11.30.木  
9期生修学旅行結団式
 2時間めの生物基礎の試験が終わりました。2年生は今学期全ての考査が終わり、3時間めは修学旅行参加生徒と14人の先生が体育館に集まり、「結団式」を行いました。明後日いよいよ八重山への旅が始まります。
 はじめに「手つかずの美しい自然を満喫し大いに楽しみながら、この地で生活する人の息づかいや想いを沖縄が歩んできた歴史とともに感じ取ってほしいこと、また、旅行から帰ってからも仲間づくりをして9期生全員がつながり、『みどりでよかった』と思える学年にしてほしいこと」を伝えました。
 次に添乗員の旅行業者の3名の方の紹介がありました。看護士、写真屋さんも同行します。また、現地で2名の女性添乗員の方と合流し、安全で安心して旅行ができるように5名の添乗員さんに付き添ってもらいます。

 全体で集まった後は、A、B、Cの3つグループに分かれて体育館の隅に移動し、それぞれ付き添う先生から諸注意がありました。
 明日は3時間めまで授業で、4時間めに各クラスで最終の確認をするので、全員栞を持ってくるようにと連絡がありました。

 結団式が終わった頃、雲間から光がふわりと射してきました。てるてる坊主さんのおかげでしょうか。旅行先の天気も良くなる事を暗示していると思ってもいいでしょうか。良い天気に恵まれ最高の度になることを願っています。出発まで体調管理に十分気をつけてほしいと思います。



11.30.木  
「ドイツ国際平和村」の活動〜3年人権学習
 3年生は午後から人権学習を行いました。今回は「ドイツ国際平和村」の活動を通じて今世界で起きている現状を知り、いのちの尊厳について考え、戦争と平和について考えることです。
 題材は2015年8月15日に放映されたMBS「世界ウルルン滞在記」。DVD「戦場で傷ついた子どもたち〜ドイツ国際平和村の10年〜」を見て、スクリーンに映る子どもたちの心に思いを馳せ、当事者の気持ちになって何を大切にすべきか、どんな人間の社会を作るべきかを考えます。
 世界中の子どもたちが幸せに、少なくとも人間らしく生きることができる日が来るには、何をすればよいのでしょう。争いのない戦争のない人間の社会をつくることは不可能なのでしょうか。それが人間の力の限界なのでしょうか。アンゴラで産まれ育ち、そして深く傷つき、国を離れて暮らす子どもたちの瞳の奥にどんな世界が映っているのでしょう。

 子どもの生きる権利が脅かされているのは、遠い海の向こうだけではありません。「子どもの貧困」の問題は日本でも年々深刻になっています。原因が戦争ではないにせよ、この国でたくさんの子どもたちが傷つき、人間らしく生きる権利が脅かされている現実とどう向き合うか、自分に何ができるかを考えることは、卒業して社会に出ていく前にすべき大切なことの一つに違いありません。

 生徒たちは今日の授業の感想をそれぞれに書きました。期待したいのは無感や無力ではなく、希望と意思が綴られていることです。



11.30.木  
「ノートの取り方講座」〜1年総合学習
 1年生は午後から2時間連続で「ノートの取り方講座〜能動的にメモをとり、学ぶことを知る」を学びました。講師はKE教育コンサルタント代表の蔵下克哉さんです。
 高校生は板書の写し書きだけではなく、先生が話している内容を常に考え、自分自身が理解できたものを書くことが大切だと述べられていました。そして、「使えるノート・見やすいノート」を作ることだと迫力ある口調で話されました。
 では、「使えるノートとは・見やすいノートとは」どんなノートなのでしょう。すぐに4人グループでの話し合いが始まりました。みんな積極的に話し合って記録していました。5分タイマーの計時が0:00になり、発表の時間になりました。

 「誰か発表したい人はいませんか。」
 体育館で1年生全員がいる中で手を挙げるのはなかなか勇気がいりそうです。
 「はい。」
 元気に1人、7組の生徒が手を挙げました。立派です。
 「では、あなたのグループ全員立ってみんなの方を向いて発表してください。」
 側にいた3人は少し意外そうでしたが、堂々と凛々しく感じました。

 「字を大きくきれいに」「色ペンを上手に使う」「たくさんメモをとる」…他のグループからも意見が出ました。中でも「未来の自分のことを考えて分からなくなりそうなことをメモっておく」という意見はとても心に残りました。

 10分間の休憩のあと、今度は実際に有効なメモを取る練習です。講師の先生が、東京五輪に関する新聞記事について口頭で5分間説明したことを上手にメモします。
 そして次はペアワークです。自分で取ったメモを見ながら1分間で相手に説明します。上手に説明できたでしょうか。最後に講師の先生が「自分自身のノートを使って、授業の再現ができ、しかもわかりやすく第三者に説明ができれば更に理解度が深まる。普段の授業で能動的にノートを取ることが大事です」とまとめられていました。

 生徒は皆、よくメモをとっていました。中には白い紙が字でいっぱいになるまで書いた人や、瞬時にいろいろな色のペンを持ちかえて、まことに分かりやすく見やすいメモを取っていた人もいました。この2時間でノートの取り方が進化した生徒が一人でも二人でも多くいればいいなと思いました。ご多用のところありがとうございました。



11.30.木  
三の酉
 今日は「三の酉」。11月3回めの「酉」の日を昔から「三の酉」と言い、「『三の酉』がある年は火事が多い」などと言われていたようです。根拠は様々あるようですが、この頃から火を起こして暖を取ることが多くなるからでしょうか。
 11月も終わりを迎え、修学旅行から帰った翌日の6日からは真冬並みの寒さがやってくる予報になっています。週明けから1、3年生は期末考査、風邪など引かぬよう気をつけてください。



11.29.水  
データベース1級小テスト〜3年「情報の科学」
 曇天の朝、始業の予鈴が鳴る頃にはぽつりぽつりと雨粒が落ちてきました。生徒は何とか濡れずに登校し、2年生は古典Bまたは化学の考査に取り組んでいます。

 南館2階のPC教室では3年生選択科目「情報の科学」のテストが行われていました。問題は「データベース1級」の水準で、Accessを使ってデータベースを作成するというハイレベルです。
 先生用モニターにはタイマーが大きく映し出されています。16名の生徒が黙々と取り組んでいました。週2時間8か月の授業で、こんなに高度な課題を悩むことなくすらすらとできるようになっていることに感激しました。



11.29.水  
校長室前の写真展示をリニューアルしました
 11月18日の学校説明会に間に合うようにと、校長室前の展示写真を今年度のものに貼り換えました。生徒たち生き生きとした地域連携の様子をメインにしています。
 本校のありのままをお伝えしたく、4月1日に着任してから「校長だより」に毎日の出来事を掲載してきました。貼り付けた写真も1,000枚以上になっていると思います。廊下にも貼って生徒の皆さんにも見てほしいと思う写真がまだまだたくさんあります。もっともっと互いに知り合い、一人ひとりが素晴らしいことに気づき、支え合い高めあうような生徒集団を作ってほしいと願っています。

 ときには、人とうまく付き合っていくことがしんどくて、たくさんの人の中で生きていくことが窮屈に感じることもあるでしょう。でも、人の優しさに触れ、自分ひとりじゃないことに気づいたとき、とても温かい気持ちになります。そして、自分も誰かを温かくできるよう心豊かで優しい人でいたいと思います。
 
 週末からは修学旅行に同行します。現地での生徒の様子や美しい景色などを写真や言葉でたくさんお伝えしようと思っています。



11.29.水  
頑張る1年生
 考査1週間前の放課後、4階の教室では1年生が頑張って勉強しています。職員室前の廊下では英語のO先生がマンツーマンで教えられていました。隣の教室では、数学のH先生、M先生が数学を教えに来ています。大勢の生徒が集まり、もはや補講形式になっていました。2次関数の判別式を使って答えを導く問題や、接弦定理等を使って角度や線分の長さを求める問題等、それぞれが頑張っています。
 
 すでに外は真っ暗、6時間の授業が終わってさらに残って勉強しているのに、疲れた様子もなく、生徒の表情は明るくとてもいい顔をしています。

 下校はひとりで帰らず、安全に気をつけて帰ってください。そして、家でもうひと頑張りしてください。



11.28.火  
青青と
 1、3年生は今年最後の7時間めの授業がこれから行われます。期末考査直前、生徒たちは集中を切らさずにしっかり授業に参加することを願っています。

 今日は昨日よりも増して暖かい一日になりました。空は一段と深く真っ青に晴れ上がっています。校舎もグラウンドも山も空も皆くっきりと美しく感じます。



11.28.火  
白い月と青い空と燃えたつ山
 時計塔のすぐ横、真っ青な空の中にぽつんと白く上弦の月がいます。あと数時間もすれば空高く輝くことでしょう。繰り返しになりますが、本当に今日の空は青青としています。空ばかり見ていると沖縄にいるようです。

 生駒山の方では紅葉がちょうど見頃のようです。色とりどりの細やかなちぎり絵のようで、午後の光に映えて綺麗です。やはりここは大阪でした。
 山の稜線から手前にのびる尾根がつくる形を見ると、二等辺三角形が幾重にも重なって並んでいるのが分かり、この場所に活断層があることがよくわかります。「生駒断層」と呼ばれる南北に連なる逆断層で、数千年から1万年位に1回のペースで断層を境に奈良側が1〜2mほど高くなる運動を繰り返してきたそうです。生駒断層は当分は動かないだろうと言われていますが、日本にはこのような活断層や断層によってできた地形がたくさんあります。

 それにしても暖かく穏やかな午後です。



11.28.火  
大きなてるてる坊主
 2年生の廊下の窓ガラスに貼られている八重山の地図に掛けられていたてるてる坊主がビッグサイズになりました。いよいよ週末から八重山への旅が始まります。

 栞も早々とでき、あとは生徒たちがしっかりテストを頑張り、体調を崩さずに気をつけて、土曜日の朝を気持ちよく迎えてくれるばかりです。
 また、現地の天気も気になります。今日のようにすっきり晴れてくれれば言うことなしですが、年間を通して雨の多い場所なので、4日間とも晴れるという幸運に恵まれるかは、大きなてるてる坊主さんに掛かっています。

 気になるので気象庁の週間予報を見ました。どうやら1日めと2日めの天気があまりよくなさそうな予報が出ていました。1日めは4島に分かれての民泊、特にカヤマ島はテントでの宿泊なので雨は勘弁してほしいと願い、てるてる坊主さんへの期待が強まりました。

 晴れれば星空も見事でしょう。丸く膨らんだ月と一緒にたくさんの星がキラキラと瞬くのを見れるかもしれません。

 2学年の先生方は考査の採点等と修学旅行の準備が重なり、ハード・ワーキングの毎日です。生徒の皆さんも期末考査を頑張っていますが、先生方も頑張っています。ともに楽しい素晴らしい旅になりますよう願っています。



11.27.月  
湯気立つ朝
 おはようございます。11月も最後の週になりました。2年生は期末考査2日め、1、3年生も考査1週間前を迎えました。昨日の女子バスケットボール部1年生の練習試合は大勝したそうです。

 今朝は山裾にかかる霞が濃く学校の方までうっすらと広がっているように見えます。ロンドン橋のたもとの池は、水面から白い蒸気霧が立ちのぼり、少し幻想的ないい感じです。自転車を止め階段を下りて池の畔に向かいました。



11.27.月  
池の畔で
 通勤途中でこのような時間を持つことができ、とても幸せに感じます。

 水面に映る木立の間を水鳥がそよそよと行き来しています。朝の光が水際に漂う白霧を透りぬけてキラキラと水面を輝かせています。

 たった数分のことですが、穏やかで柔らかな気持ちになりました。階段を下りてきたことに満足し、今朝も気持ちよく出勤しました。校長室には、今日は小春日和になりそうな日差しがレースのカーテン越しに入っています。



11.27.月  
小春日和
 午後、とてもいい陽気になりました。5時間めグラウンドでは1年5、6組の体育が行われていました。男子は北側でハンドボールのゲームを、女子は西側でハードル走の計測を行っているところでした。

 空は青々と、所どころに色づいた山の稜線を際立たせています。



11.27.月  
1年生「プチ勉強会」
 1年生も今日から部活動停止になりました。その時間を勉強に充てようと、今日から1週間、「プチ勉強会」が企画されました。授業が終わってすぐに帰宅せず、2時間教室に残って集中して勉強しようというものです。教室内は私語禁止ですが、クラスメイトが頑張っている姿をそばで感じながら勉強できるので、モチベーションを高く保池続けることができるようです。
 教室をひと回りして様子を見てきました。数学、英語、国語、現代社会、化学、保健…。取り組んでいる科目は人によってそれぞれです。多いクラスで十数人、全体で50名ぐらいでしょうか。みんな黙々と頑張っています。



11.26.日  
全統センタープレテスト
 11月最後の日曜日。今日は全統センタープレテストが全国各地で行われ、1月12、13日に実施されるセンター試験の受験生の多くがチャレンジします。
 本校からも3年生数十人が受験予定。今頃、会場に向かっているところでしょう。本番と同じつもりでリラックスして最高の集中力を発揮してください。
 
 忘れてならないのは、現役生はこれから年始にかけて、まだまだいっぱい伸びるということです。模試の判定結果より誤答の分析を丁寧にして、弱点の補強に努めてください。あきらめず、今できることを精一杯行い、最後まで強気で挑むことができる限りを尽くすことだと思います。頑張ってください。



11.26.日  
第7回大阪マラソンに来ています
 今年で7回めを迎える大阪マラソンに来ています。本校吹奏楽部が応援演奏をしていた時もありました。今年も盛大に行われています。
 私は、今年はスタートから約29〜31qの西成〜住之江ブロックで、ランナーの皆さんが安全で安心して走ることができるようにと、大勢のスタッフやボランティアの方々が協力して運営されているのを見守っているところです。
 地域住民の方には道路の横断ができずに大変不便な思いをさせてしまっていますが、ボランティアの方々が自転車や車いすを担いで歩道橋や地下道を運んでくださり、少しでも不便さを解消しようと頑張ってくださっています。

 朝9時に大阪城をスタートし、僅か55分ほどで車いすランナーの先頭が通過しました。それから約30分でマラソンの先頭が通過しました。いま、たくさんのランナーが次々と通りすぎています。ランナーの皆さんのエネルギーがいっぱい伝わってきます。頑張ってください。



