01.24.水  
凍てつく
 この冬一番の寒さです。気象衛星の画像を見るとシベリアから吹き出した北西風が日本海上に出るや否や水蒸気をたくさん吸収して雪雲を次々と発生させながら日本列島に押し寄せているのがよくわかります。今日も日本海側を中心に全域で大雪となりそうです。
  不思議と中庭の池は一部が凍っているだけでしたが、鋭い氷面は凍てつく空気をより一層寒々とさせています。

 そんな中、玄関には柔らかいうす黄色の水仙の花が一輪挿しに飾られていました。聞くと、F先生が持ってきてくださったとのこと。心が温かくなります。
 生徒たちは寒さに負けずに頑張って登校してきています。それだけでも偉いなあと思います。今日はどんな一日になるでしょう。楽しみです。



01.24.水  
3年「レクリエーションスポーツ」最後の授業
 今日は、本校の普通科総合選択制最後の授業日です。3年生は普通科総合選択制最後の学年で、明日から学年末考査が始まります。
 2・3時間めは「エリア」の授業です。普通科総合選択制ならではの特徴ある科目が行われていました。今日はその最後の授業になります。

 2時間めグラウンドでは寒風吹きすさぶ中ソフトボールが行われていました。どうやら「レクリエーションスポーツ」選択生徒が「最後の授業に」と希望したようです。朝の正門での登校指導の際に担当のY先生が「体育館が空いているのに『ソフトボールがしたい』と言うんです。じっと守っていることが多いのに。」とにこやかにおっしゃられていました。
 生徒たちはとても楽しそうです。ぴゅーっと冷たい風が強まるたびに「寒い寒い」とはしゃぎながらも、とてもきっちりとゲームをしています。しっかり守ってしっかり打って走って素晴らしい光景でした。
 「こんなに寒いのにソフトボール?」とバッターボックスに入ろうとする生徒に訊くと、満面の笑顔で「あたりまえですよ!」と即答してくれました。元気いっぱいです。
 男女混合で4チーム、2面に分かれて真剣にゲームをしています。Y先生も「こんなにしっかりとゲームをするとは思いませんでした。」と喜んでられました。
 
 それにしても10m/sはある冷たい西風が吹きつけ、本当に寒く感じます。打席を待っている生徒たちはくっつくように連なっていました。楽しそうでこっちまで楽しくなってきます。



01.24.水  
発表会@〜3年音楽セクション最後の授業
 3時間めは音楽室に行きました。「音楽V」選択生徒の発表会です。この日のために、練習してきたとのこと、予めきれいなプログラムももらっていました。そこには、「みどり清朋高校最後の音楽セクションメンバー見に来てください!!」の言葉と、その下に12人の生徒とA先生の絵が描かれていました。

 はじめは全員でハンドベルによる松任谷由美の「春よ来い」の演奏です。とてもやさしい音色です。澄み切った鐘の音が幾重にも合わって美しい旋律が奏でられます。それでいて一つ一つの音が混ざることなく響き続けています。生徒の優しさが伝わってくるようです。
 ふと、カーテンの隙間からこぼれる真冬の日射しが隅に寄せられた机の上を明るく照らし、春を一層待ち遠しく思いました。



01.24.水  
発表会A〜アンサンブル3曲
 続いて3つのグループのアンサンブルを聴きました。
 
 初めはマリンバ・木琴・ピアノの5人による「我こそが海賊〜ジャックスパロウ」〜パイレーツ・オブ・カリビアンからお馴染みの曲の合奏です。リズムとテンポがぴったり合って見事です。きっとたくさん練習したことでしょう。ピアノの旋律とともに木琴の大らかで冒頓とした音が勇ましく気高く鳴り響きました。

 2曲目はピアノ、ベース、ドラム、ボーカルの4人で、宇多田ヒカルの大ヒット曲「First Love」です。4人の出す音のすべてが見事に調和し、ゆったりと優しい旋律となって聴く人を包んでいきました。悲しく切ない歌です。

