3年「物理」〜北山本小3年生と一緒にロケット@
今日2時間めの3年「物理」の授業はグラウンドです。生徒は18人、担当は今西先生、吉崎先生です。ペットボトルに水を入れて飛ばす「水ロケット」の予備実験をするためです。
ペットボトルロケットの発想は、ジュースの容器にペットボトルが使われるようになって間もなく登場しました。ペットボトルに水を適量入れて空気を注入し、発射させると閉じ込められた空気の圧力で水を押し出し、その反動で飛びます。
生徒たちは、発射台の角度、ペットボトルのサイズ、注入する水の量など、どの条件のときに最も遠くまで飛ぶか考えます。空気抵抗や風の影響を受けやすいので、飛距離を計算して予測するのは難しいですが、対照実験を重ねるうちに、ロケットは気まぐれに飛ぶのではないことがわかってきます。
簡単にロケットの原理がわかる実験です。1977年8月20日に打ち上げられたボイジャー2号は、太陽をめぐる惑星の引力を利用して、木星、土星、天王星に接近し、そして打ち上げから12年と5日の歳月を経て遠く離れた海王星の上空約5000qまで接近し、撮影に成功しました。人間の能力の凄さに驚愕するばかりです。ボイジャー2号の海王星接近の成功は、ゴルフに例えると、ここからパターで打ったゴルフボールを北京まで転がしてカップに入れるほどの難しさだと聞いたことがあります。
生徒たちはいろいろ条件を変えて実験を重ねていました。