11.26.日  
大会を支える
 ひとつの市民マラソンを無事に運営するには、綿密な計画と準備、大勢の方との打ち合わせが必要なのは様子を見ていてすぐにわかります。歩道橋を自転車を担いで運ぶ人、公園に設置した救護所や仮設トイレ、そこにいる医師などのスタッフ、おびただしい数の紙コップに飲料水を入れて並べるボランティアの方…。警察も消防も一緒に活動しています。
 沿道で3万人のマラソンランナーから元気をもらいながら、皆さん自分の役割を見事に果たされています。



11.26.日  
支え合う
 流石にトップランナーの集団にはいませんでしたが、時間が経つにつれいろいろなコスチュームに身を纏ったランナーをよく見かけるようになります。どう見ても走りにくそうな着ぐるみを来ていたり、サンタクロースの格好で「暑い暑い」と楽しくぼやきながら走っている人など様々です。
 沿道で声援を送っている人もいろいろな格好をしていたり、ユニークで心温まる看板を掲げていたり、かなり時間をかけて準備をして応援に臨んでられる方も少なくありません。岸里交差点では地元の中学校吹奏楽部が演奏して熱いエールを送っていました。

 ゴールしたランナーの皆さんは口を揃えて、「沿道の多くの声援があったから完走できた。」と言われます。しかし、ランナーを応援ている人たちもまたランナーからエネルギーをたくさんもらっていることが間近にいるとよく分かります。

 頑張っている人のそばにいると元気になります。互いに「支え合う」関係が自ずとできていることを感じ、何か大切なことを感じている気になります。人と人が感動的で心から信頼のあるつながりを広げていくヒントがここにあるように思います。

 約5時間歩き回って足は随分疲れましたが、大会に審判員として関わりながら、心温まる時間を持てたことに感謝の思いです。多くの府立高校の生徒も本大会に関わってくれました。ありがとうございました。
 



11.25.土  
すじ雲とわた雲
 明るく穏やかな朝を迎えています。空高い所は冷たい風が吹いているのでしょうか。巻雲が薄く横に広がり箒で掃かれたように筋状になっています。
 朝からの日射で地面が温まっているのでしょう。一方、下の方に一塊の積雲がぽっかりと何処へ行くともなく留まっています。葉を落しで赤裸になった桜の枝が、今朝は少し柔らかく見えます。

 グラウンドでは1年サッカー部が顧問の先生も入って5対5のゲームをしていました。明日は中河内リーグの会場になるとのこと。部員たちが大会の運営を支えてくれます。

 体育館では女子バスケットボール部が実戦形式の練習を頑張っている所でした。明日は、大教大附天王寺高校へ練習試合に行くそうです。応援しに行きたいところですが、明日は大阪マラソンの競技役員が当たっているので残念です。寒いので怪我のないように気をつけて頑張ってきてください。



11.25.土  
グラウンドの銀杏
 グラウンドの南側には背の高いイチョウの木が10本ほど並んでいます。イチョウは裸子植物の中でもソテツと並んで古く、その葉の形や葉脈は独特です。
 大阪の銀杏の落葉は、平均して毎年11月30日頃と言われています。間近で見ると半分くらいの葉が落ちているようです。今年もいつものように冬を迎えようとしていました。
 明日で1年生も部活動が休みになり、期末考査が終わって再びグラウンドに出る頃には、葉もすべて落ちてすっかり寒くなっているかもしれません。
 
 これから山本高校の90周年記念式典に出席しにプリズムホールへ向かいます。部屋に戻り際、ハクセキレイが長い尾を上下に振り振りきょろきょろと周りを見ていました。近づくと、「ピッピッ、ピッピッ」と鳴いて飛んでいきました。 



11.24.金  
2年生「2学期末考査」始まる
 今日から一足早く2年生の期末考査が始まりました。1時間めは「英語表現U」と「英語理解」、8教室に分かれて一斉に始まりました。生徒たちの真剣が伝わってきます。
 最終日は11月30日。体調管理に気をつけて頑張ってください。



11.24.金  
1年生だけで部活動頑張る
 2年生が考査中なので、部活動は1年生だけで頑張っています。夕方気温もかなり下がってきましたが、いつものように元気に練習していました。

 硬式テニス部は男女とも3年生の先輩が練習に入ってくれていました。冬に公立高校大会があるそうです。
 ソフトテニス部も風に冷たい西風に負けずにサーブ練習をしていました。「ファーストサービスが入らないとゲームを作れないぞっ」と顧問の先生の激励の声が飛んでいました。なかなか力のこもったいい球がコートに打ちこまれていました。



11.24.金  
サッカー部、硬式野球部も1年だけで
 ハンドボールコートではサッカー部1年生が4対4のミニゲームをしていました。マネージャさんもしっかりと見守っています。
 硬式野球部はグラウンドでは顧問の先生のノックを受けていました。外野への飛球は風で流され目測が難しそうです。ブルペンでは力を入れてキャッチボールをしていました。
 陸上部はちょうど練習が終わった所で後片付けをしているところでした。男子バスケットボール部は治水緑地の外周を走っていました。
 みんな寒さに負けずに頑張っています。1年生だけでも立派に行っていました。



11.24.金  
体育館では女子バスケ、バドミントン、ラグビー部
 体育館では女子バスケットボール部とバドミントン部がフロアを二分して使っていました。2年生がいないのでいつもと同じ練習ができないかもしれませんが、それぞれモチベーションを落とさず、熱心に頑張っていました。
 1階のトレーニングルームではラグビー部合同チームが筋トレ中でした。フィジカルの強さが大きく影響するスポーツで、また、もちろん怪我の防止にもなるので、しっかり体幹を中心に筋力アップを図ってください。

 隣の第二体育館では卓球部がちょうど練習を終えた所でした。

 それぞれに1年生でできることを精いっぱい頑張っています。視聴覚教室からは軽音楽部の楽器の音が聞こえてきていました。今、できることを懸命に頑張る強さを持った部員の皆さんに頭が下がります。

 部活動を続けると、自分でも予期しなかった大切なものが得られることが多くあります。部活動に入っていない人も、今からでも「やってみようか」と少しでも思うことがあるのなら、一度覗いてみるのもいいでしょう。おおよそ動いて後悔することより、動かなかったことを後悔することの方が多いものです。新たな仲間もできて学校に来るのがもっと楽しくなるかも知れません。



11.23.木  
1年ガッツリ勉強会
 秋時雨は夜のうちに通り過ぎたようです。今日はグラウンドではラグビー部、体育館ではバスケットボール部が朝から練習しています。

 1年生は「1日ガッツリ勉強会」です。予めアナウンスして登録した生徒が9時から16時までガッツリ勉強します。携帯・スマホはもちろん廊下のロッカーに入れ教室では私語一切なし。自分と向き合う時間です。
 自宅ではなかなか勉強に集中できなかったり、休みだからといつまでも寝ていたり…、それではいけないと生徒たちが集まりました。担任の先生も温かく激励のまなざしを送られています。



11.23.木  
ガッツリがんばる一日
 午前9時、一斉に勉強が始まりました。生徒はそれぞれ何をするか計画を立ててきているようです。クラブ活動の後、午後から参加する生徒もいます。

 1年生の冬にしっかり勉強して頭を鍛えると、春にはグーンと力が付いてくるもので、スポーツの冬季トレーニングと同じだなぁと感じます。自分を追い込もうと参加した生徒は立派です。自信をもって頑張ってください。



11.23.木  
男子バスケットボール合同練習
 体育館ではヒューマンアカデミーバスケットボールカレッジからコーチングに来ていただき、大商大高、花園高、本校の3校の合同練習を行っています。

 元全日本チームのスター選手も来ていただいて教えてもらい、部員たちにとっては最高の刺激を受けていることでしょう。足の運び、ボールコントロール、視線などより高いレベルのスキルトレーニングを受けていました。練習は常にその目的と目標を意識しながら行うことが大切です。今日の練習がこれからの練習に活かしていけるよう、高い意識を持って臨んでください。

 素晴らしい機会をくださり、ありがとうございました。



11.23.木  
ラグビー部合同練習試合
 グラウンドでは、柏原高、八尾高と、本校を含む公立合同チーム(みどり清朋、布施北、花園、布施、枚岡樟風、八尾北、旭、市岡、守口東、門真西、泉尾、今宮工科、西野田工科の13校)の3チームによる練習試合が行われています。ゴールポストの立つグラウンドを本校で見るのは初めてで、とても嬉しくなりました。

 高3のちょうど今頃、クラスでチームを作り毎日のように練習して入試の直前まで対校戦をして泥だらけになっていたのを懐かしく思い出します。かつては多くの公立高校で単独チームを組むことができていましたが、最近は競技人口が減ったのか他校と合同チームを組んで大会に出ることが多くなりました。中でも13校の合同は珍しいと思います。普段、全員が揃って練習することも難しいでしょうが、一人ひとり意欲的に頑張っていることがとても素晴らしいです。また、生徒の活動を支える顧問の先生方の思いに頭が下がります。

 南側に並ぶ背の高いイチョウの葉がまだ残るグラウンドにホイッスルが鳴り響きます。30分1本のゲームが始まりました。



11.23.木  
モールから押し込む
 対八尾高戦では開始12分、合同チームがモールから押し込んでトライを先制しました。本校からは背番号10の山本くんがスタンドのポジションで出ています。
 その後、逆にトライを決められて5−5になり、そのままノーサイド。両チームとも集中を切らさずいいゲームでした。
 
 久しぶりに間近でラグビーゲームを観ることができ、幸せでした。ありがとうございました。



11.22.水  
3年「英語表現U」〜強調構文を中心に〜
 小雪の朝、暦通り寒くなりました。西から二つ玉低気圧が近づいてるとのこと、天気も徐々に下り坂になり、雲が広がってきました。
 
 2年生は今日で授業が一段落で、明後日から一足早く期末考査が始まります。インフルエンザで欠席している生徒が4人いますが、うがいの励行など体調管理には十分気をつけてください。

 2時間め、3年生「英語表現U」の授業を見学しました。担当はK先生です。今日は教科書P.78〜P.79、‘It is 〜 that'の強調構文など語順を変えて強調したいことを表現する英文の学習と演習です。

@ It is a nutritionist that I want to be in the future.
「栄養士こそ、私が将来なりたいものだ。」
A The fsct the she was a reporter surprised us.
 「彼女が記者であったという事実に、私たちは驚いた。」

 @は和文英作も容易にできそうですが、Aの場合はこの文型がさらりと出てくるのは難しかもしれません。だから同じような英訳をたくさんドリルすることが必要でしょう。
 
 Who on earth are you?
 「一体あなたは誰ですか。」
 疑問詞や最上級を強める‘on earth'も英語らしい面白い言葉だと思います。今日学習したことが普段の会話で使えるようになりたいなぁと思いました。K先生は一文一文とても丁寧に教えられていました。

 Never did I dream of becoming a science teacher.
 Variety is the spice of life, for sure!



11.21.火  
澄みわたる
 凛凛と佇む空気をうす黄色の光が貫いて町がきらきらと光っています。昨日は、金剛山から昨年より約1か月も早い初冠雪の知らせがやってきました。暦の上では明日は「小雪」。季節どおり冷え込んだ朝になりましたが、空は青々と澄みわたり、霞もなく穏やかです。
 今週の授業日は3日間だけですが、2年生は週末から期末考査が始まり、1、3年生も考査1週間前を迎え、学校全体が勉強モードに入っています。



11.21.火  
和文英訳を頑張る〜3年「英語読解演習」
 今日は午後の3時間の授業を見学しました。5時間めは学校設定科目の3年「英語読解演習」、担当はK先生です。生徒は19人、ゆったりと少人数でアットホームな雰囲気です。始めに宿題の和文英訳5題の答案を指名された5人が各々黒板に書きます。
1.金持ちは貧しい人を助けるべきだ。
2.彼は自分が入学試験に合格したことを聞いてとても興奮している。
3.時間が遅かったが、私たちは彼の自宅を訪ねることにした。
4.その電車はあまりに混雑していたので、私はほとんど身動きできなかった。
5.あの有名な古いオーストリアのバイオリンは100万ドルで売れた。
 それぞれ英語らしい言い回しを知っていれば簡単にできる問題のようです。例えば、「the+形容詞」で「〜な人たち」、「形容詞+as+S+V」で「〜ではあるが」は知っておくととても便利そうです。
 指名された生徒が前で黒板に答えを書いている間、他の生徒たちは教え合いをしています。全員書いて席についたら、早速先生が確認していきます。

 続いて今日の範囲です。和文英訳のポイントの一つは、「いかに簡単な単語を使って日本語と同じ意味になるような言い回しができるか」にあるでしょう。K先生は一問一問丁寧に説明しながら生徒の様子を見て進んでいきます。すでに進路が決まっている生徒も、卒業するまでに英語に親しんでほしいと願っています。



11.21.火  
1年「現代社会」〜平和主義と国の安全について〜
 6時間めは1年4組の「現代社会」を見学しました。担当はN先生です。
 まずは週明けの小テスト「時事問題C」。B5用紙を3つに切った小さな紙に穴埋め問題が6問。「日ごろ新聞やニュースを見ていたら分かる。」と先生。質問は基本的なもの、大人も正確に覚えてなさそうなもの、ユニークなものとなかなか面白いです。2分30秒で打ち切り、すぐにみんなで答え合わせをしました。毎回クラスに数人は全問正解者がいるそうです。
 「11月1日の首相指名選挙で安倍晋三首相が第(@ )代内閣総理大臣に就任した。4日、プロ野球の日本シリーズが行われ、(A〈フルネーム〉)が日本一に輝いた。5日(B〈ファーストネームも〉)大統領が来日し、安倍晋三首相とともに会談を行った。10日(C )が最も売れた液体タイプの芳香消臭剤としてギネス世界記録に認定された。11日、大筋合意を再確認した環太平洋パートナーシップ協定の参加国数から(D )と呼ぶ。12日安倍総理は東南アジア諸国に加え、アメリカや中国が参加する東南アジア諸国連合(E )関連首脳会議に出席するため滞在先のベトナムを発ち、次の訪問先であるフィリピンに到着した。」

