11.19.月  
男子バレーボール部が2部に昇格しました!
 嬉しいニュースを聞きました。昨日、堺西高校で「大阪高校新人大会1次予選(部別)」があり、男子バレーボール部が首位になり見事2部昇格を果たしました。おめでとうございます。初戦では勝てなかった阪南高校と再び首位決定戦で対戦することになりましたが諦めずに頑張り、見事逆転勝利しました。阪南高校は練習試合でも勝てなかった相手だけにとても嬉しかったことでしょう。確実に強くなっている証拠です。自信を持ってこれからも頑張ってください。2次予選は1月20日です。

 顧問の先生から結果の詳細と生徒が撮ったという写真をいただきました。ありがとうございました。

〈結果〉@ みどり清朋vs阪南   ●18−25 ●21−25
     A みどり清朋vs緑風冠 ○25−18 ○25−10
     B みどり清朋vs阪南【首位決定戦】 ●21−25 ○25−15 ○25−15



11.19.月  
先人に学ぶ〜3年「数学演習α」
 今日は午後から授業を見学しました。5時間めは渡辺先生の3年「数学演習α」です。この科目は高校1年生で学習した「数学T・A」の理解を深め、大学受験にも十分対応しています。
 今日のテーマは「整数の問題」です。とても興味深い内容でした。
 
 「整数の問題は数学の基礎となるとても大切な考え方をするものです。」
 先生の言葉と共にスクリーンに映し出されたのは、なんと中国の唐の時代に編纂されたと言われている著名な算術書「孫子算経」の一節です。
 「今有物、不知其数。三・三数之、剰二.五・五数之、剰三.七・七数之、剰二.問物幾何。」
 「さて、答えはいくつになるでしょう。分かる人はいませんか。」
 
 日本で初めて書かれた本格的な算術書は吉田光由の「塵劫記」(1627)で、そこには、上の問題は「百五減算」として紹介されているとのことです。先生の話はとても興味がそそられます。単に問題を解くのではないので、解くのがとても楽しくなります。

 先生はドイツのガウスも紹介されていました。物理学者でもあったガウスは磁束密度の単位にも彼の名が使われています。スクリーンには彼の肖像画が印刷された紙幣が映し出されていました。彼の著書「整数論研究」(1801)に同じ問題が掲載されているとのことです。1つの問題に係り、時代を越えて世界の人々が繋がりました。

 答えは23.そして3と5と7の最小公倍数の105を加えるごとに同じ条件を見たつ整数が現れます。導き方も、その証明もとても面白いです。
 私の年齢をこれで表すと「3で割ると2余り、5で割ると1余り、7で割ると割り切れる」という事になります。

 授業の終わりの頃に、「ユークリッドの互除法」を使った最大公約数の求め方の復習をしました。求める数値は「899と2494の最大公約数」です。素因数分解が難しい時はユークリッドの互除法で簡単に導くことができることを実感していました。答えは29です。
 
 しかし、「なぜ899か?」と思った時、出題者の意図が見えてきます。出題者は「899」を書きたかったのでしょう。次式が思いつけば、ユークリッドの互除法を忘れても、比較的簡単に答えを導くことができます。
 899=900−1=30・30−1・1=(30−1)(30+1)=29×31
すなわち、2494が29または31の倍数でなければ、答えは1になってしまいます。おそらく出題者はこんな方法を思いついてもいいよと言っているようです。

 久しぶりに「算術」を楽しんだ気持ちになりました。問題を解き明かすこと自体が楽しいのが数学の肝であることを改めて思い知りました。生徒たちに先生の思いが十分届いているでしょうか。ありがとうございました。



11.19.月  
柔道@〜1年「体育」
 6時間めは柔道場に行きました。1年5組、6組男子の体育「柔道」、担当は家根本先生です。

 柔道の授業もボイスリーダーが前に出てウォームアップを先導します。
体操、補強(腕立て、背筋、腹筋を各20回しっかり)、柔軟(閉脚前屈、開脚前屈、股割り)。ここまでは他の体育の授業でもほぼ同じです。

 次に受け身の基礎となるマット運動です。前転、後転、倒立前進、後転倒立、側転、そして小学生の時よくしていた「チテン」。そういえば正式名称はなんというのでしょう。列になって順序良く練習していきます。
 最後に、バク転の見本を見せてくれた生徒がいました。背筋がピンと伸びてとても綺麗でした。



11.19.月  
柔道A〜1年「体育」
 次にいよいよ受け身の練習です。技をかけられた時に、手をついて腕を折ったり、頭部を打ったりしないようにするものです。受け身をきちんとマスターしていれば、日常生活でこけた時に、とっさに手をついて骨折等することが減ると教えられていました。とても大切なことです。

 はじめは列になって単独でいろいろな動きからの受け身を順にしていきます。初めて前まわり受け身を習った時は、今までにしたことのない体の動かし方と出会って興奮したものでした。生徒たちも楽しそうに熱心に取り組んでいます。

次に二人ペアになって、実践をイメージしながらの受け身の練習をしました。短い時間で区切り、とてもリズムカルでいい感じに授業が進められています。ダレないことも怪我の予防にはとても大切だと思います。

 最後に寝技の5番勝負。1番ずつ相手を変えて行います。時間は45秒。礼で始め礼で終わります。全勝中の先生に挑む生徒もよく頑張っています。わいわいと楽しみながら学んでいる生徒たちを見て、高1にちょっとだけ戻ってみたいと思いました。楽しそうです。清々しい気持ちになりました。ありがとうございました。