04.20.金  
3年「生物」〜ミクロメーターを使った顕微鏡観察@
 今朝もとてもいい天気、大きな移動性高気圧に日本列島がすっぽりと覆われています。
今日は午後の授業を5分ずつ短縮して、前期生徒会役員立会演説会が行われます。午後から出張なのでその様子を見ることができずに残念ですが、5名の立候補者が出ていると聞いています。今年度の生徒会の取り組みが楽しみです。

 「よければ見に来てください」と先生から声をかけてくださるようになり、とても嬉しく感謝の思いです。今日は3時間めと4時間めの授業を見学しました。

 3時間めは生物実験室で3年生「生物」の実験です。顕微鏡でいろいろなものを観察した経験は小学校の頃からあるでしょうが、それがどれくらいの大きさなのか目盛をつけて観察した経験はそんなにないかもしれません。今日はミクロメーターを使ってムラサキツユクサの観察をします。
 接眼ミクロメーターは倍率によって1目盛の長さが変わります。まずは対物ミクロメーターを用いて倍率ごとのミクロメーターの1目盛の長さを求めます。生徒たちはそれぞれ自分の顕微鏡で作業を始めました。
 



04.20.金  
3年「生物」〜ミクロメーターを使った顕微鏡観察A
 対物ミクロメーターにすぐに焦点を合わせるのが難しいようです。見つかったらレボルバーを回して対物レンズの倍率を変えて、接眼レンズの1目盛の長さをそれぞれ求めます。吉崎先生が生徒の間を機敏に動き回って生徒のフォローをされています。おかげでどうやらみんなできたようです。
 次にムラサキツユクサの細長い葉の裏の透き通った皮を剥いで観察します。葉の裏は有名な気孔が見つけられるはず。そのサイズも分かります。みんなこつこつと熱心に取り組んでいます。担当の川崎先生は顕微鏡カメラで見事な気孔をモニターに投影されています。内容の濃い中身がギュッと凝縮した授業です。



04.20.金  
3年「発達と保育」〜調乳と離乳食@
 4時間めは3年「発達と保育」の授業を見学しました。今日のテーマは「調乳と離乳食」、調理実習室です。スーパーに行くといろいろな種類のレトルトの離乳食がたくさん陳列棚に並んでいます。私が幼少の頃は粉ミルクの他はあまり記憶がありません。本当に便利な時代になったと思います。
 
 今日の学習の目的は、「@母親でなくてもできる『人と栄養の調乳』について学習する」「A離乳食の進み方と状態を学習する」「B市販の離乳食の利用について考える」です。まずは、粉ミルクをお湯で溶かしで赤ちゃんにちょうどいい温度のミルクを作ります。大人が飲んだらどんな味に感じるのでしょう。感想をプリントに書き込みます。
 次に、いろいろな市販の離乳食を試食しながら、成長に応じた離乳食の特徴や利用について考えます。私も少しいただきました。うす味でとても美味しいです。



04.20.金  
3年「発達と保育」〜調乳と離乳食A
 成長に合わせて離乳食を作るには何に気をつければよいのでしょう。しっかり炊いて裏ごしした「かぼちゃとさつまいも」は生後5〜6か月、よく湯がいて柔らかい「ベビーうどん」は7か月、少し歯ごたえのある「バナナスティック」は9か月、しっかり味がついた「ポテトとツナのグラタン」「鮭としいたけのまぜご飯」は生後12か月です。これらを初めから作るととても時間がかかりそうです。かぼちゃとサツマイモを炊いて裏ごしするだけでも大変そうです。働きながら子どもの食事を作るのは、そんなに簡単なことではありません。

 「美味しい」「美味しい」…、どのテーブルからも声が聞こえてきます。「離乳食を食べて美味しいと感じる人は、とてもすばらし味覚をしています。素材の味をしっかりと味わえる人です。すばらしい。」と永井先生の称賛の言葉がありました。生徒たちは一つひとつ食べては感想を書いています。

 レトルト離乳食は本当に美味しくなっています。はじめから作る方が安全で愛情がこもってていいという考えもあるでしょうが、単に調理に時間をかければよいという事でもないでしょう。親として子育てと仕事の両立を自らの健康を損ねることなく果たすには、レトルト離乳食を利用するのも十分あっていいと思いました。生徒の皆さんはどう感じたでしょう。歯が生え始めた頃は、歯茎がむずむずと気持ち悪くなるものです。「バナナスティック」は適度な刺激が乳歯に伝わり、きっと気持ちよく感じるだろうなと思いました。

 楽しく学びながら、「子育てとは?」を考える意味の深い授業でした。