11.05.日  
本のPOP広場〜府立中央図書館で展示されています
 10月31日発行の図書館だよりに掲載されていましたように、大阪府立中央図書館主催の「第10回 あなたのおすすめ 本のPOP広場」コンテストに今年度も本校美術部員の作品を応募しました。
 このコンテストはPOPの持つ「読んだ本のすばらしさを表現し、伝える力」、また「本を読みたい気持ちにさせる力」を活用し、多くの人に本のすばらしさを伝え、本を読むきっかけにしていただきたいとの思いから開催されているものです。
 今年度は高校の部417作品、中学の部813作品の応募があり、残念ながら本校生の入賞はありませんでしたが、応募された全作品を中央図書館1階展示コーナーで見ることができます(本日まで)。

 応募作品を複製して本校図書館前にも掲示しています。応募前に校内審査し最優秀賞等を決定しました。どの作品も工夫がいっぱいで、スキルも高くさすが美術部だと感心しました。高校展の制作の合間を縫って制作したと聞き、感心するばかりです。
 
 写真中央は最優秀賞、右は優秀賞の作品です。



11.05.日  
本の魅力
 POP校内入賞作品紹介の続きです。写真左から、校長賞、作品賞、きらめき賞です。入賞しなかった作品も含めて、素敵な作品ばかりでした。

 いったい世界中に「本」は何冊あるのでしょう。ふと手にとった一冊の本には、筆者の深い思いが詰まっています。一冊の本を書くには、相当なエネルギーがいるはずです。本を読み、そのエネルギーの源となる人の思いに触れた時、全く思いもしなかった影響を強く受けることがあります。

 図書館はそんな本がたくさん集まっているところです。世界中のたくさんの人の思いが言葉になり、時を越え、時代を越えて、本棚に整然と並んでいます。もし、本の代わりにこれらの筆者がずらりと並んでいたら、どんな光景を見ることになるのでしょう。いつの時代のどの国のどんな人がいるのでしょう。
 そう思いながら、図書館を訪れると怖ろしくなってきます。図書館は巨大なエネルギーの宝庫、まさにパワースポットそのものです。

 時には、一冊の本が自分の生き方を変えることもあります。高校生の時、物理の先生から戴いた田中一氏の「自然の哲学」、学校帰りに天王寺の本屋で買った外科医でありながら鍼灸の道に進んだ間中喜雄氏の「むんてら」は、深く考えさせられた本として少なからず影響を受けたように思います。ぜひ、高校生のうちに、「心に残る一冊」とであってほしいと思っています。