至福の朝
冬の朝、池は温度によって表情が随分変わります。先週は氷が張っていましたが、今朝は湯気がたくさん立っています。昨日の暖かさで水温も上がったのでしょう。温泉の湯けむりと同じで、水温と気温との差が大きいほど蒸気霧が発生しやすくなります。おかげで出勤前に本校の目の前で幻想的な景色を見ることができました。
今日の大阪の日の出は7時04分。本校があるこの地では、東側に生駒の峰があるために30分ほど遅れます。日の出の瞬間は大変美しく、「ご来光」と名付けたくなるのもよくわかります。私はその少し前の刻々と景色が変わる僅かの時間がとても好きです。今朝はロンドン橋を渡る時にちょうどそのタイミングを迎えました。
出勤前、本校を目の前にまた「寄り道」してしまいました。自転車を降りて治水緑地の階段を下りて水際まで行きました。至福の時です。この景色を満喫せずに素通りするわけにはいきません。水鳥たちも水に浸かっている方が温かそうで、どこに向かうともなくゆっくりと漂い、景色の中に溶け込んでいきます。
やがて日の出の瞬間が訪れました。今朝もこんなに美しい景色を見ながら出勤できる幸せを感じています。