07.23.月  
教室で1学期終業式を行いました
 おはようございます。7月6日を臨時休校にしましたので、今日が1学期最後の登校日になりました。いつもなら体育館で終業式を行うところですが、高温のため各教室で放送による終業式を行いました。
 総務企画部長の木原先生の進行で、はじめに私の挨拶、続いて生徒指導主事の中留先生の諸注意・連絡、そして生徒会長の岡本くんによる文化祭、特に間夜祭についての連絡がありました。生徒の皆さんの表情を見ながら話すことができなかったので、少し話しづらく感じましたが、15分ほどで終えることができて良かったかなと思っています。

 放送による私の言葉を掲載しておきます。生徒の皆さん、夏休みを健康で心豊かに過ごしてください。

【1学期終業式の挨拶】
 みなさん、おはようございます。
 今朝も気温が高いため、今回は教室にて終業式を行います。
 まず、6月18日の地震、20日以降の豪雨、そして、もはや災害と言える連日の猛暑により、多くの方がお亡くなりになられました。心より哀悼の意を表したいと思います。また、ご自宅等が被災された方々へのお見舞いを申しあげます。いま、被災地ではお全国から多くのボランティアの方も加わり、復旧・復興へ向けて力を合わせて懸命になられている所です。改めて「人と人とが繋がる力」が、いかに崇高で大切であるか感じています。

 さて、今日は夏休みを迎えるにあたり、この「人と繋がる力」を高めるために1点だけ伝えておきたいことがあります。
 それは日頃皆さんが何気なく使っている話し言葉です。言葉には肯定的な言い方と否定的な言い方がありますが、ぜひ肯定的な言葉を使うよう努めてほしいと思っています。例えば、「昨日○○へ行ってきたよ。」の言葉に対して、「えっ、うそぉ〜。」と応えるか、「えっ、ほんと。」と応えるかの違いを考えてください。「えっ、うそぉ〜。」と言われた側は、相手の口癖だと分かっていても、「本当のことを言っているのになぁ。」と、一瞬自分の言ったことが否定されたように感じるかもしれません。
 このように否定的な言葉は、相手をしんどい、かなしい気持ちにさせるように思います。逆に肯定的な言葉は、相手を元気に、うれしい気持ちにさせることでしょう。日常の何気ない会話で使う言葉に少し気をつけることで、人と繋がる力を高めることができるように思います。

 また、肯定的な言葉は自分自身に対しても同じです。「できない」「してはいけない」ではなく、「できる」「してもよい」と言えるようになって欲しいと思います。「できる」と言えるようになるには自信が必要です。また、「してもよい」と言えるようになるには責任が必要です。この自信と責任を持って、夏休みにしかできないことに挑戦してください。そして、世の中にはいろいろな人がいることを知り、多様であることが素晴らしいと感じて、「人と繋がる力」を高められることをお願いして、挨拶とします。



07.23.月  
職員研修〜「SSWの役割と進路をかなえる生徒支援」
 午後2時から本校スクールソーシャルワーカーの松本先生を講師に、「SSWの役割と進路をかなえる生徒支援」について職員研修を行いました。
 生徒一人ひとりが高校生活を有意義に送り、希望の進路を実現するために、先生方は日頃さまざまな必要な支援を行います。勉強が苦手な生徒には補講や特別な課題を出して添削したり、心の悩みを聴いたり、時には厳しく叱咤して励ますこともあります。
 社会福祉士等の資格を持つスクールソーシャルワーカーは、私たち教職員だけでは難しいケースについて、社会福祉資源を活用して高校生活を支援し、将来の進路を保障する方法を教え導く的確なアドバイスをしてくださいます。松本先生は、過去に関わったいくつかの事例について、とても分かりやすく丁寧に教えてくださいました。

 どの場合も、生徒が何に困っているのか知ることから始まります。生徒が悩みをひとりで抱えずに相談できる学校づくりを一歩ずつ進めていきたいと思っています。今年度、松本先生が本校の一員として来ていたたけるようになったことをとても嬉しく思います。講演ありがとうございました。