09.13.木  
「働く」について考える
 秋雨前線の影響で「秋霖」と呼ばれる季節がやってきたようです。曇り空から時々雨滴が落ちてきます。しばらくこの天気が続きそうです。青空を待ちきれずにツクツクボウシが鳴いていました。

 5時間めは「総合的な学習の時間」です。新学習指導要領では「学習」から「探究」に言葉が変わっています。次世代を担う生徒たちが、これから向き合わなくてはならないさまざまな課題を解決するために、学びの営みは「探究活動」にいっそう重心を置くことになります。
 さまざまな課題と向き合い、何をすべきかを考える、どう動けばいいのかを考える。ひとりでできることがあること、ひとりではできないことが多いこと、そして、人とつながることの大切さを本気で知ると心が震えることに気づくこと…。この時、学びとは何かがようやく見えてくるのかもしれません。
 生きるとは何か、幸せとは何か、「探究活動」を通して学びの本質的な目的が見えてくるのです。

 2年生は、クラスで「働く」ことについて考えていました。
 「『働く』という言葉から連想する言葉を書いてみよう。」
グループで考えることで、より言葉の理解が深まります。教科の枠を超えた貴重な学びの形がここにあります。生徒たちの真剣な表情が印象的でした。



09.13.木  
3年「進路分野別説明会」
 3年生は「進路分野別説明会」と称して、進路別に4か所に分かれてそれぞれの学びを行いました。

 来週早々から就職試験が始まり、最後の面接練習や学科試験の講習を頑張っている最中の23人は2G教室に集まり、担当の先生方から本番の試験へ向けての指導と激励会が行われました。本校を卒業し、来春には社会人として活躍することを決めて頑張っている生徒たちは本当に立派です。今の気持ちを大切に結果を恐れず精一杯チャレンジしてください。
 
 大講義室では看護系へ進む生徒22人が集まり、外部から講師を招いてこれから無会える入試を中心に、今何をすればよいかについて話をしてもらいました。看護系への進学を決めた生徒たちは、今、一心不乱に勉強しているところです。難関を突破して入学した後も決して楽ではない実習や勉強がたくさん待っています。覚悟を決めて頑張っている生徒たちに頭が下がります。応援しています。頑張ってください。

 視聴覚教室では、大学・短期大学進学を希望している生徒たちが集まっていました。冷房設備がなく蒸し暑い中、外部の講師を招き、平成31年度入試の傾向と対策について話をしてもらっていました。昨日のセンター試験説明会には、本校では過去最多の80名が集まりました。5年ほど前までは10名程しか受験しなかったことから見ると、生徒たちの意識と意欲が急激に上昇していることが分かります。
 
 受験は団体戦です。互いに励まし高め合う生徒集団が作ることがとても大切です。ひとりでは諦めかけていた目標も、みんなと一緒になって乗り越えられるからです。模試は、結果を見て一喜一憂するために受けるものではありません。必ず合格する信念を持って向かってこそ、真の受験生と言えるでしょう。強い気持ちで自信を持って臨んでください。

 専門学校などすでに進学が決まっている生徒たちは、クレジットカードやワンクリック詐欺など身近に起こりうる金銭トラブルに巻き込まれないようにするための講演を体育館に集まり受けていました。
 「アルバイトは働くことの社会経験になっていい」という考えもありますが、大人になる前に本当に学ぶべきことは、「お金を稼ぎかた」だけでなく、むしろ「お金の使いかた」であるように感じます。「お金の使い方を誤ると、たいへんな苦労をするよ。」と伝えることの意味を生徒たちは理解してくれたでしょうか。



09.13.木  
後期生徒会役員選挙
 6時間めは全校生徒が体育館に集まって、後期生徒会役員立候補者の立会演説会が行われました。文化祭が終わった所ですが、公示するやいなや2年3名、1年3名の生徒が立候補し、当初の予定どおりに演説会が行われました。

 会長候補の2年5組吉田くんをはじめ、一人ひとりの言葉は心に響きました。決して作り物の作文ではなく、自分の本心からこぼれてくる力強い言葉でした。

 「何かをしたい、自分たちでできるはずだ、だからやってみようと思う。」

 何をどうすればよいかわからないこともあるでしょう。でも、このままでは物足りない。このままではよくない。だから、とにかく動いてみようとする。創造への第一歩です。まず、一歩踏み出してみるのが大事な場面がいたるところに転がっているように思います。今日演説した6名の候補者はみんなとても立派でした。

 教室に戻って生徒たちによる投票が行われ、放課後すぐに開票作業がありました。