ニュアンスを伝える〜2年「英語表現U」
2時間め、2年7組教室で行われている2年「英語表現U」の授業を見学しました。生徒は17名、担当は松田先生です。
「ここにいれるよ。」「ここにいててね。」「ここにいてていいよ。」「ここにいたほうがいいよ。」「ここにいさえすればいいの。」というように言葉を少し変えるだけで、ニュワンスが随分違ってきます。海外の人が日本語を習う時、こういった言い回しの違いによって、相手に伝わるニュワンスが異なることを覚えるのは相当難しいように思います。
◆構文46 only have to〜、all+人+have to do is〜 は「〜しさえすればよい」
(1)君は約束を守りさえすればいいんだ。
You only have to keep my promise.
(2)非常時には赤いボタンを押しさえすればよい。
You only have to push the red button in an emergency.
(3)彼がしなければならないことは、どんな時も自分を信じることだった。
All he had to do was to believe in himself at all times.
(4)私はそこから逃げることができなかった。
All I could to was to run away from there.
電子黒板を使いながら、テンポよく例題が示され、英訳して音読(@後に続けて A隣同士で)し、書き記して実践力を養います。生徒たちはしっかり頭を動かして学んでいます。
◆構文47 may[might] as well〜 は「〜するのがふさわしい」、
might[may] as well A as B は「BよりAのほうがましだ」、
may well〜 は「〜するのはもっともだ」「たぶん〜だろう」
例題を学習しながら、これらの意味を区別して覚えます。
「mayはmightより確信度が高いというニュワンスを知っておくことが重要です。」と先生が黒板に記しながら伝えられていました。
「wellにmayをつけると確信度が上がります。」どうやら助動詞はニュワンスを伝えるキーワードのようです。
◆構文48 must have+過去分詞 は「〜したに違いない(過去の事柄に事柄に対する推量)」
「must、may、cannotなど助動詞の意味の違いに注意しましょう。」と先生がポイントを押さえていきます。
英語のニュワンスを掴み思い通りに使えるようになることは、英語表現の肝だと感じました。でも、勉強しすぎて睡眠不足にならないようにしてくださいね。
You might as well as get some sleep as study through the night.