10.31.水  
血液の観察〜2年「生物基礎」@
 10月末日、今日も上々の天気です。1時間め生物実験室では2年4組の「生物基礎」の授業が行われていました。担当は阿尾先生と吉崎先生。今日はブタの血液の観察です。

 ヒトの場合、体重の約13分の1が血液です。血液は体をつくる細胞に酸素と栄養分を運び、二酸化炭素や老廃物を運び出したり、侵入した細菌等から細胞組織を守ったりと、身体の恒常性を維持するうえでとても重要です。昆虫や甲殻類など循環器系を持たない動物の血液(体液)は緑色をしていますが、血液と言えば「鮮やかな赤」の印象を持っています。
 病院で受けるさまざまな検査では、必ずと言っていいほど血液を採取しますが、私たちが実際に血液を顕微鏡で観察したことはほとんどないでしょう。今日はヒトの血液の代わりにブタの血液を観察します。



10.31.水  
血液の観察〜2年「生物基礎」A
 今日は観察の時間を多くとりたいために、生理食塩水で10倍に薄めたブタの血液を、予めスライドガラスに置くところまで準備しています。生徒たちは班ごとにそれを取り、各自でカバーガラスをかけて観察をはじめました。

 はじめは低倍率でピントを合わせます。すると細かい粒粒がたくさん見えてきました。赤血球です。「うわぁ」と歓声が上がります。
 観察は600倍の高倍率で行います。まん丸の赤血球は酸素と結合して赤く見えるものと、結合していない状態の濃紫色に見えるものとがあります。静脈血と動脈血の色の違いに相当します。また、よく見ると赤血球に角のような尖がりが見えるものが1つ、2つ、3つ…とありますが、これは採取後浸透圧によって細胞膜が変形したようです。
 また、赤血球より大きな不定形の固形物が見られますが、これが白血球です。ほとんどの生徒が見つけることができていました。

 ほとんどの生徒が初めて血液を顕微鏡で観察しました。熱心にスケッチをしています。600倍の倍率は、身長165pの人ならばおよそ身長1qに拡大するということになります。それほど高倍率にしてようやく血液の組織が観察できるのです。顕微鏡は素晴らしい道具だと改めて思いました。



10.31.水  
めだか保育園の園児がやってきました〜3年「保育実習」@
 2、3時間め、3年生こども保育専門コースの授業「保育実習」にめだか保育園5歳児の29人がやってきました。かわいい子どもたちが入ってくるだけで、校内が一段と明るくなります。この日のために生徒たちはたくさん準備をしてきました。

 「おはようございます。今日はみどり清朋高校に来ていただいてありがとうございます。今日はお姉さんたちが合唱やゲームを用意しました。一生懸命練習したのでみなさんに楽しんでもらえると嬉しいです。」始めの言葉です。生徒二人がにこにこと元気よく話しました。

 始めに「ドラえもん」の曲に合わせてダンスを披露しました。続いて、ハンドベルの演奏です。「崖の上のポニョ」のメロディが透き通ったベルの音色で奏でられました。

 「次はみんなで合唱をします。曲は『トトロ』と『さんぽ』です。きっとみんなもよく知っている歌なので一緒に歌ってくださいね。」
 園児も一緒に大合唱です。

 音楽に関するものは「幼児音楽」の授業で準備や練習をしました。墨で上手に書かれた題目の「めくり」は書道の「文章表現演習」の授業で生徒たちが書きました。



10.31.水  
めだか保育園の園児がやってきました〜3年「保育実習」A
 「次は手遊び『バスごっこ』をします。」担当の生徒は次々と入れ替わっていきます。
 その間に生徒たちは手際よく譜面台やベルを片づけたり、ペープサートの準備をしたりと、チームワークもばっちりです。楽しいゲームで子どもたちは大はしゃぎです。

 「次に『もうじゅうがりに行こうよ』というゲームをします。みなさん、「もうじゅうががりにいこうよ」を知っていますか?」「はーい!」「はい!はい!」みんなよく知っています。
 「もうじゅうがりにいこうよ もうじゅうなんてこわくない やりだってもってるし てっぽうだってもってるもん あっ! あっ!」
 ぞう、きりん、らいおん、はりねずみ…、文字の数と同じ人数のグループを作ります。みんなハイテンションでとても楽しそうです。

 次はペープサートの人形劇です。



10.31.水  
めだか保育園の園児がやってきました〜3年「保育実習」B
 「まず1つめは『こぶたぬきつねこ』です。たくさんの動物が出てきます。鳴き声も真似してみてね。」園児たちは一生懸命鳴きまねをして歌います。

 「2つめは『森のくまさん』です。女の子がくまさんに追いかけられて…さあどうなるのでしょうか?」

 この日のために1学期に作っておいたかわいいペープサートに園児たちの注目を浴びています。曲のオルガン演奏ももちろん生徒が弾いています。

 ペープサートの次はお楽しみのゲームコーナーです。園児たちは大興奮です。生徒たちも私たちもニコニコしっぱなしです。



10.31.水  
めだか保育園の園児がやってきました〜3年「保育実習」C
 「さかなつり」「わなげ」「ボウリング」「つくってあそぼ」の出店が園児たちを待っています。園児たちは4班に分かれてそれぞれの場所に移動しました。もちろん道具は全て生徒たちの制作です。どのコーナーもとても楽しそうです。



10.31.水  
めだか保育園の園児がやってきました〜3年「保育実習」D
 つくってあそぼのコーナーは「ミニオン」の冠の制作です。一緒に作って頭にかぶせてあげていました。園児たちは大喜びです。
 
 まだまだ一緒にいたいところですが、園児たちの出発の時刻となりました。名残惜しい気持ちを抑えつつ、また会える日までとさよならです。園児たちにはとても満足してもらえたようでよかったです。生徒たちは本当によく頑張りました。昨年度はこういった園児たちを本校に招待して授業に一緒に入ってもらうという取り組みができていませんでしたが、今年度はたくさんできるようになりました、めだか保育園のみなさん、先生方ありがとうございました。素晴らしい時間を持つことができました。



10.31.水  
枚岡中学校の説明会に行ってきました
 午後、教頭先生と中留先生が東大阪市立枚岡中学校の説明会に行ってこられました。高校進学を希望する3年生に向けて本校の特徴や取り組みについて、また、部活動や学校行事等生徒の活発な活動について話してこられました。
 他の学校もたくさん来られていたようです。生徒たちはその中から2校を選んで説明を聴いていました。約40人の生徒さんが本校の説明会に参加したそうです。

 明日午後からの懇談期間を利用して、副担任の先生方が分担して中学校訪問に出られます。本校の今の姿をお伝えし、関心がある生徒がいらっしゃったら、ぜひ本校で学ぶ生徒の表情を見に説明会などに来てほしいと思っています。



10.30.火  
ソフトボール〜2年「体育」@
 今朝もよく晴れて爽やかな朝になりました。1時間めに2年5、6組の体育時の授業を見学しました。中間考査が終わって、生徒たちはバレーボール、ソフトテニス、ソフトボールの3種目から1つを希望して取り組んでいます。今日はおもにソフトボールを見学しました。ソフトボールの選択者は男子ばかり18人、担当は中留先生です。

 本校の体育の授業のはじまりは、ボイスリーダーが先導します。体操、ストレッチ、補強(腕立て30、背筋30、腹筋30)の後、グラウンドを1周します。、「1、2、1、2、1234、1234…」ボイスリーダーの大きな声に続いて皆大きな声を出してジョギングします。涼しい日でも汗がジワリと滲んできます。アップはこの汗が滲む程度することがとても大切だと言われています。



10.30.火  
ソフトボール〜2年「体育」A
 体も温まったところでペアでキャッチボールです。まずは相手の胸元に投げ込みます。次に距離を取ってフライの捕球練習、再び近づいてゴロの捕球練習をしました。そして、相手を座らせてピッチング練習です。腕を大きく1回まわしてリリースします。

 授業が始まって20分が経ちました。いよいよゲーム開始、今日は中留先生がキャッチャーに入り8人ずつの2チームになって対戦します。誰がどの守備に入るか前もって決めている訳でもないのにさっと分かれて守備に着きました。1回表、ランナー1塁から外野の間を抜け、ランニングホームランが飛び出しました。後攻チームも負けじと頑張っています。みんな楽しそうです。



10.30.火  
ソフトボール〜2年「体育」B
 隣のテニスコートでは、ソフトテニス選択者が6面もあるコートに分かれて練習しています。選択者は47名もいます。そのうち経験者は14人。今日はこの14人がコートに分かれて他の生徒たちを指導しています。みんな熱心に頑張っていました。

 ソフトボールのゲームは、エラーあり、好プレーありで大いに盛り上がりました。結果は9対3で先攻チームの勝ちでした。

 グラウンドで授業をするには最も良い季節のように思います。「暑い」「寒い」という感覚を持つことはないだろうと思います。もう1時間でも2時間でも続けていたいと思っている生徒もいることでしょう。



10.30.火  
高井田中学校を訪問しました
 今日は午後から府庁で会議がありましたので、その往路に途中下車して東大阪市立高井田中学校を訪問しました。

 高井田中学校から本校へは十分自転車で通学できる距離ですが、JR高井田中央から一駅で近鉄河内永和を経由して東花園で下車して自転車と乗り継いでも40分ほどで着きます。かつて「城東貨物線」と呼ばれていたJR東大阪線は来春新大阪まで繋がります。「ここはとても交通の便が良い所です。」と校長先生がおっしゃられていました。
 本校で学ぶ生徒たちの様子、授業や教育課程、部活動等について最新の情報を伝えました。

 午後からの会議は府庁本館5階の大阪城が正面に見える部屋で行われました。窓越しに見える大阪城は秋の彩りと調和してとてもきれいでした。学校では全校生徒が体育館に集まってちゃんへんさんのご講演とパフォーマンスを観ているところです。



10.30.火  
「あきらめない心」〜ちゃんへんさんの講演@
 先ほど教頭先生から午後の人権学習の様子を伝えるメールを写真とともにいただきました。5、6時間めは全校生徒が体育館に集まり、プロパフォーマーのちゃんへんさんを迎え、ジャグリングの圧巻パフォーマンス、講演、そしてちゃんへんさんの祖父が亡くなられ、お葬式の前日に作られたというラップをみんなで聴きました。



10.30.火  
「あきらめない心」〜ちゃんへんさんの講演A
 ちゃんへんさんは、朝鮮人として京都府宇治市ウトロ地区に生まれ、厳しい家庭に育てられました。小学校3年生の頃から朝鮮人と言う理由でいじめを受け、「自分は世の中に必要のない存在なんだ」と辛いことからも逃げてきた。そんな自分が中2の時のジャグリングとの出会いで、人生で初めて喜びと感動を知り、辛いことにも立ち向かわなあかんと思えるようになったとのことです。「好きなことに精一杯頑張って1番になればいじめられなくなる。」その強い思いが、ジャグリングに向かわせたとちゃんへんさんは話されました。

 体育館で披露してくださった世界一のディアブロ(中国ゴマ)のジャグリングは鳥肌が立つほどすごかったそうです。

 国籍、いじめ、目標、夢、朝鮮、栄光、挫折、蘇生…、すべての過去を受け入れて、現在の自分と「共に歩もう」と明るく話されるちゃんへんさんの人としての凄さに、生徒たちは多くのことを学んだことでしょう。私自身は出張前にお会いしただけでしたが、本当にありがとうございました。



