1学期最後の授業A
2年生も1年生も整然と授業が行われていました。教室の中は冷房が効いていて概ね快適に授業を受けることができているようですが、机の場所によってエアコンの風が当たる所と全く当たらない所があり、同じ教室にいても快適さは若干異なるようです。
2年4組「コミュニティ英語U」の佐分利先生の授業では、生徒と一緒にテキスト本文の和訳を行っている所でした。
「この『story』の意味は何ですか。『物語』や『小説』と訳したのでは意味が通じませんね。こういうところを辞書で調べておくのが予習ですよ。誰か調べた人はいませんか。」
佐分利先生のアドバイスを聞いて、直ぐに辞書を引く生徒もいます。じっと前を見据えている生徒さんにそっと「辞書を引いてみましたか。」と訊くと、「いいえ、『story』の意味は知っています。『階』です。」と素晴らしい返事が返ってきました。
もちろん他に分かっている生徒もいます。
「そうです。ここでは2階、3階…、という意味でつかわれていますね。」
このように同じ綴りで全く異なる意味を持つ語は他にもいくつかありそうです。
2年1組では巽先生の「古典B」の授業が行われていました。電子黒板も利用しながら漢文を生徒と一緒に読んでいる所でした。漢文ははじめは何が何だか全く分からない気がしましたが、読み方のルールが明確で、それほど多くのパターンがあるわけでもないので、理解できるようになると古文より簡単だと感じることもあるでしょう。生徒たちは、とてもよく頑張っていました。