 3曲目はギター、ベース、カフォンの3人で、奥田民生の名曲「愛のために」です。カフォンにはシンバルとタンバリンもセッティングされています。すでに何度も公演してきたような落ち着きで、3人ともとても上手く、久しぶりにこの曲を聴くことができてうれしく思いました。



01.24.水  
発表会B〜合唱/桜の雨・群青
 アンサンブルは3グループとも完成度は高く、どれも選曲もよかったです。心豊かになる時間をもらい、ありがとうございました。
 
 そして、最後は生徒全員による合唱2曲です。1曲めはニコニコ動画で話題になった「桜ノ雨」。聴いているうちに、今日は音楽セクションの生徒たちの「卒業式」で、今みんなで歌っているこの歌が3年間音楽を選択して学んできた生徒たちの「卒業のうた」だと気づきました。
 「教室の窓から桜のあめ ふわりてのひら心によせた…」
 いつのまにか仲間になっていた。今度は離れていく。その思いを歌っているように感じました。

 12人が最後に選んだ曲は「群青」でした。前日にいただいたプログラムにはこう書いてありました。
「この曲は決して単なる卒業ソングではない。福島の原発事故にて別れを告げることも再会を誓うことも出来ないままそれきりになった友だちへの心からのエールである。」 

 音楽は人を優しくします。歌う人も聴く人も。時には涙が出てきます。そうして心をつなげます。人と人とがつながり、また、優しくなります。

 最後に生徒の挨拶がありました。音楽エリアがあったからみどり清朋に進学したこと、みどり清朋で学んでよかったこと、たくさんお世話になった音楽のA先生への感謝の言葉…。12人の答辞を聴いているような気持ちになりました。

 心に残る時間をありがとうございました。目頭が熱くなります。

 



01.24.水  
4時間め〜最後の授業@
 4時間めになりました。北館2階の3年生の教室を見て回りました。3年生最後の授業、生徒はどんな表情をしているのでしょう。
 覗いてみると意外にいつもと変わりませんでした。講義を行っているクラス、考査範囲の勉強を数人のグループで教え合っているクラス、黙々と各自で数学の問題を解いているクラスと様々です。



01.24.水  
4時間め〜最後の授業A
 こうして8期生の教室に入るのも最後です。振り返ればあっという間でした。明日からの最後の考査頑張ってください。そして、胸を張って卒業してください。たくさん話をした生徒もいました。ありがとうございました。



01.24.水  
中学校訪問F〜孔舎衙・盾津東・玉川中学校に行ってきました
 午後からは、中学校訪問へ行ってきました。今日は孔舎衙中学校、盾津東中学校、玉川中学校の3校です。

 孔舎衙中学校はおそらく東大阪市で最も高い所にあるように思います。学校からの眺望は素晴らしく、遠くにハルカスもはっきり見えます。夜は夜景がきれいだろうなぁとも思いました。本校から自転車で40分ほどで着きました。思っていたよりは早く着きましたが、この距離を毎日自転車をこいで通学している生徒は偉いなぁと思います。
 今日は私立高校の出願日です。ご多用のところ、校長先生はゆったりと時間を取ってくださり、いろいろとお話しすることができました。ありがとうございました。

 次に盾津東中学校を訪ねました。孔舎衙からの道のりは強い西風に邪魔をされてなかなか前に進めませんでした。何とか辿り着く頃には3年生が次々と私立高校の出願を終えて学校に帰っている所でした。申し訳ないと思いましたが、校長先生とお会いしてお話をすることができました。中学校が期待する本校の姿についてもご教示いただきました。生徒にとってより魅力ある学校になるためには部活動を活発にすることがとても重要だと改めて感じました。ありがとうございました。

 次に玉川中学校へ行ってきました。約束の時間よりずいぶん遅れてしまったのに、丁寧に応対してくださりありがとうございました。来年度の1年生に焦点を当てて、本校教育の取り組みについてお伝えしました。高校生と中学生が交流する機会を持ちたいことや日頃から連絡を密にし、生徒に係る中高の移行支援を充実させることなど確認することができました。帰るころには部活動があちこちで行われていました。遅くまでありがとうございました。

 こうして中学校を訪問することは、学校経営計画を立てる上でもとても参考になります。明日も3校訪問する予定です。