10.29.月  
筝曲入門@〜1年「音楽T」
 涼しくなりました。北から寒気が入ってきたのでしょうが。1時間めが始まる頃、積雲が灰色に分厚く空を覆いました。

 雲はどうやら一時的であったようです。いつのまにか消え去り、心地よい日射しが窓越しに部屋に入っています。日ごとに太陽高度が下がり、部屋の奥まで光が入るようになってきました。静かに冬が近づいてきています。

 南向きの窓を開けると、光と一緒にふわりと風が入ってきました。向かいの校舎からは琴の音色が聞こえてきています。

 誘われるように音楽室へ行くと、箏がたくさん並んでいました。1年3、4組の音楽選択者による「筝曲入門」の授業です。担当は青木先生と、長年教えに来ていただいてます筝曲専門の三好貴子先生です。



10.29.月  
筝曲入門A〜1年「音楽T」
 課題曲は定番の「サクラ」です。親指、人差し指、中指で爪弾くのはなかなか難しそうです。楽譜も漢数字が並んでいて何だかわかりません。ところが生徒たちは結構上手にできています。今日は2回めの授業のようですが、覚えが早くて感心します。

 筝曲の授業は準備がたいへんです。生徒たちには分からないでしょうが、授業の前に調弦しなければなりません。これだけたくさんの箏を調弦するのは並大抵のことではないでしょう。ありがとうございます。

 おかげで、きれいな音が中庭に響いています。生徒たちにとって貴重な経験になることでしょう。



10.28.日  
「第12回 FIVE CLASSIC CUP 大会」〜男子バスケットボール部
 朝から高津高校体育館に来ています。今日から11月23日まで第5地区の公立高校を中心に男子18チーム女子15チームによる「第12回FIVE CLASSIC CUP」が行われます。今日は第一試合に男子チーム、第二試合に女子チームが出場します。

 男子の対戦相手はかわち野です。「新チームになってまだまだ未知数」との監督空ききましたが、ガッツあふれるプレイを期待して応援しました。
 試合ははじめから押され気味で進み、第1クォーターを12対20とリードされてしまいました。今日はいつもより動きが鈍いように感じます。第4クォーターになってようやくエンジンがかかってきたようでしたが、結果は39点差をつけられて負けてしまいました。
 
 持っている力を出し切れずに終わった感じがしましたので、はじめから飛ばしていけるように練習して、次回は満足のいくゲームをしてください。



10.28.日  
「第12回 FIVE CLASSIC CUP 大会」〜女子バスケットボール部
 続いて女子の試合です。本校の対戦相手は八尾翠翔・柏原東合同チームです。11時15分開始早々「堅守猛攻」の横断幕の言葉のとおり、パスカットから速攻や3ポイントが決まります。開始僅か3分で18対0とリードしました。その後も着実に得点を重ね、第1クォーターを48対2の大差で終えました。最後まで観たく思いましたが、学校に行く必要がありましたので、体育館を出ました。男子も女子もありがとうございました。監督・付添の先生方もいつもありがとうございます。



10.28.日  
学校では硬式テニス部、サッカー部、硬式野球部が試合
 学校に着いたのは午後になっていました。グラウンドに行きますと、硬式テニス部もサッカー部も試合が終わり、硬式テニス部はコート整備を、グラウンドでは他の学校が試合をしていました。

 硬式テニス部もサッカー部も5学区大会のようです。硬式テニス部は、決勝で八尾北高校に接戦の末、惜しくも1対2で負けてしまったそうです。勝っていてもおかしくないゲームだったとのこと、きっと悔しい思いをしていることでしょう。また、練習を積んで次の大会で頑張ってください。

 サッカー部は山本高校に1対3で負けたそうです。負けたとはいえ、まだまだこれから伸び盛り、練習に励んで強いチームを作ってください。

 午後から硬式野球部が試合をするようです。先週から5校が集まり、その中で部員をシャッフルして新チームを作ってゲームをするというとても興味深い交流戦が行われています。こちらもじっくり観戦したいと思いましたが、これから陸上部の応援に長居競技場に行ってきます。生徒たちがあちらこちらで頑張っています。からりと晴れて気持ちのよい1日です。



10.28.日  
「大阪高校地区別秋季大会(3・4地区)」〜陸上部
 27、28日の2日間ヤンマーフィールド長居で陸上部が秋季大会に出場しています。1年生9人、2年生2人の11人がそれぞれ100m、4800m、1500m、円盤投げ、走り幅跳びの個人種目にエントリーしました。また、念願のリレー出場は9月30日の大会が台風で中止になり延期になっていましたが、いよいよ今日デビューすることができました。

 午後4時10分、男子4×400mリレー8組5レーンの出場です。1走村上さん、2走伊東さん、3走大垣さん、そして4走アンカーは豊田さんです。400mは日頃練習していないとなかなか走り切ることができません。4人とも最後までしっかりとバトンを繋ぎ、アンカー豊田さんが1人抜いて4着でゴールしました。
 記録は3分56秒64と平凡でしたが、みどり清朋陸上部1年生がマイルリレーに出場し、しっかり走って記録を残したことは、快挙だと言えるでしょう。お疲れさまでした。これからも楽しく練習を頑張ってください。



10.27.土  
1年 「第2回全国学力テスト」
 月末の土曜日です。朝から他校の生徒たちが本校に集まっています。体育館でバスケットボール公立学校大会の決勝リーグ戦が行われるようです。残念ながら本校は決勝リーグまで勝ち進むことはできませんでした。会場校スタッフとして今日は頑張っていることでしょう。

 大講義室では、1年生対象の河合塾・スタディサプリ共催「第2回全国学力テスト」が行われていました。陸上部やサッカー部など公式戦と重なっている部活動も多く、受験者は40名ほどですが、参加した生徒たちはとてもよく頑張っていました。

 自習室では3年生が黙々と勉強しています。いよいよラストスパートの時期がやってきました。最後まで頑張ってください。



10.27.土  
恩智川クリーンリバー作戦@
 午前10時、東花園駅すぐ南側の新池島ポンプ場前にたくさん人が集まりました。今から花園校区自治連合会と新池島町自治会共催の「恩智川クリーンリバー作戦」が始まります。毎年春になると、川沿いにたくさんの菜の花が咲き、とても美しい景観を楽しむことができます。それは、秋に地域の方々が、川沿いの土手や道のゴミ拾いをして種を蒔いているからだということを、今春になってようやく知りました。

 雨が上がって良かったです。たくさんの方々が集まり、副市長さんも来られて挨拶されていました。大阪府寝屋川水系改修工営所の方のガイドで安全に土手に下りました。これから皆でゴミ拾いです。



10.27.土  
恩智川クリーンリバー作戦A
 川沿いの道路からはあまり気が付きませんでしたが、結構五味が落ちていたり半分土に埋まっていたり、たくさんありました。圧倒的に多いのはポリエチレンやプラスティック系のものです。これらは決して土に還ることはありません。タバコの吸い殻も買い物袋の切れっぱしも、5,000年、10,000年経っても決して土に還ることはなく、この地球上のどこかでほとんどこのままの状態で存在し続けることでしょう。そのことを私たちはもっと明確に認識しておくべきだと思います。

 みんな賑やかに笑顔でゴミを拾いました。そして予め耕してくれている所へたくさんの菜の花の小さなまん丸の種を蒔きました。たくさんたくさん蒔きました。活動は約2時間、本校ボランティア同好会ら5名と先生3名が参加しました。来春が楽しみです。このような機会を作ってくださり、ありがとうございました。



10.27.土  
HANAZONO RUGBYSTADIUM
 解散して昨夜訪れたスタジアムに行きました。昨夜、今日は11時から無料で中に入れると聞き、おなかが空いていましたが迷わず直行です。

 入ってみると感動で言葉をなくしました。こんなところでゲームができるって本当に幸せだなぁと思いました。もちろんワールドカップも楽しみですが、「花園」は高校ラガーマンにとって特別な場所です。今冬も全国大会がこのグラウンドで行われるのがとても楽しみです。



10.26.金  
人文探究専門コースの英語〜3年「総合英語」@
 今日は1時間めから授業見学、3年人文探究専門コースの生徒が履修している「総合英語」、担当は丁先生です。チャイムが鳴るやいなや、スクリーンに映し出された2つの英文を示して、「@とAでは意味が全く異なります。わかりますか。」と先生の発問です。

 @ Tell me if he will come back.
 A Tell me if he comes back.

 @は副詞節の動詞が未来形、Aは現在形になっています。授業の始めに、このような簡単な例文を考えさせるのは、体育の授業の準備運動と似ているように感じました。生徒の頭が英語モードに切り替わります。

 @は「〜かどうか」、Aは「もし〜なら」と訳するのが正解です。「未来を表す副詞節の動詞は現在形で表す」事を皆で確認していました。

 @ Tell me when he will come back.
A Tell me when he comes back.

 if が when になっても同じです。続いてテキストに出てくる単語の読みの練習です。電子黒板に速いテンポで次々と新しい単語が映し出されていきます。それに合わせて生徒たちが大きな声で音読していきます。



10.26.金  
人文探究専門コースの英語〜3年「総合英語」A
 次に大学入試にも頻出の「Vt+A+as+B」の構文の学習です。どのような動詞がきても、「A=B」の関係が成り立っているとのことです。例としてたくさんの他動詞が映し出されました。

 「大学入試、特に長文問題ではasを用いたこの表現がしばしば受身形で出てくるので注意してください。それでは書く時間を与えます。」

 生徒たちは映し出された画面を懸命にノートに書き込んでいます。

 「では、今から5分テキストのリーディングタイムを取ります。5分間で読んでキーセンテンスを見つけてください。」

 まだここでチャイムから15分しか経っていません。文章はなかなか興味深いです。

 young people often shorten the expressions they use in text messages. For example,… They use these shortened words because it takes less time and space to write them.However, there is a debate over the use of these shortened expressions.

