。第39回大阪府高等学校芸術文化祭書道部門で本校書道部の3年福原さんと3年砂川さんが見事入選し、その作品が展示されています。

 風はほとんどなく日射しもあってぽかぽかと気持ちの良い天気です。近くの保育園から歩いてきたのでしょうか。公園の芝生の上で前と後ろに大きなつばが付いた紺色の帽子をかぶった園児たちがくっつくように集まって並んでいます。巨大な白亜の外壁が美しい美術館に来るときは、いつも青空が広がっているように思います。手前の小さい階段を下りて地下第3展示室へ向かいました。



11.16.金  
第39回大阪府高等学校芸術文化祭書道部門A
 福原さんの作品は「臨 升色紙」です。5寸ほどの正方形の色紙に伸びやかなかな文字が綴られています。見事、奨励賞に輝きました。おめでとうございます。



11.16.金  
第39回大阪高等学校芸術文化祭書道部門B
 砂川さんの作品「臨 王鐸 行書文語」です。六尺はありそうな長い紙に行書で1字1字丁寧に力強く書かれています。

 10日の説明会でも大いに活躍してくれました。2作品とも素晴らしいです。感心しました。おめでとうございます。



11.15.木  
まず図を描こう〜2年「数学B」
 昨日は出勤時に「寒い」と思ったので、今日はコートを着て出勤しました。まだ少し早いかなとも思いましたが、外気は昨朝よりさらに下がっているようで、ちょうどいい感じでした。

 今日は1時間めに2年一般理系選択者対象の「数学B」を見学しました。担当は平井先生、このクラスの生徒は22人です。「数学B」はもう1つ23人のクラスがあります。
 はじめに「偶関数と奇関数」についての確認からです。「y軸対象なら偶関数、原点対象なら奇関数」、それぞれグラフの特徴を見ると簡単にどちらか見分けることができます。
 「では、三角関数の場合はどうですか。」
 y=sinθ、y=cosθ、y=tanθ、とそれぞれ生徒に聞きながら黒板に描かれていきました。「三角関数のグラフを忘れてしまっていても、単位円からの導き方を知っていれば簡単に描くことができますよ。」先生のこういう一言がとても大切です。
 基本が分かっていれば、係数等に伴うグラフの変化は難しくありません。
 y= Acos(B・θ)+ C で、A、B、C が変化すればグラフの形などはどのように変わるか丁寧に説明されていました。生徒たちもよく理解しています。

 理系の数学はやはりテンポが速いです。続いて「等差数列と等比数列」です。

 「数学というのは、いろいろなやり方があるけど、『公式』とか『定理』とかを使って何でも解けてしまう魔法のようなものがどれもあるわけではありません。何かを求める時に『まず図を描きなさい』といつも言っている。実際にどうなるか実験してみることがとても大切です。グラフを描いてみるとか、図形を描いてみるとか、数値を当てはめてみるとか…。数列の場合は、こうして実際に『数の列』を書き出すことが、数列の『図』です。書いたら分かることも沢山あります。」

 その通り、とにかくどんどん「図」を描いてみると何か気が付くことがあるものです。



11.15.木  
1年「スタディサプリ診断テスト(国・英)」 2年「職業分野別説明会」
 午後からの時間は、学年ごとにさまざまです。1年生は「学力診断テスト」を受けています。今日は5限国語、6限英語、来週に数学を受けます。そして3教科それぞれの現在の学力がどの程度到達されているかを知ります。5時間めのチャイムと共に各教室で一斉に始まりました。

 2年生は「職業・分野別説明会」です。各分野の企業に勤められている方、各大学・短期大学、各種専門学校からそれぞれ特定の分野における仕事について説明をしに来てもらいました。その数はなんと38業種。生徒たちはそこから2つ選んで前半と後半で説明を受けます。また、「@対人関係・マナーサービス、A営業・販売・広告・マーケティング、B経営・人事・経理・法知識、C企画・研究・商品開発」に携われている4名の方のパネルディスカッションも併せて視聴覚教室で行われました。劇団の座長をされている方が司会を務め、「高校2年生の時はどうであったか」「高校3年生になってどう変わったか」「今の仕事はどンな仕事か。何故この仕事に就いたのか」について一人ひとりが話されました。最後に司会者の「いま振り返って、高校2年生の自分を後悔しているか」の質問に、2名は「していない」、他の2名は「している」と答えられ、その根拠を話されていました。
 それぞれの言葉を自分に重ねて、自分はどうするのかを考えてほしいと願っています。ありがとうございました。



11.15.木  
3年球技大会@
 3年生は高校生活最後の(あるいは人生最後の)球技大会です。穏やかな天気で良かったです。
 男子はサッカー、女子はドッチボールと体育館でバスケットボールです。平行して1、2年生の取り組みの様子を見たり、また、北山本小学校で行われていた文部科学省「人権教育研究指定校事業」研究発表会の公開授業の見学しに行ったりしていましたので、球技大会の様子は終わりの頃しか見ることができませんでしたが、とても楽しそうで大いに盛り上がっていました。



11.15.木  
3年球技大会A
 「先生!バスケットボール、4組が優勝したよ!」
と、通り掛かった生徒がにこにこと教えてくれました。何故かこっちも嬉しくなります。
 真剣な眼差しでテストに取り掛かる1年生を見て、小走りに視聴覚教へ行って2年生のパネルディスカッションを傍聴し、急いで自転車に乗って北山本小学校へ6年生の道徳の授業を見に行き(高校で道徳教育をどう進めていくか考えるためには、小・中学校でどんな道徳の授業をしているのか知る必要があります)、急いで戻り、体育館へバスケットボールの様子を見て、2年生の個別説明会の様子を見て、そして、やっとグラウンドに出た時だったので、生徒の笑顔がほっとさせてくれたのでしょう。

ドッヂボールは早くに決勝戦が終わっていたようで、女子の多くは男子のサッカー最終戦の応援をしていました。



11.15.木  
3年球技大会B
 サッカー最終戦は接戦で大盛り上がり。山側の決勝戦も川側の5−6位決定戦も同点でPK戦になりました。
 試合の決着がついたのは決勝戦2組vs6組です。5人めキーパー同士のPKになり2組のシュートを止めた6組のキーパーが自らネットを揺らし見事優勝しました。
ほどなく隣のピッチでも決着がつき、勝ったクラスは応援していた女子も一緒になって喜びを分かち合っていました。

 3年生の11月、大事な受験を間近に控えている生徒にとっては、「この時期になって球技大会をするぐらいなら教室で自習にしてほしい」とか、場合によっては「家や図書館等で勉強している方がいい」と休むような考えを持ってしまうかもしれません。

 しかし、こうして今日参加して必死になって対戦したことは、勝敗に関係なくかけがえのない懐かしい思い出となっていつまでも心の中に強く残っているものです。いつまでたっても、あの時の光景を思い出し、悔しい気持ち、嬉しい気持ちも一緒に蘇ってきたときに感じる妙な心地良さは、そう簡単に作ることはできないような気がします。クラスやクラブでともに過ごした仲間と一緒に過ごす時間はもうあまりないのです。3年生の皆さん、今日の最後の勝敗が決定した瞬間のような瞬間を大切にしてください。
 



11.14.水  
微分〜2年「数学U」
 寒い朝になりました。東花園から学校に行く間だけでも顔は冷たく、ハンドルを握る手は悴み久しぶりに手袋が欲しくなりました。北から寒気が流れ込んでいるのでしょう。冬特有の頂のぼやけた灰色の積雲が幾重にも連なり、空を広く覆ってしまいました。

 1時間め、2年1組の「数学U」の授業を見学しました。学習内容は「微分」、担当は加藤先生です。まず、欠席や遅刻者はゼロ、全員出席しています。当たり前かもしれませんが、当たり前のことを当たり前のように続けることは結構難しいものです。

 f(x)=xxx-6xx+5 → f'(x)=3xx-12x f'(x)=0となるのは、x = 0, 4
そこで、増減表を書いて、f'(x)>0となる場合、f'(x)<0となる場合を答えます。
そして、極大値はx=0のときf(0)=5、極小値はx=4のときf(4)=-27と導きます。

 はじめは微分っていったい何なんだろうと思うものかもしれません。ところが進んでいくうちに、どんな高次方程式でも、瞬時にグラフのおおよその形を知ることができ、グラフ上の任意の点での接線の傾きが簡単に分かってしまうことに、「数学ってすごいんだなぁ。」と感じるようになるのでは、と思います。そして、運動する物体のある瞬間の加速度が微分を用いて求められることを知ると、自分の日常生活へと繋がる感覚を持つことができるでしょう。

 そんなふうに学びへの好奇心と楽しむ気持ちを持つことができればいいなと思います。生徒たちは皆よく頑張っていました。



11.14.水  
4歳児がやってきました〜太陽学院こども園@
 2時間め、今日は太陽学院こども園の4歳児の子どもたちがやってきました。なんと園から30分以上もかけて歩いて来てくれました。先々週、先週と近隣の園の子どもたちを、3年「保育実習」の授業にお招きして、今日で3回めになります。生徒たちも随分慣れてきて、余裕の笑顔で子どもたちを迎え入れています。

 歓迎の歌とハンドベルの演奏のあと、◯×ゲームで大盛り上がり! 子どもたちのかわいい歓声が響きます。



11.14.水  
4歳児がやってきました〜太陽学院こども園A
 お次はペープサート2本立てです。司会進行も伴奏ももちろん全部生徒がします。演題のめくりを書いて作ったのも生徒、用意しているものすべてが生徒の創作です。

