天使の梯子
今日は午前中出張のため、学校に着いたのは昼過ぎになりました。いつものように東花園駅から自転車に乗ってお気に入りの土手をこいでいきます。平坦で視界を遮る建物がないのですぐに本校が行く先に見えてきます。
上空に強い寒気が入っているようで鉛色の冬の積雲が分厚く横たわっています。日本海側では豪雪による被害も出ていました。日本は四季折々の美しい景観や豊かな自然を有する一方で、豪雨豪雪、台風など様々な気象災害が発生する地にあります。世界一大きな大陸と海洋の境界に沿って細長く位置するこの国が持つ宿命なのでしょう。
寒々とした景色の中を行くと、校舎の向こうに雲と雲の隙間から太陽光が無数の筋となって大地に降り注いでいるのが見えました。豪雪地域では、今冬もまた、たくさんの雪で不便な生活を強いられることになるのではと案じていますが、天使の梯子を見ながらいいこともたくさん降り注いてくるような日々になればと願っています。心豊かに生きたいものです。
治水緑地ではわさわさと生い茂ったススキを根元から刈り取っている音が聞こえています。一つの季節が終わろうとしています。