 さて、どんな議論があれこれとなされているのでしょう。
 
 長文読解は単に和訳すればよいと言うものでありません。それだけではあまり面白いと感じないでしょう。debate over の over やテキスト後出の 助動詞 may の伝えるニュワンスを正確に捉えることが、より筆者の思いに近づけるところに英文読解の楽しさがあるように思います。

 生徒たちはとてもよく頑張っています。英語を学ぶ楽しさは人それぞれあるでしょうが、ぜひ英語を学ぶ楽しみを見つけてほしいと願っています。その種がたくさん散りばめられている授業でした。 



10.26.金  
曙川中学校へ行ってきました
 1時間めの授業見学を終えて、直ぐに自転車で出かけました。曙川中学校に10時の約束です。恩智川から玉串川沿いに南へ、近鉄河内山本駅の踏切を渡って山本球場のところを右に曲がり、ちょうど20分で曙川中学校に着きました。毎年、東大阪市とともに八尾市内から多くの生徒が本校に入学してきます。

 3年ほど前に建て替えられた綺麗な玄関を入って校長室に通してもらいました。本校の現状や学んでいる生徒たちの様子など情報交換をしました。

 とてもいい天気で気持ちがいいです。帰り道もルンルン気分でした。丁寧の応対してくださりありがとうございました。



10.26.金  
岩倉使節団と留守政府〜2年「日本史B」
 5時間めは西村先生の2年「日本史B」です。今日のテーマは岩倉使節団の欧米派遣です。不平等条約改正の予備交渉と欧米の制度や文物の視察を目的にアメリカ、イギリス、ドイツへと渡ります。岩倉具視46歳、大久保利通41歳、木戸孝允38歳、山口尚芳は32歳、そして伊藤博文はまだ30歳になったばかりという若さです。

 ちなみに、新たに発足された第4次安倍改造内閣の平均年齢は63.4歳、40代は一人もいません。幕末から明治維新の動乱の中、国を作ってきたのは、エネルギッシュな若い力であったと言えそうです。当時と現在とでは平均寿命も大きく異なるので、単純に比較して言うことは正しいとは思えませんが、19世紀末、年表に数えきれないほどの出来事が刻まれたのと関係しているように感じます。

 特に岩倉使節団が訪米した年の1871年頃からは際立っているように思います。郵便制度、御親兵編成、新貨条例、廃藩置県、官制の改革、戸籍法、日清修好条約、田畑永代売買の解禁、学制公布、富岡製糸場操業、鉄道開通、太陽暦採用、国立銀行条例、徴兵令、始祖改正条例…、なんということでしょう。このスピード感にを当時の人々はどう受けとめていたのでしょう。

 生徒たちは西村先生の丁寧な説明をじっと聴いてポイントをしっかり覚えようとしているようです。



10.26.金  
こけら落とし
 帰り道、東花園駅に近づくといつもと景色が違うのに気が付きました。駅のホームのすぐ向こうに明るい照明が煌々と灯っています。来年度行われる2019ラグビーワールドカップ日本大会の会場の一つとなる花園ラグビー場の改修工事が終わり、今夜はいよいよそのこけら落としのゲーム「日本代表対世界選抜」が行われていました。ラグビーの聖地「花園」で初のナイターゲームです。雰囲気だけでも味わいたいとスタジアムの前まで歩きました。感動しました。本番のチケットの入手が困難ですがとても楽しみです。



10.25.木  
池島小学校学校協議会に出席しました
 卓越する北風が少しひんやりと感じますが、大陸から張り出した移動性高気圧に覆われて雲もなく、穏やかな日差しに包まれています。花の側で2羽のモンシロチョウがひらりひらりと弧を描いて舞っています。

 11時半、池島小学校の第2回学校協議会に出席しました。4時間めの授業を1年生から6年生まで順に見学しました。今年度から小中一貫の池島学園となり、その取り組みの成果が多く見受けられました。ユニバーサルデザインの教室は、それぞれに工夫がなされ、どの教室もとても美しく子どもたちが生き生きと学んでいました。ちょっとした張り紙や授業で使われていたツールなど、本校でも取り入れたいものがありました。小学校の授業を見学することもとても勉強になります。英語ルームでは6年生が中学校で学ぶような英会話をどんどん学んでいたのがとても印象的でした。

 見学が終わり、話をしながら委員の皆さんと給食をいただきました。コッペパンと牛乳、今日のおかずはカレースープと野菜の和え物です。小学生の頃を思い出し、懐かしく美味しくいただきました。この地域の子どもたちがとても大切にされ、安心して安全に学び育まれていることがよく分かりました。同じ地域の高校として、さらに充実した教育環境づくりに私たちが果たせる役割もあるように思いました。ありがとうございました。

 帰り道、治水緑地まで来たとたんに本校の鶯色の校舎がまるごと見えます。近づいてくると、昼休みの生徒たちの元気な声が聞こえてきました。芒の穂が幾重にもなびいてきれいです。



10.25.木  
1年「分野別進路説明会」@
 5時間め、3年生は卒業アルバム用のクラス写真撮影をしていました。生徒の希望の場所でみんな揃ってパチリ。撮影場所はクラスそれぞれです。なにやら普段見ることがない場所に人影を見ましたが、どんな写真ができるかアルバムができるまでの楽しみにしておきます。2年生は修学旅行の準備で、わいわいと賑やかです。

 1年生は2時間連続で分野別進路説明会です。大学や専門学校の先生に講師として来てもらいました。生徒たちは用意した13の分野から2つの分野を選んで各会場に分かれて話を聞きます。

 写真は左から、「外国語」「公務員」「芸術」です。



10.25.木  
1年「分野別進路説明会」A
 生徒たちは真剣です。写真は左から「心理学」「看護」「初等教育・保育・幼児教育」です。「心理学」を選択した生徒が最も多く、前後半合わせて69名が受講しました。2番めは「初等教育・保育・幼児教育」の62名です。



10.25.木  
1年「分野別進路説明会」B
 写真は左から、「理工学」「経済・経営」「理学・作業療法」です。生徒たちは大学で学ぶさまざまな学問がどのように役に立つか教えてもらっています。



10.25.木  
1年「分野別進路説明会」C
 写真左は「歴史・文学」、中は「食物・栄養」です。写真には収めませんでしたが、後半で「健康・スポーツ」と「法学」が追加されて行われました。講話を聴いた生徒たちは、それぞれ感想や気づいたことを記録用紙に記します。

 進路選択の一助になる有意義な時間になったでしょうか。講師の先生方、ありがとうございました。



10.24.水  
物語のはじまり〜「なよ竹のかぐや姫」〜1年「古典総合B」@
 昨日は二十四節気の「霜降」、北国や山間で霜が置かれる頃になりました。これから紅葉が北から南へ、山から麓へと広がり、やがて木枯らしが吹く頃には大阪でも霜が置かれるようになります。秋が本格的にやってきました。

 2時間め、1年7組の「国語総合B」の授業は藤澤先生の研究授業です。教室の後ろに先生方が並ばれ、生徒たちは少々戸惑っている様子でしたが授業が始まると、何事もなかったようにさっと集中しました。

 1年生の「国語総合B」は週3時間、古典を学びます。今日は日本古典文学で物語のはじまりと言われる「竹取物語」の冒頭「なよ竹のかぐや姫」です。

 「今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。」から「帳のうちよりもいださず、いつきやしなふ。」までの一節を、前後または左右でペアになり、一方が「読む」人、他方が「聞く」人になって、漢字の読みなどを正しく読んでいるかチェックします。終われば交代して同じように行います。皆、とても積極的にはっきりと大きな声を出して読んでいました。

 今日は内容について考えることを学びの中心に置いているので、文法の説明は簡単にして、どんなことが書かれているか、どんな表現が使われているかに注目して読み取っていきます。



10.24.水  
物語のはじまり〜「なよ竹のかぐや姫」〜1年「古典総合B」A
 そもそも「竹取物語」が、いつ、どこで、誰によって書かれたものであるか分かっていません。また、物語に登場する「翁」の年齢や舞台となった竹林があった場所も諸説あり、それを研究テーマにされている国学者もいらっしゃるほどです。
 ただ、他の文献を見るにおいて、少なくとも10世紀中頃までには作られていたそうです。
 「物語のはじまり」はとても美しい文で綴られているように感じました。かぐや姫の生い立ちのところを一緒に読み進めながら、「致富長者説話」(貧しかった人が何か不思議なことがあって長者になるお話)が、他の物語にも多く見受けられることを認識し、なぜこのようなお話が多いのか考える場面がありました。

 授業の終盤、「長者になった家のたいそう美しいかぐや姫に5人の貴公子が求婚します。この中から1人選ぶならばあなたなら誰と結婚しますか。その理由は何ですか。」という発問について、グループになってそれぞれの意見を述べ、話し合っていました。チャイムが鳴ったので発表まで聞けなかったのは残念ですが、とても面白い授業でした。



10.24.水  
堅上中学校・堅下北中学校へ行ってきました
 午後から中学校を訪問しました。今日は柏原市立堅上中学校、堅下北中学校の2校です。柏原市の山間にある堅上中学校は、森の匂いの爽やかな優しい香りに包まれていました。堅下北中学校は信貴山の麓にありました。正門からすぐの道からは河内平野が一望できます。紅葉のサクラ並木の向こうで、これから見事な夕焼けが始まろうとしていました。

 ご多用のところ両校ともとても丁寧に応対してくださいました。ありがとうございました。高校へと一人ひとり送り出された中学校の先生方の思いを感じ、心が引き締まる思いです。本校で学ぶ生徒一人ひとりが、「みどり清朋で学んでよかった」と胸を張って言えるように、明日からまた頑張ろうと思いました。



10.23.火  
かばんのセットを作りました〜3年「保育実習」
 昨日までとは一転、雨模様です。今日は朝から志紀、成法、高美、曙川南の4つの八尾市立中学校を訪問してから出勤しました。普通科総合選択制から普通科専門コース制に改編して3年め、本校の状況や生徒の様子などを伝える一方で、中学3年生の進路選択の様子等について聞かせてもらいました。
 本校の生徒のほとんどは、東大阪市、八尾市、柏原市の中河内から通っています。生徒の出身校である中学校と日頃から連絡を取り合って連携することは、地域の教育力を上げ、地域で子どもたちが安心して安全にすくすくと育つ町づくりに貢献するうえでとても大切です。来月初めの懇談期間中に副担任の先生方が分担して中河内の各中学校を訪問し情報交換させてもらう予定です。

 4校を訪問して学校に着いたのはお昼になっていました。玄関を入ると3年こども保育専門コースの生徒が作った園児用のかばんのセットが展示ボードに飾ってあるのが目に入りました。体操服やスモック入れでしょうか。口の広い大きな手提げかばんと上靴入れ、それに可愛いコップ入れの3点セットです。個性豊かな布地に可愛いワッペンをつけたりと創意工夫がいっぱいです。玄関ロビーがまた一つ賑やかになりました。



10.23.火  
第3回準備会議〜第7回池島音楽祭
 夕方府庁に出張があり、また戻ってきました。午後6時半から池島公民分館で行われる11月17日(土)に実施される池島音楽祭の第3回準備会に音楽科の青木先生と出席してきました。

 主催は「東大阪池島公民分館運営委員会」で、池島町、新池島町、若草町の池島中学校区に当たる地域と、池島幼稚園、恵徳幼稚園、めだか保育園、池島学園(小・中学校)、みどり清朋高校の園及び学校が入っています。地域主催の大きな音楽祭は他の地域ではあまりみられないのではと思います。

 規模が大きいだけに準備することも多岐にわたり、一つ一つ綿密に打ち合わせています。本校からは放送部が総合司会、吹奏楽部が演奏等を行います。のこのような地域と学校とが一体になった素晴らしい行事に参加できることを光栄に思い、地域の方々にとても感謝しています。



10.22.月  
恒常性について学ぶ〜2年「生物基礎」
 昨日に続き、今日も一日爽やかな秋晴れの一日になりました。1年で最も過ごしやすいと感じる頃かもしれません。

 「そもそも人は気温にすれば何℃ぐらいが最も快適だと思うのだろう。住んでいる地域によって異なるのだろうか。赤道直下の灼熱の大地に住む人も、北極圏の氷の世界に住む人も、快適だと感じる気温は同じなのだろうか。」

 朝、自転車を漕いで心地よい風を頬に感じながら、ふと、そんなことを考えていました。おそらく人の体温は皆ほぼ同じだから、きっと快適に感じる気温は世界じゅうのどこに住んていてもそうは違わないだろうと思います。でも本当の所は聞いてみないと分かりません。

 6時間め、校舎を巡回していると、2年7組の教室でちょうど人体の「恒常性」について学習していました。山下先生の「生物基礎」です。生徒はそれぞれ自分の脈拍を測っている所でした。

