02.13.火  
ゲルマン人の大移動とローマの分裂〜2年「世界史A」
 1日よく晴れましたが、風は冷たく校舎の北側や中庭など陽が射しにくい所に雪が残ったままです。明朝も大阪はマイナス1℃と冷え込みそうですが、日中は気温が上がり春一番が吹くかもしれないという予報になっています。寒暖の差が激しくなりそうなので、体調を崩さないよう気をつけてほしいと願っています。

 今日は6時間めに2年1組「世界史A」の授業を見学しました。担当はH先生、教室はゆったりと広い社会科教室です。世界史Aは本校では2年次で全員履修して学んでいます。2単位なので量的には多くありませんが、H先生の授業はとても詳しく、また、授業プリントも丁寧で内容の濃いものになっています。生徒たちは先生の説明をよく聞いて、きれいにまとめながらノートに記録していきます。驚いたのは生徒のノートの美しさです。見開きの左側に配付されたプリントを貼り、右側に授業で学習した内容を記録するように定められていて、どの生徒のノートを見てもとてもきれいに作られていました。

 今日の内容は、ストア派哲学と当時の自然科学、そして、ゲルマン人の大移動とローマの分裂。栄華を極めたローマの中からなぜストア派哲学が起こり広く受け入られるようになったか、そのヒントが話のあちこちに散りばめれていました。
 また、東アジアで勢力を拡大していたフン人の西方への進撃によって、ゲルマン人の大移動が始まったとされること等、一つの史実について、その経緯や周囲との関わりや背景についても分かりやすく説明されていました。



02.13.火  
『詩』生徒作品集〜卒業を前に〜3年「国語表現」
 3年生を担当している国語科のM先生からもらいました。「8期生国語表現『詩』生徒作品集」と題された手作りの冊子です。ページをめくると生徒一人ひとりの手書きで、自由な詩が掲載されていました。パソコンやスマホばかりで、ペンを握り便箋に字を書くようなことをほとんどしなくなった今、とても新鮮でした。イラストと一緒に書いている人もいるし、縦書きやら横書きやら混ざっていてとてもいい感じです。名前はペンネームなので、M先生は分かっているようですが生徒同士も分かるのでしょうか。私は誰の作品か全くわかりませんでした。それでも、それぞれの「詩」に綴られた言葉が息を吹き込まれ飛び出してくるようです。飾り気のない素朴な温かく優しい詩がたくさん載っていました。
 「M先生のお気に入りはどの詩ですか?」と尋ねてみました。すると、ペンネーム「オレンジ」さんの作品を示され、「この詩にこの題をつけるところがほんとにいいなぁ」としみじみ。確かにとても素敵な作品で、「オレンジ」さんのセンスがピカリと光ります。

 ぬくもり
         オレンジ

夜ごはん
家にあるのに
バイト帰り 仲間と外食の日が続く
何も言わず母は待つ

次の日
私だけ前日の夜ごはんが朝ごはん

朝からカレー
   ハンバーグ
   鍋
   しょうが焼き

母の無言の圧力

もう許してください