 さて、今日の本題は「平和主義と国の安全」。憲法の条文を確認し、教科書の本文や資料集を見ながら、「平和」や「安全」とはどんな状態を言うのか考えます。

 世界平和を願うのなら、私たちが知っておくべきことはたくさんありそうです。
 



11.21.火  
7時間めも頑張る〜1年「国語総合A」
 火曜日は7時間めまで授業があります。今日は1年4組「国語総合A(現代文)」を見学しました。担当はM先生、4組を見学するのは2時間連続です。
 
 題材は角田光代さんの「旅する本」。古本屋の主人に「あんたこれ売っちゃうの?」「あんた、本当にいいの、これを売っちゃって。」と訊かれた本を、後に二度も異郷の古本屋で見つけることになるという話で、本当にありそうで、でもあったらたいそう怖ろしくも感じます。

 休み明けの7時間め、眠気覚ましにとM先生が「ペアになって教科書の音読をするように」と指示されました。すると、さっとペアになったかと思うとたくさんの大きな声が教室中に充満しました。みんなしっかり大きな声を出して読んでいるので感心しました。
 さて、主人は何故たくさんある中から1冊だけ「これを売るのか」としつこく2度も訊いたのでしょう。古本屋の主人とはどんな人なのでしょう。読み手の想像力が掻き立てられます。

 7時間めとはいえ、最後まで生徒も頑張っていました。



11.20.月  
トイレ改修工事始まっています
 今日は18日(土)の代休日です。空一面が高層雲に覆われているせいか、風がいつもより低く吹いているように感じます。寒々しい朝になりました。

 先週から北館西側のトイレの改修工事が行われています。1階から4階まで縦に真っ直ぐ連なる4か所全部を改修する工事です。学校のトイレは洋式便器が少なく今の生活様式に合わなくなっていること、本校の校舎のように40年以上も前に建てられたままの学校ではトイレ全体が古くなっていること等の理由により、大阪府が今年度より3か年計画で府立学校のトイレの改修(縦の一列)をすることになりました。
 本校はその初年度後期に改修することが決まり、先週からその工事が始まったということです。

 改修工事は来年2月末までかかる予定です。大きな音が出る工事は授業のない休日になるべくしてもらうようにお願いしていますが、入学者選抜の前には完成する必要があるので、授業中もとても気遣っていただきながら工事を進めてもらっています。
 日曜日の昨日も工事の音が鳴り響いていました。今年度前期の改修が終わった学校では、とても気持ちよく使えるようになったと多くの生徒に好評だと聞いています。工事期間中は不便な思いをさせて申し訳ありませんが、美しく使いやすくなったトイレを早く見たいものです。3年生の卒業式に間に合うようにと願っています。



11.20.月  
地域で育つ子どもの居場所づくり
 報告が遅くなりましたが、18日(土)の学校説明会が終わってから、八尾プリズムホールで行われた「ヒューマンフェスタ2017〜地域で育つ子どもの居場所づくり」に参加してきました。
 西成区釜ヶ崎で40年に渡り孤立しやすい子どもたちが安心して遊び学び育つ生活の場としての居場所「こどもの里」を運営してこられた「NPO法人こどもの里」代表の荘保共子さんをメインスピーカーに、八尾市で支援活動をされている方々とシンポジウム形式で、「子どもの居場所」について意見交換をしながら「何をすべきか」を考える会です。

 学校は生徒にとって安心できる居場所に真になり得るのでしょうか。
 「地域では学校では決して見せない顔を見せる。」という言葉にうなづかされます。また、「子どもが安心できる…とは」の問いかけに、「『そこにいる大人が子どもを認めている。自分のことを何でも知ってくれている。』ということではないか。」の言葉がありました。常に子どもの生活を丸ごと受け入れてこられた方の言葉に、強い共感を越えた重さを感じました。私たち教員の言う「とことん生徒と関わる」は、ほんの入り口なのかもしれません。

 ただ、生徒が在籍する僅か3年間でも、高校でもできることはたくさんあると思っています。一昨日の会に参加して、八尾市で今年「八尾市子どもの居場所づくり連絡会議」が発足したことを知りました。本校ももっと地域とつながり、子どものセイフティネットワークの1つになって地域の方々に少しでも安心してもらえる「居場所」になるよう努めたいと思いました。 この会に参加し改めて考える機会をいただき感謝しています。



11.19.日  
若江小学校人権学習に参加しました
 今日は若江小学校人権学習があり、清朋太鼓部が参加しました。絵本作家の中川洋典さんのお話を児童と保護者みんなで聞いたあと、牛の皮で作られた太鼓の演奏です。いのちの大切さを伝えるため、いのちをこめて敲きました。その生徒たちの思いが伝わってきました。「孔雀」の演奏のあと、子どもたちに太鼓体験をしてもらいました。5分間の練習の成果あって、上手に敲け拍手喝采でした。
 そしてもう一曲「雷鳴」の演奏です。大きな拍手を子どもたちからもらっていました。
このような機会をもらって感謝です。生徒が地域で活躍できる場を一つひとつ広げていきたいです。

 講演された中川さんはこのあと、清友高校から引き継いだ5台の革を張り替えてもらった北出さんとお会いするそうです。つながりが広がっていくのを実感しました。感謝の気持ちでいっぱいです。



11.18.土  
「ノーチャイムデー」の朝
 すっかり雨模様になりました。珍しいことではないのかもしれませんが、雲と霧がつながり、すぐ近くの生駒の峰がほとんど見えません。今日は登校日、ロンドン橋を渡って生徒が次々にやってきています。

 今日は午前中授業です。1、2時間めは通常授業で、3時間めは3年生は卒業式へ向けての準備と人権学習、1、2年生は、体育館で「進路講演会〜卒業生に聞く〜」を行います。そして、午後からは第2回学校説明会。300名を超える中学生や保護者の方から参加の連絡をいただいています。

 さて、今日は今年度2回目の「ノーチャイムデー」です。朝から一切のチャイムが鳴りません。先生方「急ぎなさい!」の声もなしです。生徒の皆がいつもよりワンランクUPの自己管理ができるよう啓発するためです。

 結果は立派でした。普段と全く変わることなく、スムーズに授業が始まっています。



11.18.土  
1、2年生「進路講演会〜先輩に聞く〜」@
 3時間め、1、2年生が体育館に集まりました。今日は後輩のために、6期、7期の卒業生の先輩が7名話をしに来てくれました。

 はじめは7期生氏野さんです。氏野さんは現在関西大学法学部1回生。「大学に進学して法律の勉強をしたいと、高2の秋頃から思うようになった。自分は塾には行かず参考書などで勉強した。体育大会等の行事もしっかりやったが、必ず勉強もした。みどりの生徒は『関西大学などは難しくて無理』と決め込んでいる人が多いけど、全くそんなことない。頑張る気持ちがあれば大丈夫だし、もっと難しい大学も行けると思う。また、大学では入試の成績が良ければ学費の免除とか奨学金がもらえるとかもある。私も何とか30万円の奨学金をもらうことができて、少しでも家計を助けることができた。」と淡々と目標を持って頑張りつづければ進路実現ができると話されました。

 次は7期生石川さんです。石川さんは現在大阪経済大学経済学部1回生。「高校の時は、清朋太鼓部だった。体育大会では応援団の団長もした。アルバイトもいっぱいしたし、遊びもした。でも、自分は日頃の授業を大切にして定期テストを頑張ろうと一夜漬けでなく、早めにテスト勉強をした。大阪経済大学はキャンパス見学に行った時、自宅から1時間以内で行けて駅からも近く、校舎が新しくて綺麗だし、とてもいい雰囲気なのでここに行きたいと思い決めた。それで、指定校推薦があるので、絶対それで決めたいと思った。余裕で行けると思ったが、評定平均が0.1足りずに落ちてしまった。公募推薦とか一般入試とかは考えていなかったので受験勉強をしていなかったが、それから頑張ってするようになった。しかし、公募推薦はあと1点で落ちてしまい、結果を聞いたときは廊下で愕然となった。何とか最後の一般試験で合格することができたが、もっと早く勉強していればこんなにしんどい思いをしなくで済んだのにと思う。それと、関関同立・産近甲龍以上の大学に進学するためには古典が必要になるが、2年生で古典の授業を取らなかったので、受験校が限られてしまった。だから、古典は継続してしっかり勉強していた方がいい。」ととても実感のあるアドバイスをしてくれました。

 そして、こんなメッセージも伝えてくれました。
 「受験はひとりでするものではない。いつも支える人がいてくれた。だから自分の進路が決まったら他の人を支えてほしい。」
 学校で仲間とともに学び支え合うことの大切さを教えてもらいました。

 次は、天理大学体育学部に通う7期生飯野さんです。飯野さんは女子バスケットボール部に所属し、部活動に専心した高校3年間でした。
 「私は高校3年間はバスケットばかりでした。顧問の先生も厳しかったし、必死になってやった。そこでたくさんのことを学び、体育の先生になりたいと思うようになった。部活動はとてもハードだったので、唯一部活動が休みになるテスト期間にやっと遊べると思ったぐらいだ。遊びに行ったりもしたが、勉強もした。大切なのはONとOFFの切り替えを明確にすること。天理大学に決めたのは顧問の先生の影響。私も同じようになりたいと思った。」と部活動を通して学び、将来の進路に繋がった経験を話されました。
 
 7期生は聞いている2年生が1年生の時の3年生です。顔も知っている先輩の話は身に染み入ります。



11.18.土  
1、2年生「進路講演会〜先輩に聞く〜」A
 4番手は、現在関西看護専門学校に通う7期生の切石さんと池野さんです。2人は高校では放送部に入っていて地域の活動に参加する等いろいろと活動していたことを話してもらいました。高校に入学した時から看護士になろうと志して頑張った。いまから思えば、高校の先生はとても親切だった。丁寧に教えてもらいいろいろと支えてくれた。現在の学校の先生はとてもクールだ。勉強がハードで60点以下だと不合格で1,500円払って再試験を受けなければならない。それがいやで一生懸命頑張っている。高校の時の生物や化学の知識がとても求められるので、もっとしっかりと勉強していればよかったととても思う。看護系進学を考えている人は、生物・化学の勉強を特にしっかりやってほしい。」と貴重なアドバイスをしてもらいました。

 次は関西学院大学理工学部に通う6期生南田さんです。南田さんは高校では空手道部のキャプテンでした。「高校の時は周りが皆勉強しないから、少しでもしていれば『自分は勉強している』と思っていた。毎日4〜5時間はしていた。まわりの友達は全然勉強をしていない人が多かったので、自分は勉強していると勘違いしていた。高3になってもアルバイトをして遊んだりもしていたので、結局どこも通らず浪人することになった。予備校に通って思ったのは、周りのみんなははるかに勉強していたということ。クラスには医学部をめざしている人もいたので、勉強に対するがむしゃらさが違っていた。やっと自分も本気になって毎日14時間は勉強した。それで大学へ進学できたが、もっと早く気づいていれば浪人することもなかったと思う。やはり環境が大切だと思った。」と実感のあるメッセージを伝えてくれました。

 最後は6期生の福井さんです。福井さんは立命館大学政策科学部1回生。「自分は大学とかはあんまり考えていなかった。進路については漠然としたままだった。ある時、友達と『キャンパス見学会に行こう』と誘われて同志社大学に行ってびっくりした。ここは遊園地みたいだと思った。広くて綺麗な建物がたくさんあって、自分も大学に行きたいと思うようになった。それで勉強するようになったが遅かった。高校での成績も良くなく、下位だった。けれど諦めずに頑張った。浪人したが後悔していない。こんな不完全燃焼のまま『行ける大学』に行ってもと思い『行きたい大学』に行くために頑張った。とにかく勉強した。だから受験当日は面白かった。もうこれ以上やっても頭には入らないから、自分がやるだけやったという自信があった。一番行きたい大学ではなかったけど、とてもよかったと思っている。諦めずに頑張りつづけることが大切だ。」と力強い言葉でした。

 他に就職して頑張っている先輩の話も聞く予定でしたが、仕事が入り来れなくなってしまったとのこと。しかし、話してくれた7人の先輩の言葉をしっかり受け止めてくれたと思います。

 がんばっている先輩がたくさんいることはとても嬉しいことです。ご多用のところ後輩たちのために話をしにきてくれてありがとうございました。



11.18.土  
第2回学校説明会オープニング
 午後1時半、生徒会執行部の岡本さんの司会進行で第2回学校説明会が始まりました。悪天候にもかかわらず300人を超える中学生・保護者の方に集まっていただきました。

 はじめに清朋太鼓の「雷鳴」の演奏です。突然稲妻のような主将の気合いが轟きわたり、緞帳が上がります。「ドンドコドコドコ ドン」と赤毛和牛の分厚い革がクヌギの幹を震わせ、体育館全体が共鳴します。約3分間の迫力ある演奏が終わり、一瞬の静寂のあと大きな拍手がありました。

 続いて書道部のパフォーマンスです。部長の合図で「礼」。音楽が鳴りだすと会場から手拍子が。4人の部員が息を合わせ、ブルーシートの上に敷かれた大きな白い紙に、勢いよくしなやかに大きな筆を押し当て運びます。桜の花型に顔料を吹き付ける者、力強く筆先をしならせる者、優美で華やかに描かれていきます。
 「一期一会〜どんなに挫けそうになっても 続けていくことで いつか最高の喜びが君を待っている」。あっという間に素晴らしい作品が披露され、どよめきのような大きな拍手で包まれました。生徒に感動させられることがいっぱいです。



11.18.土  
体験授業@
 プレゼンによる説明は私が行いました。(このページの後ろに資料を載せています。)
 そのあとは体験授業です。いろいろな教科から合計14講座が行われ、それぞれ希望の授業に参加してもらいました。

 中学生の興味津々の意欲ある表情に気持ちが温かくなります。先生方の熱意にも頭が下がります。保護者の方も参加してもらう授業もありました。45分間の本校の学びの体験です。(あとは写真だけの紹介をします。)

 写真左→国語「百人一首かるた大会」〜百人一首のとり方のコツを学んだうえでかるた大会をします。
 写真中→理科「−200℃の世界」〜液体窒素を使って―200℃での物質の様子を観察します。
 写真右→社会「新撰組」〜幕末の新撰組について



11.18.土  
体験授業A
 写真左→数学「シャボン膜で数学!?」〜いろいろな形の枠を使って、どんなシャボン幕ができるか実験します。
 写真中→英語「仮定法の世界」〜高校で学習する「仮定法」について中学生にわかりやすく説明します。
 写真右→理科「ウミホタルの発光実験」〜ウミホタルの発光を通じて、生命現象と化学反応の関係を知ります。



11.18.土  
体験授業B
 写真左→家庭「ポップアートカード作り」〜幼児向けのお誕生日カードを作ります。いろいろな工夫をしてみてください。
 写真中→英語「英語は語順です!」〜中学校で習った基本の英文パターンを勉強します。
 写真右→音楽「箏を弾いてみよう!」〜箏(お琴)で「さくら」を弾きます。



11.18.土  
体験授業C
 写真左→情報「コンピュータデザイン」〜コンピュータを使ってオリジナルキーホルダーを作ります。
 写真中→体育「未体験スポーツに挑戦」〜キンボール、サウンドテーブルテニスを体験します。
 写真右→美術「オリジナルアートキーホルダー作り」〜モダンテクニックという技法を体験し、オリジナルキーホルダーを作りましょう!



