10.02.火  
ウニの発生の観察〜3年「生物」@
 台風が駆け抜けたあと、大陸から爽やかな空気がやってきました。正門前の治水緑地に広がるススキの穂が開きはじめ、これから秋が一気に深まってきそうです。

 1時間めに生物実験室で行われている3年生「生物」の授業を見学しました。今日は「ウニの発生の観察」です。ウニの未受精卵に人工授精を行うと、次々に卵割が進み、2〜3日でプルテウス幼生と呼ばれるいびつな形のウニの赤ちゃんになるので、高校の生験でよく扱われます。

 今日の目的は発生における各段階の観察です。したがって人工授精させて標本を用意するところまでは先生が準備していました。とはいっても各班に7つの段階のプレパラートを用意するのはなかなか時間のかかることだと思いました。

 先生ははじめに映像を見せながらウニのからだの特徴や人工授精のさせ方等を説明されました。ウニはヒトデやナマコと同じ5放射相称と棘のある体をもつ棘皮動物で、その特徴がよく分かりました。私たちが食べているウニは卵巣だそうです。

 A〜Fの7枚の標本をよく観察し発生の順序に正しく並べます。生徒たちが顕微鏡を覗きはじめました。



10.02.火  
ウニの発生の観察〜3年「生物」A
 私も観察できるようにと準備してくださっていました。嬉しくて有頂天、ありがとうございます。

 7枚のプレパラートはどれもよく観察することができました。先生は生徒たちに、特に原腸胚やプリズム期の原腸と原口を確認し、内胚葉、中胚葉、外胚葉に分化していく様子を見るようにと指示されていました。

 観察はとても楽しいです。記録に残しておこうと100均で購入した拡大レンズをスマホに付けて写真を撮ってみました。いい感じです。



10.02.火  
ウニの発生の観察〜3年「生物」B
 生徒たちは一生懸命観察してスケッチしています。標本の順序も分かったようです。準備するのは大変でしょうが、発生の仕組みがよく分かり、生物への興味・関心がアップする授業でした。ありがとうございました。

 実験室の南側の窓際にあるオジギソウが、濃桃色の可愛い花を7つ、8つとつけていました。



10.02.火  
分かち合う社会〜2年「現代文B」
 2時間めは、2年2組の「現代文B」の授業を見学しました。題材は京都大学第26代総長の山際寿一氏の評論「分かち合う社会」です。

 山際先生は、はじめ屋久島でニホンザルの研究を、次にゴリラを研究し、「サル・ゴリラ・人間」の3つを対照させて進化を研究されてきたそうです。「サルとゴリラの違いの方が、ゴリラと人間の違いよりも大きい」という山際先生の言葉をどこかで読んだことがあります。その根拠を知り、とても納得させられました。

 さて、授業では予め「いったいなぜこんな不思議な行動(=人間が食物を他人に気前よく与える)が生まれたのだろうか。」に対する予想を生徒たちに訊き、2組のみんなの答えをプリントにして配付されていました。時折、そのプリントに戻って生徒たちを導きながら、段落ごとに読解を進めていかれました。

 第8段落の読解が終わって、次の段落の音読を行います。はじめは一人で、次に隣とペアで交代して読みました。はきはきと大きな声で読んでいる生徒がほとんどです。

 人間が食物を他人と分かち合えるのは、ゴリラから受け継いだ「相手を思いやる気持ち(共感する力)」があるからだというのです。どころが最近は「サル化」しているのではないかというのです。いろいろと深く考えさせられる文章です。

 生徒たちは、「では自分たちはどうか?」と自身に問いかけながら読んでほしいものです。ありがとうございました。


 



10.02.火  
新たな文字が誕生する可能性〜1年「コミュニケーション英語T」@
 3時間めは、1年4組、竹内先生の「コミュニケーション英語T」の授業を見学しました。はじめに宿題と予習の点検を一人ずつ机間を回ってチェックされています。

 次にLesson6の本文についての演習問題を解いていきました。生徒と一緒に考え進めていかれました。人間が使う新たな言葉新たな文字が誕生する可能性はあるのでしょうか。



10.02.火  
世界の食文化にはどのようなものがあるか〜1年「コミュニケーション英語T」A
 後半は次のセクションLesson7です。まず新しい単語をCDに続いて繰り返し、今度は全員立って本文を読みます。声もよく出ています。分からない単語があると、直ちに辞書を引く癖もついています。

 和食の魅力はどこにあるのでしょう。

 秋本番を迎え、彩り豊かな秋食が最も映えるのは秋かもしれないなぁと思いました。