 「外気温が高くても低くても、脈拍が大きく変化することはありません。これを『恒常性(ホメオスタシス)』といい、対外環境が変化してもからだの内部の状態(体内環境)を一定に保とうとすためです。」と、先生がまとめられました。この恒常性を保つために、人のからだはいろいろなことをしてそうです。

 自分のからだのしくみを知れば知るほど、その凄さに驚愕し感動するばかりです。生徒たちは熱心に授業に参加していました。



10.21.日  
PTA活動の記録
 昨日の学校説明会に間に合うようにと、金曜日の夜にPTA役員の方が「PTA活動おおまかな記録」として、1年間のPTA活動の取り組みが、たくさんの活動の様子が分かる写真とともに、一つ一つ丁寧に分かりやすく紹介されたポスターを作って持ってきてくさいました。

 早速、校長室前の壁面に掲示しました。中学生と一緒に校内を見学される保護者の方が和気藹々と楽しく活動している本校のPTA活動も知ってもらえたら、との思いが詰まったポスターです。ありがとうございました。



10.20.土  
第1回学校説明会@
 朝から思わぬ雨滴がパラパラと降り落ちるなか、第1回学校説明会に次々と中学生や保護者の方が来られています。正面玄関で受付を済ませてもらい、生徒会執行部役員の生徒たちがにこにこと視聴覚教室へ誘導していました。

 午前10時、視聴覚教室で前期生徒会会長の岡本くんの司会で説明会が始まりました。私の挨拶のあと、生徒会役員の生徒たちによる学校紹介が始まりました。



10.20.土  
第1回学校説明会A
 執行部の生徒たちは体育大会の時に作った応援団のTシャツを制服の上に着ています。

 体育大会の紹介では応援団旗や団幕を、文化祭の紹介では各団体が作る看板の実物を見せながら紹介していました。また、体育大会の借り物競争で使ったキャラクターのコスチュームを紹介しながら地域の小学校との交流等で使ったと伝えていました。

 学校での生徒たちの活動を、生徒が生徒の言葉で紹介しています。



10.20.土  
第1回学校説明会B
 生徒会役員による学校生活の紹介は、とても分かりやすく楽しく聞くことができました。最後に後期会長の2年生吉田くんから、「自分たちの学校生活をより豊かにするために自分たちで考えて行動していきます。」と頼もしい言葉がありました。これからますます楽しみです。

 次に、第一志望の大学の救急救命科を受験して昨日合格通知を受け取ったばかりの3年生北口くんから受験体験記の報告がありました。何故救急救命士を志すようになったか、男子バレーボール部主将として部活動も頑張ったこと、学科試験や面接試験に向けて頑張り続けたこと等、少し緊張している様子でしたがありのままの自分を伝えてくれました。



10.20.土  
第1回学校説明会C
 次に首席の阿尾先生がスライドを使って専門コース制や教育課程、授業や講習等の学力向上の取り組み、キャリア教育と進路指導等、本校の学びについて説明しました。

 はじめに最近6年間を比較した4枚のグラフを示しながら、@センター試験出願者や難関大学に合格する生徒が急増していること、A遅刻数が激減していること、B専門コース制3年めになり、難関大学合格をめざして人文探究コースに進む生徒が1.5倍の64名、理系も71名と大幅に増加していること、の報告がありました。

 部活動に積極的に取り組みながら学ぶ生徒もかなり増えてきているように感じます。志を高く持ち、勉学をはじめ何事にも懸命に努力し、がんばる生徒が随分増えてきたことがグラフの数字にも表れていると言えるでしょう。



10.20.土  
第1回学校説明会D
 授業や講習などの学習活動のほか、さまざまな部活動や先ほど生徒たちが紹介した生徒会行事、地域との交流や連携も大いに活発になってきました。スライドの写真とともにその様子が紹介されていきます。

 最後に平成31年度入学者選抜についての説明と、今後の学校説明会の案内がなされました。入学者選抜については、アドミッションポリシーや配点など昨年度と変更点はありません。



10.20.土  
第1回学校説明会E
 阿尾先生の説明が終わり、再び司会の岡本くんにマイクが渡されました。アンケートに今回の感想を書いてもらい、それぞれ案内役の生徒たちが前に並びました。硬式野球部マネージャーの3人、生徒会執行部、そして、いつもこの教室で練習している軽音楽部の有志の合わせて10人です。

 生徒たちが誘導し、校内見学ツアーが始まりました。始めに階段を挟んで隣のLAN教室です。毎年たくさんの各種情報処理検定に合格しています。合格者の名前がずらりと教室後ろに掲示されています。生徒が使用しているPCはハイスペックでWINDOWS10が入っています。

 次に3階の図書館の見学です。3万冊の蔵書がずらりと並んでいます。PCも完備しています。



10.20.土  
第1回学校説明会F
 英語教室、食堂、自習室、進路閲覧室、体育館2階フロア、トレーニングルーム、第2体育館、剣道場、柔道場と盛りだくさんです。体育館フロアでは男女バスケットボール部がそれぞれゲームを、第2体育館では卓球部が練習をしていました。

 司会進行、説明、誘導、案内等のスタッフとして活躍した13人の生徒たちは、中間考査が終わってからの2日間みっちりと打ち合わせをしていました。「団Tシャツを着よう」「団旗や文化祭の看板も生徒会室に置いてあるものを持っていって見せよう」「地域交流の説明も興味を持ってもらえるように工夫しよう」など次々とアイデアが浮かんできたとのことです。生徒たちならではのきらりと光る発想が生かされた説明会になりました。また、大学に合格したことを緊張しながらも皆の前で言ってくれた北口くんの話しもとてもよかったです。生徒の皆さん、ありがとうございました。

 散会は12時頃になりました。空も晴れ上がってよかったです。参加された中学生や保護者の皆様、ご来校ありがとうございました。

 次回は11月10日(土)午後1時30分スタートです。体験授業や部活動見学も行います。



10.19.金  
がんばる運動部@
 中間考査翌日の放課後、部活動が本格的に再開しています。

 グラウンドは涼しい風が気持ちよく、運動するには最もいい季節のように思います。テニスコートでは、硬式テニス部とソフトテニス部が6面全部を使ってそれぞれラリー等をしていました。今年は1年生女子がたくさん運動部に入っています。特に硬式テニス部、バドミントン部、ダンス部は女子の人数が急増し、とても賑やかになりました。また、男子も硬式テニス部、陸上部、卓球部は人数が劇的に、増え活動も充実しています。

 サッカー部も元気に練習再開しています。



10.19.金  
がんばる運動部A
 硬式野球部は明日から5校で合同強化練習及び交流戦を行います。グラウンドではちょうど遠投しながら肩を作っているところでした。

 清友高校から引き継いだ時計塔の下では陸上部がいつものように練習していました。来週に秋季大会を控え、前回の記録会では台風の接近で試合がなくなってしまい、出場できなかったマイルリレー(4×400m)に再度挑戦します。頑張ってください。

 ラグビー部は他校で合同チームの練習をしています。



10.19.金  
がんばる運動部B
 体育館剣道場ではダンス部が2グループに分かれて練習しています。選曲から振り付けまですべてオリジナルの創作です。文化祭では大いに活躍しました。

 第二体育館では卓球部が猛練習中。球にどんな回転をかけるか、打つたびに瞬時の判断が求められます。みんな熱心で楽しそうです。



10.19.金  
がんばる運動部C
 フロアでは女子バスケットボール部とバドミントン部が練習中でした。女子バスケットボール部は、タイムキーパーをつけてオフェンスとディフェンスに分かれて攻撃パターンのドリル練習をしているようです。部員たちの気迫を感じました。

 バドミントン部は人数が急増したクラブのひとつです。ネットを3張、3コートに分かれてシングルスやダブルスの実践に近い形で練習をしています。側で見るととても激しいスポーツであることがよく分かります。

 校内を一回りして運動部の様子を見て回りました。男子バスケットボール部は治水緑地の外周を走っていました。運動部はそれぞれに目標を持って熱心に頑張っていました。



10.18.木  
バスで出発〜「1年大学見学会」
 中間考査最終日、1年生は1時間めの考査を終えたかと思うと、玄関前にずらりと並んでいるバスに乗り込んでいます。これからクラスごとにまとまってそれぞれ大学見学に向かいます。大学の食堂で昼ごはんを食べる予定なので、あまりのんびりしていられません。生徒たちはよく分かっているようで、とても迅速に行動しています。
 
 10時10分、予定の時刻より10分ほど早く出発することができました。大型バスは生徒たちを乗せて全開した東門から颯爽と出ていきました。先発は2組と3組の甲南大学、続いて1組と7組の関西学院大学、そして、4組、5組、6組を乗せたバスが関西大学へ向かいました。



10.18.木  
サツマイモ交流@〜池島小2年生
 2、3年生は2時間めまで考査がありました。終わりのチャイムが鳴るやいなや、ざわざわと明るい声が聞こえてきます。考査終了の瞬間は嬉しいものです。

 11時30分、2年生生徒会役員の3名とこども保育専門コースの7名がすぐ近くの池島小学校を訪れました。毎年、小学生と芋掘りをしたり、鬼ごっこをしたり、クイズを楽しんだりしてきました。今年は2年生3クラスの子どもたちとの交流です。



10.18.木  
サツマイモ交流A〜池島小2年生
 交流室でさつまいもに関するクイズをするクラス、運動場の手洗い場でおいもを洗うクラス、運動場のまん中でおにごっこをするクラスと、クラスごとに分かれてローテーション。それぞれに高校生が入ります。

 今年は台風等で打ち合わせの時間があまり取れずに、小学校の先生に随分と準備をしてもらいました。ありがとうございます。



10.18.木  
サツマイモ交流B〜池島小2年生
 子どもたちは元気いっぱい。運動場で「タッチされると焼き芋に変身!」の「やきいもおにご」をしました。高校生はもちろん「おに」です。ところがなかなか捕まりません。「高校生の皆さんも本気出していいですよ」と先生の言葉もありましたが、すでに本気のようです。

 どのクラスもひと通り行ったところでクラス写真です。



10.18.木  
サツマイモ交流を終えて
 短い時間でしたが、とても有意義な交流になりました。小学生はとてもかわいくて人懐っこく、生徒たちもとても喜んでいました。これからはもっといろいろな形で交流が深まりますよう生徒たちの活躍を期待しています。

 今日参加してくれた10人の2年生の皆さん、考査最終日で疲れていることと察しますが、精力的にありがとうございました。

 帰り道、治水緑地の横を通りながら秋の景色をお腹いっぱいに楽しみました。レモン色の優しいキバナコスモス、金色に輝くススキがきれいです。



10.18.木  
1年大学見学会〜関西学院大学@
 1組と7組は関西学院大学に来ました。まず、メニュー豊富な食堂で楽しい昼食です。次に大学の説明を聴きました。11学部14学科の規模は関西屈指の私大です。



10.18.木  
1年大学見学会〜関西学院大学A
 お洒落な洋風建築の校舎とグラスグリーンの美しい校庭に生徒たちは圧倒されていたようです。広い敷地を案内してもらいながら、ここで学びたいと強い志を持った生徒もいることでしょう。



10.18.木  
1年大学見学会〜甲南大学@
 2組と3組は甲南大学です。「関関同立・産近甲龍」と呼ばれる関西8私大の「甲」にあたる創立68年の伝統ある大学です。学食でお腹いっぱい昼ごはんを楽しんだ後、大学の説明を聴きました。



