02.05.月  
煮干しの解剖〜2年「生物基礎」実験@
 大阪府の全域に強風注意報、大阪市を除く地域に低温注意報が出ています。立春を過ぎてもまだしばらく寒い日が続くものですが、こんなにも寒く感じる日が続くのはあまり記憶がありません。冷たい西風にあおられて登下校もたいへんだと思いますが、生徒たちは今日も元気に学んでいます。

 5時間めに2年4組の「生物基礎」の授業を見に行きました。今日は生物実験室で、「煮干しの解剖」の実験です。担当はY先生、近くのスーパーで買ってきたカタクチイワシの煮干しを解剖し、脊椎動物の構造を理解します。煮干していても丁寧に解剖していけば組織を取り出すことができます。



02.05.月  
煮干しの解剖〜2年「生物基礎」実験A
 プリントのスケッチを見ながら外観を観察します。今日の煮干しはとても立派な煮干しです。背びれ、尾びれ、胸びれ、腹びれ、尻びれがはっきり確認できます。
 次に頭をはずし、さらに2つに割って頭の内部を観察します。脳、水晶体、視神経も確認できます。ピンセットまたは柄付針でそっと取り出し、えらも外してそれぞれ提出用のプリントにテープで貼りつけます。
 次に胴の部分を背割りして内臓を観察します。心臓は頭側についていることもあるので注意します。肝臓は大きな臓器です。肝臓の内側に胃がくっついています。卵巣や精巣も頑張れば見つけることができます。見つかった臓器は丁寧にプリントに貼りつけます。



02.05.月  
煮干しの解剖〜2年「生物基礎」実験B
 背骨を折ると糸状の白い脊髄と黒い血管が出てきます。お目当ての組織が全部見つかったら気づいたことや感じたことをプリントに書き込みます。煮干しもこうして立派に解剖でき、組織を確認することができます。その結果は人間の組織を知るのにとても役立つこともわかります。生徒たちは終始熱心に取り組んでいました。