ウニの発生の観察〜3年「生物」@
台風が駆け抜けたあと、大陸から爽やかな空気がやってきました。正門前の治水緑地に広がるススキの穂が開きはじめ、これから秋が一気に深まってきそうです。
1時間めに生物実験室で行われている3年生「生物」の授業を見学しました。今日は「ウニの発生の観察」です。ウニの未受精卵に人工授精を行うと、次々に卵割が進み、2〜3日でプルテウス幼生と呼ばれるいびつな形のウニの赤ちゃんになるので、高校の生験でよく扱われます。
今日の目的は発生における各段階の観察です。したがって人工授精させて標本を用意するところまでは先生が準備していました。とはいっても各班に7つの段階のプレパラートを用意するのはなかなか時間のかかることだと思いました。
先生ははじめに映像を見せながらウニのからだの特徴や人工授精のさせ方等を説明されました。ウニはヒトデやナマコと同じ5放射相称と棘のある体をもつ棘皮動物で、その特徴がよく分かりました。私たちが食べているウニは卵巣だそうです。
A〜Fの7枚の標本をよく観察し発生の順序に正しく並べます。生徒たちが顕微鏡を覗きはじめました。