10.18.木  
1年大学見学会〜甲南大学A
 学校から持ってきたワークシートに記録を取り、思ったことや気づいたことを書きます。みんな熱心に取り組んでいたとのことです。

 そして大学の方に構内を案内してもらいました。重厚な校舎が厳かに佇んでいます。最寄駅の阪急岡本駅周辺にはお洒落な店もいっぱいあります。確かな学びと楽しい学生生活、通いたくなった生徒もいることでしょう。



10.18.木  
1年大学見学会〜関西大学@
 4組、5組、6組は関西大学です。阪急千里線に「関大前」という駅があり、13学部16研究科からなり、3万人を超える学生が学んでいます。とにかく広い敷地にさまざまな建物があり、生徒たちは圧倒されてしまったとのことです。学生食堂でそれぞれ昼食をとり、大学の説明を聴きました。



10.18.木  
1年大学見学会〜関西大学A
 どこからどこまでが敷地なのでしょう。広々とした全天候型400mトラックの公認陸上競技場も完備しています。図書館や美しい建築デザインの学舎を案内してもらいながら、生徒たちは何を感じていたのでしょう。この大学では多くの先輩たちが学んでいます。「先輩に続け!」と強い気持ちを持った生徒もいることでしょう。

 1年生全員が関西8私大の関西大学、関西学院大学、甲南大学を訪問したのは、今年度が初めてかもしれません。大学進学を考えていない生徒も、有意義な一日になったのではと思います。高校での学びを礎に、さらに専門的な学問を学び、今ある課題やこれから起こりうる課題を解決すべく進められているさまざまな研究が、どこで誰がどのようになされているか、見えてくる所が大学の重要な魅力です。
 毎日の授業、友との時間、通学路でふと見た光景…、日常の、見るもの、聞くもの、匂うもの、触るもの、味わうものすべてがどんな未来に結びついているかわかりません。ニュートンが「リンゴが木から落ちるのを見て…」というのはそういうことを言っているのかもしれません。自分の未来は皆の未来でもあります。素晴らしい未来を切り拓かれることを期待しています。

 お世話くださった大学職員やボランティア学生の皆様、ありがとうございました。



10.17.水  
3年「日本史演習」「日本史探究」
 中間考査4日めです。3時間め、1、2年生は考査を終えて下校する中、3年生は「日本史演習」「日本史探究」の考査中です。日本史演習は一般文系、日本史探究は人文探究専門コースの生徒が履修しています。どちらもセンター試験や大学一般入試に対応した科目です。考査問題は決して平易ではありませんが、生徒たちはよく頑張っています。

 渡り廊下を通って南館を通りました。先日紹介したオノマトペの作品展示の隣には、たくさんの「顔」が並んでいます。それぞれ個性いっぱいの魅力ある作品です。



10.17.水  
明暗分解・色彩構成〜1年「美術T」
 命題は「明暗分解・色彩構成」です。人の顔を光の「明」と「暗」に分解し、それを色彩に構成するというものです。みんな1年生とは思えない上手な作品ばかりです。

 日本語にはもともと「色」を表す言葉はなく、光の映りかたの違いが色を表す言葉になっていったと聞いたことがあります。「赤」は「明し(あかし)」、「黒」は「暗し(くらし)」、「白」はピントが合って輪郭がくっきり見えている「顕し(しるし)」、そして「青」は、逆にピントが合わずぼんやりしている「淡し(あわし)」という光の映りかたを表したそうです。したがって、最初に色を表す言葉は、「赤」「黒」「白」「青」の4色だったようです。

 明らかな嘘を「真っ赤な嘘」、ありのままにいう事を「赤裸々に語る」と言ったり、まだ大人になりきれていない頃を「青年」とか「青春」とか言うのも、元々の意味を思い出すと容易に理解できます。初めて知った時はとても嬉しく思いました。

 光の明暗を分解してできたピース1つ1つに色を載せていく授業は、色の原点に立ち返るとても深い奥行きを持っているように感じました。



10.16.火  
2学期中間考査3日め@
 12日(金)から始まった中間考査は3日めを迎えました。チャイムが鳴り、「はじめ」の先生の合図とともに、生徒たちは一斉に取りかかっています。

 2年生の様子です。「英語表現U」または「英語理解」の考査を受けています。昨日下校時刻まで残って勉強していた生徒たちも頑張っていることでしょう。



10.16.火  
2学期中間考査3日めA
 1年生の様子です。全員「国語総合A」の考査を受けています。授業中に学んだことが整理されて頭の中に入っているでしょうか。生徒たちの表情はみんな真剣そのものです。
頑張ってください。



10.16.火  
2学期中間考査3日めB
 3年生の様子です。3年生は選択科目で、「日本史B乙」「地理B」「生物」「物理」です。それぞれ出題された先生方が廊下で待機されています。3年生ともなると、かなり骨のある問題も出題されていることでしょう。諦めず時間いっぱい使ってよく考えて答えましょう。みな一生懸命取り組んでいました。進路実現に直結する生徒も少なくありません。最終日まで頑張ってください。



10.15.月  
下校時刻まで勉強がんばる
 週明けの月曜日も朝から出張で、学校に着いたのは夕焼けが始まる頃になっていました。早速2年生の自習室を覗きに行くと、この時間まで頑張って残って勉強している生徒がいました。明日の時間割は、英語表現Uまたは英語理解と、現代文演習または数学Bです。何度も書いて覚え込もうとしている人や、全体を見直している人などそれぞれですが、同じ空間で頑張っていることが、そこにいる生徒たちが暗黙のうちに互いに励まし合って力をもらい合っているようです。

 図書館でも頑張って英語の勉強をしていました。2人で教えあいながら勉強している人や部屋の隅っこで一人で集中している人や、ちょっと息抜きに読書をしている人など、こちらもそれぞれです。

 明日は考査中日の3日め、朝夕寒くなりましたので体調に気をつけて、しっかり頑張ってください。



10.15.月  
道路灯が点きました
 学校から東花園駅に繋がる川沿いの真っ直ぐな道は地域の方々の大切な生活道路です。自動車が通ることがなく、歩行者や自転車も安全に通行することができ、この道を通学路にしている生徒もたくさんいます。

 ところが、夜になり暗くなると、駅が近づいてきた辺りで街灯が少なくなり、また、駅ホームの明かりが眩しく目に入って前方がとても見えにくくなっていました。人が歩いているのも間近になるまで気づかず、ましてや無灯火の自転車とすれ違う時は、暗闇からいきなり現れるようで、私も何度も「危ない!」と思うことがあります。

 今日の帰り道、いつもと様子が違うことに気づきました。どうやら新たに道路灯が点いたようです。随分と自転車で安全に走りやすくなりました。同じ思いの生徒もいることでしょう。ありがとうございました。



10.14.日  
砂絵でオノマトペ〜3年「美術V」@
 今日も穏やかな秋晴れの日になりました。校長室の白いレースのカーテンがゆらゆらと木漏れ日の中にいるようです。キュー、クィー、ギュイー、チュンチュン…、窓を開けた空の方からいろいろな鳥の声が聞こえてきます。すぐに鳴き声の主の名前が出てきたら、どんなに楽しいだろうと思い、覚えたくなります。

 美術室の前には、生徒の作品展示が新しくなっていました。「砂絵でオノマトペ」、3年生「美術V」選択者の作品です。オノマトペは擬音語、擬態語、擬声語のことで、それを砂絵で表現したものです。



10.14.日  
砂絵でオノマトペ〜3年「美術V」A
 砂を色とりどりに染色して、表現したい言葉を絵にします。とても細やかで丁寧な作品に仕上がっているものや、明るい配色で思わず笑顔になりそうな楽しい作品や、表現した言葉が本当に絵から聴こえてきそうな作品もありました。生徒それぞれの個性が輝いています。

 芸術の授業にとって大切なのは、作品の出来栄えだけでなく、作品制作に集中する心を持つことでしょう。将来の進路に向かって頑張っている真っ最中の生徒もいることでしょう。不安な気持ちに襲われることもあるでしょうが、邪気を払い作品作りに集中する心を持って取り組むことの意義は大きいと思います。展示されていた作品はどれもよくできていました。



10.13.土  
風の彩り
 よく晴れた風が気持ちいい日和になりました。本校の近くには背の高い建造物が全くと言っていい程なく、360°のパノラマを楽しむことができます。東側には南北に連なる生駒山〜金剛山系が端から端までその稜線を見ることができますし、西側は河内平野を一望することができます。

 昼下がりに4階まで上がってみました。上空の風が強いのでしょうか。積雲がところどころ箒で掃いたように風で流されています。太陽の近くの雲は、眩しく純白に輝く所と陰になって濃灰色の所とが入り混じって、周りより太陽光が強調されて見えます。

 北向きの窓を開けるやいなや、ふぅわっと予想以上に強い風が入ってきました。何色でしょう。何か色があるように感じます。決して透明ではないとても彩り豊かなものが顔にあたっている感覚です。立秋を歌った「めにはさやかにみえねども…」は「風の音にぞ」でしたが、今感じているのは「音」ではなく確かに「色」なのです。

 しばらく風にあたっていると、なんとなくわかったような気がしてきました。いま見ている景色を作っている色の一つひとつがそのまま風となって、瞳孔ではなく肌で感じているのです。

 今見ている景色をそのまま見ている時はその対象を「景色」、光の濃淡ふが印象強い時は「光景」、そして、「景色」や「光景」が風となって身体全体で感じる時はその対象を「風景」という言葉を使うのだと、勝手に分かったような気になっています。風景画を好んで描いた印象派の画家たちは、彩り豊かな風を感じていたのかもしれません。

 考査中の土曜日、学校は静かです。考査問題の印刷や授業の準備などで先生方が来られています。私はというと、今週は出張ばかりで溜めてしまった仕事をしに来たのに、気持ちいい風に当たってぽーっとしている有り様です。



10.12.金  
大阪府学生科学賞
 今日は、平成30年度大阪府学生科学賞の応募作品の審査会で大阪府教育センターにいました。今年で62回になります。
 センターに入ると1階エントランスにたくさんの作品が所狭しと並んでいました。大阪府の小・中・高校生が応募した作品から予備審査を通過した科学に関する探究や研究活動の発表展示です。小学校105点、中学校91点、高校52点の合わせて248点は過去最高です。

 身近な事象について、「不思議だな。なぜだろう。」と関心を持ったり、「○○を実現するためには、どうすればいいだろう。」と未来を拓く夢を持ったり、子どもたちの豊かな発想と創造力に感心する作品がたくさんありました。

 私たちのグループは高校生の作品の審査にあたりました。各校の部活動や研究グループで取り組まれたものや、生徒個人が何年もかけて研究を重ねてきたものもありました。一つひとつ丁寧に見ながら、創造、科学的思考、技術やデータの信憑性、論理的考察と表現等様々な観点から慎重に審査し、最優秀賞6点、優秀賞6点、学校賞を決定しました。
 
 表彰式は11月10日(土)午後から読売大阪ビルで行われ、最優秀賞は全国大会へ出品されます。



10.11.木  
恩智川をきれいにしよう
 2学期中間考査前の最後の授業が終わり、生徒たちが下校していきます。今日は考査前日のため午後の授業はありません。

 新池島町自治会長で本校の学校運営協議委員でもある高田さんが、10月27日に実施される「恩智川クリーンリバー作戦」の案内のポスターと配布用ちらしを持ってきてくれました。ありがとうございます。