11.18.土  
クラブ体験@
 体験授業を楽しんだあと、クラブ見学・体験を行いました。グラウンドが使えなかったこともあり、お目当てのクラブ見学ができなかった人もいますが、一緒に参加した中学生もいました。(以後は写真だけの紹介です。)

 写真左→ダンス部
 写真中→ソフトテニス部(コートが使えませんでした。)硬式テニス部は中止。
 写真右→硬式野球部



11.18.土  
クラブ体験A
 写真左→男子バスケットボール部
 写真中→女子バスケットボール部
 写真右→バドミントン部



11.18.土  
クラブ体験B
 写真左→サッカー部
 写真右→清朋太鼓部



11.18.土  
学校の説明〜プレゼン資料@〜
 書道部のパフォーマンスのあと、私からスクリーンを見ながら22分の予定で説明をしました。時間内に伝えたいことを端的にわかりやすく話すことは、本当に難しいと実感しています。
 うまく説明できなかった箇所もたくさんあったので、パワーポイントの資料をすべて掲載しておきます。説明会に参加された方、されなかった方もご参考ください。
(後のページはデータの紹介です)



11.18.土  
プレゼン資料A



11.18.土  
プレゼン資料B



11.18.土  
プレゼン資料C



11.18.土  
プレゼン資料D



11.18.土  
プレゼン資料E



11.18.土  
プレゼン資料F



11.18.土  
プレゼン資料G



11.18.土  
プレゼン資料H
理系の学びの様子の写真が入らなかったので抜きました。



11.18.土  
プレゼン資料I



11.18.土  
プレゼン資料J



11.18.土  
プレゼン資料K



11.18.土  
プレゼン資料L



11.18.土  
プレゼン資料M



11.18.土  
プレゼン資料N



11.18.土  
プレゼン資料O



11.18.土  
プレゼン資料P



11.18.土  
プレゼン資料Q
 左の最後のスライドは、どりぃさんがステージに立ち挨拶をして幕が閉じるアニメーションを入れました。
 スライドの量からすると30分はかかりそうです。詰め込みすぎて反省ですが、本校には素晴らしい生徒や先生がたくさんいることを知ってほしいと思いました。



11.17.金  
寒い寒い〜?
 雲ひとつない快晴の朝は冷え込みます。ストーブが恋しい季節になりました。5時間めが体育の授業の生徒たちでしょうか。渡り廊下の下足ロッカーで靴に履き替えて、「寒い寒い〜。」とグラウンドの方へ向かおうとしている生徒たちの賑やかな声が聞こえてきました。

 どれくらい寒いんだろう…

 上着をブレーカーに着替え、運動靴に履き替えて、生徒の声に誘われようにグラウンドへ行きました。

 んー? 寒くない。風もほとんどありません。まだまだ冬というには早すぎるようです。それでも、体操服姿の生徒たちは少し寒そうに見えます。
 「さあ、早く並ばせてやぁ。」
A先生の声が飛びます。2年1組、2組の男子体育の授業が始まります。クラスから二人ずつボイスリーダーが前に出て、みんなを整列させています。

 いつものように、みどり清朋体操→ストレッチ→補強→ランニングと、リーダーが溌剌と声を出して、皆を引っ張っていきます。ランニングの掛け声も完璧、グラウンドの向こう側で女子と合流し、1周して戻ってきました。今日はハンドボールです。早速4角形になってパス回しが始まりました。おそらくもう寒くはないでしょう。皆いい顔をしています。

 明日は午後から学校説明会があります。午前中は授業です。



11.16.木  
第37回近畿高等学校総合文化祭大阪大会書道部門
 今日は午前中休暇を取って、天王寺の大阪市立美術館へ行ってきました。11月14日から19日まで第37回近畿高等学校総合文化祭大阪大会の美術・工芸部門及び書道部門が開催されており、近畿の高校生の秀作が展示されています。
 お目当ては、書道部門で出展されている本校2年生の砂川陽南さんの作品です。作品は「王鐸書」。明清の書家王鐸の行書・草書交じりの書です。流れるような連綿のリズミカルな筆運びが感じられのびのびとした作品です。また、点画のの一つひとつが丁寧で字形の乱れがなく、書に向き合う真摯さと誠実さを感じました。素人の私には長条幅はとても難しいと思いますが、こんなに立派に書けるとは敬服するばかりです。

 会場は、美術・工芸部門の一緒に多くの作品が展示されていました。どれをとっても素晴らしい作品ばかりで高校生のレベルの高さを改めて実感しました。

 会場を後に天王寺駅へ歩き始めた道は、銀杏の葉があちらこちらに落ちていました。銀杏の落葉も始まったようです。冬はもうすぐそこまで来ています。
 



11.16.木  
1年「ライフプラン表を作成してみよう」 2年「栞を見ながら」
 1年生は5、6時間めに2つに分かれて視聴覚室で「マネープラン」についての映像を見て、「お金」に関する知識を持って「ライフプラン表を作成してみよう」に挑戦しました。
 表は「現在16歳2017年」から1年ごとに10年後まで欄があり、その先はおおよそ10年ごとに「70年後86歳2087年」まで欄があります。欄には自分のライフイベントを書く行が広く取ってあり、例えば4年後は「成人式」と書かれてあります。生徒に皆さんはそれぞれどんなイベントを書き込んだのでしょう。興味津々です。
 また、その下の行には、「私の収入」「基本生活費」「住居関連費」「車両費」「教育費」と家計のおもな収支を書くようになっています。確かに、マネープランはとても大切です。高校生の頃からしっかり考えることができていればよかったと、改めて思います。
 プリントの裏面は、「ひとり暮らしの自立度チェック」シートが印刷されていました。
答えは「Yes」か「No」。「家の近所や職場などで挨拶ができる。地域の活動にも参加する。」「なんでも自分でするように努力している。」「ひとり暮らしに必要な一か月の生活費がどの位かわかる。」など30項目ありました。
 楽しみながら、今の自分を顧みる良い教材だと思いました。

 2年生は、5時間めに作った修学旅行の栞を持って、6時間めは体育館に集まって一緒に栞を見ながら、細かい注意事項を確認していました。いよいよあと2週間後に八重山です。今日のように急に寒くなると、一層早く行きたくなります。でも、その前に期末考査がありますね。しっかりすべきことはきちんと頑張ってください。



11.16.木  
3年球技大会決戦
 3年生は先週に続き、球技大会です。今日は大ドッヂボール大会。各クラスの総当たり戦で順位を決め、先週行った3種目の結果と合わせて総合優勝が決まります。

 クラス全員が同じコートに入り、まさに集団戦です。ゲーム換えに円陣を組むクラスもあり気合満点。女子も男子も関係ありません。当てられ、はじいたボールを仲間が見事にキャッチして拍手!というシーンもあり、3つのコートのあちこちから拍手と歓声が聞こえてきました。

 今日の結果は1組が全勝優勝。圧倒的な強さを見せました。2位5組、3位6組でした。そして、総合優勝は5組に決定、学年主任の先生から栄えある表彰状をもらっていました。

 クラスでもらう最後の表彰状になるかもしれません。学校ってよかったなぁと、卒業してから分かったと言いに来る教え子がたくさんいるのが分かる気がした時間でした。残りの学校生活を精いっぱい頑張ってください。



11.15.水  
南西風
 朝から出張でしたので、学校に着いたのは4時間が終わる頃になりました。堤防沿いの道はいつものように気持ちよく、よく晴れて暖かく感じます。
 土手の芒が南寄りの風にあおられて大きく揺れています。この頃はどこから風がやってくるかによって、体感気温が随分違うように思います。今日は南の海のほうからやってきているのでしょう。生駒の山も靄もなく穏やかです。

 山と言えば近畿最高峰の伊吹山の初冠雪は、平年で11月16日だそうです。明日は寒くなるのでしょうか。今日もオオタカを見ようとロンドン橋に数名集まってられました。毎年、この季節に飛来するそうです。



11.15.水  
2年「現代文B」〜こゝろ〜
 6時間めに2年5組の「現代文B」の授業を見学しました。担当はM先生です。はじめに漢字の熟語の書き取りテストです。今日の範囲で間違いやすい箇所を先生と一緒に確認していきます。最近パソコンばかり使っているためか、読めても書けない漢字がたくさんあるような気がします。
 一通り見直したところで、先生の「もう始めていいですか。」の声に、「もう少し時間ください。」と生徒の声。「じゃあ、あと2分待ちます。」生徒は皆、テスト範囲のページを凝視していました。
 テストの問題は書き取りだけでなく、その熟語の意味も答えるようになっていました。3分でやって即回収。生徒の皆さんはできたでしょうか。このように現代文の授業で週1回のペースで漢字テストを行っています。

 さて、今日は漱石の「こゝろ」のまとめの授業です。漱石の長編小説の中で、「こゝろ」は高校現代文の教材として最も多く扱われてきたと言えます。また、映画やTVドラマ、演劇にもなった作品です。「先生」、「Kと私」。漱石の激しい葛藤が登場人物に投影され、表情や行動、言葉の一つひとつに見え隠れする暗示が、読み手の想像力を強く掻き立ててくれるからでしょう。

 Kの「最も落ち着いた驚き」と「微笑み」。
「どうしてKは微笑んだのでしょう。」先生の生徒への発問です。じっくり時間をかけて考えたいところです。M先生は、「やっと死ぬ気にさせてくれたと『私』に感謝しているのかもしれない。」と話されていました。



11.14.火  
雨の日も元気いっぱい
 しとしとと雨が降り続く中、今日も生活委員と生徒会執行部が一緒になって挨拶運動です。登校してくる生徒に「おはようございます!」と声をかけ、ポケットティッシュを渡します。わずか2日間だけの活動ですが、昨日より張りのある元気な声が渡り廊下に響き、清々しい気持ちになりました。
 知らない人とでも、にこやかに挨拶できる人になってほしいと思います。



11.14.火  
3年「アンサンブル」〜おことはじめ〜
 2時間めは3年生「アンサンブル」の授業を見学しました。担当はA先生、今日は筝曲の2回めです。毎年、本校では講師の先生にも来ていただいて音楽の授業で筝曲の合奏を行っています。
 音楽室に入るとびっくり。たくさんの箏が並んでいる光景は圧巻です。課題曲は「かごめ かごめ」。A主旋律とB副旋律の2通りのメロディを奏でます。低い方から一二三四五六七八九十斗(ト)為(イ)巾(キン)と名前がついた13本の絃を、右手の親指、人差し指、中指につけた爪で次の絃に向かって強く押して弾くそうです。また、左手も使うとのこと。なかなか難しそうです。

 私も爪をつけて試してみましたが、なかなか思うように弾けません。一方、生徒の皆はまだ2回目なのにとてもいい感じです。Bの副旋律の方が両手を使い、音と音の間も短いので難しいです。先生が一人ひとり側によって教えられていました。
 呑み込みが早いのか、生徒達は僅か20分ほどでAとBの両方を間違わずに弾いています。その様子を見て、「では、2人ペアになってAとBで合わせてみましょう。」とA先生の指示が入ります。

 授業の終わりに全員で合奏をしました。箏の優雅な調べが教室中に響きます。

 筝曲の授業は準備が結構大変で、すべての箏の調弦だけでもかなりの時間がかかりそうです。生徒にとってはとても良い経験になると思いますが、毎年、準備してくださってる先生に感謝です。機会があればもっと練習して上手に弾けるようになりたいと思いました。生徒と一緒に筝曲の体験ができました。ありがとうございました。



11.14.火  
思いをつなぐ〜当事者に聴く
 3時間めと4時間めは3年生は2時間連続の授業です。今日はK先生の「福祉実習」の授業に参加しました。「福祉実習」では、先週と今週の2週連続で地域の生活介護事業所に訪問して、障がいのある人やそこで働く人の話を聴いたり、交流したりしながら、大切なことを肌で感じ学びます。

 今日もいつもお世話になっている若江東町の特定非営利活動法人ぱあとなぁの生活介護事業所「フレンズ」を訪問しました。みなさんとても歓迎してくださり、嬉しく思いました。少しの時間の交流のあと、別棟へ移動し、車座になって相談支援員の方と10年前に交通事故で脚に障がいがある方の当事者としての話や思いを聴きました。

 「大人になったら、家を出て一人暮らしをしたいと誰でも思うやろ。だけど、障がい者になったら家におらなあかん、作業所に行かなあかん? おかしいやろ。障がいがあっても、自分で判断して、自分で決めて、自分で責任とる。その自由を一人の人として当たり前にもつこと。だから今、私は一人暮らしをしている。」

 事故にあってから今日にいたるまでのことも話してもらいました。どのような気持ちになったか。心の状態になったか。それがどう変化していったか。そして、何が大切か。当事者になっての思いをそのままに伝えてくれました。私たちはどれだけ当事者の思いになって考えることができているのでしょう。

 「小学校や中学校に話に行くとき、最後にいつも訊くことがある。『もし、今日私が君たちのクラスに転校してきたらどうしますか』と。」

 障がいがあるかないかで区別するのではなく、誰とでもしっかり向き合うことが大切だと教えていただきました。そうすれば、お互い何に困っているのか、何を求めているのかが見えてきます。すべての人が、支え合い高めあう町づくりを進めていく主体となることが大切だと、生徒達はしっかりと受けとめていました。

 貴重な時間をありがとうございました。今日訪問した生徒だけでなく、本校に通うすべての生徒がこの時間を持つべきことだと強く感じました。これからも交流を深め、つながっていけたらいいなと思いました。



11.13.月  
朝の挨拶運動
 今日と明日の2日間、8時10分から30分まで「朝の挨拶運動」を行います。生徒会執行部と各クラス生活委員のメンバーが下足ロッカーのある2か所に分かれて、登校してきた生徒に挨拶をします。
 「おはようございます。」
 先着100名にはポケットティッシュが渡されました。「こころの再生府民運動」で大阪府からいただいたものです。

 正門に出ると、地域の方がまた交通安全パトロールに来てくださっていました。「治水緑地の山側の縁を通って登校してくる生徒の自転車が横に広がっていることが多いので。」と注意してくださいました。たまにしか車が通らないので安心してしまっているのかもしれませんが、自転車走行時は一列で左側通行を守ってください。

 雲一つない晴天に恵まれました。元気に一日が始まります。



11.13.月  
2年「英語理解」〜態〜
 今日は2、4、5、6時間めの授業を見学する予定です。英語、数学、体育、生物とバラエティ豊かで楽しみです。

 まず、2時間めに2年生人文探究専門コースの生徒の半数の20人を対象とするT先生の「英語理解」です。
 今日のテーマは「態」。はじめに宿題の英文和訳を音読しながら確認していきます。

 Was this bag made in Itaiy? (この鞄はイタリアで作られたのですか。)
 Who was invited to the party?(誰がそのパーティに招待されたのですか。)
 When was built this bridge? (この橋はいつ建てられたのですか。)

 英語はテンポとリズムが大切。大きな声で音読してすぐ和訳しながら、
「受動態⇔能動態」の書き換えが一瞬でできるようになるのが目標です。

 「SVOOのパターンの英文は『能動態⇒受動態』の書き換えに注意でしたね。」とT先生。
 
 Jim was sent the Christmas card by Mary.
 The Christmas card was sent (to) Jim by Mary.

