1年「書道T」〜創作〜
1時間め、S先生の1年生「書道T」の授業を見学しました。
今日からいよいよ創作です。これまでの臨書と違って、字に表情をつけて書きます。最初の第一歩をどんなふうに教えられるのか…、まさに目から鱗が落ちる授業でした。
「『雨』という漢字を半紙に大きく書いてください。」
S先生は半紙をいつもよりたくさん用意させました。ほとんどの生徒が半紙を縦に使い、臨書をしている時と同じように書いています。
「半紙を横に使ってもいいんです。そして、自分が想像した雨を字に表現してみましょう。例えば、線の太さを変えたり、書く速さを変えたり、また、にじみやかすれも全然構いません。その一つひとつが表情になるのです。」
すると、今度はいろんな「雨」ができました。書画カメラで映し出しながら、
「○○さん、これは、どんな雨ですか。」「◇◇さん、これはどんな雨?」
それぞれ答えが返ってきます。次に先生の書がいくつか映し出されました。激しさを表す場合は、太い線、かすれやにじみ等、字に勢いをつけて書くといいようです。
「では、次に『風』を書いてみましょう。どんな風をイメージしますか。」
私も書いてみたくなります。