 早速、本日の職員会議で先生方に周知し、生徒会執行部から全生徒へ案内することになりました。



10.10.水  
マリーゴールド
 雨がちの1日になりました。生駒の峰は山上から麓まで紫がかったむら雲で覆われています。今週は出張続きで、授業見学など生徒の様子を見ることがなかなかできません。今日も午後から出張に向かいました。雨でしっとり濡れた校舎が空のいろとよく似合っています。

 正門両側の花壇は、マリーゴールドが満開を迎えています。小さな花苗が1年も経たぬうちにこんなに大きな株になり、埋目尽くすほどの花をたくさんつけるようになるには、たいへん丁寧なお世話が必要です。
 
 暑い夏の日も、今日のような雨の朝も、欠かさず丹念に花木の世話をしてくださっている吉田さんに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。



10.10.水  
恩智川両岸の除草作業が行われています
 恩智川沿いの道を東花園駅へと向かっていくと、程なくして「除草作業中」の看板が目に入ってきました。

 恩智川の堤防は固い頑丈なコンクリートで守られています。人が立ち入ることができないように延々と鉄製の柵が連なっています。除草作業をされているのは柵の中です。増水時は水中に隠れて見えなくなりますが、草が生い茂り、鳥たちが羽を休める格好の場所になっています。

 除草作業の目的は、月末のイベントであることはすぐに分かりました。
 27日(土)朝9時に、地域の方々が池島町配水場前に集まります。小学生も中学生も集まります。恩智川の、いつもは入ることはできない水際の除草が終わった更地に、「なの花」の種をたくさん蒔きます。

 今年から、本校の生徒たちにも手伝ってほしいと誘ってくださいました。早速、生徒会を通して生徒たちに声を掛けてもらおうとしています。春にはまた、レモン色に輝く見事ななの花の道を楽しむことができそうです。



10.09.火  
2年「保育実習」の展示発表
 朝、玄関ホールに3枚の模造紙が展示されました。2年こども保育専門コースの生徒たちが、夏休み中に行った「保育実習」の報告です。花園こども園、たいよう保育園、めだか保育園の3園にそれぞれ分かれて、5日間実習してきました。

 0歳児から5歳児まで、それぞれに子どもたちと過ごした生徒たちの5日間が彩り豊かに綴られています。実習は楽しいばかりではなかったことでしょう。保育園の仕事は決して楽なものではありません。それでも甘えてくる無垢な子どもたちの顔を見ると、思わず力が湧いてきます。

 先週末、6年前まで勤めていた高校の同窓会があり、たくさんの教え子たちと再会しました。その中に児童福祉施設で保育士をしているという卒業生がいました。彼女の担当は0歳から2歳児までの20人だそうです。

 「『仕事何してるの?』と訊かれて『保育士。』とは応えるけど、皆が想像する保育士とは全然違うので。でもわざわざ説明する気にもならないし、説明してもあまり分かってもらえないと思います。」

 夜勤もあります。夜中はもちろん眠ることはできません。中には生後3日の赤ちゃんが入所することもあるそうです。保育士というよりは乳母のようだと言ってました。彼女は大学の実習で児童福祉施設に入った時に、自分は施設の保育士がしたいのだという事に気がついたそうです。今日も夜勤明けだと言いながら、彼女の瞳は美しく輝いていました。

 私たち一人ひとりが支え合い協働して、この町で暮らす赤ちゃんから高齢者まですべての人が安心して安全に暮らしていけるようなトータルケア・サポート・ネットワークを構築できますようにと願っているところです。自分にできることはどんなことでしょう。



10.08.月  
実りの龝
 からりと晴れました。本当の東側に広がる田んぼの稲は穂先が垂れ下がって茎にくっつきそうです。昨夜で秋祭りも終わり、稲刈りも終盤を迎えています。



10.08.月  
収穫の風景
 「隣の学校の者です」とご挨拶して、許可をいただき収穫の様子を撮りました。日本のあちこちで見られたこの風景も、町に住む子どもたちは珍しく見えるかもしれません。本校のまわりはまだまだたくさんあるので、少しホッとした思いでいます。

 コンバインが一穂も残さずきれいに刈り取っていきます。脱穀されたもみ殻の山がさらさらと風に音を立てています。少しゆっくりと時間が流れているような感覚になりました。

 刈り入れの応援に来られた方と立ち話をしました。かつてはこの辺りは水害ばかりでどうしようもない土地だったようです。外環状線ができて整備され、現在のような立派な土地になったのですよと、教えていただきました。

 40haもある治水緑地と豊かな田園に囲まれて、この学び舎が悠然と構えていられるのも、この土地を守ってこられた多くの方々のおかげだと改めて思いました。



10.08.月  
暮れなずむ@
 晴れた日は、川側の渡り廊下から太陽がビルの地平に沈んでいくのがよく見えます。

 考査1週間前の祝日の今日、学校は静かでした。午後5時、治水緑地の向こうの方から「夕焼け小焼け」のオルゴールメロディが空高く広がって聞こえてきます。戸締りを確認しながら校舎を一回り、空の色が変わっていくのが分かりました。西の空が茜に染まり始めています。



10.08.月  
暮れなずむA
 久しぶりに沈みゆく太陽をゆっくり眺めていました。太陽1個分進むのにおよそ2分かかります。いつもなら5分や10分はあっという間に過ぎてしまいますが、じっと夕陽を見ていると、時間がとても長く感じます。沈みそうでなかなか沈みません。

 なぜなのでしょう。とてもきれいです。

 昼と夜の長さが同じ春分や秋分の頃は、ここからちょうど真西のハルカスに重なるように太陽が沈みます。まだ秋分を過ぎたばかりだと思っていましたが、すでに結構南寄りに沈もうとしています。

 西の地平が、にわかにぱぁっと明るく茜色に染まりました。
 
 やっぱりとてもきれいです。 



10.07.日  
本のPOPコンクール
 図書委員会が中心となって、今年も府立中央図書館主催の「第6回本のPOP広場」に応募しました。校内選考では上の2作品が作品賞、校長賞に選ばれました。どちらも構図がしっかりしていて丁寧に描かれ、本の内容も興味深く読みたくなるような誘いの言葉が端的に記されていました。

 10月になり、すっかり日が沈むのが早くなりました。今日の大阪の日没は17時36分。夕方6時頃にはすっかり暗くなります。いつの間にか夜の方が長くなっていることに改めて気づかされました。これから刻々と秋が深まっていきそうです。栗や柿も美味しい頃になりました。

 空のあちらこちらから、だんじり祭りの鐘と太鼓の音が聞こえています。稲の刈入れも本番を迎えています。不意に子どもに戻った自分が見ていた光景が瞳に浮かんできました。郷愁にかられる時、夏であれ、秋であれ、顕現とした季節を体いっぱいに感じています。

 豊かな自然の恵みを口いっぱいに頬張りながら、好きな本を読んでみたくなりました。



10.06.土  
2年「ガッツリ勉強会」
 台風25号が日本列島を右に見ながら日本海を北東に進んでいます。そのため南から暖かく湿った空気が入り、蒸し暑い一日になりました。

 朝8時を過ぎて生徒たちが登校してきました。「1日ガッツリ勉強会」に参加しにきた2年生たちです。運悪くにわか雨に遭って濡れてしまった生徒もいましたが、ものともせず勉強に向かう姿勢は立派です。
 8時30分、静かに勉強会が始まりました。およそ20名の生徒が夕方5時まで用意してきた勉強を行います。

 凛とした教室に辞書をめくる音が聞こえてきました。



10.06.土  
文化厚生委員会の活動/1・2年保護者対象進路講演会
 図書館では、PTA文化厚生委員会のメンバーが集まり、12月に発行するPTA会報の編集・校正を行われている所でした。朝早くからありがとうございます。どんな会報ができるか楽しみです。

 10時から大講義室で、1・2年保護者対象進路講演会が行われました。講師は学校心理士の大畑眞由美さんです。表題は、「アサーション・トレーニング〜よりよい家族関係のために〜」、アサーションとは、「自分の気持ち、考え、意見、相手への希望などを、伝えたい場合に、なるべく率直に正直に、しかもその場に合った適切な方法で伝える自己表現」という意味とのことです。まずは、あなたのアサーション度を測ってみましょうと、レジュメ裏面の20項目のチェックリストを行いました。
 例えば、@あなたは、誰かに良い感じを持ったとき、その気持ちを表現できますか。Aあなたは、自分の長所や、成し遂げたことを人に言うことができますか。Bあなたは、自分が間違っていたとき、それを認めることができますか。Cあなたの行為を批判されたとき、受け応えができますか。D長電話や長話のとき、あなたは自分から切る提案をすることができますか。Eあなたに対する人の好意が煩わしいと思ったとき、断ることができますか。
 なかなか難しいものもあります。また、人によって結果はかなり異なりそうです。

 自己表現の仕方には、@非主張的 A攻撃的 Bアサーティブ の3つのタイプがあって、@またはAの傾向がある人は、いかにアサーティブな自己表現ができるように努めることが大切だとおっしゃられました。
 そして、よりよい家族関係のために、「話の内容よりも気持ちを聴く」ことがとても大切だと教えられました。例えば、「今日のテストは勉強したのにうまくいかなかった。」と言う子どもに「それは日頃からちゃんと勉強していなっからだろっ。」と、つい、『問題解決型』で言ってしまいがちです。しかし、子どもは決して「どうすればよかったか」を聞いているのではなく、ただ自分の気持ちを聴いてほしかったのです。なのに、「ああすればよい」とか「こうしないからだめだ」とか言ってしまうと、子どもは余計に落ち込んで、次第に何も話さなくなるのだということです。子どもと親の関係だけでなく、生徒と先生の関係においても同様のことが言えそうです。大切なのは、相手が誰であろうと、互いに他者の気持ちを聴きながら、自分の気持ちを率直に正直に伝えられる態度と関係を築くことだと思いました。

 密度の濃い50分の講演でした。たくさんメモをとられていた保護者の方も少なくありませんでした。大畑先生、ありがとうございました。



10.06.土  
学年別座談会/第4回PTA実行委員会
 講演会のあと、学年に分かれて懇談会を行いました。それぞれ各担任からクラスの様子等の報告があり、参加された保護者からは進路に関すること、授業やコース選択のこと、部活動に関すること等、さまざまな質問やご意見をいただきました。1年生では、「無料で受けることができる模擬試験を希望制ではなく全員を対象に行ってほしい。」「雨の日は合羽で通学するように指導を徹底してほしい。」のご要望も頂戴しました。特に通学時の交通安全指導については、地域の協力も得ながら、学校と保護者が協力して進める必要があると思いました。ありがとうございました。

 昼休憩の後、午後2時から第4回PTA実行委員会を行いました。文化祭バザーの総括、12月15日(土)午後2時からのPTA文化教室について、PTA会報発行に向けての進捗状況等、話し合いました。午前からの長い時間ありがとうございました。次回の実行委員会は12月8日(土)10時から行います。



10.05.金  
力学的エネルギー保存則の証明〜2年「物理基礎」@
 週末を迎え、台風がまた接近していますが、今回は日本列島を大回りしてどうやら直撃の心配はなさそうです。明日は2年生が1日「ガッツリ勉強会」を行います。今日から中間考査1週間前になり、時間割も発表されました。生徒の皆さん、勉強できることを幸せに感じてしっかり頑張ってください。

