10.26.金  
人文探究専門コースの英語〜3年「総合英語」@
 今日は1時間めから授業見学、3年人文探究専門コースの生徒が履修している「総合英語」、担当は丁先生です。チャイムが鳴るやいなや、スクリーンに映し出された2つの英文を示して、「@とAでは意味が全く異なります。わかりますか。」と先生の発問です。

 @ Tell me if he will come back.
 A Tell me if he comes back.

 @は副詞節の動詞が未来形、Aは現在形になっています。授業の始めに、このような簡単な例文を考えさせるのは、体育の授業の準備運動と似ているように感じました。生徒の頭が英語モードに切り替わります。

 @は「〜かどうか」、Aは「もし〜なら」と訳するのが正解です。「未来を表す副詞節の動詞は現在形で表す」事を皆で確認していました。

 @ Tell me when he will come back.
A Tell me when he comes back.

 if が when になっても同じです。続いてテキストに出てくる単語の読みの練習です。電子黒板に速いテンポで次々と新しい単語が映し出されていきます。それに合わせて生徒たちが大きな声で音読していきます。



10.26.金  
人文探究専門コースの英語〜3年「総合英語」A
 次に大学入試にも頻出の「Vt+A+as+B」の構文の学習です。どのような動詞がきても、「A=B」の関係が成り立っているとのことです。例としてたくさんの他動詞が映し出されました。

 「大学入試、特に長文問題ではasを用いたこの表現がしばしば受身形で出てくるので注意してください。それでは書く時間を与えます。」

 生徒たちは映し出された画面を懸命にノートに書き込んでいます。

 「では、今から5分テキストのリーディングタイムを取ります。5分間で読んでキーセンテンスを見つけてください。」

 まだここでチャイムから15分しか経っていません。文章はなかなか興味深いです。

 young people often shorten the expressions they use in text messages. For example,… They use these shortened words because it takes less time and space to write them.However, there is a debate over the use of these shortened expressions.

 さて、どんな議論があれこれとなされているのでしょう。
 
 長文読解は単に和訳すればよいと言うものでありません。それだけではあまり面白いと感じないでしょう。debate over の over やテキスト後出の 助動詞 may の伝えるニュワンスを正確に捉えることが、より筆者の思いに近づけるところに英文読解の楽しさがあるように思います。

 生徒たちはとてもよく頑張っています。英語を学ぶ楽しさは人それぞれあるでしょうが、ぜひ英語を学ぶ楽しみを見つけてほしいと願っています。その種がたくさん散りばめられている授業でした。 



10.26.金  
曙川中学校へ行ってきました
 1時間めの授業見学を終えて、直ぐに自転車で出かけました。曙川中学校に10時の約束です。恩智川から玉串川沿いに南へ、近鉄河内山本駅の踏切を渡って山本球場のところを右に曲がり、ちょうど20分で曙川中学校に着きました。毎年、東大阪市とともに八尾市内から多くの生徒が本校に入学してきます。

 3年ほど前に建て替えられた綺麗な玄関を入って校長室に通してもらいました。本校の現状や学んでいる生徒たちの様子など情報交換をしました。

 とてもいい天気で気持ちがいいです。帰り道もルンルン気分でした。丁寧の応対してくださりありがとうございました。



10.26.金  
岩倉使節団と留守政府〜2年「日本史B」
 5時間めは西村先生の2年「日本史B」です。今日のテーマは岩倉使節団の欧米派遣です。不平等条約改正の予備交渉と欧米の制度や文物の視察を目的にアメリカ、イギリス、ドイツへと渡ります。岩倉具視46歳、大久保利通41歳、木戸孝允38歳、山口尚芳は32歳、そして伊藤博文はまだ30歳になったばかりという若さです。

 ちなみに、新たに発足された第4次安倍改造内閣の平均年齢は63.4歳、40代は一人もいません。幕末から明治維新の動乱の中、国を作ってきたのは、エネルギッシュな若い力であったと言えそうです。当時と現在とでは平均寿命も大きく異なるので、単純に比較して言うことは正しいとは思えませんが、19世紀末、年表に数えきれないほどの出来事が刻まれたのと関係しているように感じます。

 特に岩倉使節団が訪米した年の1871年頃からは際立っているように思います。郵便制度、御親兵編成、新貨条例、廃藩置県、官制の改革、戸籍法、日清修好条約、田畑永代売買の解禁、学制公布、富岡製糸場操業、鉄道開通、太陽暦採用、国立銀行条例、徴兵令、始祖改正条例…、なんということでしょう。このスピード感にを当時の人々はどう受けとめていたのでしょう。

 生徒たちは西村先生の丁寧な説明をじっと聴いてポイントをしっかり覚えようとしているようです。



10.26.金  
こけら落とし
 帰り道、東花園駅に近づくといつもと景色が違うのに気が付きました。駅のホームのすぐ向こうに明るい照明が煌々と灯っています。来年度行われる2019ラグビーワールドカップ日本大会の会場の一つとなる花園ラグビー場の改修工事が終わり、今夜はいよいよそのこけら落としのゲーム「日本代表対世界選抜」が行われていました。ラグビーの聖地「花園」で初のナイターゲームです。雰囲気だけでも味わいたいとスタジアムの前まで歩きました。感動しました。本番のチケットの入手が困難ですがとても楽しみです。