2年人文探究専門コース「総合英語」A
英文はアメリカカリフォルニア州出身の偉大なプレーヤー、ビリー・ジーン・キングの話です。彼女は1961年ウィンブルドン・ダブルスでの初優勝を皮切りに、4大大会ダブルス優勝16回、シングルス優勝12回、混合ダブルス優勝11回と驚異的な強さを誇り、約20年に渡って世界の女子テニス界をリードしました。
話は1950年代から始まります。当時は裕福な人たちのスポーツでした。1955年、パブリックコートで育った彼女がトーナメントに出場した時には不当な扱いを受けたそうです。そこから怯まず向かっていった彼女のファイトの軌跡が綴られています。後に女子テニス協会を設立し、男女間の賞金格差の是正にも尽力しました。その功績が素晴らしいものであったから、こうして日本の英語の教科書に掲載されるのでしょう。
授業はテンポよく進んでいきます。スクリーンに段落ごとに映し出された英文を、文法事項を確認しながら最後の文まで精読しました。
「終わった?大丈夫? 全部消すよ。」と先生がおっしゃられ、画面が消えました。再び現れた英文は所々が【 】になっています。ペアの一人が【 】に入る語を思い出しながら大きな声で読んでいきます。
「2秒詰まったら教えてあげてね。」
と先生が相手に伝えられました。みんな一生懸命です。今日の最後に習った段落は長くて大変そうでした。スラスラ言うのは結構難しいです。(【 】の中が見えなくなっていました。)
The big tournaments-for men and wemen-were【open】only to amatures.That【meant】【that】champions played for the love of the game-【not】for money.(If you【accepted】money,you could not play in the tournament.That was fine for 【those】【who】were rich,but very 【hard】【on】 everybody else. By the 1960s,the United State Lawn Tennis Association(USLTA),was【paying】the top men and wenen players,"under the table".