 「あめふりくまのこ」と「いぬのおまわりさん」、どちらも丁寧で上手に仕上げられています。子どもたちも一緒に歌って楽しそうです。



11.14.水  
4歳児がやってきました〜太陽学院こども園B
 そして、今日も楽しいゲームコーナーです。さかなつり、ミニオンズの冠作り、ボーリング、わなげの4つのアクティビティにローテーションでチャレンジします。あっという間に時間が過ぎていきます。子どもたちはどのアクティビティが1番楽しかったのでしょう。

 長い時間をかけて来てくださり、本当にありがとうごぞいました。昨年度、実習に行った生徒のことを覚えていた子どもがいて、とても喜んでいた生徒もいました。また、来年もよろしくお願いいたします。



11.14.水  
数と式の演習@〜3年「数学演習α」
 3時間めは、3年選択科目「数学演習α」の授業を見学しました。担当は山下先生。内容は1年次に学習した数学TAの演習です。

 はじめに「ユークリッドの互除法」を使って2つの整数の最大公約数を求める演習です。おそらく何回も練習したことでしょう。何故この手法が成り立つのか、もう一度きちんと自分で書いて証明しておくと自信が持て、よりミスが少なく正確に速く解くことができるようになるでしょう。

 次に一次不定方程式の問題です。
「1個50円のレモンx個、1個70円のオレンジy個を買ってちょうど1,000円になるには、それぞれ何個ずつ買えばよいでしょう。」
 式で言いかえると、
「50x+70y=1,000 を満たす整数x、y(x>0、y>0)を求めなさい。」

 この程度の数字なら、実際に数値を入れてみるとそれほど時間がかからず答えが出てくるでしょう。「50円4個なら200円であと800円。5個なら250円であと750円。6個なら300円であと700円。あっ!70円のオレンジがちょうど10個買える。」
 一つ答えが出たからといって安心してはいけません。他にもあるかもしれないので必ず続きをする必要があります。すると、50円13個なら650円であと350円となり、ちょうどオレンジが5個変えることが分かります。「レモンばかり20個買う。」というのも答えに見えますが、問題文からレモンとオレンジの両方を買うことが条件なので除外です。他にないことを確認して、答えは、(6、10)(13、5)の2通りになります。
 



11.14.水  
数と式の演習A〜3年「数学演習α」
 では分数式の場合も同じように解けるのでしょうか。分数の場合は各項の分母が0にならないように気をつける必要があります。

 今日の最後は「n進法」です。1年次の情報の授業で一度習っているとのこと、でも使うことがなければ使い方も忘れてしまうものです。先生の説明をよく聞いて、みんなこつこつと演習問題を解いていました。

 センター試験や私大入試に頻出する基礎問題は確実に解けるようになっておきたいものです。



11.13.火  
3年人文探究専門コース「日本史探究」
 週明けの火曜日になりました。2年生は今日から考査1週間前、今年最後の7時間授業です。日曜日は全国的に晴天に恵まれ、行楽地では紅葉を楽しむ人々で大いに賑わったことでしょう。昨日の雨を経て今日はまた晴れましたが、風が冷たく感じます。もう冬はすぐそこまで来てそうです。

 4時間めに3年人文探究専門コース設定科目「日本史探究」を見学しました。担当は久田先生です。今日のテーマは「太平洋戦争の勃発」です。日中戦争の最中にあった日本軍が、物資を依存しているアメリカに対して何故真珠湾攻撃を仕掛けたのか。その経緯の詳細について資料集を見ながら考えていきます。
 
 「『帝国国策遂行要領』とは何ですか。」
「1941年9月6日の御前会議で『10月上旬までに日米交渉がまとまらなければ開戦する』と決定したことです。」
 生徒がスラスラと答えます。前回の授業の内容がしっかり頭に残っています。生徒たちのノートを見ると、整然としかもぎっしりと、とても分かりやすくまとめられています。毎回授業ごとに集めて先生がチェックして次の授業時に返却しています。

 御前会議の場では本来言葉を発することのない昭和天皇が、明治天皇の歌を引用して詠まれたのは何を伝えたかったのでしょう。生徒たちは記憶を辿り、よく考えています。

 四方の海 みな同朋と思う世に など波風の立ちさわぐらむ



11.12.月  
クラブ写真を飾ってみました
 玄関を入って左に折れ、1階廊下をまっすぐ行くと体育館に向かう出入り口があります。その扉を抜けた右側の壁面に古い大きな黒板が掛かっていました。かつては部活動連絡用に使っていたようですが、長い間使っているクラブを見ることはありませんでした。

 そこで、撤去せずに綺麗にして何かに利用したいと思い、緑色のプラダンを買って貼り付け、部活動の写真を1枚ずつ貼ってみました。写真の多くは9期生の卒業アルバム用に写真屋さんに撮ってもらったものです。プラダンの明るい緑と写真の部員たちのいい表情が相まってとても清々しい空間になりました。

 毎年、写真を新しくしていきたいと思っています。今日は10日(土)の代休日です。一息ついて、明日からまた授業もクラブも再開します。2年生は月末の修学旅行のために考査1週間前になりました。公式戦中のクラブ以外は1年生だけで活動することになりますが頑張ってください。



11.11.日  
説明会スライド資料@
 おはようございます。素晴らしい快晴に恵まれました。今日は硬式テニス部、女子バスケットボール部など大切な公式戦があります。日頃の練習の成果を発揮して勝ち進んでほしいと応援しています。

 さて、昨日の説明会のスライド資料を掲載します。説明が不十分なスライドもありましたのでご参考ください。

 なお、10月20日の説明会の時のアンケートで、「2年から3年になる時に選択したコースを変えることはできますか。」という質問をいただいておりましたが、答えていませんでした。「原則、変更は認めておりません。」というのが回答です。教育課程上に問題が考えられること、できるだけ気持ちを強くぶれないように指導していきたいこと等が理由です。



11.11.日  
説明会スライド資料A
 いま、本校で起きている変化がわかる4枚のグラフです。

(1)左図は過去6年間の進路状況です。これを見るとほとんど目立った変化はありません。H30は普通科専門コース制に改編する前の普通科総合選択制の最後の学年です。普通科専門コース制の1期生は現在3年生です。結果は来春まで分かりませんが、大きな差異はありません。

(2)中図は難関大学と言われる関西8私大(関関同立・産近甲龍)及び京都外大・関西外大の四年制大学の合格者数とセンター試験出願者数の推移です。これを見ると、2年前から大きく変化しています。
 すなわち、3年前までとこの2年間とでは、大学進学者数は変わらないものの、どの大学に進学しているかが変わってきているのが明らかです。それまで関関同立・産近甲龍に合格するのは難しいと諦めていた生徒が、「必ず進学する」と諦めずに強い気持ちで頑張り続ける人が急増しています。その結果、関西8私大の合格者数とセンター試験受験者数が急増したのです。

(3)右図は遅刻者数の推移です。この5年間で半減しました。生徒の頑張りはもちろんですが、生徒と向き合う教員もよい学校づくりに頑張っていることの現れです。授業中に居眠りする生徒もほとんどいなくなりました。



11.11.日  
説明会スライド資料B
 4枚めのグラフは専門コース制になってからの、人文探究、こども保育、一般理系、一般文系に進んエいる生徒数の推移です。3本のグラフは左から9期(3年生)、10期(2年生)、11期(1年生)です。

 3年前、人文探究とこども保育の2つの専門コースを設置しました。人文探究専門コースは文系の難関私立大学や国公立大学への進学を前提にカリキュラムが組まれています。そのため3年生では英語、国語、日本史の3科目を集中的に履修します。また、こども保育専門コースは保育系の短期大学等へ進学し保育士や幼稚園教諭を志す生徒のためにカリキュラムが組まれています。
 一般理系は理系の大学等への進学及び看護医療系専門学校等への進学を前提にカリキュラムが組まれています。一般文系は文系や芸術・スポーツ系の大学等への進学、看護医療系以外の各種専門学校への進学、公務員や企業等への就職を希望する生徒が進んでいます。

 「人文探究専門コースに入って勉強するほどの気はなれないし、ついていく自信もないけれど、文系の大学には行きたい。」という少し控えめな生徒は、実は「自分はこの程度だ」と自分で自分にフタをしていることがあります。本校に入学して、まずそのフタを自分で外すように促しています。そして、どんな自分になりたいのか、そのために何を思い切り学びたいのかよく考えて、文系の大学に進学したいのなら、覚悟を決めて人文探究専門コースに進むように勧めています。
 まだ入学して間もない1年生の6月に説明会を行い、最終決定は11月にしています。その間に定期考査の結果も見ながら、懇談を行い保護者も一緒に考えてもらいながら自分で決めてもらいます。

 説明会で「人文探究は難しいぞ」とあまりに厳しく言うと、選択する生徒が少なくなるのではと言う心配もありましたが、グラフが示している通り、年々その数は増えています。これは、志を高く持って意欲的に勉学に取り組む生徒が増えている証拠です。

 興味深いことに、生徒の学びに対する意欲の向上は、部活動の活性化も引き起こしています。女子の運動部加入率がグーンと上昇し、テニスコートや体育館はとても賑やかになりました。また、男子もこれまで人数が少なかった卓球部や陸上競技部にも大勢入部し、活発な活動ができるようになりました。

