10.17.水  
3年「日本史演習」「日本史探究」
 中間考査4日めです。3時間め、1、2年生は考査を終えて下校する中、3年生は「日本史演習」「日本史探究」の考査中です。日本史演習は一般文系、日本史探究は人文探究専門コースの生徒が履修しています。どちらもセンター試験や大学一般入試に対応した科目です。考査問題は決して平易ではありませんが、生徒たちはよく頑張っています。

 渡り廊下を通って南館を通りました。先日紹介したオノマトペの作品展示の隣には、たくさんの「顔」が並んでいます。それぞれ個性いっぱいの魅力ある作品です。



10.17.水  
明暗分解・色彩構成〜1年「美術T」
 命題は「明暗分解・色彩構成」です。人の顔を光の「明」と「暗」に分解し、それを色彩に構成するというものです。みんな1年生とは思えない上手な作品ばかりです。

 日本語にはもともと「色」を表す言葉はなく、光の映りかたの違いが色を表す言葉になっていったと聞いたことがあります。「赤」は「明し(あかし)」、「黒」は「暗し(くらし)」、「白」はピントが合って輪郭がくっきり見えている「顕し(しるし)」、そして「青」は、逆にピントが合わずぼんやりしている「淡し(あわし)」という光の映りかたを表したそうです。したがって、最初に色を表す言葉は、「赤」「黒」「白」「青」の4色だったようです。

 明らかな嘘を「真っ赤な嘘」、ありのままにいう事を「赤裸々に語る」と言ったり、まだ大人になりきれていない頃を「青年」とか「青春」とか言うのも、元々の意味を思い出すと容易に理解できます。初めて知った時はとても嬉しく思いました。

 光の明暗を分解してできたピース1つ1つに色を載せていく授業は、色の原点に立ち返るとても深い奥行きを持っているように感じました。