「働く」について考える
秋雨前線の影響で「秋霖」と呼ばれる季節がやってきたようです。曇り空から時々雨滴が落ちてきます。しばらくこの天気が続きそうです。青空を待ちきれずにツクツクボウシが鳴いていました。
5時間めは「総合的な学習の時間」です。新学習指導要領では「学習」から「探究」に言葉が変わっています。次世代を担う生徒たちが、これから向き合わなくてはならないさまざまな課題を解決するために、学びの営みは「探究活動」にいっそう重心を置くことになります。
さまざまな課題と向き合い、何をすべきかを考える、どう動けばいいのかを考える。ひとりでできることがあること、ひとりではできないことが多いこと、そして、人とつながることの大切さを本気で知ると心が震えることに気づくこと…。この時、学びとは何かがようやく見えてくるのかもしれません。
生きるとは何か、幸せとは何か、「探究活動」を通して学びの本質的な目的が見えてくるのです。
2年生は、クラスで「働く」ことについて考えていました。
「『働く』という言葉から連想する言葉を書いてみよう。」
グループで考えることで、より言葉の理解が深まります。教科の枠を超えた貴重な学びの形がここにあります。生徒たちの真剣な表情が印象的でした。