 みどり清朋が大きく変わってきています。生徒のエネルギーをより一層強く感じるようになりました。



11.11.日  
説明会スライド資料C
 人文探究専門コースの時間割の例です。本校では地歴は日本史に特化しています。授業の他に講習もたくさん行っています。



11.11.日  
説明会スライド資料D
 こども保育専門コースの時間割の例です。2年次「保育実習」は増単位で夏休みに5日間近隣の保育園等に実習に行きます。また、ピアノが全く弾けなくても2年間でバイエル卒業まではできるようになります。



11.11.日  
説明会スライド資料E
 今年度から近隣の保育園やこども園が本校に来て、歌や演奏を披露したり、一緒に楽しいゲームをしたり、ペープサートの紙芝居を見せたり…、と、園児にとっても本校の生徒にとっても素晴らしい時間を多く持つことができるようになりました。

 人文探究もこども保育も定員を定めてはいませんが、こども保育専門コースは、初年度17名、昨年度は7名、そして今年度は17名が選択しており、今後もおおよそ20名程度を予想しています。



11.11.日  
説明会スライド資料F
 一般理系の時間割の例です。3年生になると数学、理科、英語の3科目中心の授業になります。また、看護医療系に進学する生徒は数学Vの代わりに国語や英語の演習科目を選択できるようになっています。



11.11.日  
説明会スライド資料G
 一般文系の時間割の例です。2年間で12単位を自分の進路や興味関心に応じて選択でき、多様な進路に対応できるようになっています。



11.11.日  
説明会スライド資料H
 昨年度、創立十周年を迎え、その記念事業のひとつとしてすべてのホームルーム教室に電子黒板機能付きのプロジェクターを設置しました。今は多くの先生方が授業で活用し、効率良く分かりやすい授業が進められています。

 普通科総合選択制から専門コース制に改編したため、この2年間で教員の定数が1割減りましたが、英語は1年次から少人数制を維持して行っています。ペアワークやグループワークの機会を増やし、しっかり頭を動かす「主体的・対話的で深い学び」を実践しています。大切なのは、授業のスタイルより生徒が「深く考える」営みができているかです。昔ながらの教授法でも、大きな感銘を受けるような授業もあります。



11.11.日  
説明会スライド資料I
 発表や自己表現の機会も積極的に設けています。1年次の必修科目「情報と社会」の授業では、年に2回全員がパワーポイントを作成して自己紹介と課題研究発表を行っています。さまざまな情報処理検定や英検、漢検等の検定試験に挑戦する生徒も多くいます。

 授業だけでなく、日々の講習や夏休み等の長期休業中の進学講習も数多く実施しています。志を高く諦めない心を作ります。

 一人ひとりの学習到達度を測り、苦手科目を克服するためのさまざまな取り組みも行っています。教育産業の学力診断テストや模擬試験を定期的に実施、点検しているほか、今年度の1年生から全員リクルート社のスタディ・アプリを導入しています。



11.11.日  
説明会スライド資料J
 ところで、そもそも私たちは何のために「学ぶ」のでしょう。競争も大切でしょうが、「競争に勝つ」ことを第一の目標にするのはどうでしょう。「難関大学に合格する」ことが目標の人は、合格すれば目標がなくなってしまいます。

 「学び」は「人とつながる」ためにするのだと認識すると、「学び」に終わりがなくなります。世の中のたくさんの人とつながるために、学ぶことは山ほどあります。



11.11.日  
説明会スライド資料K
 今年は、地域とつながる活動が一気に増えた年でした。近隣の小学校や保育園から子どもたちが来校し、生徒の授業に入って、生徒が子どもたちに勉強を教えたり、交流したりしました。吹奏楽部も人数が増え、出前演奏会をするようになりました。教職員実働防災訓練では地域の方が大勢で見に来られ、これから一緒に取り組んでいくきっかけもできました。中河内のまん中に位置し、この地域に暮らす生徒が通う本校にとって、生徒が地域とつながる活動をすることは大きな意味があります。



11.11.日  
説明会スライド資料L
 部活動も充実しています。昨年度本校に着任して以来、いきいきと輝く生徒たちの姿をたくさん見てきました。詳しくは部活動のページをご覧ください。



11.11.日  
説明会スライド資料M
 生徒会主催の学校行事も活発です。中でも6月初旬の体育大会と9月上旬の文化祭は息の長い活動です。長い準備期間を経て当日にかける生徒たちの熱い思いが校内に溢れます。



11.11.日  
説明会スライド資料N
 一昨日の教育委員会会議で平成31年度公立高等学校募集人員が決定され、昨日10日付の朝刊に掲載されました。中河内地区だけで昨年度よりおよそ340人生徒が減り、そのため本校の募集人員は1クラス減り、6クラス240名になりました。昨年度倍率が上がり、さらに上がるのではと心配になる方もおられることと思います。どうなるかは分かりませんが、最後まで諦めずに頑張り続けられるように、本校はUタイプで当日の学力検査の比重を大きくしています。

 受験勉強は、競争に勝ちたいと思ってすると焦りが生じます。受験勉強であっても、いろんな人とつながるために、いろんなことをいっぱい知って、いろんな話が分かる人になろう、いろんな話ができる人になろうという思いで勉強することが大切です。そう思いながら懸命に頑張った人は、その人にとって最も良い結果が後からついてくるものだと思います。



11.11.日  
説明会スライド資料O
 これで最後です。
 
 「木」のつく漢字の中には、木の部分を表すものがあります。
 「枝」はもともと幹から分かれる「枝分かれ」の部分を表す言葉で、だから「木を支える」と書きます。
 「条」も「えだ」と言います。現在の私たちが日常「えだ」と呼んでいる部分は本来「条」の字を書くべきなのでしょう。そう言われると、「箇条書き」という言葉も、幹から並んで出ている『えだ』のように並べて書かれることだと理解できます。

 では、「えだ」の一番先は「こずえ」と言い、ふつう「梢」の字で表しますが、1本の木の一番高い「こずえ」だけ別の字で表されてきました。それが「標」の字です。てっぺんの「こずえ」は「目印」にもなったので、やがて「しるべ」と呼ばれるようになりました。

 すなわち、「目標」とは「いちばん高い『こずえ』をめざすことと言えます。自分の可能お正は無限に広がっていると信じて、決して自分には無理だと思わず、自分の中の「てっぺん」を「目標」にしてほしいという話を最後にしました。

 みどり清朋高校に入学してきた生徒たちにも、先生方は同じようなことを常々話されています。ぜひ、「行きたい高校」「なりたい自分」をあきらめることなく目標にして頑張ってください。



11.10.土  
「卒業生に聞く」〜1、2年生「総合的な学習の時間」@
 今日は午後から学校説明会・体験授業・部活動見学を行うため授業日です。代わりに12日(月)が代休になります。朝方はまだ雲が残っていましたが、昼には快晴になりました。少しだけ涼しくなった気がしますが、まだ10月初旬の暖かさです。

 今日は1、2年生のために5人の卒業生が来てくれました。「卒業生に聞く」のテーマで3時間めに体育館に集合しました。卒業生は7、8期生でほんの少しだけ先輩です。ジェネレーションギャップはないと言ってよいでしょう。ただ、普通科総合選択制の卒業生なので学びの環境は少し異なっているかもしれません。
 話の骨子は次の3点ですが、OB・OGとして心から後輩に伝えたいことを伝えてもらいました。
 (1) 高校生の時になぜ今の進路に進もうと思ったのか。
 (2) 進路実現に向けてどのように勉強したのか。
 (3) 今、進学先でどのような学びをしているのか。

 龍谷大学理工学部の衣川さん(8期)、龍谷大学経営学部の永易さん(8期)、近畿大学経営学部の横畠さん(8期)、同志社大学商学部の前田さん(7期)、そして、大阪警察病院看護専門学校の西尾さん(8期)の順に話してもらいました。 



11.10.土  
「卒業生に聞く」〜1、2年生「総合的な学習の時間」A
 衣川さんは龍谷大学理工学部物質化学科の1回生です。在学時バドミントン部に所属して学業との両立を果たしながら目標に向って頑張られていました。
 「3年4月に龍谷大学に必ず行くと決めてから、思うように成績が伸びなかった時も、『絶対に行きたい気持ちをを糧にして』ブレることなく頑張り続けたのがよかったと思う。」と話されました。
 入試勉強では、英単語の場合は、毎日寝る前に200語を見る習慣をつけたそうです。
 「1語1秒以上時間をかけないペースでサーッと見ていくと、15分で200語見ることができます。これを毎日続けると入試までに2000語は大体覚えることができたのでお勧めです。数学は初めは応用問題をやっていたが、結局は基本問題を徹底的に解くのが大事だと気づき、基本問題ばかりをずっと解いていました。化学は2冊の参考書と問題集をしっかりやりました。」とのことです。
 大学では有機、無機、理論、分析の4領域の化学の勉強を主にされているとのことです。

 永易さんは2年生夏のオープンキャンパスがきっかけで、龍谷大学経営学部を目標にするようになったそうです。始めはE判定でしたが、強い気持ちで頑張り続け次第に判定は上がっていきました。いち早く入試要項を取り寄せて自分は国語が得意なので、国語の得点が2倍になるタイプの入試を受けるようにした。それで公募推薦で合格することができたとのことです。
 「受験勉強の期間は長く、誰でも『焦り出す』時期があると思うけど、そんな時は英単語を見るだけでもプラスになるので、単語を覚えて落ち着くようにしていた」と聞きました。

