11.07.火  
曇り空
 雲の多い朝になりました。わた雲が水滴を蓄えて幾重にも並んでいます。どうやら天気は下り坂に向かっているようです。

 昨日のお昼頃、ロンドン橋から治水緑地の木立に向けて、立派な望遠レンズをつけたカメラが何台も並んでいました。
 「何が来ているのですか。」と尋ねると、「オオタカ。」と優しく教えてくれました。
 お目当てのタカは木立の中に入り込んでなかなか姿を現しません。
 「根競べですね。」カーキ色のジャンバーの男性は、にこりと頷いて、眼光鋭く視線を木立の方へ向けました。

 本校のすぐ前に、オオタカがやってくるとは感激です。大きな羽を広げてゆっくり旋回する勇壮な姿を私も見てみたいと思いました。今日もやってくるでしょうか。

 雲間から初冬の柔らかな陽射しがレースのカーテン越しに入ってきました。今日は2時間めと3時間めに数学の授業を見学する予定です。また、楽しみな一日が始まりました。



11.07.火  
1年「数学A」〜円と接線・方べきの法則〜
 2時間めに1年7組の「数学A」の授業を見学しました。担当はS先生です。
 今日の内容は、「円と接線の関係」「方べきの法則」を用いた問題演習です。前回に学習した内容を使ってプリントの問題を次々と解いていく課題が出されました。11日振りの授業とあって、前回の内容を忘れてしまっているかもしれません。

 「11日も経っているので忘れてしまっている人もいるかもしれないので、この前と同じ班になって、一緒に頑張って思い出して教え合って解いていきましょう。」S先生の指示で一斉に机が動き出し、6つの島ができました。さあ、一人ではなかなか解けない問題がグループになれば解けるでしょうか。円と接線の関係にはどんな関係があったでしょう。円に内接する四角形の対角の和が180°になることも頭に入れて考えます。先生が机間巡視をしながら、個別に教えたり、様子を見て多くの生徒が忘れていることを黒板に書きながら解き方を教えたり、と、柔軟に対応しながら進められています。

 横で見ていると、やはり班になった方が生徒みんなの理解が早まっているようです。補助線を1本引くだけでさらりと解ける問題もあり、見つけた生徒は嬉しそうにしていました。
 数学はドリル練習をたくさんすることが必然です。今回の内容は、問題を見た瞬間に答えの見当がつくぐらいに、速く確実に解けるよう何度も問題演習を重ねることが肝要です。生徒の皆さん頑張ってください。



11.07.火  
1年「数学β」〜判別式〜
 3時間めは1年1組の教室で「数学β」標準コースの授業を見学しました。担当は初任のS先生です。
 今日の内容は二次関数について判別式を用いて解を求める練習です。f(x)=ax2+bx+cの二次関数が示す曲線のグラフを描いて、曲線がX軸と2点で交われば、f(x)=0となる実数解が2つ、X軸に接していればf(x)=0、接していなければ実数解はなし。グラフを見れば一目瞭然です。
 しかし、判別式を見れば、グラフを描かなくてもわかってしまうという「技」がいかにすごいかを今日は知る時間です。

 S先生の言葉には無駄がなく、端的で分かりやすいです。生徒もよく頑張っています。
この範囲は、判別式ばかりに気をとられてしまうと、何を解いているのかわからなくなってしまうので注意が必要です。そもそも方程式が実数解をもつということは、グラフとX軸との交点があるといことだと認識しながら解くことが大切です。



11.07.火  
文書デザイン検定案内
 1年生の教室の後ろの黒板に目立つように貼ってありました。「文書デザイン検定」の案内です。申し込み締め切りは今日のようです。
 本校では、毎年1級合格者がたくさんいます。1年生でもどんどんチャレンジしてほしいと思います。LAN教室は今月いっぱい検定の練習で使えるようにしていただいています。頑張ってください。