2年「英語理解」
自転車のハンドルを握る手がかじかむほどひんやりした朝になりました。風もなく、薄青の空が高く感じます。
「どこまでが空で どこからが空の向こうなんだろう。」
そんなことを思いながら、うっすらと靄がかかる学校へ向かいました。生駒にかかる霧雲は濃白の塊になって細長くたなびいています。冬が近づいてきました。
2時間めに2年生発展コースの「英語理解」を見学しました。生徒は20人、担当はM先生です。
今日の内容は、テキストP.30「受動態」です。「P.30の内容は一つひとつは難しくないけど、受動態について知っておいてほしいことがいっぱい詰め込んで載せてあるので、こんがらがってしまいかねません。一つひとつきちんと整理して覚えることが大切です。」
M先生の説明はとても丁寧で分かりやすいです。
AThe book can be borrowed from library.
BThe stadium is being built now.
CThe song has been sung by a lot of singers.
それぞれ英文を読んで訳して、否定文と疑問文に正確に変えられるか、確認していきます。授業を受けている生徒全員からO.K.のサインをもらいました。
次の例文は少し違うようです。
He gave her some flowers.
このように目的語を2つとる動詞の場合、受動態は目的語を主語にするので、2通りの受動態の文が出来上がります。どちらの方が一般的か、生徒はすぐにわかったようです。
ところが、全く同じ意味でも、次の場合は受動態は1通りしかできないことを強調されていました。
He gave some flowers to her. → Some flowers were given to her by him.
さらに、gave を bought に変えた場合はどうなるか…。生徒と一緒に考えます。M先生は、一人ひとりの学習状況を把握しながら確実に進んでいきます。無駄な時間もなく定着率も高い授業でした。ありがとうございました。