 目標を定めた大学に向かう強い気持ちがあったことが二人の共通点です。

 横畠さんは次の3つを伝えたいと言われました。
(1)目標を立てること
(2)一人の力は大したことない
(3)今を楽しんで欲しい
 1つめは、具体的に目標の立て方について教えてくれました。
 「まず、一番大きな目標を立てること。例えば自分は高校の時ソフトテニス部だったので、部活動で言えば『近畿大会出場』、勉強なら『毎回50位以内に入る』というような目標を立ててください。そしてそのために、この1か月の目標を立て、さらに1週間、1日と時間を短く切ってそれぞれ目標を立てて実行すれば、大きな目標が達成できると思うのです。」
 なるほど、とてもよく分かりやすいです。言い換えると「合格するのに必要なペースを知り、そのペースで走り続けなさい。」ということでしょう。とても重要なことです。
 2つめは、「自分1人で頑張ってできることは思い切り頑張っていたら、必ず誰かが助けてくれるので、その人の力を遠慮せずに借りること。例えば、一生懸命頑張っていたらある先生が行きたい大学の過去問を10年分ぐらい集めてもらったことがあった。そういう時は甘えればよいと思います。」
 彼は周りに彼を支える人たちの存在をしっかり認識し、それを彼自身の力にしていたように思いました。
 3つめは、「今でも高校の時の友達らとよく会っているけど、みんな『高校に戻りたい』と言っている。友達と遊んだり、今できることを精一杯やってほしい。」
 高校の時に友と一緒に何かに打ち込んだことはいつまでも共有の宝物になっています。私自身も高校3年の12月になってクラスでラグビーチームを作り、年末まで対抗戦をしていたことを思い出します。あまり勝つことができなかったので悔しい思い出ばかりですが、今も自分の心を豊かにしてくれる宝物の1つには間違いありません。3年生の皆さん、今できることは、卒業してから簡単にできることではないかもしれません。どうか時間を大切に、この一瞬一瞬を大事に過ごしてください。

 前田さんは、体育大会で団長を務めました。高校3年間はたくさん遊んで友達もいっぱいできたそうです。しかし、受験勉強に取りかかるのが遅く、結局浪人されました。
 「浪人するからには関西で最も難しい大学に行こうと決め、数学が苦手だったので国公立は除外し、同志社大学一本に絞って猛勉強した。毎日少なくとも10時間から15時間は勉強した。また、同志社大学の募集要項を取り寄せて読んで、商学部でマーケティングの凄い教授いることを知り、「この人に学びたい」という一心で必死で勉強した。始めはなかなか届きそうになかったが、頑張っているうちに徐々に上昇し、合格最低点を上回ることができた。『努力すると報われる』ではなく、『報われるまで努力する』が自分の座右の銘。高校の時にしてほしいことは『人脈を広げる』こと。高校にいてるうちに高校中の全員、生徒や先生方と友達になってほしい。そのことが将来必ず自分に返ってくると思います。」
 彼の人生を変えたという「報われるまで努力する」は、「結果は後からついてくる」に似ているように思いました。結果を気にせず、とにかく「今を懸命に生きる」ことが大切だと教えてくださいました。

 西尾さんは、早くから看護師になろうと決めていたそうです。難関の警察病院看護専門学校に進学して、今、毎日たくさん勉強しているそうです。
 「実際に病院へ実習に行って、『目的を持った上で行動すること』『時間厳守は最低限』『コミュニケーション力を磨くこと』を学んだ。学校では、1年生の時から定期考査を頑張った。バイトも遊びもしながらちゃんと勉強も頑張った。みんなに言いたいのは、就職する人も進学する人も同じで、1年生の時から考査を頑張ることです。それが進路実現に繋がるのです。また、看護師に関心がある人は、高校生版の「一日看護体験」を行っている学校もあるので、是非行ってみてはどうか。患者さんから『ありがとう。』と感謝されたことがあって、もっと頑張ろうという気持ちになりました。」
 推薦入試は、調査書の評定が合否の判断基準の一つの要素になる場合がほとんどです。自分の将来像を具体的に描けない人はなおさら、1年次から定期考査を頑張るようにすれば後で困ることはないでしょう。」
 その通りです。「医師が病気と向き合うのなら、看護師は患者と向き合う」という言葉を聞いたことがあります。彼女は早くも実習でそのことを感じているようです。看護師を志す強い想いが生徒たちに伝わっていました。

 5人が話してくれたあと、質疑応答の時間になりました。挙手がないので司会の英語科鈴木先生が容赦なく指名されていきます。
 「浪人して1年間も毎日10時間以上もどうして勉強を続けることができたのですか。自分にはそんなしんどいことを1年も続けられるとは思えません。」
という質問に、前田さんの素晴らしい回答が待っていました。
 「『夢』かな。夢に向かってまず3日頑張ってください。3日頑張れたなら1週間頑張れます。1週間頑張れたら1か月頑張れます。そうして気づいたら1年経っていました。」
 場内から自然と大きな拍手が生じました。生徒たちの心に響いたようです。

 5人の卒業生の皆さん、ありがとうございました。生徒にとってとてもいい時間になったと思います。



11.10.土  
第2回学校説明会が始まりました
 午後1時30分から体育館で第2回学校説明会が始まりました。司会進行は生徒会役員です。
 はじめにオープニングセレモニーとして書道部パフォーマンスが行われました。音楽に合わせて6名の部員たちが大きな大きな紙に、ダイナミックに大筆を走らせ、5分ほどで素晴らしい作品ができました。場内は大きな拍手に包まれています。



11.10.土  
体験授業@
 体育館での説明会のあと、午後2時30分から3時まで体験授業が行われました。それぞれ写真で紹介します。

 写真左:「百人一首の世界」…百人一首について学び、かるた会をします。
 写真中:「呪いの日本史」…日本人は「怨霊」に悩まされていた!? 日本史の一端を知ろう。
 写真右:「新選組」…漫画で有名な新選組について詳しく知ろう。



11.10.土  
体験授業A
 写真左:「論理クイズに挑戦!」…頭を使って考えるクイズに取り組みます。
 写真中:「ウミホタルの発行実験」…ウミホタルの発光を通じて、生命現象と化学反応の関係を知ります。
 写真右:「−200℃の世界」…液体窒素を使って−200℃での物質の様子を観察します。



11.10.土  
体験授業B
 写真左:「ちょこっと英会話」…身近な題材で「英語で伝えること」の喜びを一緒に味わいましょう。
 写真中:「仮定法の世界」…高校で学習する「仮定法」について分かりやすく説明します。
 写真右:「コンピューターデザイン〜オリジナルキーホルダーを作ろう〜」…コンピュータ−を使ってキーホルダーを作ります。(はじめにアシスタントで授業に入るコンピュータ研究部の部員による活動紹介がありました。)



11.10.土  
体験授業C
 写真左:「箏を弾いてみよう!」…箏(お琴)で「さくら」を弾きます。
 写真中・右:「アートな缶バッチ作り」…モダンテクニックという技法を体験し、オリジナル缶バッチを作ります。



11.10.土  
体験授業D
 写真左:「未体験スポーツに挑戦(1)」…グラウンドでアルティメットをします。
 写真中・右:「未体験スポーツに挑戦(2)」…体育館で「キンボール」をします。



11.10.土  
体験授業E
 写真左・中:「ポップアートカード作り」…幼児向けのカードを作ります。いろいろな工夫をしてみてください。
 写真右は、11月8日に近隣の保育園の5歳児を会議室に招待した時に、壁に貼っていた秋の飾りつけです。こども保育専門コース3年生の生徒たちが作りました。



11.10.土  
弓張の月のある夕暮れ時
 学校説明会のあとの体験授業も終わり、続いての部活動体験も午後4時過ぎにはすべて終わりました。たくさんの方に来ていただきありがとうございました。また、司会進行の生徒会役員をはじめ、誘導や案内役をしてくれたクラブ員の皆さんには随分助けていただきました。ありがとうございました。先生方も日頃の授業に加えて体験授業もしてくださり、ありがとうございました。準備にたくさん時間をかけてられた先生も結構おられました。

 スライドを使っての私の説明は惨憺たるものでした。決められた時間内にビシッとは増すことが苦手なために、説明の中頃から焦り出してしまいました。保護者席との距離も遠くて分かりづらかったのではと思います。明日の「校長だより」に全スライドを説明を加えながら掲載する予定です。よければご確認ください。

 後片付けも会わり、帰路に着こうと正門を出ました。日没後の数分程度経った頃だったようです。西の空の地平が茜色に染まり、そこから天頂にむかってゆっくりと黄色から紫に、そして群青へと色が変わっていく様子がとても美しく見えました。
 群青の中には三日月が輝き始めていました。一足先に沈んだ太陽を射抜くように弓を張る月と空が合わさって見事な夕暮れの風景をつくっていました。

 空が広いと美しい風景とたくさん出会うことができます。本校に通い、空の色を楽しむ機会が増えました。



11.09.金  
2年人文探究専門コース「総合英語」@
 久しぶりに雨がちの一日になりました。これから一雨ごとに冬に近づいていくことでしょう。明日は午前中3時間めまで授業で、午後から第2回学校説明会です。天気予報を見ると晴れそうでよかったです。およそ300名が参加される予定です。

 1時間め、2年人文探究専門コースの科目「総合英語」を見学しました。2講座あるうちの1クラス23名、担当は鈴木先生です。

 8時45分の開始早々「第8回英文法・語法Engage」が行われました。文法や語法を問う大学入試問題からの抜粋です。今日はおもに前置詞の語法についての問いでした。制限時間3分の合図で隣どうしで交換して答え合わせをします。終わればすぐ回収して提出しました。とてもてきぱきした動きですが、生徒たちは十分に皆慣れているようです。

