11.15.木  
まず図を描こう〜2年「数学B」
 昨日は出勤時に「寒い」と思ったので、今日はコートを着て出勤しました。まだ少し早いかなとも思いましたが、外気は昨朝よりさらに下がっているようで、ちょうどいい感じでした。

 今日は1時間めに2年一般理系選択者対象の「数学B」を見学しました。担当は平井先生、このクラスの生徒は22人です。「数学B」はもう1つ23人のクラスがあります。
 はじめに「偶関数と奇関数」についての確認からです。「y軸対象なら偶関数、原点対象なら奇関数」、それぞれグラフの特徴を見ると簡単にどちらか見分けることができます。
 「では、三角関数の場合はどうですか。」
 y=sinθ、y=cosθ、y=tanθ、とそれぞれ生徒に聞きながら黒板に描かれていきました。「三角関数のグラフを忘れてしまっていても、単位円からの導き方を知っていれば簡単に描くことができますよ。」先生のこういう一言がとても大切です。
 基本が分かっていれば、係数等に伴うグラフの変化は難しくありません。
 y= Acos(B・θ)+ C で、A、B、C が変化すればグラフの形などはどのように変わるか丁寧に説明されていました。生徒たちもよく理解しています。

 理系の数学はやはりテンポが速いです。続いて「等差数列と等比数列」です。

 「数学というのは、いろいろなやり方があるけど、『公式』とか『定理』とかを使って何でも解けてしまう魔法のようなものがどれもあるわけではありません。何かを求める時に『まず図を描きなさい』といつも言っている。実際にどうなるか実験してみることがとても大切です。グラフを描いてみるとか、図形を描いてみるとか、数値を当てはめてみるとか…。数列の場合は、こうして実際に『数の列』を書き出すことが、数列の『図』です。書いたら分かることも沢山あります。」

 その通り、とにかくどんどん「図」を描いてみると何か気が付くことがあるものです。



11.15.木  
1年「スタディサプリ診断テスト(国・英)」 2年「職業分野別説明会」
 午後からの時間は、学年ごとにさまざまです。1年生は「学力診断テスト」を受けています。今日は5限国語、6限英語、来週に数学を受けます。そして3教科それぞれの現在の学力がどの程度到達されているかを知ります。5時間めのチャイムと共に各教室で一斉に始まりました。

 2年生は「職業・分野別説明会」です。各分野の企業に勤められている方、各大学・短期大学、各種専門学校からそれぞれ特定の分野における仕事について説明をしに来てもらいました。その数はなんと38業種。生徒たちはそこから2つ選んで前半と後半で説明を受けます。また、「@対人関係・マナーサービス、A営業・販売・広告・マーケティング、B経営・人事・経理・法知識、C企画・研究・商品開発」に携われている4名の方のパネルディスカッションも併せて視聴覚教室で行われました。劇団の座長をされている方が司会を務め、「高校2年生の時はどうであったか」「高校3年生になってどう変わったか」「今の仕事はどンな仕事か。何故この仕事に就いたのか」について一人ひとりが話されました。最後に司会者の「いま振り返って、高校2年生の自分を後悔しているか」の質問に、2名は「していない」、他の2名は「している」と答えられ、その根拠を話されていました。
 それぞれの言葉を自分に重ねて、自分はどうするのかを考えてほしいと願っています。ありがとうございました。



11.15.木  
3年球技大会@
 3年生は高校生活最後の(あるいは人生最後の)球技大会です。穏やかな天気で良かったです。
 男子はサッカー、女子はドッチボールと体育館でバスケットボールです。平行して1、2年生の取り組みの様子を見たり、また、北山本小学校で行われていた文部科学省「人権教育研究指定校事業」研究発表会の公開授業の見学しに行ったりしていましたので、球技大会の様子は終わりの頃しか見ることができませんでしたが、とても楽しそうで大いに盛り上がっていました。



11.15.木  
3年球技大会A
 「先生!バスケットボール、4組が優勝したよ!」
と、通り掛かった生徒がにこにこと教えてくれました。何故かこっちも嬉しくなります。
 真剣な眼差しでテストに取り掛かる1年生を見て、小走りに視聴覚教へ行って2年生のパネルディスカッションを傍聴し、急いで自転車に乗って北山本小学校へ6年生の道徳の授業を見に行き(高校で道徳教育をどう進めていくか考えるためには、小・中学校でどんな道徳の授業をしているのか知る必要があります)、急いで戻り、体育館へバスケットボールの様子を見て、2年生の個別説明会の様子を見て、そして、やっとグラウンドに出た時だったので、生徒の笑顔がほっとさせてくれたのでしょう。

ドッヂボールは早くに決勝戦が終わっていたようで、女子の多くは男子のサッカー最終戦の応援をしていました。



11.15.木  
3年球技大会B
 サッカー最終戦は接戦で大盛り上がり。山側の決勝戦も川側の5−6位決定戦も同点でPK戦になりました。
 試合の決着がついたのは決勝戦2組vs6組です。5人めキーパー同士のPKになり2組のシュートを止めた6組のキーパーが自らネットを揺らし見事優勝しました。
ほどなく隣のピッチでも決着がつき、勝ったクラスは応援していた女子も一緒になって喜びを分かち合っていました。

 3年生の11月、大事な受験を間近に控えている生徒にとっては、「この時期になって球技大会をするぐらいなら教室で自習にしてほしい」とか、場合によっては「家や図書館等で勉強している方がいい」と休むような考えを持ってしまうかもしれません。

 しかし、こうして今日参加して必死になって対戦したことは、勝敗に関係なくかけがえのない懐かしい思い出となっていつまでも心の中に強く残っているものです。いつまでたっても、あの時の光景を思い出し、悔しい気持ち、嬉しい気持ちも一緒に蘇ってきたときに感じる妙な心地良さは、そう簡単に作ることはできないような気がします。クラスやクラブでともに過ごした仲間と一緒に過ごす時間はもうあまりないのです。3年生の皆さん、今日の最後の勝敗が決定した瞬間のような瞬間を大切にしてください。