 今日は2時間めの2年「物理基礎」の授業を見学しました。今年度45人が履修したため、2クラスできました。本校では理系大学進学を意識して3単位(週3時間)行っています。

 今日はいよいよ研究発表です。1班5〜6人のグループに分かれ、それぞれ自分たちで実験方法を考えて実際に測定を行い、力学的エネルギー保存則が成り立っていることを証明します。発表の持ち時間は7分、1班から始まりました。



10.05.金  
力学的エネルギー保存則の証明〜2年「物理基礎」A
 1班は自由落下です。床から1.5mの高さの所から初速度0で自由落下させ、床に接地するまでの時間を計測して計算し、球が初めに持っていた位置エネルギーと、接地時に持っていた運動エネルギーとがほぼ等しくなるか確かめます。ゴルフボールと鉄球(小)、鉄球(大)の3種類の球をそれぞれ30回ずつ行い、その平均値をとったそうです。なかなかいい値が出ていました。

 発表はパワーポイントのデータをiPadに入れたものをプロジェクターでスクリーンに投影して行います。生徒たちは配られた各班作成資料を見ながら、発表者の説明を聴きます。発表者は画面以外一切何も見ずに行うルールになっているようです。1班の人たちは、それぞれ分担して説明していました。

 6分30秒で発表が終わりました。自然と拍手が起きます。班のみんなが関わって実験し、まとめてきたことがよく伝わってきました。続いて質疑応答です。
(1)理論値が3種類の玉すべて同じなのはなぜか。
(2)実験の結果なぜ鉄球(大)だけ0.02小さい値になったのか。
(3)考察で落下距離を長くした方が良いと考えたのはなぜか。

 先生からの質問はなかなか手厳しいです。



10.05.金  
力学的エネルギー保存則の証明〜2年「物理基礎」B
 2班は、ばねにおもりを吊るし、おもりの数を変えて単振動させた時の周期を計測し、位置エネルギーと運動エネルギー及び弾性エネルギーの合計が一定に保たれているか検証する実験を行いました。

 実験の様子の画像も見ることができ、とても分かりやすい発表でした。時間も7分ちょうどでした。質疑応答です。
(1)なぜわざわざ一瞬しか止まらない最下点に来た時に計測したのか。
(2)誤差について、「大きい・小さい」の線引きは何を基準にしたのか。
(3)当てはめるエネ保存の式が自然長の場合と最大値の場合とで異なるのはなぜか。

 先生の質問はパチンと鋭く、2班や聞いていた他の生徒たちみんなが考えさせられました。



10.05.金  
力学的エネルギー保存則の証明〜2年「物理基礎」C
 時間がないので4班は次回の授業ですることになっていたようです。今日の最後は3班です。3班は単振り子の振幅とおもりの質量を変えて、すべての場合にエネ保存が成り立っているか調べました。

 本校には速度測定器があります。これを使うと振り子が最下点を通過する瞬間の速さを簡単に測定することができます。実験用のスタンドに20pの糸におもりを付けて振動させます。発表にはその様子の動画が流されました。結果はどの場合も理論値に近い値が出ています。おそらく、どんな設定にして計測すればよいかみんなでよく話し合ってきたのだろうと感じました。質疑応答です。
(1)理論値を見ると質量は関係なさそうに見えるがなぜか。
(2)糸の長さを変えると誤差はどうなるか。
(3)振幅を変えると角度が変わるが、角度は関係ないのか。

 あっという間に時間が来ました。生徒たちは各自で相互評価シートに記入しています。どの班のどんなところが実験としてよかったのか、あるいは課題があったところはどこか、また、発表はどうであったか等、気づいたことを互いに書き記します。

 「主体的・対話的で深い学び」が実験を通してグループワークとして成立していました。次の時間4班の発表が終わってから全体で考察をするとのことです。
 
 誤差の原因を書きだして、それらの誤差は理論値より大きい値になるのか小さい値になるのか、また、無視できうるものとそうでないものとに根拠を示して分けることが大切で、わずかな誤差でもその原因を突き止めることが重要だと感じました。生徒たちの考える力がどんどん深まっていきそうです。とても興味深い授業でした。ありがとうございました。発表まで頑張った生徒の皆さん、お疲れさまでした。



10.04.木  
奇跡の文学「源氏物語」〜3年「古典B」
 今週から植木の剪定業者さんが来られて、校庭の樹木の剪定が行われています。昨年はそのままにしていたグラウンド南側のイチョウも今年はバッサリ切ってもらいました。これでたくさんの落ち葉が排水路を埋め尽くすこともなくなります。

 4時間めに2年3組で行われていた「古典B」の授業を見学しました。担当は増田先生。はじめに簡単な古文単語の小テストをしました。4択の単語の意味を問う8題か書かれたプリントを1分程度でささっと答えてすぐに回収です。授業が始まって5分も立たないうちに回収も済んでしまいました。なんと速いんだろう!」と感心しましたが生徒たちは慣れっこのようです。

 次に、「源氏物語」より「光源氏誕生」のシーンの学習のまとめの時間です。B5サイズのプリントが配られ、8つの質問が書いてありました。

◆「【いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めき給ふ】について、このことは物語の展開とどのように関係してくるか。」
◆「【ましてやすからず】について、『更衣たち』はなぜこういう心理に陥るのか。女御たちと比較して考えよ。」
◆「【人のそしり】について、どういう事柄に対する『そしり』なのか。」

 このような質問の答えを生徒たちが前に出て黒板に解答していきます。答え合わせをしながら先生がおっしゃいました。
 「答え合わせだけではこの作品の素晴らしさは分かりません。他の作品にはない大きな特長があります。」

 四百字詰原稿用紙2000枚という長編を書きあげた紫式部のエネルギーはどこにあったのでしょう。千年以上も前、人の心理を深く読み込ませるような作品は1つもなかった時代に、この世に人が生まれて、生きて、人を愛し、別れ、死んでいくという生身の人間の心情を十分に描き上げた作品は、少なくとも日本では全く初めてのことでした。
 また、平安時代仮名文の模範的な文体を完成させた功績も特筆すべきことでしょう。源氏物語は、まさに日本古典文学の最高峰として翻訳され世界中の多くの方に読まれていると聞きます。平安の宮中に思いを馳せながら、この作品を十分に味わいたいものです。



10.04.木  
保健講演「ストレスに強くなるために」
 5時間めは全校生徒が体育館に集まり、「こころの健康についての保健講演〜『ストレスに強くなるために』」が行われました。講師は大阪樟蔭女子大学学芸学部心理学科准教授の佐久田祐子先生です。

 社会で生きていく中で、人にはそれぞれのストレスがかかります。
 「こんな時、あなたならどちらの行動をとりますか。」いくつかの具体的な質問が投げかけられました。
 「もし、友達が徐々によそよそしくなってきたら…」
@思い切って聞いてみる。A次自分も距離をとる。
 時と場合にもよると思いますが、おおよそ@の方がストレスがたまりにくいようです。

 「では、ストレスがかかるとどのような症状が表出するのでしょう。」
 スライドを使って丁寧に教えてくださいました。

 「どんな心持ちでいることがストレスを感じずに生活することができるのでしょう。」
 「3秒で鼻から息を吸って、1秒止めて、6秒かけて口から吐く。」10秒呼吸法を紹介し、体と心の相関関係に触れながら、分かりやすく教えられました。

 いつもお世話になっております。と異なる並び方をしたからでしょうか。今日は少しざわざわしていました。人の話を聴くときは、しっかりと顔を上げて、遠くても話している人の目を見るように努めて一言一言聴く姿勢を持ってほしいものです。



10.04.木  
職員人権研修を行いました
 放課後、職員人権研修を行いました。今回は貝塚市人権協会会長で、精肉店と太鼓屋を営んでおられる北出昭さんを講師にお招きし、「『ある精肉店のはなし』命をいただき、いのちは生きる」のタイトルでご講演いただきました。
 
 昨年は本校の太鼓の張替えでたいへんお世話になり、今年は地元のだんじり祭の直前で台風の影響もあって大変な時に、わざわざ時間を取ってくださいました。お世話になりっぱなしです。

 『ある精肉店のはなし』は、平成26年度文化庁文化記録映画大賞等を受賞した北出さん一家のドキュメンタリー映画です。今日はご自身の生い立ちの中で経験されたいろいろなお話をされながら、そのダイジェスト版も見せてくださいました。

 「どこで生まれようが、言葉が違おうが、肌の色が違おうが、みんな幸せに生きる検地を持っています。」「差別というのは一つ間違えれば人のいのちを奪うことになります。」「『何も言わずそーっと黙ってたらいいんとちゃうん?』という言葉を聞くことがあるが、黙っていてても『差別』は一人歩きをする。『無知』が差別を呼ぶのです。」

 黒板いっぱいに太鼓の張替え作業等の写真を貼ってくれました。最後に教材用の手作りの小さなしめ太鼓も敲いてくれました。たくさん勉強になりました。

 北出さん、ありがとうございました。

 



10.03.水  
ソフトボール〜3年女子「体育」@
 気持ちのいい天気です。何故気持ちいいと感じるのでしょう。気温、湿度、風、陽光、空の色、鳥の声、広々としたグラウンド…、どれも気持ちいい理由になっているようです。6時間め、3年2組女子の体育の見学に来ました。

 今日はソフトボールです。授業の始まりは1年生の時からずっと同じで、2人のボイスリーダーが先頭に立って体操、ストレッチ、補強をします。そしてグラウンド一周ランニング、掛け声も軽やかです。

 担当はソフトボールのエクスパートの山本先生です。皆がグローブをはめて広々と2連に並びました。まずは近い距離でしっかり相手の胸元に投げることを意識してのキャッチボールが始まりました。



10.03.水  
ソフトボール〜3年女子「体育」A
 ピィ―。笛が鳴り、先生の指示が入ります。ペアの距離が倍ほどになりました。今度はノーバウンドでしっかり投げる、パチッとキャッチする練習です。みんな明るく元気に頑張っています。

 ピィ―。また笛が鳴りました。ペアの距離がさらに倍ほどになりました。今度は助走をつけて相手に向かって思いっきり投げます。勢いをつけてまっすぐにコントロールよく投げ、受ける側も体の正面で捕れるようにと、練習します。

 ピィピィー。少し違う鳴り方です。皆が先生に注目します。ピッチングの投げ方の説明がありました。右投げなら、右足を前に出して右腕を1回大きく回しながら左足を大きく前に踏み込んで球に力を乗せて投げます。今日は投げ方の練習なので山ボールになってもいいですよと、先生のアドバイスがありました。
 そして受け取る側はしゃがんでキャッチャーの姿勢を取ります。皆積極的に頑張っています。



10.03.水  
ソフトボール〜3年女子「体育」B
 ピィピィピィ―。長めの笛が鳴りました。さあ、いよいよ実戦に近い練習です。2班に分かれて、それぞれホームベース上にティーを置いてボールを乗せ、バットで打ってファーストベースに向かって走ります。他の人は守っています。アウトになるかセーフになるか、交代でそれぞれチャレンジしました。内野に10人ほども守っているのでなかなかセーフになるのは難しいと思いましたが、アウトにする方が難しいようです。皆ワイワイと楽しそうにしていました。

 空一面に広がったひつじ雲が光ってきれいです。広々と心地よい秋空の下で先生からまとめの言葉がありました。
 「アウトを3つ取らないとチェンジにならないんやね。ということは打った球を捕って投げたり、送球を確実に受けたりする練習をすることが大切だと分かりますね。」
 なかなかアウトにできなかった生徒たちはうんうんと頷いています。