 すると、今度はさっと机を隣とくっつけてペアになりました。常に教え合い、励まし合いながら学習できるようになっています。

 新しい英単語の読みを2回ずつテンポよく読みます。一人ひとりの声が集まって教室が響くほどの大きな声になっています。そして本文を文法事項をきちんと押さえながら読んでいきます。スクリーンに本文が大きく映し出されました。



11.09.金  
2年人文探究専門コース「総合英語」A
 英文はアメリカカリフォルニア州出身の偉大なプレーヤー、ビリー・ジーン・キングの話です。彼女は1961年ウィンブルドン・ダブルスでの初優勝を皮切りに、4大大会ダブルス優勝16回、シングルス優勝12回、混合ダブルス優勝11回と驚異的な強さを誇り、約20年に渡って世界の女子テニス界をリードしました。

 話は1950年代から始まります。当時は裕福な人たちのスポーツでした。1955年、パブリックコートで育った彼女がトーナメントに出場した時には不当な扱いを受けたそうです。そこから怯まず向かっていった彼女のファイトの軌跡が綴られています。後に女子テニス協会を設立し、男女間の賞金格差の是正にも尽力しました。その功績が素晴らしいものであったから、こうして日本の英語の教科書に掲載されるのでしょう。

 授業はテンポよく進んでいきます。スクリーンに段落ごとに映し出された英文を、文法事項を確認しながら最後の文まで精読しました。
 「終わった?大丈夫? 全部消すよ。」と先生がおっしゃられ、画面が消えました。再び現れた英文は所々が【  】になっています。ペアの一人が【  】に入る語を思い出しながら大きな声で読んでいきます。
 「2秒詰まったら教えてあげてね。」
と先生が相手に伝えられました。みんな一生懸命です。今日の最後に習った段落は長くて大変そうでした。スラスラ言うのは結構難しいです。(【  】の中が見えなくなっていました。)

 The big tournaments-for men and wemen-were【open】only to amatures.That【meant】【that】champions played for the love of the game-【not】for money.(If you【accepted】money,you could not play in the tournament.That was fine for 【those】【who】were rich,but very 【hard】【on】 everybody else. By the 1960s,the United State Lawn Tennis Association(USLTA),was【paying】the top men and wenen players,"under the table".



11.09.金  
3年「コミュニティ英語V」@
 2時間めは3年3組の「コミュニケーション英語V」を見学しました。担当は田中先生。今日は教科書121ページから、Lesson14 の A Variety of "Englishes" です。3年生は3学期は2週間ほどしか授業がありません。教科書もあと僅かになりました。生徒によっては、こうして授業で英語を学ぶのは1月で最後になるかも知れないでしょう。
 「あと○○回で終わりだ」「授業をもっと大切にしなくちゃ」と、最後まで頑張ってほしいなぁと思いました。もちろんどの教科も同じです。

 生徒たちを見渡すと、みんな本文の写書を予めしてきているようです。自分でどんどんやり、和訳も全部終わっている生徒もいました。さすが3年生です。

 先生は、本文の Key Sentence を3つ挙げて生徒と一緒に和訳し確認していきます。



11.09.金  
3年「コミュニティ英語V」A
 (1)The differences in pronunciation among varieties of English are quite noticeable.
(2)Another noticeable difference between American and British English is vocabulary.
(3)There are also differences in the spellings of some words.
 
 上の3つの Key Sentence が示す通り、「発音、語彙、綴り」の3点において、それぞれの国で使われている英語に違いがあるようです。

 本文を読み解いたあと、確認テストのプリントが配られました。答えは生徒が前に出て書いていました。3年生の11月、このクラスでは進路が決まっている生徒も多い中、みんなよく頑張っています。



11.09.金  
【実験】だ腺染色体の観察〜3年「生物」@
 3時間めは、3年「生物」の実験の授業を見学しました。今日は釣具屋さんで売っている魚の餌になる「アカムシ」のだ腺染色体の観察です。

 ハチとアブをどうやって見分けるかは難しそうですが翅を見ると分かります。ハチや翅アリの成虫の翅は4枚であるのに対して、アブやハエ、カの仲間は2枚です。アカムシユスリカの成虫の翅は2枚なので、ハエの仲間になります。

 アカムシのだ腺染色体は通常の染色体の100〜150倍の大きさがあり、学校での観察によく使われます。川崎先生が実験の手順を丁寧に教えられています。前のモニターには観察のターゲットであるだ腺染色体の綺麗な画像が写し出されています。

 次に生徒たちは実験プリントを見ながら作業に取り掛かりました。お店で買ったアカムシはもちろん元気に動いています。虫が苦手の生徒にとっては慣れるまでと覚悟するまでが大変です。「キャー、うわぁ」と悲鳴に近い声が聞こえてきました。



11.09.金  
【実験】だ腺染色体の観察〜3年「生物」A
 生徒たちは、細胞の核の中にある染色体に遺伝子の本体であるDNAが入っていることを学んでいます。ここでDNAから必要なRNAが転写され、タンパク質が合成されていくという遺伝情報の発現の道筋をリアルに感じ取ることができればいいなと思います。
 
 虫が苦手な生徒の、悲鳴に近い叫びはいつの間にかすっかり収まり、とても静かになりました。みんな染色体を見つけるのに一生懸命です。

 私も挑戦しました。600倍の高倍率でピントを合わせ、絞りを調節するとちょうど紐のようなものが3本見えました。構造もよく分かります。そのままスマホのカメラレンズを接眼レンズにくっつけて写真を撮りました。よく写っています。



11.09.金  
MIDROCK'18 @
 放課後、午後4時から視聴覚教室で軽音楽部のライブ「MIDROCK'18」が催されました。@LobStars Aand box. BDAZE Cエーデルワイス Dなる Hair is Bad EBeats Fバンドマン Gクーリッシュ Hmilk そしてトリは「吉田屋」の10バンドが次々と出演しました。生徒だけでなく、先生方も多く見に来られていました。



11.09.金  
MIDROCK'18 A
 ホールの運営はすべて部員が行っています。ミキシングもばっちりです。出演前のメンバーの表情は真剣そのものですが、みんな堂々としていました。そしてやっぱりとても楽しそうです。

 今日のために随分練習してきたことでしょう。一つのことをやりきった時の達成感はかけがえのないものですね。引き続き頑張ってください。



11.08.木  
龍華中学校・久宝寺中学校に行ってきました
 木枯らしが吹く頃とは思えない陽気です。こうも暖かいと、急に寒くなるのではと心配になります。

 今朝は八尾市立龍華中学校と久宝寺中学校を訪問してから出勤しました。両校から毎年多くの生徒が入学してきます。普通科専門コース制に改編してからの本校の状況や生徒の様子等について情報交換しました。
 本校は中河内のまん中にあると思っていましたが、この辺りから見ると結構東寄りの山に近い所にあることに気づきました。JR大和路線の南側の地域や中央環状線の西側の地域からは本校は「遠い」と思っている中学生が多いと聞きますが、実際に自転車に乗ってみると、それほど遠いと思うことなく本校に到着します。

 両校ともご多用の折にもかかわらず、とても丁寧に応対してくださいました。ありがとうございました。



11.08.木  
安心・安全なネットワーク社会をめざして〜篠原嘉一さんに学ぶ
 5時間め、体育館に全校生徒が集まりました。今日は、NIT情報技術推進ネットワーク株式会社代表取締役の篠原嘉一さんをお招きし、「SNSに潜む危険」というタイトルで生徒に講演してもらいました。篠原さんは「あなたのスマホがいかに無防備で危険にさらされているか」を具体的な例を挙げてとても分かりやすく教えてくださり、それに対してどのようにして守るかもしっかり教えてくれます。

 「見られて困る内容は絶対投稿しない」「画像はとても鮮明なので、スクショにしてから投稿すると個人が特定しにくい」「位置情報から個人の居場所や行動の履歴が特定される」…。話の中は、知らない間に深刻な犯罪に巻き込まれていった実例や、チャットに参加しただけで、どの家に住んでいるかまで特定されていることを実際に画面を見せながら示されたり、写真の瞳に映る像から写真を撮った犯人が逮捕された例など、ぞっとするような内容でいっぱいです。生徒から悲鳴のような声も上がっていました。

 あわてて教えてもらった通りに設定を変えた生徒も多くいたことでしょう。知らない人と「友達かも」と入ってくるのは、自分のスマホに入っているたくさんの情報を丸ごと公開していることだと強く認識するべきだと改めて思い知りました。

 また、文化祭等で保護者が撮影した子どもの写真をSNSに載せたことがきっかけになって、自分の子どもがストーカーに狙われるようになった例が結構多いことも聞きました。私も毎日こうして「校長だより」に多くの写真を載せていますが、必ず画像の解像度を落として注意しています。

 何かをする時、必ず悪いことをする人がいる前提で考えるのは悲しい事ではありますが、そうでないと自分が安心して安全に生活することができないのも事実です。安心・安全なネットワーク社会をめざして、まず、自分にできることをきちんとすることを学びました。篠原さん、ご多用のところありがとうございました。



11.08.木  
薬物乱用防止について/軽音楽部ライブのちらしをもらいました
 篠原さんの講演のあと、大阪府警察本部の宮坂さんから大麻使用の撲滅についてお話がありました。大麻の使用で検挙される少年は年々増え、今年はなんと4人に1人が大阪の少年だそうです。そのため、府警本部は緊急事態であるとして、先月からすべての府立高校で大麻使用を未然に防ぐための講演をして回られています。
 生徒たちは真剣によく聞いていました。ご多用の折、ありがとうございました。

