12.13.水  
天使の梯子
 今日は午前中出張のため、学校に着いたのは昼過ぎになりました。いつものように東花園駅から自転車に乗ってお気に入りの土手をこいでいきます。平坦で視界を遮る建物がないのですぐに本校が行く先に見えてきます。
 上空に強い寒気が入っているようで鉛色の冬の積雲が分厚く横たわっています。日本海側では豪雪による被害も出ていました。日本は四季折々の美しい景観や豊かな自然を有する一方で、豪雨豪雪、台風など様々な気象災害が発生する地にあります。世界一大きな大陸と海洋の境界に沿って細長く位置するこの国が持つ宿命なのでしょう。

 寒々とした景色の中を行くと、校舎の向こうに雲と雲の隙間から太陽光が無数の筋となって大地に降り注いでいるのが見えました。豪雪地域では、今冬もまた、たくさんの雪で不便な生活を強いられることになるのではと案じていますが、天使の梯子を見ながらいいこともたくさん降り注いてくるような日々になればと願っています。心豊かに生きたいものです。

 治水緑地ではわさわさと生い茂ったススキを根元から刈り取っている音が聞こえています。一つの季節が終わろうとしています。



12.13.水  
創作部〜製菓体験@
 放課後、調理室が賑わっています。創作部18人の生徒が集合し、クリスマスケーキ作りに挑戦していました。
 講師は「大阪調理製菓専門学校」の製菓総合本科学科長の畠中先生です。今日は、本校創作部のために助手の先生方と一緒にクリスマスケーキの作り方を教えに来てくださいました。
 
 作るケーキはクリスマスケーキの定番「ブッシュ・ド・ノエル」。まずは、ココアパウダーを入れて生地づくり。オーブンで10分、ふかふかの四角い生地ができました。さあ、これからどんなふうにして可愛いケーキの切り株ができるのでしょう。先生の実演が始まりました。部員の皆は真剣な表情で先生の指の先を見つめています。



12.13.水  
創作部〜製菓体験A
 畠中先生は次々と細やかな飾り付けを鮮やかにやっていかれます。ロールケーキに先ほど作ったばかりのチョコクリームを塗り、フォークで縞しまの線を入れると本物の切り株みたいになりました。木苺とラズベリー、そしてサンタさんと柊の葉、「Merry Christmas」のプレートを乗せて、全体に緑のつる草と葉っぱも描きます。さすがプロの腕前です。
 仕上げに白い雪を降らせ、最後にふわりとクモの巣を乗せて完成しました。ケーキ屋さんに並んでいるクリスマスケーキを作るところを初めて見たので感動です。見るだけでも楽しくて心が温かくなる「ブッシュ・ド・ノエル」です。



12.13.水  
創作部〜製菓体験B
 さあ、「自分たちでやってみよう」の時間です。それぞれのテーブルに分かれて、同じようにケーキ作りが始まりました。簡単そうに見えましたが、クリームを塗るだけでもなかなか難しそうです。でも、そこは創作部。すぐに上達し、みんな上手においしそうなケーキを作っていました。さすがです。

 創作部の皆にとって、とてもいい体験になりました。ありがとうございました。