01.15.月  
あったかくして本を読もう
 小正月の朝、治水緑地の池の畔に水鳥が寄せ合うように集まっています。どうやらそこだけ氷が張っていないようです。太陽が生駒の峰から顔を出すまであと数分、空は少しずつ青さを増してきました。影のない柔らかな光に包まれた景色が広がっています。学校の南側の焼却場の背の高い煙突から出た煙がまっすぐに立ち昇り、ふわりと消えていきました。日中は寒さも和らぎ、一日いい天気になりそうです。

 図書室入口の掲示板は、季節ごとに衣替えしていつもいい感じです。今月初めから「お正月バージョン」になっています。新着図書の紹介や図書委員制作の「図書だより新春号」、3年保育エリア生徒が作成した楽しい「あったかいこたつで本を読もう!!」のポスターは思わず触ってみたくなります。本校の図書室は決して特別に広いわけではありませんが、新刊や話題の本など読んでみたくなる本がいっぱいあります。
 そういえば長い間小説を読んでいないように思います。時間を見つけて、また、読んでみたくなりました。



01.15.月  
2年「現代文演習」
 3学期が始まって今日でちょうど1週間、初めての月曜日の時間割です。2年の「現代文演習」では、予め各自で問題を解いたあと、問いに対してグループで答えを出し合ったり、なぜそう答えたか根拠を説明したりしながら学んでいきます。今日から1、2組を担当することになったT先生は、本校1期生で生徒たちの先輩でもあります。T先生は1年生の一部のクラスでも教えることになりました。短い期間ですがよろしくお願いいたします。



01.15.月  
がんばる持久走
 1時間め1年7組男子体育は持久走です。3周3.75qを少しでも早く走れるように自分とのレースです。
 私たちヒトを含む大型哺乳動物が走る速さは、短距離ではヒトより早く走る動物はたくさんいますが、長距離(持久走)は私たちが最も早く走ることができると聞いたことがあります。
 今から700万年以上も前、東アフリカのジャングルで樹上生活をしていたサルが地に下りて二足歩行を始めたのが私たちの祖先だと言われています。鋭い爪や牙、鎧のような硬い皮膚も持たない私たちの祖先が生き延びていくためには、想像を絶する苦難がたくさんあったことでしょう。今や世界の人口は74億4700万人。毎日20万人、1年で7000万人ずつ増加しています。
 その理由は、大きくなった脳により賢くなったからだけではなく、むしろサルからもらった抜群の身体能力と、新たに獲得した図抜けた移動能力にあると言われています。
 机に向かって勉強ばかりしていては、強く逞しく次代を生き抜いていくことは難しいかもしれません。時にはただひたすらに走り続ける力が必要な時があるように思います。大仰かもしれませんが、持久走は、私たち人間の原点に触れる授業だと言えるかもしれません。
 そうこう考えているうちに1位の生徒がゴールぬ向かってラストスパートしてきました。みんな自己ベスト更新をめざして頑張ってください。