 放課後、校長室に軽音楽部の2人が1枚のチラシを持ってきてくれました。明日の放課後、視聴覚教室でのLIVEの案内です。随分スリムになったどりぃさんもいました。頑張ってください。お客さんがたくさん集まればいいですね。明日が楽しみです。



11.07.水  
さくら保育園の園児たちがやってきました〜3年「保育実習」@
 立冬になりました。そろそろ木枯らし一号が吹く頃です。ところが今日は季節が1か月逆戻りしたような陽気な一日になりました。ぽかぽかいい天気です。

 10時前、さくら保育園の5歳児たちが園から歩いてやってきました。福万寺治水緑地の遊歩道を歩いて20分、いい天気で良かったです。

 会議室では先週と同じように3年こども保育専門コースの17名がスタンバイしています。秋の可愛い飾りつけも完璧です。

 2時間めは会議だったので見学は3時間めからになりました。はじめは園児たちも緊張気味だったそうですが、生徒たちの優しい笑顔と楽しい言葉で、たちまち園児たちもニコニコ笑顔になったそうです。歌を歌ったり、ハンドベルの演奏をしたり、ペープサートの紙芝居をしたり…。○×クイズでは、園児たちの大きな歓声が1階の廊下中に何度も響き渡っていました。

 飾りつけも先週のハロウィンから秋の森の景色に変わりました。ボーリングをしたら名前を書いてもらえる折り紙の勲章もたくさん作りました。17名の生徒たちの気合いの入った準備には頭が下がります。

 2時間めの会議が終わってすぐに会議室に入った時には、すでにゲームコーナーが始まっていました。園児たちの喜び様は最高潮です。



11.07.水  
さくら保育園の園児たちがやってきました〜3年「保育実習」A
 こちらはミニオンのお面を作るコーナーです。園児たちは一生懸命です。ミニオンのお面に白い目と黒い瞳を貼り、クレヨンで自由に顔を描いていきます。みんな自分だけのナイスなお面ができました。ちゃんと頭にかぶれるように生徒たちがサイズを合わせてかぶらせてあげています。



11.07.水  
さくら保育園の園児がやってきました〜3年「保育実習」B
 さかなつりのコーナーも園児たちは大喜びです。生徒たちは100匹以上のいろいろな種類の海の生き物を描きました。魚やイカやタコなどのほか、イルカやラッコ、カモメもいます。みんな軽々と釣り上げていました。

 わなげ遊びも行列ができています。中には違う所を狙って投げる園児もいます。的を狙う競技は子どもも大人もはまると言われています。

 廊下はボーリングコーナーになっていました。ペットボトルのピンを並べてハンドボールを「えいっ」と投げます。倒れたら大喜び。「よくがんばったね勲章」に名前を書いてもらって首にかけてもらっていました。

 「次はこれ、その次はこれ…」と、みんな大喜びです。生徒たちもとてもいい顔をしています。



11.07.水  
さくら保育園の園児がやってきました〜3年「保育実習」C
 あっという間に1時間が過ぎていました。そろそろ「さいごのあいさつ」です。みんな集まり、再び対面する形になりました。歌を歌い、花道のトンネルを作って潜り抜け、名残惜しいですがお別れの時が来ました。

 わざわざ園児たちの手を引いてきてくださり、ありがとうございました。生徒たちにとって素晴らしい時間になりました。園児のみなさんも楽しい時間を過ごすことができたのならとても嬉しいことです。生徒たちにとって何よりでしょう。

 正門から出ていく園児たちを見送りながら、昨年の夏に実習に行った生徒が見えなくなるまで手を振りながら、「○○ちゃん、私の名前を憶えてくれてた。○○ちゃん最高や!」と本当に嬉しそうにしていました。

 さくら保育園の皆さんありがとうございました。来週は太陽子ども園の4歳児たちがやってきます。



11.06.火  
小説を読み、ともに考える〜3年「現代文B」@
 2時間め、3年5組の「現代文B」の授業を見学しました。担当は大谷先生で今日はLAN教室でグループワークの発表です。

 題材は米原万里さんの「バグダッドの靴磨き」です。教科書の本文を段落に分けて、グループごとにそれぞれ分担して深く読み込みます。登場人物のひとつの言動に対して話し合い深めていきます。それを発表するのです。

 はじめの班は、教科書184ページ下の段の18行めからです。聞き手と一緒に精読しながら、パワーポイントを使って説明していきます。
「アッラー何が不公平なのか。」「アメフドは何故嫌だったのか。」
「誰かわかる人はいますか?」と発表者が質問します。
「はい!」と元気に手が伸びます。



11.06.火  
小説を読み、ともに考える〜3年「現代文B」A
 「バグダッドの靴磨き」の話しは12歳の少年アメフドを通して描かれていますが、戦火のバグダッドに生きるまだ幼いアフメドの心情を本当に理解することができるのでしょうか。この小説のポイントはそこにありそうです。

 次の班は続きの185ページの下の段3行めからです。

 「アフメドはザマアミロと罵っていたのに何故自己嫌悪に襲われたのでしょうか。グループで考えてください。」

 本文の文節の一つひとつに宿る筆者の思いをアフメドによってどんなふうに描かれているのでしょう。「自分にこの小説が書けるか、なぜ書けないのか、書くには何が必要か。」こんな問いかけを自分にしてみても面白いかもしれません。そして意外と早くアフメドの心情を想像できるようになるかもしれません。

 小説は「読み手に想像の余地を残している」所がこの上なく面白いのでしょう。
 最近、また、小説を読むようになりました。この日はちょうど江宮隆之の「白磁の人」を読み終えたところでした。場面設定も内容も全く異なりますが、重なる所も多くありました。

 最後に、たくさんお金をもらった少年は「60ドルでコルト拳銃が2丁買える」と喜んで言います。この言葉を通して筆者は何を伝えようとしているのでしょう。奥行きの深い作品だと思いました。発表者はとても真面目に真剣に取り組んでいました。



11.06.火  
ドイツ玩具に学ぶ〜2年「子どもの発達と保育」@
 3時間めは2年生こども保育専門コースの科目「子どもの発達と保育」を見学しました。今日は作法室で1年に1度の特別授業です。

 教科指導等外部指導員として新石切プラザ内の本屋さんの一角にある「こっこ・ラボ」というヨーロッパ玩具店の本山裕子さんがヨーロッパのおもちゃをたくさん持ってきてくださいました。

 おもちゃはおもにドイツで人気のカードゲームやボードゲームです。いろんな種類を持ってきてくださいました。廉価でとても勉強になるものも多くあり、本校も教材としていくつか持っています。2時間めから本山先生に遊び方を教えてもらい、いろいろとやっていたので、3時間めに見に行った時はすでにとても盛り上がっていました。

 ゲームの箱には必ず「対象年齢」が書かれてあります。例えば「5歳〜」というものや、中には「5歳〜90歳」と書かれているものもあります。これは「幼い子どもから老人まで皆が心から楽しめます。」という意味だそうです。子どもでも大人に十分勝つことができるというものです。その秘訣はシンプルで明快なルールにあるようです。

 例えば、1枚のカードを捲ると、色の異なる輪ゴムが指に掛かっている絵が描かれています。それを見て、柔らかい布でカバーしたいろいろな色の輪ゴムの山から、その通りになるように指にかけていき、できたらベルを鳴らして速さを競う、というものです。あまり日本では見たことがありません。

 生徒たちは自ら夢中になりながら、遊びを通じて幼児のどんな知能が高まるか、どんな力が育まれるか感じ取っています。



11.06.火  
ドイツ玩具に学ぶ〜2年「子どもの発達と保育」A
 ドイツでは、大人が子供に対してわざと負けてあげたり力を緩めたりは絶対しないそうです。負ける悔しさと大人の凄さを思い知り、そこから成長が始まるという考えだと、昨年来ていただいた時に本山先生に教えてもらたことを思い出しました。

 こどもの成長に深く関わる時、日本だけでなく他の国で行われている遊びを通して、何を大切にすべきかを考え実践することはとても重要だと思います。

 本山先生は、きれいな絵が描かれているカードを取り出しました。それは、アンデルセン童話の有名な8つのお話が、4コマ漫画のように4枚1セットになっているものです。やってみると、たくさん頭を使うことが分かります。勝つためには抜群の記憶力と高度な駆け引きが必要でしょう。とても面白く大人が必死になりそうです。生徒たちも回数を重ねるごとにこのカードゲームの醍醐味を味わっているようでした。

 このような昔ながらのスタイルのカードゲームやボードゲームは、目の前の対戦相手とのコミュニケーション・ツールであり、相手の表情や仕草を読み取り、競いながらみんなで楽しむといった幼児期に体験すべき大切な社会性が育まれることも肝要です。

 クラスの仲間と一緒にいてるのに、それぞれがスマホでゲームをしているシーンを見ることがしばしばありますが、もったいないと感じるのは私だけでしょうか。

 本山先生ありがとうございました。生徒たちは大喜びでした。



11.05.月  
暮れなずむコートで
 太陽が沈むのが早くなりました。午後5時前、テニスコートでは硬式テニス部とソフトテニス部が練習中です。西の空はオレンジに染まり、薄紫の層積雲は低く広がって余計に暗く感じさせています。

 硬式テニス部は、今度の日曜日から第3地区大会があり、6面あるコートの5面を使ってクロスで打ち込みをしていました。1年生も半年でずいぶん上手になりました。外部コーチの山本さんも、「コートがたくさんあるのでのびのびと打ててどんどん上達しています。とてもいい環境で練習ができていてこれから楽しみです。」とおっしゃられています。練習終了の午後5時15分まであと少し、みんな一生懸命です。



