10.31.水  
血液の観察〜2年「生物基礎」@
 10月末日、今日も上々の天気です。1時間め生物実験室では2年4組の「生物基礎」の授業が行われていました。担当は阿尾先生と吉崎先生。今日はブタの血液の観察です。

 ヒトの場合、体重の約13分の1が血液です。血液は体をつくる細胞に酸素と栄養分を運び、二酸化炭素や老廃物を運び出したり、侵入した細菌等から細胞組織を守ったりと、身体の恒常性を維持するうえでとても重要です。昆虫や甲殻類など循環器系を持たない動物の血液(体液)は緑色をしていますが、血液と言えば「鮮やかな赤」の印象を持っています。
 病院で受けるさまざまな検査では、必ずと言っていいほど血液を採取しますが、私たちが実際に血液を顕微鏡で観察したことはほとんどないでしょう。今日はヒトの血液の代わりにブタの血液を観察します。



10.31.水  
血液の観察〜2年「生物基礎」A
 今日は観察の時間を多くとりたいために、生理食塩水で10倍に薄めたブタの血液を、予めスライドガラスに置くところまで準備しています。生徒たちは班ごとにそれを取り、各自でカバーガラスをかけて観察をはじめました。

 はじめは低倍率でピントを合わせます。すると細かい粒粒がたくさん見えてきました。赤血球です。「うわぁ」と歓声が上がります。
 観察は600倍の高倍率で行います。まん丸の赤血球は酸素と結合して赤く見えるものと、結合していない状態の濃紫色に見えるものとがあります。静脈血と動脈血の色の違いに相当します。また、よく見ると赤血球に角のような尖がりが見えるものが1つ、2つ、3つ…とありますが、これは採取後浸透圧によって細胞膜が変形したようです。
 また、赤血球より大きな不定形の固形物が見られますが、これが白血球です。ほとんどの生徒が見つけることができていました。

 ほとんどの生徒が初めて血液を顕微鏡で観察しました。熱心にスケッチをしています。600倍の倍率は、身長165pの人ならばおよそ身長1qに拡大するということになります。それほど高倍率にしてようやく血液の組織が観察できるのです。顕微鏡は素晴らしい道具だと改めて思いました。



10.31.水  
めだか保育園の園児がやってきました〜3年「保育実習」@
 2、3時間め、3年生こども保育専門コースの授業「保育実習」にめだか保育園5歳児の29人がやってきました。かわいい子どもたちが入ってくるだけで、校内が一段と明るくなります。この日のために生徒たちはたくさん準備をしてきました。

 「おはようございます。今日はみどり清朋高校に来ていただいてありがとうございます。今日はお姉さんたちが合唱やゲームを用意しました。一生懸命練習したのでみなさんに楽しんでもらえると嬉しいです。」始めの言葉です。生徒二人がにこにこと元気よく話しました。

 始めに「ドラえもん」の曲に合わせてダンスを披露しました。続いて、ハンドベルの演奏です。「崖の上のポニョ」のメロディが透き通ったベルの音色で奏でられました。

 「次はみんなで合唱をします。曲は『トトロ』と『さんぽ』です。きっとみんなもよく知っている歌なので一緒に歌ってくださいね。」
 園児も一緒に大合唱です。

 音楽に関するものは「幼児音楽」の授業で準備や練習をしました。墨で上手に書かれた題目の「めくり」は書道の「文章表現演習」の授業で生徒たちが書きました。



10.31.水  
めだか保育園の園児がやってきました〜3年「保育実習」A
 「次は手遊び『バスごっこ』をします。」担当の生徒は次々と入れ替わっていきます。
 その間に生徒たちは手際よく譜面台やベルを片づけたり、ペープサートの準備をしたりと、チームワークもばっちりです。楽しいゲームで子どもたちは大はしゃぎです。

 「次に『もうじゅうがりに行こうよ』というゲームをします。みなさん、「もうじゅうががりにいこうよ」を知っていますか?」「はーい!」「はい!はい!」みんなよく知っています。
 「もうじゅうがりにいこうよ もうじゅうなんてこわくない やりだってもってるし てっぽうだってもってるもん あっ! あっ!」
 ぞう、きりん、らいおん、はりねずみ…、文字の数と同じ人数のグループを作ります。みんなハイテンションでとても楽しそうです。

 次はペープサートの人形劇です。



10.31.水  
めだか保育園の園児がやってきました〜3年「保育実習」B
 「まず1つめは『こぶたぬきつねこ』です。たくさんの動物が出てきます。鳴き声も真似してみてね。」園児たちは一生懸命鳴きまねをして歌います。

 「2つめは『森のくまさん』です。女の子がくまさんに追いかけられて…さあどうなるのでしょうか?」

 この日のために1学期に作っておいたかわいいペープサートに園児たちの注目を浴びています。曲のオルガン演奏ももちろん生徒が弾いています。

 ペープサートの次はお楽しみのゲームコーナーです。園児たちは大興奮です。生徒たちも私たちもニコニコしっぱなしです。



10.31.水  
めだか保育園の園児がやってきました〜3年「保育実習」C
 「さかなつり」「わなげ」「ボウリング」「つくってあそぼ」の出店が園児たちを待っています。園児たちは4班に分かれてそれぞれの場所に移動しました。もちろん道具は全て生徒たちの制作です。どのコーナーもとても楽しそうです。



10.31.水  
めだか保育園の園児がやってきました〜3年「保育実習」D
 つくってあそぼのコーナーは「ミニオン」の冠の制作です。一緒に作って頭にかぶせてあげていました。園児たちは大喜びです。
 
 まだまだ一緒にいたいところですが、園児たちの出発の時刻となりました。名残惜しい気持ちを抑えつつ、また会える日までとさよならです。園児たちにはとても満足してもらえたようでよかったです。生徒たちは本当によく頑張りました。昨年度はこういった園児たちを本校に招待して授業に一緒に入ってもらうという取り組みができていませんでしたが、今年度はたくさんできるようになりました、めだか保育園のみなさん、先生方ありがとうございました。素晴らしい時間を持つことができました。



10.31.水  
枚岡中学校の説明会に行ってきました
 午後、教頭先生と中留先生が東大阪市立枚岡中学校の説明会に行ってこられました。高校進学を希望する3年生に向けて本校の特徴や取り組みについて、また、部活動や学校行事等生徒の活発な活動について話してこられました。
 他の学校もたくさん来られていたようです。生徒たちはその中から2校を選んで説明を聴いていました。約40人の生徒さんが本校の説明会に参加したそうです。

 明日午後からの懇談期間を利用して、副担任の先生方が分担して中学校訪問に出られます。本校の今の姿をお伝えし、関心がある生徒がいらっしゃったら、ぜひ本校で学ぶ生徒の表情を見に説明会などに来てほしいと思っています。