09.04.火  
台風の朝
 おはようございます。台風21号の接近のため、昨日より本日は臨時休業のお知らせをしています。

 気象庁の台風情報によると、台風21号は中心気圧945hPaの強い勢力を保ったまま、大阪直撃のコースをとって北上しています。このまま北上しますと最大風速35m/s、最大瞬間風速は60m/sが予測され、屋根瓦や看板等の飛散、街路樹の倒木、あるいは家屋が甚大な被害を受けることも考えられます。25年前の1993年9月に鹿児島に上陸し、西日本を縦断して大きな被害を出した台風13号の上陸時の中心気圧は930hPaと伊勢湾台風並みでしたが、強い勢力で大阪を直撃するコースをとるのは、57年前の1961年9月16日に襲来した「第二室戸台風」以来ではないかと思います。記録によると、この時大阪の最大風速は33.3m/s、最大瞬間風速は50.6m/sでした。

 今回はそれを上回る暴風が予想されています。また、500mmという大量の雨も予想されています。くれぐれも最大限の注意を持って、外出はしないようにしてください。また、各市町村の避難準備・勧告・指示などの情報に気をつけられ、安全確保のために必要な避難は早めに行ってください。

 今朝7時半現在の本校付近の恩智川の様子を写真に撮りました。正門からの美しい眺望も普段と変わりなくとても穏やかですが、すでに強い東風が吹いています。



09.04.火  
風向の変化にご注意ください
 「風を背中に受けて左手を斜め前方に指し示すと、そこに台風(低気圧)の中心がある。」これを「ボイス=バロットの法則」といい、北半球で航海の時などに昔から使われていると言われています。決して外に出て確かめる必要はありませんが、台風が速度を速め近くを通過する時は風向きの急激な変化に気をつけてください。

 現在は東風が吹いていますが、自分のいる場所の北側を通過する時と南側を通過する時では、風向の変化が逆になります。北側を通過する時は時計周りに変化し、南風の時が最も強く吹きます。この時、南向きの窓には近づかないようにしてください。外から物が飛んできて割れる場合があります。さらに時計回りに変化し西風になると、通過して遠ざかったことを示していますが、吹き返しの風も相当強いのでしばらくは十分な注意が必要です。
 逆に台風の中心が自分の南側を通過する時は、風向は反時計回りに変化し、北風の時が最も強く吹きます。北側を通過する時よりは風は強九吹かないと言われていますが、油断は禁物です。北側の窓には近づかないようにして西風になると遠ざかって行ったことを示しています。

 また、今回は台風の中心付近が大阪上空を通過する可能性もあります。この場合は台風の目の中に入ると、風雨は急に穏やかになりますが決して遠ざかったのではありません。ほどなくして猛烈な風雨に見舞われますので決して間違わないようにご注意ください。

 上記のこととは全く関係せず、台風の中心から離れたところでも竜巻や突風の可能性が十分にあります。引き続き気象情報に十分ご注意ください。

 上の3枚の図は気象庁ホームページからです。他にもいろいろ情報が載っていますのでご覧ください。

〔図左〕台風情報 台風21号経路図
    http://www.jma.go.jp/jp/typh/182124c.html
〔図中〕気象警報・注意報(図表形式):東大阪市        
    http://www.jma.go.jp/jp/warn/2722700.html
〔図右〕気象衛星(高頻度) http://www.jma.go.jp/jp/gms150jp/index.html?   
             area=0&element=3&time=2018/09/180904081500



09.04.火  
避難所開設情報(東大阪市・八尾市・柏原市)
 午前9時過ぎに正門前の治水緑地一帯に大きなサイレンが鳴りました。放水の恐れがあるので緑地から退避するようにとの放送が入っています。
 
 大阪防災ネット携帯サイト http://www.osaka-bousai.net/mobile/pref/ から、八尾市、東大阪市全域の全ての住民に「避難準備」の発令メールが届いています。また、東大阪市・八尾市・柏原市に開設した避難所一覧も送られてきました。八尾市では、山本高校、八尾高校、八尾翠翔高校、八尾北高校の府立高校も避難所に指定されています。

 引き続き、気象情報や市町村の避難勧告・指示などの情報にご留意ください。



09.04.火  
最大限のご注意を
 正午を過ぎ、学校は相当に強い風が吹いています。ヒュルルルーとあまり聞いたことがないような風音が轟き、樹木全体が揺れています。横殴りの雨も強まってきました。
 先ほど台風21号は徳島県南部に上陸した模様です。これからますます風雨は激しくなり、今夜遅くまで気が抜けません。最大限の注意をしてください。

 台風21号の進路は57年前の第二室戸台風とほぼ同じ進路を進んでいます。今日の大阪湾の満潮は17時10分で沿岸の地域では高潮に対する十分な注意が必要です。

 校舎をひと回りしました。雨漏りやガラスの破損など特に被害は認められませんでしたが、時折ビシビシと窓ガラス全体が軋む音がします。グラウンドでは東から横殴りの雨が降りつけています。イチョウもメタセコイヤも大丈夫そうです。清友高校から移築された時計塔は微動だにせずじっと空を見ています。

 午後1時、事務室の防災無線に東大阪市危機管理室からの連絡が入りました。「これから今夜まで最大瞬間風速35m/sの暴風が吹き、また、午後4時まで雨が激しく、特に午後2時から3時30分までは時間雨量60〜70m/sの猛烈な雨が降る恐れがあり、厳戒態勢を取ってください」とのことです。

 人命に関わるような被害が起きないことを願ってやみません。



09.04.火  
猛烈な風雨
 午後2時頃から風雨の音がさらに変わりました。ゴンと窓にぶつかる風にガラスが割れないのが不思議なくらいです。シュパシュパと窓枠から雨水が入ってきています。

 14時46分にまた竜巻注意報が発表されました。再度校舎を巡回しましたが、体育館西側の窓ガラス破損、校舎の雨漏りなど被害が出始めています。台風は神戸に再上陸し、速度を上げて北上しているようですが、台風が遠ざかっても強い風はしばらく続きそうです。

 西寄りの風に変わってきました。風が収まってきたら、破損した窓ガラスを片付けて、明日生徒や先生方が安全に登校できるように、もう一度校内を巡回する必要がありそうです。引き続き、十分にご注意ください。



09.04.火  
風雨が収まりました
 午後5時になり、ようやく猛烈な風雨が収まりました。生徒の皆さんは大丈夫だったでしょうか。
 恩智川はかなり増水していますが、治水緑地に放流するほどではありませんでした。また、警報発表中ですので油断はできませんが、明日は平常通り授業ができそうです。西から空も明るくなってきました。文化祭2日前、今日できなかった分も含めて追い込みの一日になりそうです。

 17時58分、大阪府域に発表されていた警報がすべて解除になり注意報に切り替えられました。ほっと一息です。