11.05.月  
録画中継を観ました
 昨夜21時からケーブルテレビで、第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会大阪府予選準々決勝のダイジェストが放映されるのを偶然見つけ、しっかり録画していました。

 1地区、2地区、3地区とそれぞれシード校が4校ずつ出場し、やはり圧倒的な強さで、全ての試合でシード校が勝ち進んでいました。何しろ大阪代表になるということは、全国でも優勝できる力を持っているということなのですから、その実力は相当なものでしょう。

 このような決勝リーグに合同チームが出場するのは、それだけで凄いことだと改めて思いました。大敗しましたが、必死で守り、攻め込もうとしていた合同Iチームの選手たちはとても輝いていました。テレビ画面にちらりちらりと映っていスタンドオフの山本くんの姿も眩しく見えました。また、この日で引退した今井くんは、3年生の中で最も最後まで汗を流して部活動を頑張った1人だと思います。その姿はとても立派でした。

 来年、ここ花園でワールドカップも行われます。地元東大阪からは東大阪市立日新高校が準決勝に進んでいます。「ラグビーのまち東大阪」を皆で盛り上げていきたいと思います。



11.04.日  
2年記述模試頑張っています
 今日は2年生の記述模試です。58人の生徒が自ら進んで申込みました。2年生としては本校では過去最高です。大学進学を志す生徒の学びに対する意識が高くなっている現れでしょう。いま、問題に取り掛かっている生徒たちは立派だと思います。

 1時間めの国語は80分、2時間めの英語も80分、午後からの数学は100分で、大学入試と変わらない時間です。私は初めの1〜2分で全問を見渡しておおよその時間配分を決めてから取り掛かっていました。どの方法が正解という事はないと思いますが、自分のやりやすい方法で時間を有効に使って、集中力を切らさずに最後まで頑張れるよう力をつけてください。



11.04.日  
第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会 大阪府予選 準々決勝@ 
 第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会大阪府予選第3地区で、本校ラグビー部の所属する合同Iチームが第10ブロックに出場しました。
 9月9日桜塚高校を相手に43対0、23日合同Bチームを相手にまた43対0と圧勝し、全地区を通して合同チームとしては唯一ベスト8に入りました。

 今日はその準々決勝が摂津高校グラウンドで行われました。対戦相手は摂津高校、午前10時キックオフです。合同Iチームはえんじ色のユニホームを着ています。背番号10スタンドオフは2年山本くんです。



11.04.日  
第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会 大阪府予選 準々決勝A
 全国大会に出場できるのは大阪から3校。3つの地区でそれぞれ優勝したチームです。各地区の準々決勝から決勝リーグと呼び、強豪校はここから登場してきます。摂津高校のその一つ、他に昨年度全国大会出場の東海大仰星と常翔学園も同じ地区です。昨年度東海大仰星は全国制覇しました。

 開始早々、2トライを奪われました。スピードが速くフットワークも巧みでなかなか止めることができません。みんな懸命のディフェンスが続きます。



11.04.日  
第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会 大阪府予選 準々決勝B
 前半30分が終わりました。まだ得点することができていません。パスを回しても早く潰され、簡単に前に進むことができません。後半何とか1本決めたいところです。全部員が集まり円陣を作りました。志を一つに楕円球を追いかける仲間が集まっています。3年生にとっては最後の試合、素晴らしい時間には違いありません。

 サイドチェンジして後半が始まりました。応援に力が入ります。



11.04.日  
第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会 大阪府予選 準々決勝C
 後半13分、いよいよ3年17今井くんが入りました。背番号は17番です。3年間合同チームでラグビー一筋、熱心に練習してきました。その思いのすべてを残り17分にぶつけてくれるでしょう。勝敗や点差は関係ありません。



11.04.日  
第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会 大阪府予選 準々決勝D
 ポジションは1番です。公式戦でスクラムを組み、走る姿を見るのは初めてです。彼にとってかけがえのない時間、輝く姿を見ることができてとても嬉しく思いました。山本くんも最後までがむしゃらに頑張っています。



11.04.日  
第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会 大阪府予選 準々決勝E
 最後までよく頑張りました。残念ながら得点できないままノーサイドのホイッスルが鳴りました。大差がついてしまいましたが、最後まで諦めず前に進もうとしていた合同Iチームのメンバーはあっぱれでした。

 ノーサイドの言葉がぴったりです。礼のあと一つになって互いの検討をたたえ合っています。もうオフ・サイドもオーバー・ザ・トップもありません。ラグビーの一番の見どころかもしれないと改めて思いました。選手の皆さん、合同チームを支えらえてきた先生方、お疲れさまでした。選手の姿を観て懸命に応援することができました。ありがとうございました。



11.03.土  
第19回こどものためのジオ・カーニバル@
 今日から2日間、長居にある大阪自然史博物館で「第19回こどものためのジオ・カーニバル」が催されます。地球・宇宙を体験する地学の祭典で、今年は東北遠征団の方々や沖縄県立博物館・美術館からの出展もあり賑やかな開催になりました。私が所属する大阪府高等学校地学教育研究会からもブース出展していますので場内を見学してきました。

 10時の開場と同時にたくさんのこどもたちや地学好きの方が来られました。こどもたちが地球や宇宙に関心を持って、今進められている様々な研究の後継者や新たな研究のパイオニアとなって、夢のある未来を創ってほしいと願っています。



11.03.土  
第19回こどものためのジオ・カーニバルA
 会場にはいろいろなところから地学の先生方が来られていました。かけ出しの頃、大変お世話になった懐かしいOBの先生方ともお会いすることができました。こどもたちに地学の面白さを伝えようと、今も精力的に活動されています。

 ハンマーを持って恩智から信貴山へ登るルートマップを改訂したり、理科が苦手な生徒に楽しく分かりやすい教材を考えたり、泊りがけで雲仙や四国を巡検したり…、と他校の先生方と一緒になって取り組んだことを思い出します。地学教育の啓発・推進や自らの授業力向上のためにとても役立ちました。研究会ではこのような活動を続けていますが、自作のプリントを互いに交換する等、他校の先生が他との交流をする時間が取りにくくなってきたように感じます。

 研究会のブースでは、3校の先生方のオリジナル教材がこども向けに工夫されて出展されていました。@ビーズで星座のしおりをつくろう! A惑星パズルで遊ぼう! B「にじコップ」をつくろう! です。どれも細やかな工夫がなされていて感心しました。

 このようなイベントを毎年行うことはとても大変だと思います。ありがとうございます。明日もたくさんの子どもたちが来ればいいですね。



11.03.土  
輝く時計塔
 学校に着いたのはちょうどお昼になりました。今日は見事な深い青い空が広がっています。11月3日が晴天の特異日だと誰が初めに気づいたのでしょう。今年はこの秋一番といってよいほど絶好の行楽日和となりました。

 グラウンドではサッカー部と陸上部が練習を終え、硬式テニス部、ソフトテニス部が練習中、硬式野球部kがこ午後から関西大倉高校とゲームをするところです。

 グラウンド西側に立つ立派な時計塔は、清友高校と池島高校が統合する時に清友高校から移築されたものです。清友高校の創立50周年を記念して建立された清友高校で学んだ多くの同窓の方々の想いがいっぱいに詰まっています。広い青空の下、今日も刻々と正確な時を刻んでいました。

 校舎の方から昨日幼稚園に行って素敵な演奏会をやり遂げた吹奏楽部の音と、軽音楽部の楽器の音が聞こえています。



11.03.土  
男子バレー部快勝〜練習試合
 体育館では男子バレーボール部が花園高校と練習試合をしていました。立て続けにサービスエースで得点を重ね、あっさりゲームセット。花園高校に快勝していました。今月からママさんバレー現役選手で全校大会出場経験もある畑中先生も顧問に加わり、ますます強くなりそうです。頑張ってください。



11.03.土  
広々と
 あまりに空が青く美しいので、点検を兼ねて少しだけ南館屋上に上がりました。蛍光灯のカバーが半分はずれていた他は、ひび割れなどもなく防水に問題はなさそうです。

 屋上からは視界を遮るものがなく、本当に空が広く遠くまで見通せます。東側は生駒の峰が程よい距離に見えますが、南も西も北も地平線がの方まで建物が続いているのが見えます。大阪はやはりとても大きな町です。今、見ている視野の中に難百万人の人がおられるのでしょうか。

 グラウンドと校舎と青い空、これからもこの学び舎にたくさんの人が集まるような学校であり続けるよう、先生がた、生徒たち、地域の方々と一緒にいろんなことをいっぱいしたいと思いました。本当に気持ちのよい素晴らしい場所です。



11.03.土  
いただいた分光器で
 ジオ・カーニバルでいただいた分光器で光を見ました。蛍光灯、LED、太陽光それぞれに見えるスペクトルが異なるのがよくわかります。太陽光は太陽大気組成が分かる暗線もよく見えました。僅か5分で製作できるとてもいい教材です。

 そのまま写真を撮ってみました。こんな簡単に生徒に見せることができるのなら、授業ですればよかったと少し悔やまれます。実験や観察をするのに何かいい道具はないものかと、ホームセンターに行っていた頃を懐かしく思いました。



11.02.金  
EXCELの学習@〜1年「社会と情報」
 この一週間まとまった雨が降った記憶がありません。グラウンドも随分と乾いています。今日も帯状高気圧にすっぽり覆われて一日晴天でした。明日11月3日は晴れの特異日ですし、もうしばらくは晴天が続きそうです。