 隣のテニスコートでは1組女子がソフトテニスの授業を受けていました。6面のコートをいっぱいに使って広々と気持ちよさそうです。

 3年生は週に2時間ですが、体育の授業はとても大切な時間だと感じました。ありがとうございました。



10.02.火  
ウニの発生の観察〜3年「生物」@
 台風が駆け抜けたあと、大陸から爽やかな空気がやってきました。正門前の治水緑地に広がるススキの穂が開きはじめ、これから秋が一気に深まってきそうです。

 1時間めに生物実験室で行われている3年生「生物」の授業を見学しました。今日は「ウニの発生の観察」です。ウニの未受精卵に人工授精を行うと、次々に卵割が進み、2〜3日でプルテウス幼生と呼ばれるいびつな形のウニの赤ちゃんになるので、高校の生験でよく扱われます。

 今日の目的は発生における各段階の観察です。したがって人工授精させて標本を用意するところまでは先生が準備していました。とはいっても各班に7つの段階のプレパラートを用意するのはなかなか時間のかかることだと思いました。

 先生ははじめに映像を見せながらウニのからだの特徴や人工授精のさせ方等を説明されました。ウニはヒトデやナマコと同じ5放射相称と棘のある体をもつ棘皮動物で、その特徴がよく分かりました。私たちが食べているウニは卵巣だそうです。

 A〜Fの7枚の標本をよく観察し発生の順序に正しく並べます。生徒たちが顕微鏡を覗きはじめました。



10.02.火  
ウニの発生の観察〜3年「生物」A
 私も観察できるようにと準備してくださっていました。嬉しくて有頂天、ありがとうございます。

 7枚のプレパラートはどれもよく観察することができました。先生は生徒たちに、特に原腸胚やプリズム期の原腸と原口を確認し、内胚葉、中胚葉、外胚葉に分化していく様子を見るようにと指示されていました。

 観察はとても楽しいです。記録に残しておこうと100均で購入した拡大レンズをスマホに付けて写真を撮ってみました。いい感じです。



10.02.火  
ウニの発生の観察〜3年「生物」B
 生徒たちは一生懸命観察してスケッチしています。標本の順序も分かったようです。準備するのは大変でしょうが、発生の仕組みがよく分かり、生物への興味・関心がアップする授業でした。ありがとうございました。

 実験室の南側の窓際にあるオジギソウが、濃桃色の可愛い花を7つ、8つとつけていました。



10.02.火  
分かち合う社会〜2年「現代文B」
 2時間めは、2年2組の「現代文B」の授業を見学しました。題材は京都大学第26代総長の山際寿一氏の評論「分かち合う社会」です。

 山際先生は、はじめ屋久島でニホンザルの研究を、次にゴリラを研究し、「サル・ゴリラ・人間」の3つを対照させて進化を研究されてきたそうです。「サルとゴリラの違いの方が、ゴリラと人間の違いよりも大きい」という山際先生の言葉をどこかで読んだことがあります。その根拠を知り、とても納得させられました。

 さて、授業では予め「いったいなぜこんな不思議な行動(=人間が食物を他人に気前よく与える)が生まれたのだろうか。」に対する予想を生徒たちに訊き、2組のみんなの答えをプリントにして配付されていました。時折、そのプリントに戻って生徒たちを導きながら、段落ごとに読解を進めていかれました。

 第8段落の読解が終わって、次の段落の音読を行います。はじめは一人で、次に隣とペアで交代して読みました。はきはきと大きな声で読んでいる生徒がほとんどです。

 人間が食物を他人と分かち合えるのは、ゴリラから受け継いだ「相手を思いやる気持ち(共感する力)」があるからだというのです。どころが最近は「サル化」しているのではないかというのです。いろいろと深く考えさせられる文章です。

 生徒たちは、「では自分たちはどうか?」と自身に問いかけながら読んでほしいものです。ありがとうございました。


 



10.02.火  
新たな文字が誕生する可能性〜1年「コミュニケーション英語T」@
 3時間めは、1年4組、竹内先生の「コミュニケーション英語T」の授業を見学しました。はじめに宿題と予習の点検を一人ずつ机間を回ってチェックされています。

 次にLesson6の本文についての演習問題を解いていきました。生徒と一緒に考え進めていかれました。人間が使う新たな言葉新たな文字が誕生する可能性はあるのでしょうか。



10.02.火  
世界の食文化にはどのようなものがあるか〜1年「コミュニケーション英語T」A
 後半は次のセクションLesson7です。まず新しい単語をCDに続いて繰り返し、今度は全員立って本文を読みます。声もよく出ています。分からない単語があると、直ちに辞書を引く癖もついています。

 和食の魅力はどこにあるのでしょう。

 秋本番を迎え、彩り豊かな秋食が最も映えるのは秋かもしれないなぁと思いました。



10.01.月  
暴風警報が解除されました
 10月になりました。非常2号配備により昨日から教頭先生と宿直しています。

 先ほど0時56分に大阪府に発表されていました暴風警報は強風注意報に切り替えられました。校内を点検しましたが異状もなく、交通遮断の情報もない様子ですので、本日は通常授業とします。生徒の皆さんは、月曜日の授業の準備をして登校してください。

 台風24号は日本列島をなぞるように縦断しています。雨はまもなく止みそうですが、台風のスピードが速いため、吹き返しの西風が強く、登校時も十分注意してください。



10.01.月  
晴れあがりました
 おはようござます。さきほどの写真の6時間後を同じ場所から撮ってみました。空の模様はこんなにもドラマティックに変わるものかと驚嘆しています。朝の光が眩しく町を照らしています。

 先生方も次々に出勤してこられました。食堂の方も早くから支度に来られています。いつもの一日が始まろうとしています。



10.01.月  
ニュアンスを伝える〜2年「英語表現U」
 2時間め、2年7組教室で行われている2年「英語表現U」の授業を見学しました。生徒は17名、担当は松田先生です。

 「ここにいれるよ。」「ここにいててね。」「ここにいてていいよ。」「ここにいたほうがいいよ。」「ここにいさえすればいいの。」というように言葉を少し変えるだけで、ニュワンスが随分違ってきます。海外の人が日本語を習う時、こういった言い回しの違いによって、相手に伝わるニュワンスが異なることを覚えるのは相当難しいように思います。

◆構文46 only have to〜、all+人+have to do is〜 は「〜しさえすればよい」
(1)君は約束を守りさえすればいいんだ。
  You only have to keep my promise.
(2)非常時には赤いボタンを押しさえすればよい。
  You only have to push the red button in an emergency.
(3)彼がしなければならないことは、どんな時も自分を信じることだった。
  All he had to do was to believe in himself at all times.
(4)私はそこから逃げることができなかった。
  All I could to was to run away from there.

 電子黒板を使いながら、テンポよく例題が示され、英訳して音読(@後に続けて A隣同士で)し、書き記して実践力を養います。生徒たちはしっかり頭を動かして学んでいます。

◆構文47 may[might] as well〜 は「〜するのがふさわしい」、
  might[may] as well A as B は「BよりAのほうがましだ」、
  may well〜 は「〜するのはもっともだ」「たぶん〜だろう」
 例題を学習しながら、これらの意味を区別して覚えます。
 「mayはmightより確信度が高いというニュワンスを知っておくことが重要です。」と先生が黒板に記しながら伝えられていました。
 「wellにmayをつけると確信度が上がります。」どうやら助動詞はニュワンスを伝えるキーワードのようです。

◆構文48 must have+過去分詞 は「〜したに違いない(過去の事柄に事柄に対する推量)」
 「must、may、cannotなど助動詞の意味の違いに注意しましょう。」と先生がポイントを押さえていきます。

 英語のニュワンスを掴み思い通りに使えるようになることは、英語表現の肝だと感じました。でも、勉強しすぎて睡眠不足にならないようにしてくださいね。
 You might as well as get some sleep as study through the night. 



10.01.月  
学校運営協議委員による授業見学@
 松田先生の授業見学を終えて部屋に戻ると、学校運営協議委員の方々が来られていました。ほどなくして予定の11時になり、委員の方々と一緒に3時間めの授業を見学してまわりました。

 4階の1年生から3階の2年生へ、「国語総合B」「日本史B」「英語総合演習」…と、それぞれ5分ほどのわずかな時間ですが、熱心に学ぶ生徒の様子を見ることができました。



10.01.月  
学校運営協議委員による授業見学A
 2階は3年生です。「英語表現U」では先生の説明を聞きながらポイントをノートに記していました。南館の化学実験室では2年生理系選択の「化学」が実験の考察をしているところです。委員の方々には、たいへん興味深く見学していただいているようです。



10.01.月  
学校運営協議委員による授業見学B
 2階の物理実験室では2年生の「物理基礎」の授業が行われていました。力学的エネルギー保存則が成り立つことを証明する実験を各班で考え、仮説を立てて実験しました。実験に用いる器具や手順、条件などすべてのことを、生徒たちで考えて準備します。

 今日はすでに実験を終えて発表へ向けてそれぞれまとめている所でした。班ごとに活発に話し合いながら読み原稿を作っている所のようです。発表が楽しみです。

 ほとんど時間が無くなりましたが、欲張って体育館フロアへ案内しました。2年生こども保育専門コースの「幼児体育」です。幼児が楽しく体を動かして、さまざまな運動能力を高めることができるような「遊び」を創作して皆でやってみるという取り組みをしていました。「創造」の学びがある授業はとても魅力的です。



10.01.月  
第2回学校運営協議会
 授業見学から部屋に戻ってすぐに第2回学校運営協議会を行いました。
 会長の三坂先生(関西福祉科学大学)の挨拶の中で、授業見学の感想を頂戴しました。(1)生徒が主体的で積極的に学んでいること、(2)例えば物理の授業では、班学習をさせると、たいていは学習の中に入らずにぼーっとしている生徒がいるものだが、それがどの班も全くいなかったように、全員が学びの中に入っていること、(3)先生が電子黒板を使って効率よく教えていたり、生徒がiPadを使っていたりとICT機器をうまく活用していること を挙げられて、「数年前までとはまるで別の学校を見ているようだ」と評価していただきました。
 他の委員の先生方からも、生徒の授業に臨む姿勢が素晴らしく、先生方がそれぞれに創意工夫されていると一様に良い評価をいただきました。

 話し合われた議事は概ね次の通りです。
@第1回授業アンケート結果(過去5年間で9項目中6項目で過去最高。特に生徒の学習意欲と満足度の向上が目立っている) A3つの新プロジェクトチームの取り組みについて(授業力向上、学力向上、情報発信) B学校教育自己診断の質問項目について C平成31年度使用教科書について D各分掌及び学年の学校経営計画に基づく取り組みの進捗状況について 

 出席された委員の方型、先生方ありがとうございました。第3回は2月4日、立春の日を予定しています。あっという間に1年が過ぎてしまいそうです。

 閉会は昼休みに入っていました。委員の方々を見送りに玄関へ向かうと、1羽の野鳥が迷いこんでいました。ガラスが邪魔してなかなか外に出れずにいました。ウグイスに似ていましたが、腹が黄色がかっていて少し違います。調べてみると、「センダイムシクイ」というウグイスの仲間の比較的低い土地に生息している鳥のようです。しばらくして、開放されたドアから青青と広い空へ羽ばたいていきました。