 T先生は続けます。書き換えの問い15題の番号を黒板に書いて、
 「さあ、前に出て答えを書いてください。誰が何番かは早い者勝ちです。」
 その瞬間、生徒が一斉に黒板へ殺到。しかし、問題の取り合いではなく、見事に分担して坦々と答えを書いていきます。素晴らしいチームワークです。

 黒板が答えの英文で埋め尽くされました。そして書いた人が順番に音読して和訳をしていきます。

 The old castle was built in the 16th century.
 その古城は16世紀に建てられました。「古城」とはなかなかいい訳ですね、とT先生。アットホームな感じで楽しく学びながら、否定文や疑問文、助動詞や疑問詞を含む英文も、態の書き換えが正確にできるようになっていきます。



11.13.月  
2年「数学U」〜3次関数のグラフを描く〜
 4時間めは、2年2組の必修科目「数学U」を見学しました。担当はY先生、全員出席です。
 今日は3次関数のグラフを描くことが目標です。はじめに宿題の答え合わせをしながら前回の学習内容を確認です。増減表の書き方、極大値・極小値の求め方など、微分を使ってしたことをチェックしました。

 そして本題。教科書の練習問題を使ってグラフを描くところまで一緒に行います。

 y=−2x3−3x2+1
 f(x)=−2x3−3x2+1とおくと、
 f´(x)=−6x2−6x=−6x(x+1)となり、
 f´(x)=0のとき、x=−1、0
 f´(x)>0のとき、符号に注意しながら不等式を解いて、−1<x<0
 f´(x)<0のとき、x<−1、x>0
 これで増減表が書けてグラフが描けます。もちろん極大値、極小値の座標も求めておきます。グラフを描くときにはx軸やY軸とグラフとの交点も注意しておく方がよいでしょう。この問題ではx=1/2のとき、Y=0となります。
 グラフの描き方が分かったところで早速問題演習です。

 Y先生の説明は端的で分かりやすく、また、問題演習の間も一人ひとり丁寧にアドバイスをされていました。



11.13.月  
1年「体育」〜ハードル走〜
 午後に入っても雲もなく穏やかです。5時間めは、N先生の1年6組女子「体育」を見学しました。
 この授業も、「ボイスリーダー」と呼ばれる2人が前に出て、準備体操、補強、ジョグを先導します。「リーダーシップをとり、表現力を養う」ことを目的として、すべての体育の授業でボイスリーダーが活躍しています。生徒の中ではすっかり定着していて、いつも希望者が多くいます。

 さて、今日のテーマは「ハードル走」です。女子100mハードルの正式種目では、スタートから第1ハードルまでが13.0m。そこから8.5m間隔で置かれた高さ84.0pのハードルを全部で10台越えてゴールします。速く走るにはハードル間を3歩で走ります。しかし、もちろんこれは陸上競技会での話です。

 授業では、バーを抜いて倒してハードルの高さを極力低くし、ハードル間を4、5、6、7mの4通りにして3台ずつ置いて並べ、どのハードル間が自分に合うか試してみます。
 次にハードル間の距離を5、5.5、6、6.5mの4通りに変えて、一人4本走り抜けます。なかなかスムーズに3台のハードルを越えていくのは難しいようです。
 最後にバーをつけてハードルを立て、1本だけ走り抜ける練習をしました。高さは400mハードルと同じ一番低くしてありますが、急に恐怖心に襲われる生徒が多くいました。

 雨天等のためグラウンドで体育ができないことが多く、N先生はハードルの授業時間の確保に苦心されていました。それでも最後に50m走の計測をしようと考えられていました。生徒も回数を重ねるごとに慣れてくるでしょう。頑張ってください。



11.13.月  
3年「生物」@〜光合成色素の分離実験〜
 6時間めの3年「生物」の授業は生物実験室での実験です。担当はK先生とY先生。テーマは「光合成色素の分離〜薄層クロマトグラフィーを用いて〜」です。
 
 薄層クロマトグラフィー(TLCシート)は結構高価で、なかなか高校の実験で使うことはありません。ヘマトクリット管やマイクロチューブも用意してあり、実験器具はばっちりです。今日は素晴らしい実験に参加することができました。

 実験の目的は、緑色植物の葉緑体に含まれる光合成色素を分離し、どんな色素が含まれているか判定することです。私も授業で同じ内容の実験をしたことがありますが、せいぜい3〜4種類の分離を確認する程度でした。今日はなんと7種もの分離が確認できるとのこと。実際にできれば「素晴らしい!」の一言です。

 はじめに、作業手順を細かく丁寧にプロジェクターに映し出しながら、説明していかれました。みんなきちんと聴いています。身を乗り出して聴いている人もいます。



11.13.月  
3年「生物」A〜光合成色素の分離実験〜
 使用する植物はビヨウヤナギです。正門から食堂の方へ少し行ったところにあります。春に黄色いきれいな花をたくさんつけますが、今月初めに一輪だけぽつんと咲いていたので写真を撮っていました。このような季節外れの花のことを「帰り花」「忘れ花」などと言うそうです。

 この葉をハサミで細かく切って、シリカゲルと一緒に乳鉢に入れて擦りつぶします。すると、葉の水分がシリカゲルに吸収されて全体が抹茶色の粉末になりました。

 これをマイクロチューブに入れて、ここにジエチルエーテルを加えて混ぜ、色素を抽出させます。生徒は班ごとに互いに協力してうまく進めています。



11.13.月  
3年「生物」B〜光合成色素の分離実験〜
 マイクロチューブの中はきれいに2層に分離しています。その上層に抽出された色素が含まれています。これをヘマトクリット管で吸い取り、TLCシートの原点に広がらないよう注意しながら、5〜6滴垂らします。あとは、エーテルとアセトンを7:3の割合で混合した展開液の入った管瓶にシートをまっすぐに立てかけて、展開溶液が浸み込んで上昇するのをじっと観察します。

 すると、何ということでしょう。

 プリントに書いてあるとおりの7つの色素を、それぞれの定位置にしっかり確認することができました。色調が灰色のフィオフィチンまでもが確認できるとは思いもしませんでした。それぞれ着色が見られた位置を測り、計算してどの色素か当てます。

 これほど見事な結果が出るのは、実験材料や器具が優れていること、操作手順や操作スキルに問題がないからでしょう。しかも、失敗した班は一つもありませんでした。操作手順の説明や注意がきちんと守られていたことの証です。



11.13.月  
3年「生物」C〜光合成色素の分離実験〜
 最後に実験のまとめとなるK先生の演示実験です。教卓の実験台に電球と直視型分光器とCCDカメラをセットして、スクリーンに電球の光を分光器に通してできた虹色のスペクトルをスクリーンに映し出しました。
 次に抽出された色素の入った液体を電球の光に当てて、通過した光を分光器に通したらスペクトルはどうなるか、みんなで確認しました。
 すると、スペクトルの両端、すなわち紫と赤の光がぐっと減りました。お見事です。

 これは、光合成に使う光は、紫や赤色の光が主であることを示しています。だから葉っぱが緑色に見えるのでしょう。

 実験は50分で後片付けも含めてぴったり終わりました。生徒の達成感も多いようです。K先生はこの実験の準備にどれだけ時間をかけられたのでしょう。素晴らしい内容の実験でした。ありがとうございました。
 



11.12.日  
教育相談室
 昨夜未明の時雨から、またひとつ季節が進んだようです。今日は高気圧に覆われ風も穏やかな一日でしたが、頬に当たる空気が冷たく感じます。体育館の北から東側に並んでいるソメイヨシノの葉もいよいよ赤く降り落ちています。

 「秋山の 木の葉を見ては 黄葉をば 取りてそしのふ 青きをば 置きてそ歎く そこし恨めし 秋山われは(万葉集巻一16)」と額田王が春より秋がいいと詠ったのもわかる気がします。千年数百年も前の全く異なる時代に生きた人の感性が、自分の中にも同じようにあることが少し不思議にも思います。

 本校図書館の西隣に、「教育相談室」があります。その入口の扉には小さな木製のポストがかけられています。

 「人にはなかなか言えない、でも、だれかにこの辛い気持ちを分かってほしい…。」

 そんな気持ちも、いつの世に生きる人も、同じように心の中に持っているものかもしれないと思いました。

 誰かに聞いてほしい思いがある時は、言の葉にしてポストに入れてみるのもよいかもしれません。偶然ひらひらと舞い降りる紅葉が細長く口を開けたポストに入るように、秋はそんな気持ちにもなるものです。

 誰もが安全で安心して学べる学校になるように、自分が自分らしくいられるように、一人ひとりが互いに人を思いやる優しさを持てるようにと思います。



11.11.土  
第6回池島音楽祭@
 昨夜しっかりと降った雨は今朝には止んでいました。午前8時、本校から和太鼓5台を運び出し、めざすは池島小学校体育館。本校のある地域が催す大きなイベント「第6回池島音楽祭」が始まります。
 
 午前9時30分、大勢の地域の方が集まりました。司会進行は本校放送部の4人です。

 はじめに池島公民分館運営委員長の開会挨拶、来賓の挨拶がありました。その後、オープニングとして、清朋太鼓部による「孔雀」「雷鳴」の演奏です。威勢のいい掛け声とともにクヌギ刳り貫きに赤毛和牛の分厚い皮を張った一尺八寸、一尺六寸の和太鼓からまっすぐな大きな音が鳴り響きました。十八番の2曲、息もぴったりです。



11.11.土  
第6回池島音楽祭A
 勇壮な清朋太鼓は大成功でした。大きな拍手をもらいました。

 続いて登場したのは、かわいい園児のみなさんです。池島幼稚園、恵徳幼稚園、めだか保育園の3園合同による楽しい合唱です。4、5歳児なので、ひとまわりすれば、本校の生徒になっているかもしれません。みんな元気に大きな声でとても上手に唄っていました。

 続いて、池島小学校4年生の合唱・輪唱・合奏です。合唱曲「いつだって」は音程をとるのがなかなか難しいと思いましたが、見事によく揃って歌いきっていました。次の輪唱も趣向が凝らされていて素敵でした。リコーダーを主とした合奏も見事です。今日のためによく練習してきたことでしょう。いきいきと元気もあって素晴らしかったです。



11.11.土  
第6回池島音楽祭B
 次はゲストの登場です。トランペットとパーカッションとピアノのプロの演奏です。それぞれの楽器の個性が引き出された見事な演奏を聞かせてくれました。

 休憩の後、池島中学校吹奏楽部の演奏です。昨年度までは本校吹奏楽部も参加していましたが、今年度は十周年記念式典との重なりもあって無理をせず見送りました。
 中学生の演奏は素敵でした。ぜひ本校に入学して吹奏楽を続けてほしいと思いました。

 この地域で生活する人たちが集まって、小学校の体育館で行う小さな音楽祭。とても素敵な時間でした。安全で安心な町づくりの一つの形がここにあると実感しました。

 フィナーレは会場のみんなで「もみじ」の大合唱です。実行委員会の皆さま、小学校、中学校、幼稚園、保育園の皆さま、地域の方々、本当に素晴らしい時間をありがとうございました。放送部のみんなも立派に司会を務めてくれました。ありがとうございます。



11.10.金  
パンジーが植えられました
 爽やかな青空に包まれ、ぽかぽかと日向ぼっこをしたくなる陽気です。

 今朝、正門を入った両側の花壇に、白、黄、えび茶色のかわいいパンジーの花苗をたくさん植えていただきました。水と空気と冬の光をいっぱい浴びて、春には大きな株になって花をたくさんつけることでしょう。いつも校庭の草木の世話をしてくださっているHiさん、Haさん、Yさんありがとうございます。

 すぐそばの桜の枝を見ると、紅に色づいた葉が落ちたところに小さな新芽がしっかりついています。草木は冬構えをしながら、もう春の支度を始めています。



11.10.金  
1年「書道T」〜創作〜
 1時間め、S先生の1年生「書道T」の授業を見学しました。
 今日からいよいよ創作です。これまでの臨書と違って、字に表情をつけて書きます。最初の第一歩をどんなふうに教えられるのか…、まさに目から鱗が落ちる授業でした。

 「『雨』という漢字を半紙に大きく書いてください。」

 S先生は半紙をいつもよりたくさん用意させました。ほとんどの生徒が半紙を縦に使い、臨書をしている時と同じように書いています。

 「半紙を横に使ってもいいんです。そして、自分が想像した雨を字に表現してみましょう。例えば、線の太さを変えたり、書く速さを変えたり、また、にじみやかすれも全然構いません。その一つひとつが表情になるのです。」