 3時間め、1年生必修科目の1つ「社会と情報」の授業を見学しました。1年2組、担当は楠村先生、昨年度入れ替えてもらったばかりのWindows10搭載ハイスペックPCがずらりと並んだ2階LAN教室です。

 今日はEXCELを使った表計算の授業の12時間のうちの6時間め、切り捨て、切り上げ、四捨五入の関数を新しく習いました。授業は発問から始まりました。

 「○○さん、100円のものを買ったら消費税はいくらですか。」「8円です。」
 即答です。
 「そうですね。では188円の豚汁を買ったら消費税はいくらですか。308円のおにぎりセットを買ったら消費税はいくらですか。」「難しいです。」
 暗算が得意な人か、そうでなければ電卓がないとすぐには答えられそうにありません。
 「消費税は今8%ですから0.08をかけると、豚汁は15.04円、おにぎりセットは31.04円になります。でも1円未満は切り捨てますので、それぞれ15円、31円になり、合計で豚汁は203円、おにぎりセットは419円になりますね。この時使う関数が『Round down』です。」
 どんな時に使う関数か、身近な例を挙げながら使い方を教えられていました。先生がプリントに書き込む様子を書画カメラで撮影し、テーブルモニターに映し出されています。生徒たちはそれを見て自分のプリントに書き込んでいきます。テーブルモニターは先生のPC画面が映し出され、また電子黒板機能もあるので、生徒たちにとても分かりやすく便利です。



11.02.金  
EXCELの学習A〜1年「社会と情報」
 新しい関数を覚えたところで、前回までに習った関数も使いながら作業6の課題を取り組み始めました。生徒たちはみな熱心です。あちこちで生徒の手が上がります。先生は巡回しながら丁寧に教えられています。40人全員の操作の進捗を見て、必要ならすぐに声を掛けられてガイドされていました。

 こうして毎時間ビルトアップしながら、12時間で生徒たちは一般的な表計算やグラフ表示ができるようになります。そして、その技能を3学期の個人研究のプレゼン発表資料作成に使います。

 前の白板には「文書デザイン検定11月26日(月)放課後実施、申込は11月10日まで」の連絡が貼ってありました。授業中に先生からも案内の言葉がありました。毎年たくさんの生徒が受検し合格しています。学校で受検できる魅力を感じ、多くの生徒に挑戦してほしいと願っています。



11.02.金  
池島幼稚園で演奏会@〜吹奏楽部
 昨日と今日の2日間は午前中授業で、午後からは懇談を行っています。1年生はコース選択の最終決定、2年生は具体的な進路目標を決定する時期です。

 午後から吹奏楽部が池島幼稚園で演奏会を催しました。4、5歳のかわいい園児たちの前で顧問の阿尾先生も加わって吹奏楽のはじまりです。

 最初の曲は「名探偵コナン」、知っている園児もたくさんいるようです。続いて楽器紹介がありました。フルート、クラリネット、サクソフォーン、ホルン、トランペット、ユーフォニウム、コントラバス、ドラム、パーカッション、ひとつひとつ音を出すたびに、知っているメロディに園児たちは大喜びです。



11.02.金  
池島幼稚園で演奏会A〜吹奏楽部
 次にみんながよく知っている童謡メドレー、「どんな動物が出てくるかなぁ」の一言でわくわく楽しみです。演奏中に動物のペープサートがちらりちらりと登場しています。

 演奏が終わって、どんな動物が登場したかみんなでおさらいしました。みんな大きな声で動物の名前を当ててくれます。

 演奏はまだまだ続きます。お次の曲は「サザエさんメドレー」です。部員の皆も園児たちのハイテンションの満面の笑顔に乗せられていきます。
 曲の最後にサザエさんと「じゃんけんぽん!」 パーを出して勝った園児は大はしゃぎです。

 司会進行の2人がテンポよく進めていきます。次は、アンパンマンのキャラクターのシルエットクイズです。
 「アンパンマーン! バイキンマーン!! ショクパンマーン!!!」
 園児たちはシルエットを見るやいなや正解を叫んでくれます。今日一番のハイテンションの瞬間です。



11.02.金  
池島幼稚園で演奏会B〜吹奏楽部
 大興奮の園児たちが見つめる中、アンパンマンの曲の演奏です。それぞれお面をつけて優しい音色を奏でます。いつの間にか、」園児も生徒も教員も部屋にいる人みんながひとつになっています。音楽の持つ力は凄いです。

 あっという間に最後の曲になりました。最後は園児のみんなも一緒に歌います。「となりのトトロ」から「トトロ」「さんぽ」の2曲です。最後は大合唱になりました。



11.02.金  
池島幼稚園で演奏会C〜吹奏楽部
 あっという間の30分でした。喜んでもらってよかったです。吹奏楽部のみんなは本当にとてもよく頑張りました。単に演奏するだけでなく、園児たちが楽しめるような工夫がたくさん入っていました。ありがとうございました。

 お礼に、うさぎ組のみんなからとても綺麗な秋の風景の貼り絵をもらいました。それではと、吹奏楽部のみんなから一人ひとりに折り紙で作った勲章をかけてあげていました。大喜びです。毎日来てほしいと言ってくれた園児もいました

 気が付けば、保護者の方がお迎えに来られています。とても有意義な時間になりました。吹奏楽部のみんなも輝いていました。とてもいい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。



11.02.金  
輝く治水緑地
 池島幼稚園からの帰り道、治水緑地のすすき野が光をいっぱいに浴びて、風に揺れて輝いていました。きれいです。



11.01.木  
大正中学校、亀井中学校へ行ってきました
 11月になりました。今朝はまた一段と冷え込みを感じます。顔に当たる風も「涼しい」から「冷たい」と言った方がピッタリしてきました。

 朝から八尾市立大正中学校を訪問しました。地下鉄谷町線八尾南駅がすぐ近くにあり、天王寺や梅田に乗り換えなしで行くことができます。普通科専門コース制になってからの本校の学びや部活動、溌溂と学ぶ生徒の様子等について伝えてきました。正面の校舎は2年前に建て替えられてとてもきれいでした。

 続いて、亀井中学校を訪問しました。校区の亀井小学校の児童数が増えていて、2年後から亀井中学校の生徒数も増えるそうです。大阪府全域で生徒数がどんどん減っている中では珍しい校区です。

 両校ともご多用の中とても丁寧に対応してくださいました。ありがとうございます。



11.01.木  
「もしも今、南海トラフ巨大地震がおこったら」〜3年「地学基礎」@
 学校に着いてすぐ4時間め授業を見学しました。南館4階地学教室、3年1,2組の「地学基礎」、担当は阿尾先生です。
 本校の理科のカリキュラムは、1年次で「化学基礎」、2年次で「生物基礎」、3年次で「地学基礎」(一般理系は2年次で「物理基礎」)を履修します。

 今日は「もしも今、南海トラフ巨大地震が起こったら」のテーマでグループワークをします。発生する地震の規模は東日本大地震と同じM9.1、大阪府の震度6弱、津波の到達時間約2時間、波高4m。被害状況は、電気・ガス・水道のライフライン寸断、交通機関ストップという設定です。

 生徒たちは3〜4人で8つの班を作って座っています。各班に先生が封筒を配付していきます。「その時あなたはどこにいる?」封筒の中には、地震発生時の居場所が書かれた短冊が入っていました。居場所は次の4通りです。
 @みどり清朋高校 Aなんばの地下街 BUSJ C関西空港

 まずは5分間、一人で考え付箋に書き出します。
【質問1】そのときあなたは何をする? 何ができる?
【質問2】何ができない? 何が足りない?

 次に10分間グループで話し合い、まとめていきます。本校は津波の直接的な被害を受ける可能性は低いと考えられていますが、他の3つの地域は直接津波を受けることになります。各班それぞれいろいろな意見が出されていました。中でも8班は付箋が山のようにぎっしり貼られていました。



11.01.木  
「もしも今、南海トラフ巨大地震がおこったら」〜3年「地学基礎」A
 各班で意見がまとめられました。
 「では、どうすればよいか。みんなで考えましょう。」先生がさらに質問が出されました。時間は10分、再び話し合いが始まりました。

 10分が経ちました。@何をする? A何ができない? Bどうする? 話し合ったことを3つにまとめて各班1分で発表していきました。一次避難に関すること、二次避難に関すること、避難所生活のこと、災害に対する日常の備えに関すること等、観点も様々です。

 最後に先生が、2011年3月11日に発生した東日本大地震の時に襲来した津波の映像を見せられました。中でも気仙沼の映像は本当に衝撃的です。

 ただ脅えるばかりではいけません。巨大地震に備えさまざまな取り組みを、公私ともに進めることが必要です。また、大阪の地形や地史に関する知識を持つことも重要です。例えば、「なんば」から東へ2kmほど移動すると、小高い「上町台地」に上ることができます。上町台地は、北端を大阪城に、まっすぐ南へ伸びている高台です。上本町や天王寺は上町台地の上にあります。この上町台地は少なくとも数万年前にできた地層で周囲の新しい地層よりも硬く、津波を被る危険も少ないと考えられていますので、なんば等の地下街にいた時は、安全を確認しながら地上に出て、すぐ近くのビルなどに鉛直移動するよりは東へと上町台地の上まで歩く水平移動してから、状況によって鉛直移動した方が、津波襲来の後に孤立するリスクが少なく、より安全で安心だと考えることでできるでしょう。

 自分が生活している土地について、よく知っていることが大切です。