物語のはじまり〜「なよ竹のかぐや姫」〜1年「古典総合B」@
昨日は二十四節気の「霜降」、北国や山間で霜が置かれる頃になりました。これから紅葉が北から南へ、山から麓へと広がり、やがて木枯らしが吹く頃には大阪でも霜が置かれるようになります。秋が本格的にやってきました。
2時間め、1年7組の「国語総合B」の授業は藤澤先生の研究授業です。教室の後ろに先生方が並ばれ、生徒たちは少々戸惑っている様子でしたが授業が始まると、何事もなかったようにさっと集中しました。
1年生の「国語総合B」は週3時間、古典を学びます。今日は日本古典文学で物語のはじまりと言われる「竹取物語」の冒頭「なよ竹のかぐや姫」です。
「今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。」から「帳のうちよりもいださず、いつきやしなふ。」までの一節を、前後または左右でペアになり、一方が「読む」人、他方が「聞く」人になって、漢字の読みなどを正しく読んでいるかチェックします。終われば交代して同じように行います。皆、とても積極的にはっきりと大きな声を出して読んでいました。
今日は内容について考えることを学びの中心に置いているので、文法の説明は簡単にして、どんなことが書かれているか、どんな表現が使われているかに注目して読み取っていきます。