 すると、今度はいろんな「雨」ができました。書画カメラで映し出しながら、
「○○さん、これは、どんな雨ですか。」「◇◇さん、これはどんな雨?」
それぞれ答えが返ってきます。次に先生の書がいくつか映し出されました。激しさを表す場合は、太い線、かすれやにじみ等、字に勢いをつけて書くといいようです。

 「では、次に『風』を書いてみましょう。どんな風をイメージしますか。」

 私も書いてみたくなります。



11.10.金  
字に表情を入れる
 「風を『風』という一字で表現する。」

 臨書と違い、一気にレベルアップ、書家になったような気分になりそうです。さあ、生徒はどんな「風」を想像し、どんな風を書いたのでしょう。中にはきらりと光る作品もありました。学校にいると、生徒の素晴らしい才能に驚嘆することは珍しくありません。

 授業はどんどん進んでいきます。「次に仮名を書いてみましょう。半紙に『やさしい』」と書いてください。目標は「漢字仮名まじりの書」です。次に「やさしい風」と「はげしい風」を書きました。すでに結構いい感じの筆遣いの生徒もいます。それぞれの「やさしい風」「はげしい風」ができあがりました。

 「これは、音楽で言うと『作曲』のようなものです。」

 心に響く名言です。ちょっとジーンときました。

 「歌詞に曲をつけるとたちまち豊かな表情となって言葉が彩られます。」

 時間の終わりに、「千里の道も一歩から始まる」を書き始めました。この課題の最終目標は、自分の好きな言葉を書いてカレンダーにすることです。作品は展示するとのこと、とても楽しみです。



11.10.金  
3年「日本史演習」
 2時間めは、H先生の3年生「日本史演習」です。時代は昭和、日本が第二次世界大戦へと突入していく所です。

 この授業を選択している生徒の多くは、入試で必要のようです。授業は前回の復習から始まりました。

@「日本はこの時すでに日中戦争を行っていました。いつからですか。」「777。」
A「そう、1937年7月7日ですね。日本軍は首都を落したが、なかなか収拾できなかったのはなぜですか。」「蒋介石が率いる国民政府が重慶に逃れてアメリカやイギリスなどから物資の援助を受けてなかなか倒せなかった。」
B「その援助を何と言いますか。」「援蒋ルート。」
 先生が訊くとすぐに生徒が答えます。きちんと前回の授業の内容が定着しています。多くの生徒が上記の質問には同じように答えられそうな雰囲気です。

 地歴や理科の資料集や図解は、教科書よりずっと詳しく難しいことも掲載されています。H先生の授業は頻繁にその資料集を使いながら、詳しく時代の流れを掌握していきます。居眠りをする生徒は皆無、皆授業に集中しています。授業は1941年12月8日へと進んでいきました。

 第二次世界大戦を経験した人は、生徒はもちろん本校の教職員に一人もいません。だれも知らないことを史実として何を信じればよいのでしょう。学校で学ぶ教科書に書かれてある内容がいかに歴史教育では重大であるかが分かります。そして、学ぶ側も、教える側も、何のために学ぶのか、教えるのかをしっかり自分の中に持っておくことが大切です。



11.10.金  
1年「英語表現T」
 3時間めは、1年生「英語表現T」の授業です。担当はO先生。2クラス3展開の習熟度別編成で授業を行っています。

 はじめに黒板に「☆学ぶこと:動名詞(動詞の原型+ing)」とはっきり書かれました。さらに、「【特徴】@名詞の性質を持つ A動詞の性質を持つ 【訳】〜すること」と明記されました。生徒もきちんとノートに書きます。これで、今日は何を学ぶのかはっきりしました。

 「@名詞の性質を持つ」とはどういうことか。→「S、V、Cになれる。」
 「A動詞の性質を持つ」とはどういうことか。→「Oを持つことがある。」

 そして、それぞれ順番に、簡単に分かる例文が紹介されます。

 説明の後、練習問題をやってみます。授業の始めから隣の列の人と机をくっつけているので、いつでも教え合いができる状態になっています。当てられた人が前で黒板に答えを書きます。全員正解、皆よく理解しています。

 さらに、動名詞が目的語として不定詞をとることができることや、前置詞の目的語として使われることを例示し、また、確認の問題演習を行っていました。

 説明が端的でまとまっていてとても分かりやすい授業でした。



11.10.金  
ありがとうございました
 明日は池島音楽祭です。放課後、池島小学校体育館へ会場設営のお手伝いに行ってきました。すると、野球部の3人が、続いて男子バスケットボール部のみんなが来て、一緒に椅子並べをしてくれました。ありがとうございます。とても嬉しかったです。

 帰り道、夕日に照らされて、治水緑地のすすき野が金色に輝いています。

「よぉーおっ!」2年生の自転車置き場のほうから、清朋太鼓の勇ましい掛け声が聞こえてきます。地域の音楽祭の準備の帰り道、人の温もりを感じ、キラキラと眩しく輝く光の世界に包まれ、ドーンドーンと太鼓の音。こんなに身近に、こんなに素晴らしい、素敵な時があります。


 学校に戻り、しばらくすると、漢字検定終了の放送が流れました。2級1人、準2級12人、3級5人、計18名(1年6人、2年10人、3年2人)の生徒が受検したとのこと。頑張っている人に拍手、チャレンジするハートに頭が下がります。



11.09.木  
朝日を浴びて〜3年「英語読解演習」
 日の出に合わせるように目が覚める時刻も遅くなりがちで、いつも乗っていた電車に間に合わなくなってきました。早く蒲団に入るようにしても睡眠時間が長くなるだけで効果がありません。毎年やってくる現象です。まあ、よく眠れて健康的でいいやと思って済ませています。
 今朝も目標の電車より1本遅くなってしまいました。これだと乗り継ぎが悪く、地元の駅で10分ほどの違いが東花園では20分の差になってしまいます。少し残念な気持ちになりますが、それほど困っているわけではないので多分明日も同じ電車になりそうです。

 東花園の駅を降りて南に出ると、すぐに恩智川を渡る橋があります。天気の良い朝にこの橋を渡るのが楽しみの一つになっています。恩智川はここで一旦東へ向きを変え、生駒山へと流れていきます。この辺りは山側の方が土地が僅かに低くなっているのでしょう。

 今朝も橋の上からの風景は格別でした。川面にわずかに立つ波頭の先に太陽の光が斜めに鋭く当たり、にわかにたくさんの光の群れになってキラキラと眩しく輝きます。少し残念な気持ちになっていたのは、水面に当たる光が鋭角になればなるほど美しいだろうと思っているからです。一度ここで日の出を見ようと思っています。

 今日は英語ばかり3時間授業見学をしました。1時間めはM先生の3年生選択科目「英語読解演習」です。人数は19人、2人がゆったり座れる白いテーブルのある英語ルームでしっかり学習できそうです。
 今日の主題は、Why are these old Italian violins so special? およそ250年前のイタリアのクレモナの町で作られたバイオリンが最高の音が出るのはどうしてでしょう。M先生は、age(年齢)、wood(木材)、size・shape(大きさや形)、varnish(ニス)とそれぞれ書かれた4枚のカードを黒板に貼りながら、生徒と一緒に翻訳していきます。次へ次へと読み進めていきたくなる内容です。M先生はとても丁寧に進めています。
 それにしてもクレモナのバイオリンの音がどれほど素晴らしいのか聴いてみたいものです。
 



11.09.木  
1年「コミュニケーション英語T」
 2時間めは1年4組「コミュニティ英語T」、担当はK先生です。今日の範囲は教科書P.104 Lesson9 part3」。本文の主題は、Rising food demand leads to another global problem. の内容について、「仮想水も含め、水の需要が急激に増加していること」が挙げられます。本文の内容は、私たちにとても役立つ内容が掲載されていることが多いです。

 K先生は和やかで流暢な授業の進め方で、文法の学習に入っていかれました。今日の学習のテーマは「助動詞を含む受け身」です。必ず「助動詞+be+過去分詞」の形になることと、助動詞の持つ言葉のニュアンスにも触れられていました。生徒も楽しそうです。



11.09.木  
3年「Daily English」
 3時間めは学校設定科目3年生「Daily English」で、少々英語が苦手でも基礎からじっくり学習して、1年後には高校3年生レベルまで到達することが目標です。担当はS先生。文法事項を中心にじっくり学習していきます。前半は小テスト、『to』『ing』のどちらが適切かを考える問題です。

 小テストが終わり、今日は現在分詞の語法の続きです。これまでは、後ろから係る語法をもっぱら学習してきましたが、今日は前から後ろに係る語法の学習から始めるとのことです。

 I saw a crying baby in the train. ○
 I saw a baby crying in the train. ×

 どちらでもよさそうですが、「電車の中で泣いている赤ちゃんを(電車の外から)見た。」というような話になってしまうので、このような言い方はしないとのことです。なるほど、ちょっとした語順の違いで不自然な英語になってしまいます。

 また、現在分詞と動名詞との違いで、
 sleeping cats(眠っている猫たち)は現在分詞ですが、sleeping cars(寝台車)は動名詞。他にも a sleeping bag(= a bag for sleeping)(寝袋)や sleeping pills(= pills for sleeping)(睡眠薬)や the reading glasses(老眼鏡)など動名詞が他の名詞と接続して一つの語になっているのがあると学びました。動名詞かどうか、意識していなかったところです。一つひとつきちんと文法的に説明できるようになることも大切だと感じました。



11.09.木  
2年分野別進路説明会@
 午後から、2年生は「分野別進路説明会」を行いました。5時間めと6時間めそれぞれ1分野ずつ興味・関心のあるコースを選択し説明を聴きます。今日は全部で43分野に細かく分けられていて、中には希望者が一人でも来て説明をしてくださった大学もありました。



11.09.木  
2年分野別進路説明会A
 それぞれのコースの説明は、該当する大学や専門学校の方に来てもらってしていただきました。もちろん大学や専門学校の広報の観点が全くないというわけではありません。しかし、説明の中心は、例えば「理学療法士」なら、「どんな職業か。資格を取るにはどんな方法があるか。資格を取るまでにかかる時間と費用は。いま、何をすべきか。」など、コースそのものの説明になるように打ち合わせしています。
 みんな説明を真剣に聴いていました。



11.09.木  
2年分野別進路説明会B
 講師の方はみなさんとても上手に話をされています。どんどん前のめりになって聴き入っている生徒も少なくありません。一人2分野の説明を聴き、自分の将来の展望が開けたでしょうか。
 講師に来てくださった先生方、コーディネートしてくださった方、ありがとうございました。

 



11.09.木  
3年球技大会開幕戦@
 3年生は今日と来週2週連続の球技大会です。気がつけば高校生活もあとわずか。学年の先生方が最後に想い出に残る何かをさせてあげようと、クラス対抗戦の球技大会を催しました。
 
 朝から下足ロッカー横の壁に、今日のトーナメント表が張り出されています。男子はサッカー、女子はキックベースボールとバレーボールです。5時間め、爽やかな晴天のもとゲームが始まりました。



11.09.木  
3年球技大会開幕戦A
 男子サッカーは、コンパクトなピッチで攻守が目まぐるしくかわり、なかなかエキサイティングでした。3位決定戦では1組が勝ち、決勝は2点を先制した5組が、5対2で4組の反撃を制しての優勝でした。



11.09.木  
3年球技大会開幕戦B
 女子キックベースボールも2コートを使い、スリリングなゲームを繰り広げていました。鮮やかなキックでホームラン、ダイアモンドを1周してチームメイトとハイタッチするシーンもしばしば見ました。
 3位決定戦では、男子と同じ1組が勝ち、決定戦は5対4で5組が4組に逆転勝ちして優勝しました。優勝の瞬間、自然と輪になって喜びを分かち合っていました。
 みんな楽しそうです。



11.09.木  
3年球技大会開幕戦C
 グラウンドでの決勝戦を見届けてから、体育館に急いでいきましたが、ちょうど最後のゲームが終わる時で、ゲーム中の写真を取ることができませんでした。
 バレーボールは10分1セットマッチのクラス総当たりで、勝ち数の多い順に順位が付けられます。
 優勝は3組、お見事全勝優勝です。2位は3勝3敗が4クラスありました。各クラス全6試合の失点の合計が少ない順に順位を決定しました。結果は2位4組、3位6組となりました。
 グラウンドで再集合します。



11.09.木  
3年球技大会開幕戦D
 今日予定していた全試合が終わり、グラウンドに再集合した頃には北西風がかなり強くなっていました。全員整列して今日の結果発表と来週のドッヂボール大会で総合優勝が決まるので頑張ろうと激励の言葉がありました。

 
 いい天気でよかったです。小学校の頃から毎年のように行ってきたと思われる「球技大会」も、おそらく今回で最後になる人も少なくないでしょう。楽しい思い出が一つできそうです。



11.08.水  
濡れそぼつ
 立冬から一夜明け、未明から地雨が降り続いています。雨の中を登校してくる生徒たちの表情も少しばかり辛そうです。

 雨粒は風もなく、まっすぐに中庭の池の水面に落ちてはまん丸の波紋が広がります。雨音だけが聞こえます。 
 色づき始めた紅葉がしっとりと濡れて色鮮やかです。雨の日は、雨の趣があってよいものです。今日はどんな一日になるのでしょう。生徒たちは教室で真剣に授業を受けているところです。



11.08.水  
3年「美術V」
 水曜日の2時間めと3時間めに3年生「芸術V」の選択授業があります。今日は美術室を訪ねてきました。
 美術Vを選択している生徒は14人、担当はF先生です。和やかな雰囲気の中、みんな熱心に取り組んでいます。テーブルの上にはたくさんのマッチ棒の軸が入った袋と木工ボンドが置いてあります。横には簡単な図面。マッチ棒を繋げながらそれぞれ自分で考えた立体を組み立てています。
 先週からこの課題に取り組んでいるとのこと、完成すれば中に電球を取り付けて、みんなで点灯式をするそうです。
 なるほど、きれいなイメージがぱっと目に浮かびました。どんな作品が出来上がるか楽しみです。



11.08.水  
2年「世界史A」
 3時間めは、2年2組の世界史Aの授業を見学しました。担当はM先生、世界史Aは必履修科目で2年生全員がクラス単位で授業を受けています。2組は欠席ゼロ、みんな元気です。

