教室で1学期終業式を行いました
おはようございます。7月6日を臨時休校にしましたので、今日が1学期最後の登校日になりました。いつもなら体育館で終業式を行うところですが、高温のため各教室で放送による終業式を行いました。
総務企画部長の木原先生の進行で、はじめに私の挨拶、続いて生徒指導主事の中留先生の諸注意・連絡、そして生徒会長の岡本くんによる文化祭、特に間夜祭についての連絡がありました。生徒の皆さんの表情を見ながら話すことができなかったので、少し話しづらく感じましたが、15分ほどで終えることができて良かったかなと思っています。
放送による私の言葉を掲載しておきます。生徒の皆さん、夏休みを健康で心豊かに過ごしてください。
【1学期終業式の挨拶】
みなさん、おはようございます。
今朝も気温が高いため、今回は教室にて終業式を行います。
まず、6月18日の地震、20日以降の豪雨、そして、もはや災害と言える連日の猛暑により、多くの方がお亡くなりになられました。心より哀悼の意を表したいと思います。また、ご自宅等が被災された方々へのお見舞いを申しあげます。いま、被災地ではお全国から多くのボランティアの方も加わり、復旧・復興へ向けて力を合わせて懸命になられている所です。改めて「人と人とが繋がる力」が、いかに崇高で大切であるか感じています。
さて、今日は夏休みを迎えるにあたり、この「人と繋がる力」を高めるために1点だけ伝えておきたいことがあります。
それは日頃皆さんが何気なく使っている話し言葉です。言葉には肯定的な言い方と否定的な言い方がありますが、ぜひ肯定的な言葉を使うよう努めてほしいと思っています。例えば、「昨日○○へ行ってきたよ。」の言葉に対して、「えっ、うそぉ〜。」と応えるか、「えっ、ほんと。」と応えるかの違いを考えてください。「えっ、うそぉ〜。」と言われた側は、相手の口癖だと分かっていても、「本当のことを言っているのになぁ。」と、一瞬自分の言ったことが否定されたように感じるかもしれません。
このように否定的な言葉は、相手をしんどい、かなしい気持ちにさせるように思います。逆に肯定的な言葉は、相手を元気に、うれしい気持ちにさせることでしょう。日常の何気ない会話で使う言葉に少し気をつけることで、人と繋がる力を高めることができるように思います。
また、肯定的な言葉は自分自身に対しても同じです。「できない」「してはいけない」ではなく、「できる」「してもよい」と言えるようになって欲しいと思います。「できる」と言えるようになるには自信が必要です。また、「してもよい」と言えるようになるには責任が必要です。この自信と責任を持って、夏休みにしかできないことに挑戦してください。そして、世の中にはいろいろな人がいることを知り、多様であることが素晴らしいと感じて、「人と繋がる力」を高められることをお願いして、挨拶とします。