10.08.月  
実りの龝
 からりと晴れました。本当の東側に広がる田んぼの稲は穂先が垂れ下がって茎にくっつきそうです。昨夜で秋祭りも終わり、稲刈りも終盤を迎えています。



10.08.月  
収穫の風景
 「隣の学校の者です」とご挨拶して、許可をいただき収穫の様子を撮りました。日本のあちこちで見られたこの風景も、町に住む子どもたちは珍しく見えるかもしれません。本校のまわりはまだまだたくさんあるので、少しホッとした思いでいます。

 コンバインが一穂も残さずきれいに刈り取っていきます。脱穀されたもみ殻の山がさらさらと風に音を立てています。少しゆっくりと時間が流れているような感覚になりました。

 刈り入れの応援に来られた方と立ち話をしました。かつてはこの辺りは水害ばかりでどうしようもない土地だったようです。外環状線ができて整備され、現在のような立派な土地になったのですよと、教えていただきました。

 40haもある治水緑地と豊かな田園に囲まれて、この学び舎が悠然と構えていられるのも、この土地を守ってこられた多くの方々のおかげだと改めて思いました。



10.08.月  
暮れなずむ@
 晴れた日は、川側の渡り廊下から太陽がビルの地平に沈んでいくのがよく見えます。

 考査1週間前の祝日の今日、学校は静かでした。午後5時、治水緑地の向こうの方から「夕焼け小焼け」のオルゴールメロディが空高く広がって聞こえてきます。戸締りを確認しながら校舎を一回り、空の色が変わっていくのが分かりました。西の空が茜に染まり始めています。



10.08.月  
暮れなずむA
 久しぶりに沈みゆく太陽をゆっくり眺めていました。太陽1個分進むのにおよそ2分かかります。いつもなら5分や10分はあっという間に過ぎてしまいますが、じっと夕陽を見ていると、時間がとても長く感じます。沈みそうでなかなか沈みません。

 なぜなのでしょう。とてもきれいです。

 昼と夜の長さが同じ春分や秋分の頃は、ここからちょうど真西のハルカスに重なるように太陽が沈みます。まだ秋分を過ぎたばかりだと思っていましたが、すでに結構南寄りに沈もうとしています。

 西の地平が、にわかにぱぁっと明るく茜色に染まりました。
 
 やっぱりとてもきれいです。