 今日は「地中海帝国ローマの完成と帝国の解体」について。黒板には当時のローマ帝国の勢力が及んだ地図と皇帝の肖像画が貼ってあります。
 はじめに、先生が大きな写真を1枚ずつ見せながら皆に尋ねます。
 「これは何?」
 生徒はそれぞれ元気に答えます。正解は「コロシアム」「水道橋」「アッピア街道」「凱旋門」。どれもローマ帝国時代につくられたものだそうです。広大な属州と奴隷の流入。帝国ローマは繁栄を極めますが、豊かな国になればなるほど侵略者はやってくるもので、ゲルマン人の侵入やササン朝の侵略等に属州が脅かされるようになり、状況が変わります。やがてローマは東西に分裂、解体していきます。

 M先生はたくさんの例を挙げながら、時間の経過とともにどんな出来事が起きたか、なぜ起きたか、ということを分かりやすく説明されていきます。50分間ほとんど喋り続けているように感じるほど、とにかく先生が元気いっぱいで楽しそうです。知らず知らずのうちに、生徒たちはM先生のペースに乗っていきます。あっという間の50分でした。

 日本では、ようやく国ができ始めたころ、地中海ではすでに大帝国ローマが巨大な勢力を持っていたとは思いもつかなかったことでしょう。そもそも地球という概念が日本ではいつごろできたのでしょう。人間の歴史を紐解いていくことは決して容易くはないと改めて感じました。ありがとうございました。



11.07.火  
曇り空
 雲の多い朝になりました。わた雲が水滴を蓄えて幾重にも並んでいます。どうやら天気は下り坂に向かっているようです。

 昨日のお昼頃、ロンドン橋から治水緑地の木立に向けて、立派な望遠レンズをつけたカメラが何台も並んでいました。
 「何が来ているのですか。」と尋ねると、「オオタカ。」と優しく教えてくれました。
 お目当てのタカは木立の中に入り込んでなかなか姿を現しません。
 「根競べですね。」カーキ色のジャンバーの男性は、にこりと頷いて、眼光鋭く視線を木立の方へ向けました。

 本校のすぐ前に、オオタカがやってくるとは感激です。大きな羽を広げてゆっくり旋回する勇壮な姿を私も見てみたいと思いました。今日もやってくるでしょうか。

 雲間から初冬の柔らかな陽射しがレースのカーテン越しに入ってきました。今日は2時間めと3時間めに数学の授業を見学する予定です。また、楽しみな一日が始まりました。



11.07.火  
1年「数学A」〜円と接線・方べきの法則〜
 2時間めに1年7組の「数学A」の授業を見学しました。担当はS先生です。
 今日の内容は、「円と接線の関係」「方べきの法則」を用いた問題演習です。前回に学習した内容を使ってプリントの問題を次々と解いていく課題が出されました。11日振りの授業とあって、前回の内容を忘れてしまっているかもしれません。

 「11日も経っているので忘れてしまっている人もいるかもしれないので、この前と同じ班になって、一緒に頑張って思い出して教え合って解いていきましょう。」S先生の指示で一斉に机が動き出し、6つの島ができました。さあ、一人ではなかなか解けない問題がグループになれば解けるでしょうか。円と接線の関係にはどんな関係があったでしょう。円に内接する四角形の対角の和が180°になることも頭に入れて考えます。先生が机間巡視をしながら、個別に教えたり、様子を見て多くの生徒が忘れていることを黒板に書きながら解き方を教えたり、と、柔軟に対応しながら進められています。

 横で見ていると、やはり班になった方が生徒みんなの理解が早まっているようです。補助線を1本引くだけでさらりと解ける問題もあり、見つけた生徒は嬉しそうにしていました。
 数学はドリル練習をたくさんすることが必然です。今回の内容は、問題を見た瞬間に答えの見当がつくぐらいに、速く確実に解けるよう何度も問題演習を重ねることが肝要です。生徒の皆さん頑張ってください。



11.07.火  
1年「数学β」〜判別式〜
 3時間めは1年1組の教室で「数学β」標準コースの授業を見学しました。担当は初任のS先生です。
 今日の内容は二次関数について判別式を用いて解を求める練習です。f(x)=ax2+bx+cの二次関数が示す曲線のグラフを描いて、曲線がX軸と2点で交われば、f(x)=0となる実数解が2つ、X軸に接していればf(x)=0、接していなければ実数解はなし。グラフを見れば一目瞭然です。
 しかし、判別式を見れば、グラフを描かなくてもわかってしまうという「技」がいかにすごいかを今日は知る時間です。

 S先生の言葉には無駄がなく、端的で分かりやすいです。生徒もよく頑張っています。
この範囲は、判別式ばかりに気をとられてしまうと、何を解いているのかわからなくなってしまうので注意が必要です。そもそも方程式が実数解をもつということは、グラフとX軸との交点があるといことだと認識しながら解くことが大切です。



11.07.火  
文書デザイン検定案内
 1年生の教室の後ろの黒板に目立つように貼ってありました。「文書デザイン検定」の案内です。申し込み締め切りは今日のようです。
 本校では、毎年1級合格者がたくさんいます。1年生でもどんどんチャレンジしてほしいと思います。LAN教室は今月いっぱい検定の練習で使えるようにしていただいています。頑張ってください。



11.06.月  
2年「英語理解」
 自転車のハンドルを握る手がかじかむほどひんやりした朝になりました。風もなく、薄青の空が高く感じます。
 「どこまでが空で どこからが空の向こうなんだろう。」
 そんなことを思いながら、うっすらと靄がかかる学校へ向かいました。生駒にかかる霧雲は濃白の塊になって細長くたなびいています。冬が近づいてきました。

 2時間めに2年生発展コースの「英語理解」を見学しました。生徒は20人、担当はM先生です。
 今日の内容は、テキストP.30「受動態」です。「P.30の内容は一つひとつは難しくないけど、受動態について知っておいてほしいことがいっぱい詰め込んで載せてあるので、こんがらがってしまいかねません。一つひとつきちんと整理して覚えることが大切です。」

 M先生の説明はとても丁寧で分かりやすいです。

 AThe book can be borrowed from library.
 BThe stadium is being built now. 
 CThe song has been sung by a lot of singers.

 それぞれ英文を読んで訳して、否定文と疑問文に正確に変えられるか、確認していきます。授業を受けている生徒全員からO.K.のサインをもらいました。

 次の例文は少し違うようです。

 He gave her some flowers.

 このように目的語を2つとる動詞の場合、受動態は目的語を主語にするので、2通りの受動態の文が出来上がります。どちらの方が一般的か、生徒はすぐにわかったようです。
 ところが、全く同じ意味でも、次の場合は受動態は1通りしかできないことを強調されていました。

 He gave some flowers to her. → Some flowers were given to her by him.

 さらに、gave を bought に変えた場合はどうなるか…。生徒と一緒に考えます。M先生は、一人ひとりの学習状況を把握しながら確実に進んでいきます。無駄な時間もなく定着率も高い授業でした。ありがとうございました。



11.05.日  
本のPOP広場〜府立中央図書館で展示されています
 10月31日発行の図書館だよりに掲載されていましたように、大阪府立中央図書館主催の「第10回 あなたのおすすめ 本のPOP広場」コンテストに今年度も本校美術部員の作品を応募しました。
 このコンテストはPOPの持つ「読んだ本のすばらしさを表現し、伝える力」、また「本を読みたい気持ちにさせる力」を活用し、多くの人に本のすばらしさを伝え、本を読むきっかけにしていただきたいとの思いから開催されているものです。
 今年度は高校の部417作品、中学の部813作品の応募があり、残念ながら本校生の入賞はありませんでしたが、応募された全作品を中央図書館1階展示コーナーで見ることができます(本日まで)。

 応募作品を複製して本校図書館前にも掲示しています。応募前に校内審査し最優秀賞等を決定しました。どの作品も工夫がいっぱいで、スキルも高くさすが美術部だと感心しました。高校展の制作の合間を縫って制作したと聞き、感心するばかりです。
 
 写真中央は最優秀賞、右は優秀賞の作品です。



11.05.日  
本の魅力
 POP校内入賞作品紹介の続きです。写真左から、校長賞、作品賞、きらめき賞です。入賞しなかった作品も含めて、素敵な作品ばかりでした。

 いったい世界中に「本」は何冊あるのでしょう。ふと手にとった一冊の本には、筆者の深い思いが詰まっています。一冊の本を書くには、相当なエネルギーがいるはずです。本を読み、そのエネルギーの源となる人の思いに触れた時、全く思いもしなかった影響を強く受けることがあります。

 図書館はそんな本がたくさん集まっているところです。世界中のたくさんの人の思いが言葉になり、時を越え、時代を越えて、本棚に整然と並んでいます。もし、本の代わりにこれらの筆者がずらりと並んでいたら、どんな光景を見ることになるのでしょう。いつの時代のどの国のどんな人がいるのでしょう。
 そう思いながら、図書館を訪れると怖ろしくなってきます。図書館は巨大なエネルギーの宝庫、まさにパワースポットそのものです。

 時には、一冊の本が自分の生き方を変えることもあります。高校生の時、物理の先生から戴いた田中一氏の「自然の哲学」、学校帰りに天王寺の本屋で買った外科医でありながら鍼灸の道に進んだ間中喜雄氏の「むんてら」は、深く考えさせられた本として少なからず影響を受けたように思います。ぜひ、高校生のうちに、「心に残る一冊」とであってほしいと思っています。



11.04.土  
秋は読書 月のころはさらなり
 中秋の名月の翌月の十三夜の月は「後の月」や「栗名月」「豆名月」などと呼んで縁起の良い月とされ、中秋の名月と並んでお月見をする慣習がありますが、最近はあまり話題にならないようです。
 今年は11月1日が「後の月」でした。今夜は見事な満月が天心に白く輝いています。

 10月27日から11月9日までの2週間は読書週間です。今週末は台風の影響もなく、久しぶりに穏やかな週末を迎えています。明日も移動性の高気圧に覆われて一日中良い天気に恵まれそうです。
 
 南館3階の図書館前の掲示板に、かわいいポスターが貼られています。3年保育エリアの生徒の作品です。秋の夜長、ふんわりとやさしい月明かりに包まれて、読書を楽しむのもよいかもしれません。心豊かな日々を過ごしてほしいと願っています。



11.03.金  
future〜不可能を可能に〜
 文化の日、よく晴れました。今日は午前中はヒューマンライツフォーラム2017に参加するため今宮高校に、午後からは車いすダンスパフォーマンスに出演する生徒を応援しに奈良文化会館国際ホールに行って来ました。
 
 ヒューマンライツフォーラムは、大阪高校部落解放研究集会として始まり、今年で32回めになります。主催は生徒実行委員会。部落問題をはじめとする人権問題について研究・発表・体験・討論などを行い、他校の人たちとの交流を深め、「人権文化を創造する仲間づくり」をすすめることを目的としています。
 今年度の大会テーマはfuture〜不可能を可能に〜。「現代の部落問題」、「支援の必要な人たちを知ってほしい」、「韓国朝鮮について」、「平和」、「スマホ問題」の5つの課題についての発表があります。生徒実行委員会のメンバーが、5月から何度も集まって話し合いを重ね、準備をしてきたとのことです。

 このような生徒が主体となったひとつな学校に留まらない学びのネットワークがあること、その取り組みと発表を参加者皆で共有できることは、素晴らしいとつくづく感じます。

 今日は理科のY先生と一緒に参加し、私は昼から奈良へ向かいましたが、2チームの発表が聴けてよかったです。本校でも生徒が互いの違いを尊重して認めあい、支えあい、高めあうような集団づくりを、生徒自身が進めていくような取り組みをもっとたくさんしていきたいと考えているところです。

 実行委員会のみなさん、ありがとうございました。



11.03.金  
彼方の光
 前に紹介しました3年生の米村一輝さんが所属するジェネシス オブ エンターテイメントによる「車いすダンスパフォーマンス」の公演が午後3時半から奈良県文化会館国際ホールで行われました。9月1日に開催された「第32回国民文化祭・なら2017」「第17回全国障がい者芸術・文化祭なら大会」は大詰めを迎え、会場は大いに賑わっていました。

 ジェネシスのステージは圧巻でした。何とも言えない感銘と感動が湧き出して止まりません。

 今日のステージは特別でした。公募により集まった一般の16人が、8月からワークショップに通い、3か月間の特訓の成果の発表の場でもありました。16名のダンス曲は「彼方の光」。青白く煙る光に包まれて、幻想的で厳かなパフォーマンスを披露してくれました。米村さんも一緒です。

 高校生ダンサーは米村さん一人のようです。大学生1回生の方とインタビューの時間もありました。「高校生です」と彼が答えた時、会場にどよめきのような声があちこちから聞こえてきました。彼のパフォーマンスが素晴らしいことを証明しています。



11.03.金  
仲間とともに
 公演はさらに会場と一体になっていきます。「少し身体を動かして」と、大きな3つのゴム風船がステージから会場に向かって放たれました。「全員風船をさわってくださいね!」とリーダーの鈴木さん。一段と場内が明るくなりました。

 また、会場から飛び入り参加でダンスの体験です。「やってみたい人!」「はいはい!」「では、そこの白いトレーナーの方」…。有志8名の方がステージに上がり、ダンス体験です。なんとスペシャルゲストのせんと君も登場です。楽しい時間。でも、車いすに乗ってダンスをするのは、とても難しそうです。

 そして、再びジェネシスの見事なダンス。車いすに乗り、くるくるくるとまるでフィギアスケートを見ているようです。相方との息もぴったりです。

 感動のうちにアンコールも終わり感動のフィナーレです。そして、幕が下りました。

 「はじめは『喜び』と『怒り』しかなかった。やがて、『悲しい自分』を知った時、孤独になった。でも、隣に『仲間』がいた。」
 
 午前に参加したヒューマンライツフォーラムでも繰り返し聞きました。「仲間」は多くの場面で最も重要なことばとして出てきます。米村さんの周りのたくさんの「仲間」を見ました。米村さんもまた誰かの「仲間」です。

 素晴らしいダンスパフォーマンスと素敵な時間をありがとうございました。生徒の皆にもぜひ観てもらいたいと思いました。



11.03.金  
学校では
 夕方、教頭先生からメールが届きました。学校ではいつものように部活動や講習で元気に頑張っているとのことです。三連休の初日、それぞれの文化の日を生徒は過ごしているようです。



