11.13.火  
3年人文探究専門コース「日本史探究」
 週明けの火曜日になりました。2年生は今日から考査1週間前、今年最後の7時間授業です。日曜日は全国的に晴天に恵まれ、行楽地では紅葉を楽しむ人々で大いに賑わったことでしょう。昨日の雨を経て今日はまた晴れましたが、風が冷たく感じます。もう冬はすぐそこまで来てそうです。

 4時間めに3年人文探究専門コース設定科目「日本史探究」を見学しました。担当は久田先生です。今日のテーマは「太平洋戦争の勃発」です。日中戦争の最中にあった日本軍が、物資を依存しているアメリカに対して何故真珠湾攻撃を仕掛けたのか。その経緯の詳細について資料集を見ながら考えていきます。
 
 「『帝国国策遂行要領』とは何ですか。」
「1941年9月6日の御前会議で『10月上旬までに日米交渉がまとまらなければ開戦する』と決定したことです。」
 生徒がスラスラと答えます。前回の授業の内容がしっかり頭に残っています。生徒たちのノートを見ると、整然としかもぎっしりと、とても分かりやすくまとめられています。毎回授業ごとに集めて先生がチェックして次の授業時に返却しています。

 御前会議の場では本来言葉を発することのない昭和天皇が、明治天皇の歌を引用して詠まれたのは何を伝えたかったのでしょう。生徒たちは記憶を辿り、よく考えています。

 四方の海 みな同朋と思う世に など波風の立ちさわぐらむ