07.08.日  
長居スタジアムに来ています
 おはようございます。一昨日から長居競技場で第86回大阪陸上競技選手権大会兼第73回国体陸上競技選手選考競技会が行われており、今日は監察員として来ています。大阪No.1を決める大会ですが、昨日までは大変な天候の中の競技会になったようです。
 今日は雲間から日差しも見え、選手も競技役員もほっとしているところです。本大会は毎年ここで行われ、社会人や大学生に混ざって高校生も多く出場します。選手の皆さんから元気をもらい、また明日から頑張ろうと思っているところです。

 午後から晴れ間が広がってきました。フィールドに明るい光が降り注いでいます。昨日、高校野球大阪府予選の開会式が京セラドームであり、本校硬式野球部も参加しました。池友会会長の松岡さんからげんきいっぱい行進している動画を見せてもらいました。今年は100回記念大会で大阪から2校甲子園に出場できます。ひとつでも勝ち上がってほしいと願っています。頑張ってください。



07.08.日  
蝉も受難の雨
 西日本の各地で大雨の特別警報が発表され、最大級の警戒がなされていますが、数十年に一度と言われる降り続く豪雨で甚大な被害が発生しています。何をどうすればよいのか、自然の猛威になす術もなく、尊いいのちを一瞬にして奪われた方、そのご家族、親族やご友人の方々にどのような言葉をかければよいのかわかりません。

 朝、玄関横の水道栓の蓋を開けると、ひっくり返ってもがいているクマゼミがいました。どうやら羽化しそこなって落ちてしまったようで、柔らかい透きとおった羽が濡れて体に張りついています。
 今にも壊れそうな羽をほどきながら、そっと指を差し出すと懸命にしがみついてきました。なんとか側の木の幹に移しましたが、傷んだ羽を伸ばし、残った力を振り絞って成虫になってくれるでしょうか。

 見るとそのすぐ右側には幼虫のまま殻を破ることなく息絶えていました。おそらく土の中から出てきたものの降り続く雨に羽化するタイミングを失ってしまったのでしょう。その一方で
成虫になって羽ばたいていった後の脱け殻も、2つ、3つとありました。

 土の中で何年もかけて木の汁を吸い続けて、やっと大人になって光に満ちた世界へ飛び立とうと、地中から出てきた僅かの時間の差が、生死を分けるほどの差になるとは、誰が分かっていたのでしょう。

 「いのちのある限り、今を懸命に生きる」
 
 それがいのちあるものにできる唯一のことなのかもしれません。幸せに生きるとは何かについて、また考えようと思います。