11.02.木  
1年「数学β」〜解の公式を導く〜
 よく晴れた冷んやりとした朝になりました。夜の間にかなり気温が下がったのか、生駒の峰の麓にかかる朝靄が山の端まで広がっています。

 今日は2時間めと3時間めに授業見学をしました。
 2時間めは、H先生の1年「数学β」発展コースです。1年生の数学は5単位のうち2単位を習熟度別少人数制に展開して授業をしています。このクラスは14人が学んでいました。

 今日のテーマは「2次方程式」。問題を解きながら、まず基礎基本の確認を行います。H先生は、生徒が間違う箇所を知り尽くされているのがよくわかります。方程式の解を導く過程で、どこで何に注意にすればよいか、分かりやすい言葉と記憶に残る絶妙の間合いで生徒に考えさせるように問いかけながら指摘してくれます。
 また、一人ひとり表情を見ながら、理解の様子をチェックできるのも少人数制の強みです。

 次に、axx+bx+c=0 の2次方程式から、中学3年生の時に暗記した「解の公式」を導き出します。分数、ルート、正負の符号など計算時にミスをしやすい所がいくつかあります。発展コースといえども基礎を完璧に押さえてミスをゼロにすることが大切。とても丁寧に教えてもらっていました。問題演習では皆すらすらと解いていました。



11.02.木  
1年「化学基礎」〜モルの概念〜
 3時間めは、1年7組「化学基礎」の授業を見学しました。担当はN先生です。
 始めに前回の小テストの返却があり、どの箇所でどんな間違いをしやすいか、細かく丁寧に振り返りをしてくれました。
 
 そして復習を兼ねて、教科書などでよく登場する物質の分子量、または式量を求めていきます。水分子のようにH(水素原子)2個とO(酸素原子)1個が結合して一塊になっている分子もあれば、NaCl(塩化ナトリウム)のように、方向性のないイオン結合によってNaとClが1対1の割合で立体にずらりと並んでいるものもあります。分子量とは、式量とは何を表しているか、きちんと正確に伝えながら、進められていました。

 基準はCの12。すると、Naは23、Clは35.5、Sは32…。教科書の表にある原子量の値はどれもよく出てくるのでそのうちに自然に覚えてきますが、問題文に明記されているから覚える必要はないと聞き、生徒は一安心です。
 しかし、先生は「私は親切ではない。」と、とても親切に教えながら切り出されました。「例えば『メタンCH4の分子量は?』と教科書にはCH4と組成式が書いてありますが、私は書かないかもしれません。」
 何を覚えるのが大切か、はっきりと示されています。

 次に問題演習。先ほどの数学と同じように前で生徒が答えます。皆スラスラと答えていました。

 あっという間に時間が過ぎていきます。あと10分になって、いよいよ化学基礎の山場の「モル」に入ります。
 「化学の世界でものの量を比較する時、グラムやリットル等いろいろな単位があるので、たとえば銅100グラムと水1リットルとどちらが量が多いですかと言われても単位が違うと比べようがない。そこで、『数が多い方がものの量が多い』として、例えば水素原子1グラムなら○○個というように表した。これはまるで、『1ドルは114円』という為替レートのようなものです。」と、実際に1ドル紙幣と1円玉114個を手に持って見せられていました。

 なるほど、そういう教え方もあったんだと、とても勉強になりました。さて、生徒は頑張ってモルのぜひ概念をマスターしてほしいと願っています。 



11.02.木  
八重山を学ぶ
 木曜日の5、6時間めは「総合的な学習の時間」とLHRです。3年生は盛りだくさんで、何をするかは一言では言えないとのことです。

 2年生は、体育館に集合です。今日は、沖縄本島出身の上條恵奈美さんと西表島出身のまーちゃんのお二人にお越しいただき、上條さんには沖縄や八重山の立地や自然、文化や伝統など幅広く教えてくださいました。沖縄の風土、美しい自然、ソウルフード、文化と伝統など、スライドを見せながらとても分かりやすく教えていただきました。最近は、きれいなサンゴ礁が海水温の上昇により死滅して白く石灰化しているものが増えていること、石垣では外来種の孔雀が繁殖して困っていること等、課題も教えていただきました。



11.02.木  
琉球舞踊と三線と唄〜風人の思い〜
 後半の6時間めは、琉球舞踊と三線と唄です。
 はじめに、先ほど説明してくれた上條さんが民族衣装を身に纏い、音楽に合わせてゆるいゆるりとステージ左側から現れました。上條さんは琉球舞踊で優秀賞をとられた経歴の持ち主です。また、大学在学中にオリオンキャンペンガールに就任し、俳優やタレントとしても活躍されていたそうです。身のこなし方などは流石でした。

 続いてまーちゃんの登場です。まーちゃんは、西表島の出身で、子どもの頃から西表の美しい海を守りたいと思い続け、その思いが唄を歌って世界中に発信し続けることになったと話されました。今では「まーちゃんバンド」として大阪を中心に活動し、知る人ぞ知る有名なミュージシャンです。

 竹富島発祥の「安里屋ユンタ」、八重山の民謡「繁昌節」に続き、二十歳の時に初めて作ったオリジナルの「たからもの」を三線を弾きながら唄ってくれました。「たからもの」の歌詞の冒頭の言葉がは、ある日、島のおじいがつぶやいた言葉だそうです。

「ばーかけらのいのち しまとぅとぅみ あらしょーに」

 いのちがつながり、思いがつながります。素晴らしい感動的な唄でした。

 最後に島唄をみんなで歌って終わりました。ありがとうございました。



11.02.木  
1年進路講演会
 1年生は、5、6時間めを利用して外部講師をお招きし、進路講演会です。講師は産経新聞進学相談会の今井さん、タイトルは「夢を持つことの大切さ」〜進路選択を考える方法とは〜です。
 
(1)皆さんにとっての「夢」とは…?
 「将来の夢=どう生きたいのか」そこから逆算すると今すべきことが見えてくる。
 @どう生きたいのかを決める
 Aそれを実現する職業を考える
 Bその職業に必要な知識や技術を調べる
 Cそのスキルを身につける学校を探す
 という順に具体化していきます。

(2)好きなことを追求する
 @どう生きたいのかを決める方法は、自分の好きなことを追求すること。
 A「楽しい」「幸せ」「充実」と感じるのかを考えてみる。
 B大きいことから小さいことまで100個挙げてみよう。好きなことを100個も挙げると、  自分のやりたいことの傾向が分かります。
 C将来の夢や進路について真剣に考えること。
  →将来の夢や進路というのは1日や2日では決まりません。

 そしてこれからの社会情勢や大学の様子等を話され、社会人になった時に求められるものは何か、次の4点をずばり示されました。
(1)各教科の基礎学力 (2)繰り返し努力できる力 (3)自分で考え判断できる力最後に(4)人間としての力 です。なかなか難しいことです。

 さあ、いよいよ講演も終盤です。最後に2年生になる前の「今」することを熱く話してくれました。

 講演が終わり、表情がきりっと変わった生徒もいました。今日は、コース選択を決める最終日です。文系大学進学を志す生徒は、まず人文探究専門コースに行く覚悟を持つことだと思います。時にはがむしゃらに勉強する、特に授業では精一杯頑張る意欲と覚悟を持ってほしいと願っています。よく考えて、何をすべきか明確にして反らさず向き合ってください。生徒の将来が楽しみです。



11.01.水  
冬されの朝
 11月になりました。季節は寒露から霜降へと移ろいでいきます。

 いつも土手の通勤路、お気に入りの場所です。また、自転車を降りて、しばし朝靄に煙る生駒の峰を眺めながら、すぅーっとひと息大きく吸い込み、肺の奥までしっとりと冷んやりした空気で満たされるのを感じました。
 
 今日は午後から池島小学校で交流会があります。また、担任の先生は懇談を、他の先生方は中学校訪問に出かけます。月初めの朝、生徒が次々と登校してきています。



11.01.水  
文字コードを復号しよう
 今日は、4時間めに1年6組の「社会と情報」の授業を見学しました。担当は情報科のK先生と理科のY先生、場所は南館4階第2PC教室です。

「00110100、01101101、00110101、00100001」
「00110000、01101100、01010111、00110001」

 こんな数字が並んだ小さな紙が一人ひとり配られました。どうやら隣の人とは違う数字の列になっているようです。なかなかハイレベルな実習が始まりました。
 実習のテーマは、「2バイト文字コードを復号しよう」です。0と1の数字の列は2進法の値でした。それを表を見ながら16進法表記に変換します。すると、ある漢字を表すコードが浮かび上がってきます。たくさんの漢字がぎっしりと並んだコード表からその漢字を見つけるのです。
 上の2進法の列で表された漢字は、「関西空港」「危機一髪」でした。

 前半の20分、キーボードを打つ信号がどのようにして文字になるか、その仕組みを知るひとつの実習です。難しい内容もK先生は楽しみながら理解できるようにとても工夫されています。生徒は熱心に取り組んでいました



11.01.水  
自由研究発表へ向けて
 授業の後半30分は、Power Pointで自由研究のプレゼンテーション用スライドの作成です。10月から毎時間、授業の後半を使ってこの課題に取り組んできたようです。
 自分の興味や関心のあるテーマを選び、それについて調べ学習をして、わかったこと、伝えたいことをスライドにしていきます。図や写真、グラフなどスクリーンを見て分かりやすい工夫が必要です。ネットで見つけた表があれば、グラフを作って表示するなど学んだスキルを活用して視覚化を図ります。

 「人間の細胞」「星座」「旧暦」「宇宙ゴミ」「待機児童」「巨大地震」…、テーマはそれぞれですが、科学分野が多いように感じました。どれも面白そうです。
 生徒の質問は、パソコンの操作から研究の内容まで様々です。「先生〜!」と手が上がるたびに、あちこち動き回り、丁寧に答えられていました。

 教室の前の壁に、発表について相互評価する時の「ルーブリック」が貼ってありました。1年生はすでに自己紹介の発表を全員しています。今度はどんな発表になるのでしょう。次の時間で仕上げ、発表会を行うとのこと。皆とても熱心です。ぜひ見に来たいと思いました。



11.01.水  
自主学習への誘い
 教室の後ろには、日本語ワープロ、文書デザイン、ホームページ作成の1級合格者の名前がずらりと並んだ紙が貼り出されています。毎年たくさんの人がこれら各種検定の1級に合格しています。1級はなかなか難しいのに、あっぱれです。
 今度は11月29日(水)放課後に文書デザイン検定を行うとの案内が、前に大きく貼られていました。ぜひチャレンジしてください。

 日中はぽかぽかと温かくなりました。今日も午後からの授業はなく、生徒は懇談や部活動へと分かれていきます。嬉しそうに下校する生徒もいます。土曜日はいつもこんな感じだったなぁと思い出しました。

 そんな中、大講義室では昨日行われたスタディアプリ受講者の「第2回到達度テスト」を休んだ生徒が受検に来ていました。また、4階の教室では、11月10日(金)に本校で行われる漢検のためのプレテストを行っていました。

 自ら進んで学ぼうとする意欲、すばらしいです。頑張ってください。



11.01.水  
お兄ちゃんお姉ちゃんがやってきた
 午後1時半、池島小学校にまたまた生徒会のお姉ちゃんお兄ちゃんがやってきました。一昨日に芋掘りを一緒に行って外で遊びました。今日は教室で楽しい交流の時間です。

 2年生の教室の前にはさつま芋の観察記録の絵日記がずらりと展示してあります。一昨日に収穫した芋で2時間めにスィートポテトを作ったそうです。後で子どもたちからもらっていました。

 生徒が小学2年生のために用意してきたゲームは「○×クイズ」と「くだものビンゴゲーム」2種類。「ドラえもんは『たぬき型ロボット』である」、「パンダのしっぽは黒い」…。質問のたびに○と×に分かれます。生徒が正解を伝えるたびに凄い歓声が上がりました。



11.01.水  
ありがとう!池島小学校2年生のみなさん
 「くだものビンゴゲーム」は小学2年生の子どもたちにちょうどよかったようです。縦横3つずつのマスに、自分の好きなくだものを書き込んでいきます。色wんぴつうぉ使って絵を描いてもいいし、言葉で書いてもいいです。そして、ビンゴになれば、素敵な景品(生徒会のメンバーが作った折り紙など)がもらえます。

 もも、ぶどう、みかん、バナナ、いちご、りんご、パイナップル… 皆いろいろな果物を描いていきます。中には「ラズベリー、レモン、ブルーベリー」と書いている子どももいて感動です。ビンゴで景品をもらってとても嬉しそうにしています。

 あっという間の1時間でした。お別れの時、児童の一人が代表して「お礼の言葉」を言ってくれました。お兄ちゃんお姉ちゃんからは1人ずつ全員に「お芋バッヂ」が渡されました。一つひとつ丁寧に作ったのでとても喜んでくれました。生徒も嬉しかったことでしょう。とてもいい顔をしています。

 また、会いたいと思いました。これからもっといろんな交流ができればいいなと思いました。池島小学校のみなさん、ありがとうございました。



11.01.水  
なんかいいなぁ〜
 生徒より一足早く小学校を出ました。学校に戻る道中、治水緑地がまたまたきれいでした。開いた芒の穂の群れが波となって、さらさらと金色に輝いています。

 「なんかいいなぁ〜」

 こんなに美しい風景の中に本校があっていいのでしょうか。ため息のような言葉にならない独り言が自然と出てしまいます。府立高校は他にもたくさんある中で、こんな景色を日々見る学校に勤めることができて申し訳ないとさえ感じるほどです。最高の気分です。

 学校に戻ると、時計塔のそばで陸上部が練習をしていました。中間考査明けから保健体育科のT先生に来てもらっています。選手たちはとてもいきいきとしていました。その様子を見て私もとてもうれしく思いました。毎日コツコツとしんどい練習を楽しくこなすことが、強い身体をつくるポイントだと思います。今月も公式戦があります。頑張ってください。

 先ほど交流を終えて戻ってきた生徒会執行部のメンバーは、早速振り返りをしていたとのことです。それぞれのクラスでどうだったか、もっと工夫するところはなかったか等、さらに充実した交流ができるように大切な時間を持っていたと、担当の先生から聞き、嬉しく思いました。