05.09.水  
Speaking Work〜3年「コミュニケーション英語V」@
 午後に初夏の日差しが戻ってきました。丸2日ほど降り続いた雨は梅雨入りを思わせるほどで、久しぶりにどどっと勢いよく流れる恩智川を見ました。

 6時間め、3年7組の「コミュニケーション英語V」の授業を見学しました。担当は丁先生です。授業が始まると直ぐにスピーキングのワークです。スクリーンにファーストフード店の様子が描かれた絵が映し出されました。
 「さて、この絵の中にいる人はそれぞれ何をしているのでしょう。」
 一人ひとり答えていきます。絵の中の人はちょうど今しているところなので、現在進行形で言い表す方がより良い答えのようです。@パンをオーブンの中に入れて焼こうとしている人、コーヒーを注いでいる人、B商品を包装している人、C荷物を運ぼうとしている人、C電話をかけている人、さあどのような語句を使えばよいのでしょう。



05.09.水  
Speaking, Listening, Reading〜3年「コミュニケーション英語V」A
 次に別のシーンの絵が映し出されました。何やらとてもラフな教室の様子です。すると先生の指示で前後ペアになって二人で考えます。時間のコントロールは丁先生がばっちりされています。生徒たちもよくついていってます。定められた時間の中で、課題のすべてができるようにと一生懸命です。

 課題は、「@黒板を消している人、Aスクリーンを引き下している人、Bカーテンを閉めている人、Cトランプをして遊んでいる2人、Dテレビを見ている(あるいはつけている、消している)人」です。すらすらと全て言い表すことができるでしょうか。

 生徒たちは結構できていました。そしてみんなで正解を確認し、声を出して先生の後に続きます。こういう学びを続けていくと、英語を使えるようになりそうです。私も「注ぐ」=「pour out〜」を忘れていたのでラッキーでした。「注ぎ入れる」と言うよりはポットから「注ぎ放つ」と捉えた方が「out」を使うことに違和感を感じません。

 約15分間のスピーキングワークが終わりました。ワイワイと生徒たちは能動的です。勢いがついたところで、本文のリスニングとリーディングの練習です。スクリーンに本文が表示され、放送と合わせてスクロールしていきます。まあまあのスピードですが生徒たちはしっかりついていってます。

 さあ、本文は何て書いてあったのでしょう。あるピアニストが脳卒中で倒れたせいで片腕が使えなくなり絶望の淵に立たされていましたが、周囲の人やとりわけ彼の息子の激励の言葉に気づかされ、やがて「Music is Music.」と言うのです。その時の心境はどんなであったでしょう。

 英語は単に4技能が上手になっただけではそれほど役に立たないかもしれません。大切なのは英語を使って何を言い表すのかということです。そのために英語を学習しながら、さまざまな経験をいっぱい積んでほしいと願っています。そして、社会のいろいろな課題に対してきちんと自分の考えを持って話せる人になってほしいと願っています。

 今年度入学生から高校でスピーキングテストが導入されるようになります。授業だけでなく年に1回はテストをして成績に入れていこうというものです。1年生は暗誦でも構わないとしていますが、3年生になるとあるテーマについて自分の意見を述べ、なぜそう考えるか、その根拠を英語で論理的に示すことができる程度が望まれています。ここまでできるようになれば相当大したものです。
 日常会話の英語なら、中学英語で十分できると言われています。生徒の皆さん、ぜひチャレンジ精神で言葉の壁を乗り越えてください。丁先生の授業は、一つひとつのワークの目的が明確で、盛りだくさんの内容をアップテンポでこなしていかれます。ありがとうございました。 



05.09.水  
カワセミ見ました〜体育の授業で
 7組の教室を途中で抜けて1階に下りていきました。ふと玄関から明るい外を見ると、体操服姿の生徒が走っていくのが見えました。3年1、2組の女子の体育です。
 すぐに着いていこうとしましたが、最近の無理な運動がたたったのか股関節が痛くてついて行けそうにありません。外靴に履き替え、ロンドン橋のほうへ先回りしてやってくる生徒を待つことにしました。天気が良くて気持ちいいです。
 どうやらこの時間は1,000m走のタイムをとっていたようです。治水緑地を一周するロンドン橋の手前でゴールしていました。
 
 走り終えた生徒たちがこちらにやってくるのをロンドン橋のすぐそばの恩智川をまたぐ小さな橋の上で待っている時でした。
 「ポチャン!」
 小さな水しぶきが目の前で上がったかと思うと、濃青にキラキラ輝く美しい小さな鳥が、体の大きさの割にはとても長いくちばしで7〜8センチくらいの白い魚をしっかりとくわえて水面から近くの土手へと飛び移りました。
 まちがいなくカワセミです。やっと見ることができました。みどり清朋の「みどり」はカワセミの「翠」を表しています。写真左のまん中に小さく映っているのがそのカワセミで、その写真を拡大したのが写真中です。かなりぼけていますが、カワセミに間違いありません。
 
 そのうちに生徒たちがロンドン橋を渡って帰ってきました。走り終えた所なのにとても清々しく爽やかな笑顔をしています。真白の雲がぽかり浮かぶ青空を背景に、カワセミのと同じようにキラキラと輝いていました。
 



05.09.水  
予約奨学生の応募に向けて
 放課後、3年生4、5、6、7組の教室では希望者を対象に日本学生支援機構の予約奨学金の説明会をされていました。先週の金曜日に1、2、3組の生徒に行った内容と同じものです。今日も多くの生徒が参加しています。
 この奨学金は給付型ではありません。必ず将来返すものです。大金を借りるに当たりしっかりと説明を聴いておくことが大切です。今年から申し込みにマイナンバーが必要になりました。保護者の方と十分に相談して、毎月いくらずつ借りる必要があるか、返していく計画もよく考えて決めてください。そして間違わないように手順をよく読みながら入力してください。