05.01.火  
5月になりました
 5月になりました。午後から下り坂になるとの予報ですが、爽やかに晴れ渡り、穏やかな朝を迎えています。

 校舎は朝の光に映えてきれいです。治水緑地のみどりも深く色濃くなりました。今日は北山本小学校が3時間めから治水緑地にやってきます。本校2年生の子ども保育専門コースの生徒たちも少し合流する予定です。また、職員健康診断も午前中に行われます。生徒たちは校外学習も終わり、体育大会へ向けての活動が本格的になります。

 先ほど男子バスケットボール部の部員さんたちが応援のお礼を言いに来てくれました。今月もいろいろと盛りだくさん、どんな月になるか楽しみです。



05.01.火  
原形質分離の観察@〜3年「生物」
 1時間め、3年「生物」の授業が生物実験室で行われています。一般理系の生徒は、理系の理科4単位について、3年次で「生物」か「物理」から1科目を選択します。「化学」は全員2年次と3年次で2単位ずつ履修します。大学や看護・医療系専門学校等の進学に「生物」が必要な生徒が主に履修しています。
 
 今日は原形質分離の顕微鏡観察です。材料は原形質分離の観察ではお馴染みのユキノシタの葉です。日陰でよく育つユキノシタの葉の裏側はアントシアニンという赤色の色素で赤くなっているので、染色する必要がなく簡単に観察することができます。

 まずは、ユキノシタの葉の裏側の表皮をはがし、4o四方程度の表皮片を作ります。



05.01.火  
原形質分離の観察A〜3年「生物」
 次にこの表皮片を5分ほど15%スクロース溶液に浸します。そしてカバーガラスをかけて観察します。さて、どんな様子が観察できるでしょう。先週観察したムラサキツユクサの葉の裏側の表皮細胞と明確な違いがわかるはずです。

 植物細胞の細胞膜には小さな穴が開いています。水分子は通り抜けることができてもスクロース分子は大きいので穴を通って細胞内に入ることはできません。したがって濃度の高い巣クロース溶液に浸すと、細胞質中の水分が細胞外にしみ出して細胞質が収縮し、細胞膜が細胞壁から離れる現象が生じます。これが原形質分離でその様子を観察します。



05.01.火  
原形質分離の観察B〜3年「生物」
 担当の川崎先生の実験の授業は、その目的や実験の手順が明確に示され、プリントも見やすくとても丁寧です。モニターにはきれいに分離した細胞の様子が映し出されていました。見ると画面の左側に大きなスケールが貼られています。前に行ったミクロメーターの実験の復習も兼ねていて、細胞の大きさもよく分かります。
 生徒達も自分のプレパラートを観察し、原形質分離の様子をスケッチしています。点と線で丁寧に描いています。



05.01.火  
原形質分離の観察C〜3年「生物」
 実験はこれだけでは終わりませんでした。つくったプレパラートに真水を注入すると原形質分離した細胞が真水を吸い込んで元に戻ることを、予測させながら実際にその様子を観察します。こうして細胞膜の働きを理解していきます。
 
 このような実験をしなければさらりと過ぎてしまうところかもしれませんが、このように実際に自分でユキノシタの葉の裏側の表皮をはがして観察する営みがとても大切です。それは「受験で生物が必要だから」ではなく、たとえば小説家や画家になりたいと思っている人にとっても、とても大切だと感じるからです。そういう感覚を、また今日も気づかせてくれました。ありがとうございました。

 生徒は皆とても熱心に実験に取り組んでいました。



05.01.火  
職員健康診断/福万寺の郷土料理をいただきました
 授業と並行して午前中に職員健康診断が行われました。授業と並行しているので先生方は大変です。授業の合間の時間で急いで受診しなければなりません。授業の合間がない先生は後日自分で検診を受けに行くことになります。年齢を重ねてくると検診がいかに大事かつくづく思います。面倒かもしれませんが、年に1回は人間ドックなどでしっかり自分のからだをチェックしておきたいものです。今日は私も先生方と一緒に検診を受けました。ありがとうございました。

 さて、今日は北山本小学校の全校遠足の比です。2時間めの授業が終わってから全員小学校北側の福万寺運動公園へ歩いていきます。本校では、11時35分まで2年「子どもの発達と保育」の授業があります。
 福万寺運動公園は本校西側に隣接する治水緑地の一部です。そこで、3時間めが始まりに合わせて発達と保育の選択生徒7名が入学したばかりの1年生のこどもたちに会いに向かいました。

 日射しが強く少し汗ばむほどです。広いグラウンドを横切り一行と合流しました。



05.01.火  
北山本小学校1年生との交流〜2年「発達と保育」
 そこでは地域の方がたくさん来られていて、この地域に伝わる伝統料理の押し寿司のおにぎりを小学生の子どもたちにも知ってもらおうとふるまってられていました。私たちも立派なおにぎりを2個ずつもいただきました。ありがとうございます。いただいたおにぎりを持って1年生と合流し、担任の先生から紹介してもらい、一緒におにぎりをいただきました。子どもたちはとてもかわいいです。
 さあこれから一緒に遊ぼうという時に、もうタイムリミットになってしまいました。4時間めの授業に間に合うようにと、お別れを言って学校に戻りました。交流するには時間が短すぎて生徒達には気の毒な思いをさせてしまいました。

 ところが、「今度は2時間めと3時間めの間に20分間の『大休憩』の時間に来てください」と嬉しいお誘いをいただいました。ありがとうございます。こうして地域の小学生ともつながりを広げていくことができればいいなと考えています。