07.16.月  
月とビーナスのランデブー
 夏真っ盛りです。強い光の筋に蝉時雨の音が空高く昇って行きます。今日も生徒たちは部活動や勉強に精を出しているところでしょう。

 暑い夏も、夜は少し和らいで過ごしやすくなります。時には外に出て、暮れなずむ空に一つ二つと輝く星を楽しむのも良いかもしれません。

 今夜、日が沈むころ西の空ではしし座の中で三日月と金星(ビーナス)が接近して見えます。金星の明るさは-4.2等級、三日月のすぐ右下で明るく輝いています。雲がなければきれいに見えるのでぜひ見てください。
 高度が低く、夜空が明るい大阪からは難しいと思いますが、条件が良ければしし座の1等星レグルス(小さな王[1.4等])が、さらにその延長線上の地平のすぐ上に0.5等に輝く水星(マーキュリー)が見つかるかもしれません。

 南に明るく輝いているのは木星、その東には土星も見えるでしょう。週末21日には、月は木星のすぐそばまで、さらに25日には土星のそばにやってきます。この夏は月と一緒に惑星を巡る旅ができそうです。

 宵になり、西の空を見ると、描いたとおりに三日月と金星が並んでいました。